「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/6分:巣くう会集会報告ほかの巻)(追記・訂正あり)

自民党拉致対が対北制裁13項目を政府に要請
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4824.html
 やれやれですね。いつもの「制裁すれば全ては解決」と言う寝言です。制裁して解決しないから安倍が交渉路線にシフトしたんでしょうに。おそらく安倍はその要請のほとんどを無視するでしょうしそれに対して自民党拉致族議員、巣くう会、家族会、拉致議連は何も言えないでしょう。

二、北朝鮮渡航先とした再入国禁止の対象を、朝鮮総連の中央常任委員会委員及び中央委員会委員、並びに核やミサイルの技術者に拡大すること。

 「アホか」と思いますがさすがの自民党も「在日朝鮮人全ての渡航禁止」だの「とにかくアントニオ猪木氏のような日本人の渡航も含めて全面禁止」だのというバカを言う気は「巣くう会と違って」現時点では少なくともないようです。

七、朝鮮学校補助金を支出している地方公共団体に対し、公益性の有無を厳しく指摘し、全面停止を強く指導・助言すること。

 アホかとしか言いようがないですね。拉致と何の関係があるのか。「暴力団犯罪をなくすため暴力団員の子どもの小学校通学を断る」並みの暴論でしょう。
 大体、その理屈だと「中国が、日本との外交問題を解決するためには中国国内の日本人学校をぼこぼこに痛めつけて、ぶっつぶしてやればいい」んでしょうか?
 「日本が韓国との外交問題を解決するためには日本国内の韓国学校を(以下略)」。
 こんなあほな主張に荷担するほど家族会が「ダークサイドに落ちたか」と思うと唖然ですね。

十、(前略)拉致の疑いが濃厚である米国人のデビッド・スネドン氏

 ばかばかしい。小泉訪朝後、中国雲南省で失踪したスネドン君のどこが「北朝鮮拉致」なんでしょうか。こういうバカを自民党拉致族議員が巣くう会や拉致議連とほざき「スネドン君のような特定失踪者も救出しよう、そうでなければ拉致解決とは言えない。国交回復だの制裁全面解除などできない」と与太を飛ばすことで「連中には拉致を解決する気は全くないこと」がモロバレになるわけです。それに気付いた蓮池透氏は「特定失踪者なんて怪しい話にはつきあえない」と巣くう会を批判しましたが、その蓮池氏を家族会は除名するんだからどうしようもないバカ集団です。

 5月12日、許宗万朝鮮総連議長の次男を逮捕した後も、北朝鮮は日朝政府間秘密対話を中断しなかった。彼らも、日朝協議で獲得しようとした制裁緩和や人道支援などを得ていないので止められないのだ。

 つうより「今のところ安倍が何考えてるかよく分からないんで様子見」でしょう。何せ一方では「総連による本部ビルの継続使用」について巣くう会や拉致議連と違って安倍は何も言わないわけですから。
 「安倍とつきあってもメリットなんかねえ」と思えばいつでも交渉をやめるでしょうね。


拉致議連が総会を開催、7/22に緊急国民集
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4822.html

横田早紀江横田めぐみさん母)
 北朝鮮は態度を変えようとしない。北朝鮮も捨てたものではないという態度を1回くらい示してほしい。

 書き換えてみよう。

 家族会は蓮池透さんを除名したことについても、「無意味に終わった10年間の経済制裁」についても「我々は間違ってない」という非常識な態度を変えようとしない。家族会も捨てたものではない、ただのプロ右翼団体じゃなかったんだという態度を1回くらい示してほしい。

まあ、無理なんでしょうけどね(呆)

報告書ではなく、生きた姿で祖国の土を踏ませてやってほしい。

 「まずは報告書」ということで話がまとまってるのに「報告書なんかいらない。とにかく生きてるめぐみを出せ」てどういう神経してるんでしょうか。

 最悪の場合、捏造した遺骨を出してくるかもしれないが、我々は受け取らないし、政府も受け取らないでほしい。

 別エントリでも批判しましたが本当に横田母はどうしようもないですね。捏造も何も「持ち帰って鑑定してから結論を出すこと」でしょうよ(そもそも遺骨なんかまだ出てないですが)。
 「生きてるはずだから捏造に決まってる、絶対に受け取らない、受け取らなくてもDNA鑑定しなくても捏造に決まってる、仮にDNA鑑定結果がめぐみと一致しても捏造に決まってる。巣くう会の西岡さん、荒木さんたちがそう言ってる」てどういう神経をしてるんですかね。
 滋さんもいい加減に「馬鹿野郎、ふざけんな」て怒って、横田母を張り倒してやった方がいいんじゃないか。いっそ離婚してもいいんじゃないか。完全にこの夫婦の関係て「古谷三敏マンガ・ダメおやじ」の「ダメおやじとオニババ」ですよねえ。
 実際は横田母は「もしかしたらマジでめぐみの遺骨が出るかも」と不安におののいており、だからこそ「絶対受け取らない」とだだこねてるんじゃないかと疑いたくなります。

西岡力救う会会長)
 かつて「ネイチャー」誌が、(注:めぐみさんだとして北朝鮮が提出した)遺骨の(注:日本側による)鑑定について、「遺骨が汚染されていたかもしれない(注:鑑定は誤鑑定でマジでめぐみさんの遺骨かも知れない)」と書いたことがある。北朝鮮は、これを見て、逆に、他人の遺骨を被害者の体液などで汚染して出したらどうかと考えたのではないか。

 おいおいですね。ネイチャーをもとに与太話を考えたのは、むしろ巣くう会でしょう。
 つうか「汚染されて正確な鑑定ができない」のと「他人の遺骨を本人の遺骨と捏造する」のと全然違うでしょうよ。しかし世界のネイチャー相手にはさすがに「北朝鮮の手先」などとは巣くう会連中も言えないのは興味深いところでしょう。ネイチャーをネタに「誤鑑定の疑いは否定できないんじゃないの?」というと北朝鮮の手先認定されることが多いですけど(苦笑)
 ネイチャー自体は非難しない癖にネイチャーを持ち出すと「北朝鮮の手先か?」と非難てのは「ノルウェーのダライの面会拒否は非難しない癖に、ノルウェーについて触れたid:Bill_McCrearyさんエントリは非難」というid:Mukke並みの醜態だと思います。
 まあ巣くう会もid:Mukkeも「強いモノ(ネイチャーやノルウェー)は非難出来ない腰抜けのカス野郎」のわけです。

 国連は核・ミサイル関連の貿易を禁止しているが、在日の技術者を出すのも核・ミサイル関連の貿易に相当する。

 イヤー「相当しない」でしょうね。してたら巣くう会が騒ぐまでもなく問題になってるでしょう。
 そもそも訪朝してる技術者も「核・ミサイル関連の技術者」ではないでしょう。

荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)
 国会で安保法制の議論が行われているが、拉致被害者をどう取り戻すのかという議論がまったくなされていない。おかしいのではないか。

 いつもの自衛隊出撃論です。本当に荒木とその御仲間連中(巣くう会、拉致議連、家族会)は頭が「おかしいのではないか」。


■緊急報告・北朝鮮が日本人拉致被害者の遺骨捏造を準備している
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4818.html

 救う会は最近、「北朝鮮が高温で焼いてDNAが抽出できなくなった遺骨に別の人間の体液や排泄物などを混入し、別の人間の遺骨として偽造する実験を繰り返している」という情報を得た。その実験が成功すれば、生存している日本人拉致被害者の遺骨を捏造することが可能になる。

 やれやれですね(苦笑)。与太も大概にして欲しいもんです。
まあ俺が思うに
1)そんな情報はどこにもないが拉致の風化に焦った巣くう会が話題づくりのためにデマかっ飛ばしてる
2)真偽はともかく巣くう会が「北朝鮮から死亡発表された人間(例:横田めぐみさん、有本恵子さんなど)の遺骨が近々出るらしい。今回はどうも間違いないらしい」という情報をどこかから得て「マジだったら俺達の生存説が嘘だとばれてまずいがな」と思って遺骨提出時に備えて、「たとえDNA鑑定が一致しても捏造です」と強弁する準備
のどっちかってところですかね。他に何かご意見があれば教えていただきたいですが。
 ただこんな「見るからに怪しい話」を根拠レスで出されても
産経新聞『【拉致再調査】北朝鮮、遺骨偽造を計画か 救う会会長「姑息なことしたら未来ない」』
http://www.sankei.com/world/news/150615/wor1506150040-n1.html
なんて報道するのは産経新聞だけの訳ですが。だって今のところ「遺骨偽造」どころか「遺骨が出ます」なんて話もないですからね。

今回の情報は、生存している被害者を傷つけることなくその被害者の遺骨を捏造する技術実験をしているというもの

 さすがに過去に巣くう会がぶちかましてた「生存拉致被害者をぶっ殺して遺骨にする」という妄想はやめにしたようです。


■全被害者の一括帰国を必ず実現させよ−家族会・救う会声明
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4807.html
 何でもそうですが「一括で片がつくのなら」そうすべきでしょう。無意味に分割することは馬鹿げている。
 でも、さまざまな理由で「一括で片がつきそうにない場合」、一括要求する事は「オールオアナッシング」というばくちを打ってるのと同じ事です。
 貸した金が1000万あるとして「1000万今すぐ返せ」といって返ってくるならそうすべきでしょうが、「それは無理」「無理に要求すると夜逃げや自殺など相手がとんでもないことをしてかえって全くのゼロになりかねない」と言う場合は「とりあえず半額の500万でいいから返せ」などとなるでしょう。
 そう言う意味では「オールオアナッシング」は全てゼロになる危険性が大きいのでやはり拉致でも無難に「少しずつ小出しでもええよ」とした方がいいでしょう。もちろん借金のたとえで言えば「小出しで引っ張られて最初500万返して以降は残りの500万が全然金が返ってこない」のも困るのでそこは交渉テクニックが必要なわけですが。いずれにせよオールオアナッシングはあまりにもリスキーでしょう。普通はやらない行為だと思います。
 巣くう会を見てて思うのは「そう言う躊躇、悩みがどこにも感じられない」ということです。
 どう見ても「実現困難なオール」を「オール以外認めない」とふっかけて、「予想通りナッシングで終わったところ」を「ナッシングなんて不誠実だ」とののしる事が目的にしか見えません。
 巣くう会はそれでもいいのかもしれませんが家族会がそれでええんかとは思いますね。


