【張成沢失脚後の】今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(10/30分)(追記・訂正あり)

 10月の日付のエントリで、紹介記事は2014年1月の記事と日付が大幅にずれてますが連続更新の形にしたいので。
■ハフィントンポスト『北朝鮮ハンバーガーブーム? シンガポール資本、割高でも行列』
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/12/north-korea-hamburger_n_4586496.html
 北朝鮮の改革開放についてのニュースです。過大評価も禁物でしょうが、巣くう会(荒木和博一味)やアジアプレス(石丸次郎一味)のように過小評価(あるいは全く評価しない)するのも問題です。要するに適切な評価ですね。難しいことですけど(なお、荒木一味や石丸一味が、客観公正な分析など最初から目指しておらず、北朝鮮バッシングしかやる気がないことは言うまでもありません)


聯合ニュース『韓国入りした脱北者 昨年は1516人=累計2.6万人超 』
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2014/01/13/0300000000AJP20140113000200882.HTML
 脱北者の女性割合が多いというのが単なる偶然か、それともある種の必然か、気になりますが、この記事だけはちょっとわかりませんね。


聯合ニュース『韓国政府「6カ国協議北朝鮮核問題の解決に有用」』
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2014/01/09/0200000000AJP20140109002900882.HTML
 当たり前すぎるほど当たり前の発言ですが紹介しておきます。巣くう会連中が時々叫ぶ「6カ国協議否定論」などお呼びじゃないわけです。


NHKアントニオ猪木議員 北朝鮮訪問へ出発』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140112/k10014437361000.html
 張氏粛清後の状況を確認するための訪朝だそうです。今回の訪朝は参院閉会中ですので、訪朝に参院の承認は必要ありません。何らかの成果があることを期待したいところです。


産経新聞『猪木氏、平壌へ 北朝鮮要人と会談も』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140113/kor14011313040001-n1.htm

 猪木氏の訪朝は昨年11月以来。その際は、張成沢元国防副委員長=翌12月に処刑=とも会談した。国家体育指導委員長としてスポーツ政策を統括していた張氏に代わり、誰が猪木氏に応対するかも注目される。

 そうですね。猪木氏に誰が対応するのかは重要なポイントでしょう。


産経新聞拉致被害者松木薫さんの母、スナヨさんが死去』
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140111/crm14011122580018-n1.htm
 ブクマもつけたんですが自分たちが「スナヨさんのようになる前に」孫に会いに横田夫妻は訪朝すべきだし、本来、家族会、巣くう会、拉致議連が「健康な内に訪朝すべきだ」と説得して当然でしょう。 しかし、逆に「訪朝するなと横田夫妻に圧力をかけてる」んだから話になりません。


週刊現代北朝鮮ディープスロートが語る 狂気の金正恩 もう何をするか、わからない』

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37986?page=5
 金正恩*1は最強硬派の金英徹*2を総参謀長*3に引き上げ、韓国への徹底的な報復攻撃を下命。こうして第2次朝鮮戦争が勃発する。ソウルには計1万発以上の砲弾が着弾し、1000万市民はパニックに陥った。逃げまどう人々、鳴り響くサイレン……。韓国の首都は、阿鼻叫喚の地獄絵図と化したのだった。
 ソウル市内には、10万人を超える犠牲者が出た。米韓連合軍は、全面的な対北朝鮮戦闘作戦である「作戦計画5027」を発動した。

 ばかばかしいですね。「開城工業団地が正式に廃止されるなど、南北関係が極度に悪化し、北朝鮮が追い詰められて自暴自棄にでもならない限り」そんなことがあるわけもない。金正恩君以下、政権中枢にもある程度の常識はあるでしょう。一方、韓国や米国にも「北朝鮮を自暴自棄になるまで追い込む意思」はないでしょうし、中国やロシアもそんな「追い込み」は認めないでしょう。
 まあ、そういう発言はやめてほしいですが、「チキンレース」としてそういう物騒な発言は北朝鮮からあるかも知れない。あるいは「発生しないこと」を望んでいますが「ヨンビョン島砲撃」のような局地紛争は起こるかも知れない。しかし「第二次朝鮮戦争」などという物騒な代物が起こるわけもない。
 いくら「センセーショナリズムをウリとするオヤジ向け週刊誌」でももはやこれは許されるレベルじゃないでしょう。

本来なら、韓国への無謀な攻撃は、国家元首としてできるものではない。だが、現在の金正恩は正常な判断ができない。

だからそう判断する理由は何なのかと説教したいですね。張成沢(前国防副委員長、朝鮮労働党行政部長)粛清後も「ロッドマン訪朝を受け入れ」、またアントニオ猪木氏に寄れば「猪木氏再訪朝を受け入れる用意がある」と回答したというのに何で「第二次朝鮮戦争」になるのか。

(注:米韓軍の反撃で)追い詰められた金正恩は、最後の二つの大勝負に出た。
一つは、サイバー攻撃だ。
(中略)
(注:サイバー攻撃で)日本各地の原子力発電所の制御システムが突然、暴走を始めた。
 サイバー攻撃に続く金正恩の最後の一撃は、核兵器の使用*4だった。
(中略)
 準中距離ミサイル「ノドン」に積まれた核爆弾が、日本へ向けて発射された。
 だが、北朝鮮のミサイルを迎撃するはずだったミサイル「PAC3」は、すでにサイバーテロによってシステムが破壊されているため、まったく機能しなかった—。

 PAC3は百発百中ではもちろんないので「サイバーテロなどなくても」ミサイル迎撃できる保障はどこにもないですし、核が搭載されてなくてもミサイルが撃ち込まれれば被害は大きいでしょうがそれはさておき。何でこういうありもしないことを「売らんかな」で書きますかね。本気で「こういう事態が起こる」と思ってるのならばそれこそこういう「煽り調子」では書かないでしょうから、明らかに「起きないと思ってるのに煽って書いてる」んでしょうね。これが売れるんでしょうか?。
 だとしたら日本も本当に嫌な国に落ちぶれたもんです。

*1:国防委員長、朝鮮労働党第一書記、朝鮮人民軍最高司令官

*2:偵察総局長。韓国国家情報院曰く「天安撃沈事件」の実行者

*3:現在の朝鮮人民軍総参謀長は李永吉氏

*4:そもそも「核の小型化が完了してるかどうか」はいまだ不明だと思います。