「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(3/2分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)

■高世のツィート

高世仁
御意。
RT @BUNKUROI(黒井文太郎): 北朝鮮は挑発しているのではなく、技術開発をしているのですね。だからより危険*1なのです

 何がどう危険なのかさっぱりわかりませんが、「アンチ北朝鮮で極右」の高世と黒井は北朝鮮脅威論を煽りたいことはよく分かりました。

高世仁‏ @takasehitoshi 3月3日
 がん患者を食い物にするビジネスに注意!
RT @Katsumata_Nori: 選択2017年3月号の記事です。眉唾「がん免疫療法」にご用心。タブーに踏み込んだすばらしい記事と思います。

書き換えてみましょう。

 拉致被害者家族を食い物にするビジネスに注意!。選択2017年3月号の記事です。眉唾「救う会一味」にご用心。救う会タブーに踏み込んだすばらしい記事と思います。

 まあ冗談はともかく「拉致被害者家族を食い物にする拉致ビジネス」の実行者・高世がよくもまあ、こんなツィートができるもんです。少しは恥を知れと言いたい。もちろん高世に「インチキ医療を礼賛されても困ります」が「インチキ政治集団・救う会を賛美してきたクズ」がよくもこんなツィートができるモンです。
 なお、小生は
1)ガン免疫療法は眉唾だが
2)何故か批判がタブーでアンタッチャブル化してる
つう高世や選択の評価が正しいかは知りません。幸い身内にガン患者がいないので興味もない(今後は不幸にして興味が出るかも知れません)。そもそもガン免疫療法が何かも知りませんし。
 ともかく、可能性としては他に「眉唾というのは言いがかりでまともな治療法」「ホメオパシーなどのように眉唾という批判は山ほどありタブーでもなんでもない」という可能性もあるでしょう。
 いずれにせよ
1)救う会の主張は眉唾(例:横田めぐみ生存説、特定失踪者)だが
2)何故か批判がタブーでアンタッチャブル化してる
のは事実です。最近は蓮池透氏の救う会批判もあり状況は変化しつつあるとは思いますが。

高世仁さんがリツイート
清水潔*2‏ @NOSUKE0607 3月3日
 北方領土。返還どころか露から共同経済活動を急がされる始末。自称愛国者や右翼勢力が大人しいのは実に不思議である。

 中韓北朝鮮あたりがこれだったらマジギレしてるでしょうにねえ。ソ連時代はさんざん罵倒していたはずだし訳がわかりません。
 と思ったんですが

http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20170307-OYTNT50012.html
讀賣新聞『共同経済活動 4島漁港整備など求める』
 昨年12月の日露首脳会談で合意した北方4島での共同経済活動を巡り、根室地方8漁協の組合長会は6日、漁業、養殖分野で取り組んでほしい施策・事業の要望をまとめた。これにより、地元・根室地方の要望が出そろった。根室地方5市町の首長らは7日、要望活動に着手する。
 漁業・養殖分野では、4島周辺(ロシア主張領海内)でのカニやエビ、ホタテ、サケ・マスなどの漁や、魚介類の生息状況・資源量の調査、4島の漁港整備を要望事項として挙げた。ホタテやウニ、カキなどの養殖事業の4島での実現も盛り込んだ。4島周辺では1998年から日露の協定に基づく操業が様々な制約下で実施されており、地元の希望とは大きな隔たりがある。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS08H48_Y7A300C1PP8000/
日経新聞北方領土の観光活性化求める 根室市など、自民に要望書』
 自民党北方調査会(会長=山本一太元沖縄・北方相)は8日、北海道根室市など1市4町から、隣接する北方領土でのロシアとの共同経済活動に関する要望書を受け取った。北方四島周辺でのクルーズ船と航空機を活用した観光の活性化や漁業の振興など10分野で構成。自民党は要望書をもとに党の提言をまとめ、安倍晋三首相に提出する。
 要望書は根室市のほか別海、中標津、標津、羅臼の4町がまとめた。漁業振興の柱としては北方四島周辺の水域でホタテ貝などの養殖事業の実施や水産加工技術の支援などを要望。インフラ整備では四島への渡航拠点となる空港・港湾の整備なども求めている。元島民の墓参回数を増やし、自由訪問できる対象者を広げるように求めた。

http://www.news24.jp/articles/2017/03/08/04355944.html
日本テレビ根室市長らロシアとの共同経済活動で要望書』
 北方領土に隣接する北海道根室市の市長らが8日、外務省を訪れ、ロシアとの共同経済活動に向けた地元からの要望書を提出した。
 北海道根室市など1市4町からの要望書には、北方四島と隣接する地域を「共同経済活動特区」と位置づけ、漁業や水産加工、観光、医療など10分野での事業を行う案が盛り込まれている。
 根室市・長谷川市長
「日露間で北方4島海域を調査しなきゃならない。共同調査を『早急に各省庁協議して進めたい』という話はいただきました」
 要望書の提出を受け、外務省は、漁場環境や観光資源などについてロシア側との共同調査を検討する考えを伝えた。