民主党拉致問題対策本部が制裁強化など政府に要請
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4814.html
 こういう所が小生が民主党を評価できないところですね。「拉致解決の見込みがあるのか」という現状についての説明を政府に求めるのは勿論別にいいですよ。でも制裁強化してどうするのか。交渉がぽしゃるだけでしょうに。結局「家族会に媚びるしか能がない」んでしょうね。そんなんだったら民主党はこの件で何もしなくていいですよ。
 辻元清美氏のような左派ももちろん民主党にはいるんですが全体としては「安倍自民並みに極右の巣窟=民主党」のように思います。民主党左派が本当に存在感がなくてだらしない。
 「安倍自民の方が民主党よりマシじゃね」と思うことすらあります。
 小生は党員ではないものの「共産党支持者*1」を自負していますがあくまでもそれは「自民、民主はウヨ過ぎて評価できないので次善の策」つう話です(共産には申し訳ないですが)。
 小生が「1970〜1980年代」に「20代」だったら社会党社民連を支持していたかも知れない。あるいは自民党にもまだ「河野洋平氏のようなそれなりにリベラルな輩」というのがいたので自民党支持だったかも知れない。ただ実際は小生が20代だったのって「1990年代後半から2000年代前半にかけて」なんですよねえ(つまり今は30代、そろそろ40代に近づいてきましたが)。でその頃ってのは既に社民党社会党)は壊滅状態でした。「社民党にかわって最大野党に一時なった」新進党も崩壊していた(「最大野党としての」民主党なんてまだ誕生してません)。既に共産党に期待せざるを得ない状態だったわけですね。まあ、今も「新進党崩壊後の民主党(1990年代後半から2000年代前半)」みたいな状態で民主党は今ひとつですよねえ。どうしても共産党に期待せざるを得ない。


西岡力横田めぐみさんたちを取り戻すのは今しかない』(2015年、PHP研究所
 最近西岡が拉致関係で新刊を出したようです。中身まではネットでは分かりませんが一応紹介しておきます。たぶん読まないと思います。

【追記】
 西岡本についてググって情報が分かったのでコメントしておきます。

有田芳生氏のツイッター
西岡力横田めぐみさんたちを取り戻すのは今しかない』の「おわりに」は「北朝鮮崩壊時に被害者をどう救出するか」。「(被害者がいる可能性のある金正日政治軍事大学に)まず、(米韓軍が)スカッドミサイルや爆撃などで徹底的に攻撃した後、地上部隊を入れるだろう」。最果ての強行路線に驚いた。

 有田氏の指摘が事実なら、無茶苦茶ですね。なんで「被害者がいる可能性のあるところ」にスカッドミサイルをぶち込むのか。
 被害者が死んじまうじゃないですか。
 さて有田氏の「最近の北朝鮮関係の主張」は俺には賛同できるところが多いのでここで紹介しておきましょう。コメ欄でid:Bill_McCrearyさんが指摘するように昔の有田氏は「明らかに巣くう会に媚びていた」のでそうした過去がなかったかのような今の物言いには正直「変節だ、卑怯者だ」と怒りを覚えます*2。ですがまあ、未だに巣くう会に調子会わせるよりはマシですわね。

http://blog.goo.ne.jp/arita0327/e/00bc08ede627260a18c6076db2df90a2
 大きな勘違いは圧力を強めれば相手が折れてくるという思考です。日本国内の世論に向けて威勢のいいことを主張していても日朝交渉は進みません。外交とはギブアンドテイクです。
(中略)
 ツイッターに書いたように、ストックホルム合意を原点に、日本人妻、残留日本人、日本人遺骨、拉致問題のそれぞれの課題について報告を受ければいいのです。拉致問題の報告が最初になければ「報告ではない」という立場を取っていれば、いつまで経っても入口から進むことはできません。(2015/4/3)

有田氏のツイッター
 昨年の5月26日から28日までストックホルムで行われた日朝交渉で、拉致問題をふくむ日本人問題を調査するため、北朝鮮が特別調査委員会を立ち上げることで合意しました。あれから1年。与野党の政治家のなかに合意を破棄せよとの意見があります。しかし対案なき主張はまったく無責任です。

有田氏のツイッター
 拉致問題を語るとき、北朝鮮が崩壊すれば自衛隊を派遣して、被害者を救出するという意見が、もう10年以上語られている。緊迫した交渉が行われているときにこうした発言をすることが、どんな悪影響を与えるかも判断できない政治家は、これからもただただ威勢のいいことを言い続けるのだろう。

有田氏のツイッター
 拉致問題の解決は犯人との談判であって外交交渉ではないとの主張がある。わかりやすいたとえだが、ならばどうするのか。北朝鮮拉致被害者を戻さなければ、未来はないと、強硬に圧力をかけるのだという。しかし相手が応じなければ交渉は閉じられるだけだ。

有田氏のツイッター
・日本の警察権力が朝鮮総連関係者に強制捜査をすれば、日朝交渉が進むというのは、外交関係を知らない者の妄想だ。本音は日朝交渉が外務省のもとで進むことを嫌悪しているのだろう。
・(注:マツタケ事件の)この捜査の経過は外務省主導の交渉を潰そうという警察庁関連と官邸の一部による動きでしょう。拉致問題を解決しようという意図ではありません。
・この事件捜査の背景には、外務省主導の日朝交渉を妨害しようとする者たちの意図が隠されていると判断しています。拉致問題を解決したくないというのが本音です。

有田氏のツイッター
拉致問題 夏めどに制裁強化検討 NHKニュース
http://nhk.jp/N4J84E0f
 北朝鮮外交についての無知。こんな方針を政府が受け入れればストックホルム合意は反故となり、拉致問題の解決は永遠に実現しないでしょう。合意を文面通りに履行することです。

有田氏のツイッター
蓮池透「解決しない拉致被害者の帰国問題」(「情況」)。
救う会なんかも拉致問題解決しちゃったらもう居場所がなくなっちゃう。だって生業としているんだから食い扶持が無くなってしまいます。安倍さんだって本気でね、やる気あんのかなって気はする」。

有田ツイッターが事実なら「左派系の雑誌・情況」を舞台に「巣くう会への疑念や不信を表明する」蓮池氏は完全に巣くう会を信用していませんね。まあ当然の話だと思いますが。


北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと:東京連続集会報告6
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4802.html

西岡力救う会会長、東京基督教大学教授)
 北朝鮮との往来を原則禁止に

 今のところ「総連幹部のみ禁止」のわけですが「とにかく誰も行かせないようにする」ということで「一般の在日朝鮮人の里帰り」「アントニオ猪木氏の訪朝」「北朝鮮マニアの観光旅行」のようなケースも「原則」全面禁止だそうです。それやって拉致解決にどういう論理でつながるの?、としか言いようがないんですが。
 大体それやったら確実に裁判沙汰になると思いますけどね。「総連幹部だけ」なら我慢してても「原則全面禁止」なんてなったら誰も我慢なんかしないでしょう。で裁判おこされたら国が敗訴する確率大じゃないですかね。と同時にそこまで挑発的行為をされたら北朝鮮も「交渉なんかできるか!」と席を蹴る危険性が高いですよねえ。まあ西岡的には席を蹴ってくれた方がいいんでしょうが拉致被害者家族会はそれでいいのかて話です。

 新たなテロの準備をしているかもしれない。

 やれやれですね。訪朝しただけで「テロ犯罪者予備軍」扱いされてはたまったもんじゃありません。

日本人妻は、出国することさえ認められていない。

 それ、西岡の「北朝鮮渡航全面禁止論」と全く関係ないでしょうに。大体「誰を出入国させるか、再入国させるかは日本政府の自由だ(西岡)」なんて抜かしたら北朝鮮の「日本人妻の出国を認めないこと」を論理上、非難出来なくなるでしょうに。「誰を出国させようが自由だ(北朝鮮)」てことになりますからね。

 誰に再入国許可を出すかどうかは全く法務大臣の裁量です。

 なんてのは西岡の勝手な言い草です。通説、判例では「全くの自由裁量」ではなく、それなりの制約はあります。当たり前の話です。これが北朝鮮以外だとして「君が米国*3に行きたいなら行ってもいいけど日本に再入国はさせない」とか入管が好き勝手できるようでは出入国の自由の侵害です。北朝鮮がらみだと無茶苦茶な暴論がまかり通るのは勘弁して欲しい。

 1970年代初めまでは、原則として、北朝鮮渡航先とする再入国許可は出していなかったのですから、それに戻すべきだ。

 正当な理由なく戻せるわけがないでしょう。違法行為の疑い濃厚です(そもそも1970年代においても違法の疑いがありますが)。西岡の言ってるようなことが正当な理由になるとはとても思えません。

 総連の中央会館転売をめぐっても、お金の流れがおかしいのです。

 ならその「おかしな流れ」とやらを証拠付で証明してみろて話です。証拠もないのに何を抜かしてるのか。

 いったい誰がグリーン・フォレストに払った*440億円くらいのお金を払ったのか。その中の17億円は、朝鮮総連の持ち物だと思われていた出版会館を売ったお金が入っています。
 朝鮮総連が、朝鮮総連の持ち物を売って作ったお金で買い戻すというのは許されないことです。

