2014年2月の日付のエントリで、紹介記事は2014年3月の記事と日付が大幅にずれてますが連続更新の形にしたいので。
■産経新聞『総連本部、「マルナカ」への売却決定 総連側は不服を申し立てる執行抗告』
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140324/trl14032415300004-n1.htm
まあ、この問題については以前も何度も書いてることですが
１）総連は民族互助団体としての価値がある
２）（総連のそうした民族的価値を認めない極右的立場に立ったとしても）交渉なくしては日朝間の諸問題（拉致や核ミサイル問題、日本人妻問題など）は解決しないと考えるならば北朝鮮の面子を潰し、かつ総連というパイプをやせ細らせるようなことはすべきでない
と言う意味でそもそも競売はすべきではなかったし、今回の競売についても「総連の従来通りの使用が認められる形」に何とか決着して欲しいですね。
マルナカという企業には総連への配慮を望みたいと思いますし、政府もその方向で動くべきでしょう。ただ
１）マルナカが「立ち退きを求める予定」とマスコミに表明していること
２）マルナカの落札額はアバール社より安いので借金返済という点でおいしくない
ということから、総連は「不服申し立て」をしているわけです。一番ありがたいのはこの不服申し立てがとおって、再度競売となり、かつ政府が「そこそこ高額で落札する」＆「総連に配慮する」まともな競売先をセットすることでしょうね（今更競売しないというわけにも行かないでしょうから）。不服申し立てが通らない場合でも何度も言うように「総連の従来通りの使用をマルナカに働きかける」などの対応を政府には求めたいし、その要望にマルナカが応じることを期待したいところです。最悪、立ち退きという不幸な事態になったとしても「三宅坂を去っても今だ政治活動を続ける社民党」のように「新天地」での総連関係者各位の奮起奮闘を願っています。まあ部外者なので何も出来ないのが申し訳ないです。
■ロシアの声『ロシア議会下院 北朝鮮への債務帳消しを勧告』
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_03_21/269919707/
もちろん単純な善意の訳はなくて「債務をなくす代わりにロシア企業に便宜を図ってもらう」とかそういう話でしょう。いずれにせよここからはロシアが「北朝鮮経済の改革開放」をねらってる事が伺えます。
■産経新聞『横田めぐみさん娘・ウンギョンさん、年内訪日も 「制裁解除」「経済支援」取り付けへ北が譲歩の可能性』
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140322/frn1403221442005-n1.htm
まあ事実なら「経済制裁一部解除とのバーター」など条件付きでももちろん大変いいことだと思いますし、確かにこれは北朝鮮の大きな譲歩でしょうね。
しかしここまで大きな譲歩をされるとむしろ横田夫妻が家族会や救う会から去る、あるいは去らないまでも活動への参加が減る可能性が大きいので家族会、巣くう会の連中にとって痛し痒しでしょう（現時点では北朝鮮が譲歩するかわかりませんが）。ま、こういう譲歩があったとして巣くう会、家族会の連中（増元照明、西岡力など）は「制裁路線がウンギョンさん訪日につながった」と強弁し、横田夫妻引き留めに躍起になるでしょうが、いい加減横田夫妻もこれを機会に連中とは縁切りした方がいいと思いますよ。