てことなんですかねえ。つまり「島がかえってこなくてもロシアと仲良くなれば金儲けができる。つうかもう島なんか帰ってくることは期待してない」と。


■ファインダーをのぞかずにシャッターを切る
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170326
 森友学園問題の徹底追及を主張する高世です。
 正論すぎて突っ込む余地がないように見えますが、俺的には一つ突っ込む点がありますね。
 それは「ならば荒木や西岡、島田と言った救う会右翼が『森友なんてどうでもいい』と言ってることをどう思うのか」ということです。
 以前から救う会に対する世間の評価は良くないと思いますが、こういう馬鹿な事を荒木らが言えばもっと悪くなる。
 当然救う会とつるんでる家族会の評価も悪くなる。
 高世も横田夫妻と親しいだの、拉致問題に関心があるだの抜かしてるのなら救う会批判したらどうなのか、てことです。
 まあ無理でしょうけど。

 籠池氏が堂々とした態度で証言したのを意外に思った人も多いだろうが、おそらく彼は開き直ったのだ。籠池氏にとっては、ついこのあいだまでの「同志」「盟友」たちの方が変節したのであり、彼らに切られる「しっぽ」にはならないぞという強い意地を感じる。

 まあ、何というか「蓮池透氏みたい」です。いやもちろん蓮池氏を犯罪者扱いはしていませんよ。
 「昔は同志だった連中から不当な扱いを受けて腹をくくってるところが似ている」と言う意味です。
 もちろん腹をくくってるとは言え、「恥じる所など何一つないであろう、おそらく真実を全て語ってるであろう蓮池氏」と違い、籠池に「真実を全て話しムショに行く覚悟」はないでしょう。
 ただ「籠池とは親しくない」だの「口利きだの何一つしてない」だの言う安倍サイドの嘘にはつきあわないと言う事です。高世が言うように「可能な限り真実をぶちまけた方がしっぽ切りされない」という結論に籠池は達したのでしょう。

 娘が、国会がもっと大事なこと*3を議論しないで、こんな金額の小さなスキャンダルばかりやってるのはおかしいんじゃないか、と議論を吹っかけてきた。

 「8億の土地値下げで金額が小さい」つうのは常識外れですね。
 その理屈だと贈収賄事件で「数百万円単位」なら大した問題じゃないどうでもいいことなのか。本当にそんなことを娘が言ったのなら高世は子育てを間違ったんじゃないか。それとも「100万の寄付」のことを言ってるのか?。いや100万の寄付なんて本筋じゃないですからね。
 つうかマスコミが森友ばかり報じるだけで共謀罪とか色々国会はやってますけどね。

しかし、ことは政治に対する、もっというと日本国に対する国民からの信頼の問題だ。ここが揺らげば、税金も年金も払いたくなくなるし、国家の命運を左右する事態にも国民が反応しなくなる。極端にまでいくと、学級崩壊ならぬ国家崩壊を招きかねない。

 まあそういうことです。
 つうか「信頼」もありますけど、1度不正を認めたらとめどなく行きますよねえ。
 「他でも不正しよう、バレなければいいんだ」「ばれてもごまかせばいい」になってしまう。
 つうか高世の娘は「もっと大事なことがある」とか抜かすのならオヤジに向かって「特定失踪者なんてガセに荷担して恥ずかしくない?」「『神社は警告する』なんて与太本書いて恥ずかしくない?(津波で壊れた神社だってあると思うけど?)」とでも言って欲しいモンです。


チベットに潜入した十人の日本人
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170322

 江本嘉伸さん*4の講演会があった。23年前に初版で立派な上下巻の単行本『西蔵漂泊 チベットに潜入した十人の日本人』が出たが、今回、その改訂新版が文庫で出版されたのを記念したもの。

 版元が「山と渓谷社」だそうです。高世もそのくらい書けばいいのに。

 1895年に実権を握った(ボーガス注:ダライ)13世*5は、清、英、露の干渉と闘うことになる。そのとき、同じ仏教国で、日清、日露の戦争に勝った日本に、チベットの独立と近代化の後ろ盾になってくれるのではと大きな期待を寄せた可能性があると江本さんは言う。それが多田*6への好意の一つの要因だったのではないかと。しかし、日本は結局、チベットを見捨てることになる。

 まあ日本も英国、ロシアなどと対立してまでチベットに肩入れする動機はないですからね。

「解説」で貞兼綾子氏*7チベット文化研究者)はこう書いている。
 《現在、チベットと日本との関係は政治的な思惑もあって自由に語れない部分があることは確かである。しかし、本書の十名全員のチベット行が、「命を賭して」という時代であったからこそ、そこに往来した無数の有縁のチベット人やモンゴル人、中国人、あるいは日本人同士、その関係性のなかに、チベットと日本の関係の本質が照射されているように思う》。