 違法か合法かという意味で言えば「何ら違法ではなく」そう言う意味では「許されること」でしょうね。まあ、それ以前に「転売資金が総連から出てる」なんてことを西岡らは何一つ証明できていませんが。

借金は600億円くらい残っています。17億円あるならば、それに払うべきです。

なんてことは債権者(整理回収機構?)が総連に言うことであって、債権者でもなんでもない西岡が言う事じゃありません。まあ、「17億円が総連のカネ」なんて西岡の主張には何の根拠もありませんが。

それから国際社会に求めることについては、先ほど渡辺先生がおっしゃった人権侵害を理由に制裁を実施しようということです。それには南アフリカの例がある、と。

 前も指摘しましたけど「南アへの制裁に反対していた名誉白人の一人」である西岡が良くもこんなこと言えるもんです。「天安門事件時の欧米の対中国制裁」ならともかく「アパルトヘイトによる南ア制裁」をもちだせる西岡の神経には心底呆れます。

これはアメリカに行って分かったんですが、北朝鮮が労働者を海外に派遣しているのは奴隷労働だ、人身取引に関する国際法違反だとして取り締まれという動きが出ています。

 人身取引つうのは、わかりやすく言うと人身売買のことです。日本政府の公式文書では何故か「人身取引」と言う言葉が使われるようですが。
 まあ、慰安婦なんかも「性的人身取引、性的人身売買、性的奴隷労働」のわけですがそれはさておき。
 「北朝鮮の人身売買、奴隷労働」てなんのことかというとまあ、北朝鮮労働者を海外で働かせて「派遣元」として「派遣先」から北朝鮮が派遣料金もらってるわけですが「ピンハネが酷い」て話です。
 まあ、「派遣労働者にそれなりの金を払ってれば」ピンハネではないでしょうが。で、まあ、ここで問題になってるのは「ピンハネ」て問題です。
 別に「北朝鮮だからどうだから」て話じゃない。まあ、それで北朝鮮が「ピンハネ」をやめればそれはそれでいいんじゃないですかね。ただ「ピンハネが問題」なんですから「正当な金額払えば」それ以上どうすることもできないし、そもそも拉致とも関係ない話です。
 「拉致解決に尽力すればピンハネしていいよ(日本など)」つうわけにもいかんでしょう。
 まあ、北朝鮮には他にもいろいろと外貨獲得手段はあるでしょうから「嫌がらせ」と言う意味ではあまり効かないんじゃないですかね。と同時にこれは「ピンハネはやめましょう」て話であって「ベトナムだろうとフィリピンだろうとどこだろうと」ピンハネすればペナルティがあるよって話の訳です。

海老原智治(北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ代表)
 タイのチェンマイで、北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイを主宰しています。
(中略)
 アノーチャー・パンジョイさんは、タイで唯一認定された被害者で、チェンマイが出身地です。
(中略)
 5月1日、拉致被害者アノーチャーさんの最も近しい肉親である実のお兄さん、スカム・パンジョイさんが亡くなられました。
(中略)
 1998年、妹のアノーチャーさんがマカオから拉致されました。それから2005年に拉致が判明するまで、どこに行ってしまったのか全く分からなかったそうです。曽我さん、ジェンキンズさんが日本で証言された外国人拉致被害者の存在の中に、アノーチャーさんがいたことから拉致が判明したわけです。
 既にお父さん、お母さんは亡くなっており、最も近しい親族が実のお兄さんであるスカムさんだけだったわけですが、これで親の世代だけでなく、兄弟の世代もいなくなってしまったという段階に入りました。
 今活動を引き継いでいるのは、(注:最近なくなられた兄の)スカムさんの長男であるバンジョン・パンジョイさんで、アノーチャーさんから見ると甥に当たります。この方が今家族の代表ということで、引き続きこの問題に当たっていくと、お葬式の直後に表明しています。
 そういうことで、ご家族は決意を新たにして、国際連携のもとに必ずアノーチャーさんの帰国を実現する、他の被害者の方々の帰国も実現すると強く言っています。

 まあ申し訳ないですけど、タイ政府はこの問題にあまり積極的じゃないようだし、仮にアノーチャーさんが存命だとしても帰国は難しいんじゃないですかね。そう言う意味では拉致被害者帰国を実現させた小泉政権がいかに幸運だったかと言う事です。

 ルーマニアにも拉致被害者のドイナ・ブンベアさんがいます。これも曽我さん、ジェンキンズさんの証言で2005年に拉致が明らかになりました。ドイナさんは既に平壌でお亡くなりになっていることが判明しています。
 弟さんがまだルーマニアに残っていて、拉致の解決を訴えています

 「ドイナさんが亡くなってる」のに「弟さんが拉致の解決を訴えてる」というのは意味がわかりません。もう少し詳しく説明して欲しいところですが
1)「ドイナさんの遺骨の回収」
2)「犯人処罰と慰謝料の支払い」
3)「(ドイナさんに子どもがいる場合は)子どもとの面会(可能ならばルーマニアへの永住帰国)」てことですかね。ただこれも決して楽なことじゃないでしょうね。


北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと:東京連続集会報告5
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4800.html

西岡力救う会会長、東京基督教大学教授)
 情報雑誌で、「選択」という雑誌があるんですが、その5月号に「拉致問題『諦めた』安倍官邸」という刺激的なタイトルの原稿ですが、外務省関係者等を取材してもので、この原稿自体はあまりいい原稿ではないと私は判断しています。

 ちなみに選択の記事についてはhttp://www.sentaku.co.jp/pick-up/post-3976.phpで最初の一部分だけ読むことができます。全文読むには購読手続きが必要だそうですが、そこまでやる気はさすがにありません。会員制雑誌だそうで書店にはないそうですからちょっと読む手段がありませんね。「どっかの図書館に入ってれば」そこで読めますけど。
 まあ、タイトルからして選択記事は安倍批判でしょう。西岡が評価しないのもよく分かります。

 その中に、注目すべき情報が入っています。「2月中に、官邸側は(注:外務省アジア大洋州局北東アジア課の)小野課長に『横田、有本*5の生存という調査結果しか認めない』と言い出した」とあります。
(中略)
 選択は「(注:横田めぐみ有本恵子生存という)無理難題を求めることで官邸は今回の交渉を事実上けったのだ」と書いていますが、無理難題じゃないわけです。
 それがゴールです。

 もちろん選択記事が本当かどうか分かりませんが、本当なら俺は無理難題だと思いますけどね。あの二人は死んでる可能性が高いでしょう。仮に生きてるとしたって「確実な生存の証拠」も出さずにそんな事言ったって向こうが相手をするわけがない。
 安倍の主観がどうであれ、「無理難題」と評価されても仕方ないでしょう。こんなことを言ったら北朝鮮も交渉意欲を失うんじゃないか。
 注意しないと行けないのは「選択」は別に北朝鮮シンパじゃないと言う事です。
 ウィキペディア「選択」曰く

・『財界』編集長を務めた飯塚昭男が社長・編集長となって1975年に創刊。当時の日本の指導者層の概算人数にちなみ「三万人のための情報誌」を謳う。
・“政財界のエグゼクティブ”を対象として発行されている。
小泉純一郎元首相や、奥田碩トヨタ自動車相談役など政財界の大物、またジャーナリストの池上彰が、読者であることを自ら公表している。

ですからね。
 まあ保守系の雑誌と言っていいでしょう。そう言う雑誌でも「横田、有本生存なんて無理難題だ」と評価するわけです。

7月になっても生きている人が帰ってこないなら、より強い圧力をかけて、本当に未来がないと思わせなければならない。

 圧力、つまり制裁をすると拉致が解決するという論理展開はわけがわかりません。というより単に北朝鮮に嫌がらせしたいだけでしょう。

拉致問題の解決には、一括帰国以外に真相究明と実行犯の引き渡しがあるわけです。

やれやれですね。「全員*6帰国じゃなきゃ認めない」てのは「一部帰国を否定したらかえって拉致被害者が困るだろ?」て意味で問題ですね。
 小泉第一次訪朝で「一括帰国(全員帰国)じゃなきゃダメ」なんて言ってたら蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さんは帰って来れなかったでしょう。それでいいのか。
 そして「真相究明と実行犯引き渡し」てのもねえ。可能ならやりたいところですけど現実的に無理でしょ。たとえば金大中事件KCIAにより日本で行われた犯行)にせよ、リトビネンコ暗殺(英国での犯行、ロシア諜報機関の犯行が疑われてる)にせよ、なんにせよ「権力犯罪の追及」なんてうやむやになることが多いわけです。結局、朴チョンヒ政権は日本警察に金大中事件の容疑者を引き渡さなかったし、ロシア政府も英国警察にリトビネンコ暗殺の容疑者を引き渡さないわけです。


北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと:東京連続集会報告4
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4783.html

西岡力救う会会長、東京基督教大学教授)
 特別調査委員会立ち上げと制裁解除は行動対行動の原則から外れる

 「特別調査委員会立ち上げ」と言う行動に「一部制裁解除」と言う行動で報いたと考えれば考えれば別に反してはいないですよね。
 「特別調査委員会立ち上げ程度では制裁解除できない」というのは西岡ら巣くう会の価値観に過ぎないわけです。まあ、「北朝鮮打倒論の極右」西岡らの場合「行動対不行動」であって何があろうと北朝鮮に報酬出す気はないわけですが。
 それはともかく、前も書きましたけど、別に拉致に限らず「何が適切な報酬(?)か」というのはそんなに簡単な話じゃありません。
 たとえばわかりやすい例だと「プロ野球の契約更改」がありますよね。「プロ野球選手の成績(投手の勝ち星、バッターの打率、打点など)」という行動に対し「年俸」と言う行動が球団からされるわけです。
 で「選手と球団」の『行動対行動』についての考え、つまり「選手の成績に対する報酬」についての考えが合致してればもめ事は起こりませんが、「合致してなければ」もめるわけです。場合によっては「あんたの言うカネなんかあの成績で払えるか。そんな事言うなら自由契約だ、トレードだ、ウチの球団にいなくていっこうに構わない(球団)」、「あれだけの成績を出したのにこんな報酬の提示か。そんな事言うならFA権行使だ、こんなけちな球団にいられるか(選手)」ということにもなりうるわけです。
 で報酬出す場合には「今後の活躍を期待してあえて実績そのままの金額ではなくて、実績よりプラス2割増しで選手のいっそうの発憤を期待する」なんてこともありうるでしょう。あるいは逆に「選手になめられてはいかん」ということで「実績よりも厳しい査定をする」ということもありうるかもしれない。その辺りは選手の性格などいろいろな要素で決まってくるのでしょう。
 北朝鮮との交渉も同じであって「あえて、プラス2割増し」もあり得るなら逆に、「あえて厳しい査定で2割カット」てこともありうる。その辺りはなかなかややこしい話であって「絶対確実な正解」なんてもんは残念ながらないでしょう。まあ、西岡ら巣くう会の場合「因縁つけて何も報酬を出さない、北朝鮮と交渉する気ない」ですからある意味こんなに簡単な話はないんですが。ただ、そんな無茶苦茶な話に乗れるのは北朝鮮打倒論者だけですよねえ。プロ野球の契約更改で言えば「選手がどんどんチームから逃げていってもいい、チームが潰れても構わない、万年6位でも構わない。とにかく金を使いたくない」「チームを他に売却できないから仕方なく持ってるだけだ」みたいな無茶苦茶な態度が巣くう会ですからねえ。
 そんな無茶苦茶な球団をまともなファンなら支持しないように、まともな拉致被害者家族なら巣くう会なんか支持できないと思うんですが実際は支持してるんだからがっくりです。

 日朝局長級協議が3月30、31日に行われた。そこから今の再調査の流れが始まるわけです。その直前の3月28日に安倍総理が家族を呼んで、約3時間くらい、食事をはさんで話をしてくださいました。
 「制裁ばかりかけていたら話し合いができないという人がいたが、実は日本が世界で一番きつい制裁をかけていて話し合いが始まった。制裁の圧力で話し合いを始めることは成功した」とおっしゃいました。

 この西岡の話からはいろいろなことが分かります。先ず第一に安倍が「制裁なんかしてたら交渉なんかできない」と言う声を安倍なりに気にしていたこと。
 第二に「交渉を始めること」で「安倍さんが交渉論者に屈した、拉致被害者家族を裏切った」と巣くう会や家族会に騒がれるのを気にして「交渉の正式発表前に家族会に『これから北朝鮮と交渉するつもりだが、私が交渉論者に屈したのではなく北朝鮮が私に屈したのだ』(安倍)という懐柔工作をしていた」ことです。
 まあ、それに家族会が納得したか知りませんが罵倒するようなことはなかったんでしょう。

韓国政府は延坪島砲撃や天安艦撃沈という軍事問題で制裁をしています。

 一方で韓国が今も開城工業団地を続けていることもまた事実です。

 その厳しい制裁と、人権問題が国際社会でも取り上げられた時に北朝鮮が話し合いに応じてきた、ということです。

 西岡的には「安倍が軟化した」とはいえないからこういう詭弁が始まるわけですが、実際には「北朝鮮が変化した」のではなく「安倍が変化した(制裁一部解除&交渉路線)」わけです。
 北朝鮮は小泉訪朝後は「交渉ウエルカム」だったのですが安倍が制裁をかけることによって交渉の機運がぽしゃったわけです。それが制裁一部解除で交渉が再開された。一部解除がなければ今も交渉なんか始まってないでしょうね。

2002年に金正日が決裁して、「秘密をたくさん知っている8人については、生きているけど死亡にしろ」としたわけです。

なんてことは巣くう会が根拠レスで放言してるだけで何の根拠もありません。
 まず最初に「死亡発表は嘘だ、嘘だから制裁で懲らしめよう」と言う結論があってその結論にあわせて「知りすぎてるから」という理由がでっち上げられるわけです。冤罪事件で良くある「警察の見込み捜査による自白強要」といい勝負です。

 北朝鮮のような独裁国家で、一度独裁者が決裁したことをくつがえすのは困難だから、独裁者に正しい情報が上がっていなかったと言えるように、再調査をしましたという責任逃れは我々は見逃してもいい。

 いや巣くう会が「いやー、末端の連中が金正日氏ら上層部にきちんと情報をあげてなかったんですね、悪いのは末端の連中ですよ、金正日氏を責める気なんかないですよ」「再調査でまだ生存拉致被害者がいるという本当のことが分かって本当に良かった。金正恩氏の英断には本当に感謝します」と言って「見逃す(?)」とはとても思えないんですが。

 当時嘘をついたことについて責任追及はしないということは、安倍さんも(注:再び)総理になる前に言っていましたし、松原さんも(注:野田内閣の拉致担当の)大臣になる前に言っていました。

 安倍や松原がそんな事を言ってたなんて初耳ですが?

つまり水面下でそこまで話がついているのであれば特別調査委員会を認めてもよかった。

 「ええ?」ですよね。とても巣くう会の態度はそんな代物だったとは思えませんが。
 「どうせ北朝鮮から情報なんかでない、再調査なんて無意味だ」とさんざん言ってたんじゃなかったんですかね?

 ところが北朝鮮が突然9月になって態度を変えるんですね。9月に金正恩は、国連人権理事会の決議を受けて、国連総会で北朝鮮人権決議が審議されることを知って、これまでも10年間ずっと審議されていることを知っているんですが、 去年は特別に、先ほど言いましたように、「責任者を国際刑事裁判所に訴追する」という文案が入っている。
 責任者は誰かというと金正恩氏です。そのことを知って、「すべての外交力量を動員してそれを防げ」と言いました。これは複数の北朝鮮関係者から聞いた話です。それで拉致問題よりも、国連総会での決議を防ぐことが優先になった。

「おいおい」ですね。それが事実なら「その決議案を日本が出すよう主張した巣くう会」や「巣くう会の要望に応えて決議案を出した安倍政権」は「拉致解決の妨害をしてしまった」、つまり「重大なミスを犯してしまった」ことになるじゃないですか?
 自分の言ってる事を西岡はちゃんと理解してるんですかね?
 まあ、西岡発言の真偽はともかく一般論として言えば、日朝交渉の途中で「金正恩ICCに訴追したい」なんて決議案に日本がコミットするのは無茶ってもんですよね。北朝鮮が反発して交渉がぽしゃりかねない。
 大体、そんな決議は中露の拒否権でぽしゃるだろうし、仮に通ったとしても「金正恩君が国外に行かない限り」逮捕だの訴追だのしようがないわけです。スーダンバシール大統領なんかそのいい例でしょう。
 国内の人権侵害でICC訴追されたものの実際にバシールを逮捕する事はできないわけです。

 外務省は、「ストックホルム合意で4つ*7の分科会があるんだから、まず北が調査が終わったと言ったものから受け取りましょう」と言ったという間接情報があります。よく分かりませんが、そのように報道されています。
 でも安倍政権は、「だめだ」と言ったそうです。「拉致優先だ」と。

 それが事実なら安倍はふざけてますね。日本人妻や残留邦人の遺骨はそんなにどうでもいいのか。

 日本人妻の問題も遺骨の問題も重要な人道問題です。解決しなければならないと思います。

 だったら因縁つけるなって話です。心にもないことを言って西岡は恥ずかしくないのか。まあ、西岡は人間の屑だから恥ずかしくないんでしょうけど。

 ただ、そのことが解決したから制裁を解除するということにはならない。なぜなら制裁の理由は拉致で、他の問題は理由に入っていないからです。優先順位として拉致を先にするということを貫いている。

 ばかばかしいですね。むしろ日本人妻でアレ遺骨問題でアレ、何でアレ「報酬を与えれば」北朝鮮はやる気を出して拉致問題でもいい結果が期待できるんじゃないのか。
 俺が拉致被害者家族だったら「西岡、手前何バカ言ってるんだ、むしろ褒美を出すべきだろ、その方が北朝鮮は拉致でもやる気出すだろ」「つうかお前みたいな事言ってたら俺達拉致被害者が、日本人妻や残留邦人の遺族を見殺しにしてる鬼畜になるじゃねえか。俺達の評判悪くなるじゃねえか。たとえ口に出さなくても日本人妻や残留邦人の遺族が俺達に反感覚えるじゃねえか!」って言って怒鳴りつけてるところですけどね。西岡の言うがママなんだから家族会連中には心底呆れます。

 4月2日に、北京の大使館を通じて、北朝鮮が通知文というのを送ってきた。
(中略)
 その通知の内容で、「自分たちは一生懸命ストックホルム合意を守ってきた。ところが日本が、北朝鮮の国会議員を兼ねている総連の議長と副議長宅に家宅捜索をした。これは主権侵害だ」と。
 日本の領土に不法に入ってきて人をさらって35年も40年も返さない方が主権侵害で、違法行為をして家宅捜索されただけで主権侵害というのは全くおかしいと思いますが、そう言いました。

 いやいや彼らの理屈を支持する支持しないは別にして、理屈は全然おかしくはないですよね。十分理解できる。
 総連本部ってのはあちらの考えでは「事実上の駐日大使館」でしょう。総連議長は事実上の駐日大使だと。で、まあ、日本の警察がたとえば「米国や中国、ロシアの駐日大使の日本での自宅にガサ入れかけるか」て言ったら普通かけないわけです。そんなことしたら国際問題になってしまう。
 逆に日本側だって「米国や中国やロシアの警察が日本大使の米国、中国、ロシアでの自宅にガサ入れかけた」として「疑惑があるならどうぞ、どうぞ思う存分大使の自宅をガサ入れして下さい、犯罪容疑があるなら大使を逮捕、起訴してもいっこうに構いません」って言うかと言ったら、言わないで「大使の自宅をガサ入れするなんて日本国を侮辱してる」て言って抗議するんじゃないんですかね?
 しかも北朝鮮側は「事実上の駐日大使である総連議長の自宅にガサ入れをいきなりかけるだけでも許せないが、これはでっち上げだ、冤罪だ、言いがかりだ」と言ってるわけです。
 主権侵害ってのはそう言う意味です。


北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと:東京連続集会報告3
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4781.html
 途中で関西テレビのドラマ『チーム・バチスタ*8螺鈿迷宮』(2014年放送)の「一部ネタバラシ」をやってますので「あのドラマまだ見てないし原作小説も読んでないから、ネタバラシはノーサンキュー」と言う方はこの後の文章は読まない方がいいでしょう。何で拉致問題ネタエントリでそう言う話になるのかは読めば分かります。

飯塚繁雄田口八重子さん兄、家族会代表)
 論議の中でよく、「日本がいくら制裁しても北は困ってないじゃないか」という話もありますが、これは専門家の方々が分析して、かなり制裁については効いている。

 いや「中露の支援」で全然効いてないと思いますけどね(苦笑)。もちろん制裁されることは北朝鮮にとって嬉しくはないでしょうが巣くう会や家族会が強弁するほどにはどう見ても効いてないでしょう。大体家族会の言う「専門家」て荒木だの西岡だので、「中露が支援してるから、制裁が効果あるか疑問」という専門家(例:和田春樹氏)はガン無視するわけですから。

 我々は、なぜ北朝鮮の領事館的な総連が日本に存在するのかと思います。まさに総連は日本の寄生虫のようなもので、日本のためにはいっさいなりません。

 意味がわかりませんね。総連が「北朝鮮の領事館的存在」というならそれこそ「日朝交渉において必要な存在」でしょう。北朝鮮と国交がなくて公式な大使館、領事館は日本には存在しませんから。それなのに何故敵視するのか。「総連以外の交渉ルート」なんてもんを飯塚がまともに考えてるようにも見えませんから「交渉しなくていい」と馬鹿な事を考えてるんでしょうね。

 まだ、市町村や県が朝鮮学校への補助を続けているという報告もあり、ちぐはぐな実態だと思います。

 全く意味不明ですね。朝鮮学校の補助と拉致の解決と何の関係があるのか。単に嫌がらせしたいだけじゃないですか。

横田滋横田めぐみさん父、家族会前代表)
 最近、一般の方が拉致問題に関して関心が高いことを身にしみて感じています。

 本気で言ってるのならバカですよねえ。まあ、政治的思惑*9で虚言はいてる場合でもバカだと思いますけど。マスコミが拉致なんか全然取り上げなくなったのにこのお爺さんは全く何を言っているのか?。拉致に関心なんかないからこそ「増元は衆院選で落選する」し、落選云々以前にマスコミも増元の出馬なんてろくに報道しないわけです。

これまでの中で一番関心が高い時期じゃないかと思います。

 誰が考えても一番関心が高い時期は「小泉訪朝直後」あるいは「拉致被害者帰国直後」でしょうに何馬鹿な事言ってるんでしょうか。

横田早紀江横田めぐみさん母)
 去年の3月に本当に奇跡的に、その家族と第三国*10だったらなんとか会えるだろうと願っていたことが実現しました。

 お孫さんと会うことは「夫妻が会いたいと決断すれば」小泉訪朝直後すぐに会えた話であって奇跡でも何でもないんですが。

 めぐみちゃんよりよっぽどしっかりしている感じだなと私は見ていました

 横田ママが知ってる「めぐみちゃん」て中学生ですからねえ。一方お孫さんは「小泉訪朝直後は中学生」でしたが「横田ママがあったときは成人女性」なんですから、そりゃ「めぐみちゃんよりよっぽどしっかりしている感じ」なのは当然です。

 難しいことは西岡先生とか、荒木先生とか、よく向こうのことが分かっている先生方の情報や研究で知ることしかできません

 いい加減、西岡だの荒木だのに盲従するのはやめたらどうなんですかね。たとえばお孫さんに会えたのは「外務省のおかげ」であって西岡や荒木のおかげでは全くないわけです。むしろお孫さんと会うことを妨害していたのが西岡や荒木でしょうに。この言葉が本心でなくおべっかだとしても「おべっかを言う事がプラスになる」と理解してるんでしょう。その横田ママの「西岡、荒木理解」「巣くう会理解」が「俺には理解できません」ね。

本間勝(田口八重子さん兄)
 いつ北朝鮮が崩壊しても不思議ではない。
(中略)
 先ほど渡辺先生がおっしゃっていましたが、崩壊した国は当然主権がないですから、そこにどんどん踏み込んでいって救出する段取りをすればいいのではないかと思います。

 まず第一に「拉致被害者の居場所が分からないのにどこに助けに行くんだ」と言う意味で本間の言ってる事は馬鹿げていますね。
 第二に「主権がなくなったらどんどん踏み込める」てそれ要するに「内戦状態で無政府状態」てことじゃないですか。そんな危険なところに自衛隊を突っ込んだら自衛官が何人死ぬか分かったもんじゃない。まだ「拉致被害者の居場所が分かってる」のならともかく、「とにかく自衛官を突っ込め」では自衛官が犬死にするだけです。

 先ほど兄も言っていましたが、朝鮮総連という在日の組織は、「百害あって一利なし」という組織なんです。(注:金正恩政権が崩壊したとき)この組織が(注:北朝鮮から)逃げてきた朝鮮の人たちを、組織でどう利用して日本の中を混乱させていくか。そういう心配も出てきます。

 「本間の兄」つうのは家族会代表の飯塚のことですが兄弟とも「ウスラバカ」「低能」としか言いようがないですね。利用も何も「仮に北朝鮮から難民が大量に来たら」利用も何もそれだけで「きちんとした対応をしないと」混乱ですよねえ(まあ、そう言う混乱が起こりうるのは海を隔てた日本よりむしろ北朝鮮と地続きの中国、韓国、ロシアでしょうが)。
 それに「北朝鮮政府が崩壊してる設定」で総連が何のためにそんなことするのか。「攪乱工作を契機に朝鮮人民軍が侵攻する」のならともかく総連がそんな攪乱工作したところで何のメリットもないでしょうに。それとも「総連は日本を恨んでるから恨みを晴らすためなら何でもやる」とでも妄想してるのか。
 大体この本間の発言て「関東大震災での朝鮮人に対する流言(井戸に毒を投げ込んだなど)」と何が違うのか?。本間のような暴言を吐く馬鹿者には本当に恐怖、軽蔑、憎悪と言ったネガティブな感情しか俺はありませんね。
 で、そういう難民が仮に大量に来たときにどうするかって言ったら現実問題、民団や総連など在日組織に協力を仰ぐしかないでしょう。彼らも日本社会の一員として可能な限り協力するでしょう。敵視なんてとんでもない話です。

 中山恭子*11先生がもう一回頑張って、やってもらいたい

 中山が一体何をやったと言うんでしょうか?。北朝鮮に悪口雑言して家族会タカ派に媚びてただけじゃないですか。

 警察が、川口の中の特定失踪者で国連でも頑張った藤田隆司さんの兄の藤田進さん、この人の拉致の経過を再捜査すれば協力者が出てくると思います。

 特定失踪者なんて拉致じゃありませんが。まあ、「横田めぐみさん」「蓮池夫妻」「地村夫妻」のような本物の拉致だって国内の協力者なんて見つかってないですけどね。もはや現実的にそんなものを見つけ出して刑事責任を追及するのは無理でしょう。そして「拉致被害者救出」にあたっては別に「刑事責任の追及」は不可欠でも必然でもないわけです。

 足立区の総連系*12の病院が今でも現存しています。拉致される過程で、そこで麻酔を打たれて何週間か隠されていたんです。家宅捜索すれば、病院の実態も出てくる

 いい加減にして欲しいですね。手塚治虫ブラックジャック』の「ドクターキリコ」、松本清張わるいやつら』や関西テレビのドラマ『チーム・バチスタ4:螺鈿迷宮』*13海堂尊原作)とか「病院が犯罪の舞台となるミステリ」「医師が犯罪を行うミステリ」辺りからヒントを得て妄想してるんでしょうが、この足立区の病院に対する明らかな営業妨害、名誉毀損じゃないですか。本当にそんなことがあったら本間ごとき低能バカウヨに言われなくても警察が逮捕してるでしょうよ。こういう馬鹿な事ばかり言ってるから常識人がどんどん拉致問題から距離を置いて、拉致が風化してしまうんだと何故、本間のような家族会の連中には分からないんでしょうか。


北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと:東京連続集会報告2
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4779.html

渡辺周*14民主党拉致問題対策本部長、拉致議連会長代行、衆議院議員
 朝鮮総連の建物に対して、我々がどうやって彼らの嫌がることに関与するかです。

 いい加減にして欲しいですね。拉致を解決するというならともかくはっきりと「嫌がらせしたい」と言ってるんだから渡辺の馬鹿さには開いた口がふさがりません。
 小生、「安倍は大嫌い」ですがだからといって「民主党を支持する気になれない」のは渡辺や松原仁のような「安倍よりもレベルが低いと思われるバカウヨ」が民主党にごろごろいるからです。民主党がバカウヨの巣窟化してることが「安倍は極右って民主党は言うけど民主党だって安倍と大して変わらないから問題ねえんじゃねえの?」という変な認識を国民に産んでること、だからこそ安倍の支持率がなかなか落ちないことは否定できないでしょう。こういう状況では小生としても共産党に一定の期待をせざるを得ません。

 北朝鮮の中で金日成時代あるいは金正日時代に朝鮮総連の人間が何を言ったか。「日本の天皇陛下が住んでいる皇居よりも標高の高い所に(注:総連本部があるので)我々の共和国の旗が翻っています」と報告をするんだそうです。
 これは脱北者の方がおっしゃったことです。

 「ホンマかいな(苦笑)」と思いますけどね。
 むしろ脱北者連中が「どうすれば日本ウヨ連中が総連や北朝鮮への敵愾心を強めるか、よし皇室を侮辱してみようか?」とかそういう話じゃないんですかね?。

 拉致をした実行犯はもとより、その協力者、朝鮮総連の中にいる、今もその連中が日本の国内にいる。この協力者に対して捜査しないのか、と山谷大臣、国家公安委員長に質問しました。

 拉致実行犯が日本国内にいたら、そして、時効が成立していなくて、逮捕できるだけの証拠があれば渡辺ごときバカウヨに言われなくても逮捕してるでしょう。そもそも「時効の問題」「証拠の問題」以前に「国内に今も拉致実行犯人がいる」と決めつける根拠は何もないのですが。
 もちろんウヨの山谷も「国家公安委員長」と言う責任ある立場になれば「国内に容疑者がいて時効未成立で逮捕できるだけの証拠があれば勿論逮捕します(現時点では逮捕できる条件がないから逮捕できない)」というまともな答弁しかしようがないわけです。まあ、これは今は無責任な放言してる渡辺だって山谷のように「国家公安委員長」になれば無責任な放言なんかできなくなるでしょうが。

マツタケで捕まえられるんだったらもっとひどいことをやった人間を捕まえろ。

 やれやれですね。マツタケ密輸は証拠があるから逮捕できたんでしょうが(総連は冤罪を主張していますし、推定無罪の原則が当然働きますがそれはひとまずおきます)。
 拉致に逮捕できるだけの証拠がどこにあるのか。
 渡辺が言ってることは「オレオレ詐欺でヤクザを捕まえられるのならもっと悪質な覚醒剤密輸でヤクザを逮捕しろ」と言ってるようなもんです。証拠があれば逮捕できるて話であって「悪質な犯罪なら逮捕できる」て話じゃないでしょうが。
 つうかだったら民主党政権時代に逮捕しとけて話です。まあ、それをいったら渡辺のようなバカは「俺は民主党政権時代、与党議員ではあっても、警察を指揮する国家公安委員長でも検察を指揮する法相でも、政府のトップ総理でもない」と言いそうですがそう言う話じゃないでしょうに。
 たとえば「拉致のエキスパート面してる拉致議連役員・松原仁が野田内閣国家公安委員長」の時に何で逮捕しなかったんだ、お前は民主党議員として、拉致議連メンバーとして松原国家公安委員長の存在をどう考えてるんだて話です。松原を「何故逮捕しなかった!」とつるし上げる気があるのかって話です。「ない」というなら何で山谷国家公安委員長に対して「だけ」悪口雑言するのか。

何よりも総連のビルについては、あらゆる法律を駆使して、もう1回日本国が管理をして、総連のビルの中で総連の人間を出入りさせないようにする。

 「あらゆる法律を駆使して」てどんな法律を使えばそんな事ができるのかって話です。
 どうせ渡辺は「そんな事は政府で考えろ」と丸投げなんでしょうが、そんなデタラメな丸投げはないでしょうよ。大体、そんな嫌がらせをして拉致の解決にどう役立つんだって話です。

西岡力(巣くう会会長)
 ありがとうございます。実は渡辺先生は民主党政権時代、(注:野田内閣で)防衛副大臣をされていました。その立場から、(中略)北朝鮮が混乱事態になったときにどう助けるのか。そういうことについて日本政府は何をやっているのかということについても、当時は政府の中で防衛相*15の人たちを叱咤激励してくださったと聞いているんですが、その中でここで話せる部分があれば。
渡辺周
 これは私が防衛省に(注:野田内閣副大臣で)いた時に秘かに(注:検討を)やったんです。
(中略)
 北朝鮮で主権がなくなってしまった、つまり国家がカオス(混乱)状態の時にどうしたらいいかということを、実は検討しました。
(中略)
 こうしたことを考えると、やはり救出に行くんだと。

 本当に野田内閣時代にそんな物騒な事を考えていたかどうかは疑問です。野田内閣時代にそんな話出てないわけですから。
 副大臣を辞めて無責任な立場になった渡辺のフカシかも知れない。渡辺の話には具体性が全然ないですから。当時の防衛三役や防衛官僚は「そんな事検討してないですよ」と言うかも知れない。いずれにせよ、事実でアレ、フカシでアレ、こんな物騒な男・渡辺が野田内閣防衛副大臣であったことにはぞっとします。「安倍政権の方がもしかしたら野田内閣よりマシなんじゃね?」と思いたくなる酷い話です。

 私たちは、(注:内戦など国内の混乱で)主権なき北朝鮮になった場合、ここから先は私の思いですが、(注:陸上自衛隊の)習志野(注:基地)に特殊部隊がいるんです。第一空挺団といいます。アメリカのシールズ(Navy SEALs、海軍特殊部隊)みたいな特殊な訓練を受けた組織です。
 例えばこういう人たちにガードしてもらって、外務省の職員が邦人保護ということで行ったらいいんです。

 いつもの自衛隊突入論です。ばかばかしいにも程がある。大体拉致被害者の居場所も分からないのに助けようがないでしょう。


北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと;東京連続集会報告1
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4777.html
 巣くう会の建前は「拉致問題の解決」のはずなのに「北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと」、つまり「北朝鮮打倒論」を公言するのだから恐れ入ります。
 もちろん「北朝鮮打倒が拉致解決に役立つ」と言う詭弁が始まるわけですが役立つわけないでしょう。「東ドイツ崩壊」のような平和的崩壊ならともかく「旧ユーゴやアフガン、イラク」のように戦乱なんぞ起こったら居場所が分からないんだから拉致被害者は見殺しにするほかありません。そして当然ながら平和的崩壊の保障はどこにもないわけです。よくこんなふざけた巣くう会を拉致被害者家族会は支持できるもんです。

渡辺周民主党拉致問題対策本部長、拉致議連会長代行、衆議院議員
 このシンポジウムは5月5日にニューヨークで開かれましたが、(中略)かつて南アフリカアパルトヘイトという、肌の色だけで差別をすることに対して国際的な非難があがった。のみならず国連は制裁を課しました。だとするならば、拉致を含め、日本人をこれだけ誘拐しておいて、さらに公開処刑があり、移動の自由も良心の自由もない。この軍優先で、未だに3代も続いている非人道的な国に対して、国連は制裁を課すべきではないかと訴えました。

 絶句ですね。日本政府が「国連の南ア制裁決議」を無視し、「地下資源(レアアース、ダイヤなど)目当て」で当時の南アとつきあい続け、名誉白人の称号を南アからもらい、あげく「1988年国連総会で日本非難決議が可決されたこと」、そしてそうした事態について左派や穏健保守はともかく渡辺や巣くう会のような極右は何一つ批判しなかったことを知ってればちょっと俺が巣くう会の立場なら恥ずかしくて「南アに制裁したように北朝鮮にも制裁したい」とは言えないですね。
 「いや、そこはクウェート侵略で制裁食らったフセインイラクでも出せよ、何、お前ら、『名誉白人が何、寝言言ってるの?』『日本って南アに制裁してましたっけ?(棒読み)』て突っ込んで欲しいのかよ?」「お前らの体を張ったコント芸人ぶりには頭が下がるわ(もちろん皮肉)」と頭痛がしてきます。

 独裁国家が3代も続くわけがない*16カダフィ*17然り、チャウシェスク*18然り、さかのぼればフセイン*19然りです。

 いやいやチャウシェスクの後にさかのぼって「フセイン」て時間感覚狂ってるだろ?。フセインイラクフセインだよね?。「チャウシェスクフセインカダフィ」ですから。
 まあそれはともかく。ここに名前が上がってる面子は内戦の勃発により、全員、反対派によって命を奪われてるわけです。「ホーネッカー*20ピノチェト*21のように」政権は倒れたが命の保証はされました*22ってんじゃない(その処刑行為が合法かつ正当であるかどうかはここでは論じません)。
 要するに「金正恩」と「チャウシェスクフセインカダフィ」を同列に並べると言う事は「チャウシェスクらのように金正恩を処刑したい」「反体制派がリビアのように内戦でも起こさないか」と言ってるのも同然で「今、日朝交渉してるのをお前どう考えてるんだよ?」「つうかそんな馬鹿な事言って、拉致被害者とか日本人妻とかウンギョンさんとか寺越武志さんとかに危害が加えられたらどうするんだよ?。危害なんか加えねえと舐めてるのか?。それとも危害が加わってもいい、むしろ北朝鮮が叩けて万々歳だと鬼畜なことでも考えてるのか?」と問いただしたくなりますね。俺が拉致被害者家族なら渡辺を「馬鹿な事言うな!」と怒鳴りつけてるところですが実際の家族会はそうじゃないんだからわけがわかりません。


自民党対北措置シミュレーション・チームが家族会・救う会・調査会に聞き取り
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4775.html

西岡力北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長)
 拉致以外の報告を先行させることを拒否し続ける。

 いつもながら言ってる事が無茶苦茶です。日本人妻とか「残留邦人の遺骨」とかそんなにどうでもいいのか。

在日朝鮮人に対して北朝鮮渡航先とする再入国の全面不許可

 今の総連幹部限定だって違法の疑いが否定できないのに、「在日朝鮮人なら全員不可」なんて無茶苦茶な事ができるわけないでしょう。裁判沙汰になって負ける可能性大ですね。また「韓国籍」「日本籍」を悩みながら「外国渡航のことなど」を考えて取得した「北朝鮮に家族がいて訪朝したことがある人」もいるわけですがその辺りどう考えてるんですかね?。大体そんな事が拉致解決とどうつながるのか。

日本人に対して旅券の適応範囲から北朝鮮を除き、北朝鮮渡航希望者には審査の上で別途、特別な旅券を発行

 これまた裁判沙汰になって負ける可能性大でしょうね。大体そんな事が拉致解決とどうつながるのか。


ライプツィヒの夏『それは話がおかしいんじゃないの』にコメント
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/92c9ff4e5dffdf60d9ee3afe8470b005

なおこの記事は、 bogus-simotukareさんの記事(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20150121/5064208022)からヒントを得ました。感謝を申し上げます。

 こちらの方こそ紹介頂き大感謝です。せっかくですのでid:Bill_McCrearyさんのエントリにここでコメントしたいと思います。

書いていて「どうもなあ」と思うことの多い拉致ネタですが、しかしあされば確かに記事は書けます。それだけ非常識な発言が多いということです。4月26日に開かれた集会での拉致被害者家族の発言です。

 そうなんですよねえ。「こんなん拉致以外ではあり得ないだろ」と言う酷い発言が多くてげんなりします。酷い発言が多いからこそ突っ込むことに苦労せず「拉致をネタにすると簡単にエントリが書ける」のですがそう言う状態はどう考えても異常です。
 いや救う会とか拉致議連とか「自称支援者の極右連中」から非常識発言が出るのは「呆れはしますが理解はできます」。仕方がないんだろうとあきらめてもいる。
 「俺達の運動、初心を忘れてね?。右翼運動になって世間から距離置かれてね?」と苦言を呈した蓮池透氏を会から追放し右翼運動に邁進する家族会は理解すらできません。

いや、悪いけど、よど号犯拉致実行犯なんか引き渡されたって、少なくとも拉致被害者帰国とは何の関係もないんじゃないんですか。北朝鮮側が引き渡すかどうかもあてにならないし、引き渡されたところで、それは帰国にはつながらないでしょう。必ず成功するなんて言われたって、何の因果関係もないでしょう、そんなことに。

 ですよねえ。先ず第一に引き渡すか分からない。
 第二に「引き渡して」得られるのってせいぜい「拉致関係情報」ですよねえ。
 ただそれも「得られるんじゃないか」という可能性の話でしかない。
 たとえばよど号グループでは既に2007年にガン病死して故人ですが田中義三(たなか・よしみ)という人がいます。
 田中は1996年に「カンボジア北朝鮮外交官と一緒にいるところ」を偽ドル札の不正所持容疑で逮捕されます(ウィキペディア「田中義三」参照)
 当時はマスコミも「これで偽ドル札と北朝鮮北朝鮮よど号との関係が表に出るか」と騒いだのですが、結果的には特にそんな事もなかったと思います。
 タイに身柄が移送された田中は「行動を共にしていた北朝鮮外交官」とともに偽ドル札所持で起訴。北朝鮮外交官には有罪判決が出ますが田中は無罪となります。もちろん無罪だから自由放免なんてことはなくて、2000年に日本へ送還された田中は「よど号ハイジャック」で裁判*23を受け、2003年に懲役12年が確定。
 服役中の2007年にガン病死します。結局、彼は「マスコミが騒いでいた偽ドル札については何も語らず」、もちろん拉致についても何も語らなかったわけです(関与の疑い濃厚な偽ドル札はともかく、拉致については『よど号のほかのメンバーはともかく』そもそも彼は関与してないので語りようがないとする説もありますが)
 で帰国した田中が何も語らなかったように「今後よど号グループが帰国したとして」何も語らない可能性は大でしょう。いやもしかしたら田中は「政府には何か語った」のかもしれません。
 「田中さん、よど号の件ではあんたを起訴する。起訴せざるをえないが、偽ドル札や拉致では起訴なんかしない*24から何か話してくれないか」ということでうまーく説得して語らせてそれが後の小泉訪朝その他に生きたと言う事が「もしかしたら」あるかもしれない。まあ、仮にそうでも政府は家族会の反発を恐れて、それを当面は認めないでしょうが。
 で、仮に今後よど号グループが帰国したとして「よど号の件ではあんたらを起訴する。起訴せざるをえないが、拉致では起訴なんかしないから何か話してくれないか」ということでうまーく説得して語らせて情報を得て北朝鮮との交渉に使うのが関の山でしょうね。それが無意味とは言いませんが、拉致被害者帰国に直結するかといったら直結はしない。

だから経済制裁したってそんなものはざるだから、事実上意味がないと政府も認識したということでしょう。

 「北朝鮮の崩壊を望まない」ロシアや中国が公然と支援してることは「公然の秘密」とすら呼べない公然の事実なんですけどね。だから日本の制裁なんて「制裁は痛いけど我慢できる、我慢しよう(北朝鮮)」になるわけです。
 何故中露は北朝鮮を支援するか。
 先ず第一に「崩壊が戦乱」だったらロシア、中国にとっては迷惑です。まあ戦乱だったら中露だけじゃなくて日韓にとっても迷惑ですが。
 第二に「平和的崩壊」でも「誕生するであろう統一韓国」が「米軍基地を中朝国境や露朝国境にはりつけでもしたら」中露両国にとっては大変迷惑です。まあ、北朝鮮も中露の思惑通りに動いてるわけではないですが、「統一韓国が米国と共に反中露の態度で動く危険性」を考えたら「今のママ北朝鮮体制で当面はいいや」というのが中露の態度なんでしょう。
 つうか韓国だって内心ではどれほど「北朝鮮崩壊」を望んでるかは疑問だと思いますけどね。もちろん統一は民族の悲願です。北朝鮮相手に使ってる防衛費も減らすことができる。そう言うメリットがある反面、今の北朝鮮の経済状況では「統一が重荷となって韓国経済が沈む恐れ」があるわけです。
 でそういう状況について「中露許すまじ」と言ってもどうしようもないわけです。

あんた馬鹿か(笑)。安倍は、2006年から2007年に1度首相やっているじゃん(笑)。
この人の言う
>歴代の首相や外務大臣
ってのは、安倍とかは入らないんですかね。現安倍内閣での大臣や現自民党の最高幹部だって、いろいろ今まで首相をふくむさまざまな政府高官を歴任しているんですけど。
本気でこんなこと話をしているのか安倍にこびへつらっているのか知りませんが、この人には横田の奥さんの性格の悪さと頭の悪さが強く遺伝しているようですね。どうしようもない母子です。

ですよねえ。以前も指摘しましたが安倍以外ではたとえば麻生財務相(第二次・第三次安倍内閣)が「首相経験者」「外相経験者(小泉内閣、第一次*25安倍内閣)」ですよねえ。
ほかにも「小泉訪朝後に外相や拉致担当相を経験した人」としては
・高村副総裁:
 小渕内閣福田内閣で外相
・塩崎厚労相(第二次、第三次安倍内閣):
 第一次安倍内閣官房長官(拉致担当相兼務)
・町村前衆院議長
 小泉内閣、第一次安倍内閣で外相。福田内閣官房長官(拉致担当相兼務)
・河村衆院予算委員長:
 麻生内閣官房長官(拉致担当相兼務)
なんて人がいるわけです。
 外相経験者でなくて「小泉訪朝後の外務副大臣外務大臣政務官」にまで話を広げれば
・小野寺前防衛相(第二次安倍内閣
 小泉内閣外務大臣政務官、第一次安倍、福田内閣外務副大臣
・新藤前総務相(第二次安倍内閣
 小泉内閣外務大臣政務官
・松島前法相(第二次安倍内閣
 第一次安倍内閣外務大臣政務官
なんて人もいるわけです。

 いや、この間の衆議院選挙で、家族会や巣食う会といい関係にあるらしい次世代の党は、衆議院ではほぼ壊滅したし、社民党はともかく共産党議席を大幅にのばしたぞ(笑)。だいたい当の家族会幹部である増元照明氏が、予想通りといっちゃ悪いですが、次世代の党から小選挙区で出馬して、やっぱり落選したじゃん。何をこんな馬鹿な話をしているんだか。
 ちょうどこの集会が行われた日に行われた統一地方選後半(そのような日にこんな集会開いたって、なかなか新聞その他も取り上げてくれないし、何を考えているんだろうかという気はします)だって別に拉致なんて争点にはならなかったし、それは国政選挙もご同様。そんなものを焦点化する意思がないのは、安倍自民党だって、それは同じです。
 次の選挙で共産党議席を伸ばすかどうかはいざ知らずですが、仮に議席を減らしたとしても、それは拉致問題とは関係ないでしょうね。他党も同じです。
 ていいますか、そもそも論として、共産党社民党の議員にこの集会の招待状のたぐいを送っているんですかね。そういうところからして不審です。

 全く同感ですね。「この集会に社共が来ないのが許せない」と言ってますが「生活の党も来なかった」そうですからね。生活の党は呼ばれれば行くんじゃないですかね。行かない理由もないでしょう。
 結局何らかの理由で評価してない政党*26には招待状を送らないし送られなければいかないだけでしょう。送られないのに行く党はない。送られなければ「ああ、よくわかんないけど、ウチの党のこと嫌いなのかな、そういう敵意を解消したいけどパイプもないし残念ながらどうしようもないな」「集会に押しかけても挑発行為と見なされて罵倒されるだけだろうな」てことにしかならないわけです。
 「来なかった社共に思い知らせてやりたい」っていったところでご指摘のように「思い知らせようがない」。次世代の惨敗と共産の躍進でわかるように拉致被害者家族会がいかに共産を敵視し次世代に好意を抱こうとそんな事選挙に影響しない。社民は議席を減らしたようですがそれは「民主、共産、維新と言ったライバル野党との競争に敗れた」だけで拉致関係ない。
 彼らがエールを送る安倍ですら選挙のテーマにしたのは拉致ではなく「アベノミクス」だったわけです。

中国残留孤児は、だいたい1980年代初めくらいから帰国していると思うので、
>中国残留孤児みたいに、50年も、60年も経ってから帰ってくるんでしょうか。
というのは事実誤認

 前回エントリを書いたときは気付きませんでしたがおっしゃるとおりですね。

 中国残留孤児が帰国できるようになったのは、日中が国交を回復したからでしょう。回復しなければ、たぶん帰国はずっと遅かったでしょう。それって、拉致問題も同じじゃないですかね。生死不明な(とここでは書いておきます)拉致被害者ばかりでなく、日本人妻の問題だって、日朝が国交を回復すれば、里帰りその他もずっとスムーズになるでしょう。
 でも、平野さん、あなたは国交回復には反対なんでしょう。それはなぜ?
 まあこんなことを当事者である複数の拉致被害者家族が堂々と主張しているようではどうしようもありませんね。やっぱり「どうもなあ」と思いました。予想通りです。

 これまた全く同感ですね。


北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと:5/21東京連続集会ご案内
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4763.html
 まあやれやれですね。巣くう会の建前は「拉致の解決」のはずですが、「北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと=北朝鮮打倒論」を集会のテーマにするんだそうです。


■最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告8
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4760.html

西岡力救う会会長、東京基督教大学教授)
 一つ、まず申し上げたいことがあります。我が国は被害者を助けるために、武力行使ができないのかということです。

 勘弁して欲しいですね。日朝交渉の最中に「自称拉致被害者家族の支援者」巣くう会の幹部・西岡が公然と北朝鮮への武力行使*27を公言する。それを拉致被害者家族が黙認する。呆れて二の句が継げませんね。俺が拉致被害者家族なら激怒してるところです。
 「北朝鮮が反発して拉致被害者に危害加えたらどうするんだ」「そんなん極右以外はドンビキだろ、拉致問題には左派や中道、穏健保守はノータッチでいいと言うならオールジャパンの運動とは言えない」「大体そんなリスキーなことには賛成できん」と俺が拉致被害者家族なら言ってますね。

 特定失踪者の家族や、色々な団体の方もしてくださったすべての署名を集めて日本の人口の10%になりました。

 組織動員までかけてそこまでしかいかないわけです。おそらく署名には「同一人物による署名」、つまりダブりもあるでしょう。
 「つきあいのある人、団体から頼まれたから断れない」と言うお義理の署名もかなりあるでしょう。つまりはこの署名、巣くう会の強弁とは違い、拉致の風化の証明でしかないわけです。

 2011年に1.2トンの不正輸出があったと問題になっていますが、2012年には、(注:マツタケの)全体の消費量が1450トンの時に、200トンも北朝鮮産が入ってきているという有力な情報を私はつかんでいます。全体の消費量の14%です。

 西岡の言う事なので話半分に聞いておきます。「全体の消費量の14%」といったら相当でかいですからねえ。制裁してることを考えればあり得ない数字でしょう。西岡たちは「できる限りでかいことを言った方が受ける」と勘違いしてるんじゃないか。

 先ほど増元さんが心配したように、もしも死亡の根拠を作ってきたら、その瞬間に殺したんだと我々は叫びます。なぜなら生存情報を持っているからです。

 いい加減にして欲しいですね。その生存情報とやらのどこに信憑性があるのか。
 単に「生存説を今後も続けていくために、仮に遺骨があったとしても何が何でも北朝鮮に遺骨を出させない」というふざけた話に過ぎないわけです。こんなふざけた事言ってれば北朝鮮も「うかつなことするとやらずぼったくりになるから気をつけよう」と交渉に消極的になったり、最悪の場合「ああ、何してもどうせ因縁つけるんだから、交渉なんか適当にやってればいいや、制裁一部解除が今されてるだけでも御の字だ」ということになりかねません。まあ、北朝鮮叩きが目的の巣くう会にとってはその方がいいんでしょうが。でも家族会はそれでいいんですかって話です。

中山先生は、「もう外務省ははずして拉致だけを専門に交渉するチームを作るべきだ」と繰り返しおっしゃっています

 外務省を外してどう問題を解決するのか。交渉はしないで自衛隊を突撃させるとでも言うのか。「外務省抜きで外交交渉する」というのか。どっちであればかげていますが。しかし中山恭子も元外務官僚の癖に良くもここまで馬鹿な事が言えるもんです。

*1:共産主義者ではない

*2:また別件ではありますが国籍法改正について「在特会と同レベルの悪質なデマ」を流し、国籍法改正賛成派(例:共産党)を誹謗した前科も有田氏にはあります(そもそも国籍法違憲最高裁判決をうけた改正なので問題などあるわけもないのですが)。有田デマへの批判としては例えばminx『在特会の「言い訳」が、田中康夫川田龍平が国籍法改正に反対した理由とそっくりな点』(http://d.hatena.ne.jp/macska/20090417/p1)、『買春目的悪用という脆弱な国籍法改正反対の根拠』(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20081213/1229186656)参照。なおこのとき有田氏は「国籍法改正反対派」田中康夫が党首を務める新党日本に所属していた。

*3:まあ中国でもロシアでもどこでもいいですが

*4:原文のまま。本当は「グリーンフォレストがマルナカ(総連ビルの落札者)に払った」でしょう。素直に考えれば総連がどうこうじゃなくて「グリーンフォレストが払った」と言う話なんですが。

*5:この選択記事が正しければ安倍政権は「家族会の横田前代表、有本現代表の親族」だからか横田めぐみさんと有本恵子さんだけを何故か特別扱いしていることになります。なお政府サイト(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/rati/nintei.html)によれば北朝鮮が死亡発表している政府認定拉致被害者には他に「田口八重子さん、市川修一さん、増元るみ子さん、石岡亨さん、松木薫さん、原ただあきさん」の6人がいます。「その所在を確認できなかった(北朝鮮)」と言う回答の政府認定拉致被害者が「久米裕さん、松本京子さん、田中実さん、曽我ミヨシさん」の4人です。

*6:しかも連中は「全員」に特定失踪者を入れてますからね

*7:ググったところ「拉致問題」「拉致以外の行方不明者問題(巣くう会の言う特定失踪者問題)」「日本人遺骨問題」「日本人妻問題」の4つ

*8:ちなみに「4」の前には『チーム・バチスタの栄光』(2008年)、『チームバチスタ2:ジェネラル・ルージュの凱旋』(2010年)、『チームバチスタ3:アリアドネの弾丸』(2011年)が関西テレビによって製作されています(4は最終回とその直前だけは見たので『おおざっぱなオチは分かる』小生ですが、1〜3は見てないです)。また2014年には関西テレビ東宝によってチームバチスタシリーズ最終作として映画『チームバチスタFINAL:ケルベロスの肖像』が作られています(もちろん主役の田口、白鳥役はテレビシリーズ同様、伊藤淳史仲村トオル

*9:「巣くう会に媚びた方がいいことがあると判断した」とか。

*10:モンゴルのこと

*11:第一次安倍、麻生政権首相補佐官(拉致担当)、福田内閣拉致担当相を歴任

*12:もちろん本間の言う事なので本当に総連系だかわかったもんではありません。

*13:原作は読んでませんがドラマは「最終回とその直前だけ」見ました(小生は関東人なので見たのはフジテレビでですが)。田口・白鳥コンビ(伊藤淳史仲村トオル)によって暴かれる病院長(柳葉敏郎)の「病死に見せかけた安楽殺人(手塚・ドクターキリコのやってるのと同じような行為)」には正直「どう言い訳しても殺人は殺人だ」とぞっとしました(一部ネタバラシしてサーセン)。が、実際にはああ簡単に殺人はできないでしょう(これは手塚のドクターキリコや清張『わるいやつら』も同じですが)。できても困る。

*14:鳩山、菅内閣総務副大臣、野田内閣防衛副大臣を歴任

*15:野田内閣時代の防衛相は順番に一川保夫田中直紀森本敏

*16:いやいくらでもあるんじゃないですか?

*17:リビア首相、革命指導評議会議長、全国人民会議書記長など歴任

*18:ルーマニア大統領、ルーマニア共産党書記長

*19:イラク大統領(首相兼務)、バアス党書記長

*20:東ドイツ国家評議会議長ドイツ社会主義統一党書記長

*21:陸軍司令官を経て軍事クーデターで大統領

*22:まあ、ホーネッカーやピノチェトと同列でも向こうは不愉快でしょうが、「わざわざ処刑された人間」と同列ではいっそう不愉快でしょう。

*23:マスコミが騒いでた偽ドル札では起訴されていません。証拠がない、あるいはあるけれども政治的配慮であえて起訴しないと言う事でしょう。

*24:つうかそもそも起訴できるだけの証拠があるか微妙でしょうが。

*25:面倒なので「第一次と第二次、第三次の間に大幅なブランクがある」安倍以外では「第一次」「第二次」「第三次」の区別はしません。また安倍内閣も含めて「改造内閣かどうか」の区別もしません。

*26:生活の場合、議席数が少ないということでしょうけど。

*27:安倍が集団的自衛権行使の法案を「国際平和支援法案」などとしてるように「拉致被害者救出のための自衛隊派遣」と表現し「武力行使」と言う言葉は避けるかと思いきや避けない無神経さはさすが極右の西岡です。