 言ってることが意味不明です。
 十名のうち明治、大正時代は「ほとんど仏教僧」であり仏教研究の一環としてチベットに行き、昭和時代は「軍の特務工作員」として特務工作をしていたわけですが別にそれは「チベットと日本の関係の本質」じゃないでしょう。殆どの日本人はチベットなんか興味はありません。

チベットは紆余曲折を経て、独立することを妨げられて今にいたり、現在、チベット自治区四川省(カム地方)、青海省(アムド地方)いずれもすさまじい漢族化が進んでいる。

漢族化といわれても
1)漢民族の数が増えてる
2)チベット族漢民族化が進んでる(日本でアイヌ文化が危機的状況にあるように)
3)1)、2)の両方
のどれか多くの人間には意味がわからないでしょう。高世もそのくらい書けばいいのに。


■島の出版社の志
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170307

 小社では、創業20年目を迎える本年末をもって閉店を告知しておりましたが、一旦これを撤回します。過日、出版界の良心とされてきた某版元と業務上の交渉をした折、あまりの堕落ぶりと志の低さに怒りを通り越して呆れ果て、こんな奴らに任せてはおけぬと思い直しました。

 内容が抽象的すぎてよく分かりませんが「さすがに数百部しか出版されなかったモンは商業ベースには乗らないので基本、商業出版できない」「そういうもんは『注文時のみ出版』という形でカタログに載せるだけにして注文があった時のみ出版する形にしたい」と言われて怒りだしたとかそう言う話ですかね。
 内容が分からないと何とも評価できません。なお、「注文があった時のみ出版」は仕方ないと思いますね。いくら「出版界の良心」でも商売ですから。

 ネット上の記事は、それが如何にきちんと書かれたものであろうとも、記録にも、記憶にも残りません。
 推敲に推敲を重ねた文章は、ただで読み捨てる、その程度のものでしかないネットの上に捨て置くのではなく、紙の本として後世に残さなければならないのです。

 紙の本を評価するのはいいんですが、その為にネットをけなさなくてもいいでしょうに。
 第一に「ネット上の文章だって」朝日、読売などメディアの記事なんか典型ですが「推敲に推敲を重ねてる」し「有料記事もある」。
 いや「無料記事」で「一個人の書き飛ばし文章」だから無価値って決めつけもどうかと思いますが。
 第二にネット上の記事だって優れた記事は記憶に残る。そしてネット上の記事も「紙にしなくても」電子データのママで記録に残るわけです。まあ、電子データというのは
1)「VHSからレーザーディスク」「レーザーディスクからDVD」のようにシステムが変わると変換しないといけないという問題や
2)紙データと違って誤って破壊しやすいと言う問題は
ありますが、「一応記録はできる」。
 第三に「ただだからくだらない」というなら「地上波民放のテレビ、ラジオはどうなるのか」。いや勿論アレだってスポンサーがいるので厳密にはただじゃないんですが、視聴者から利用料とらないという意味ではただである。
 そして多くの「企業の無料サイト」だって地上波民放と同じシステムでしょうから厳密にはただじゃないわけです。

 この国の将来に禍根を残さぬためにも、出版事業継続にご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

 まあ興味があればこの「みずのわ出版」の本を購入して支援はしますね。なければ特に何もしません。


■「伝統の森」が沖縄に?
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170306
 こういう運動を否定はしませんがもちろん「一つの生き方」でしかなく現代社会において、皆がまねできるわけでもないわけです。


■投げつけた*8コンニャクその先どこへ行く
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170304

 森友学園疑惑の追及を訴える高世です。正論すぎて特に付け加えることもないです。
 ちなみにこの件での文化放送福井謙二グッモニ』を紹介しておきます。

http://www.joqr.co.jp/good/2017/03/321022.html
福井謙二グッモニ 3月2日(木) 第1022回
 みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。
 本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授、中小企業サポートネットワーク「スモールサン(http://www.smallsun.jp/)」主宰の山口義行さん*9
「教育のあり方が問われる森友学園問題」というテーマでお話を伺いました。
 大阪の学校法人・森友学園に国有地が格安で売却されたとされる問題で民進党の玉木*10議員や共産党の小池氏*11が追及をしていますが、維新の動きが鈍いということを山口さんは指摘。
 先日も国会で質問に立ちましたが、一切事件と関係のない質問をしていました。
 このような姿勢をとっていると、どこかでつながりがあるのではないかと疑われる*12ことになります。
 また、国有地の売却以外にも、(ボーガス注:幼児に「安倍さん頑張れ」と言わせるなどの)森友学園教育機関としてのあり方も問われています。教育とは「右向け右」と言われて右を向く人間を作ることではなく、反対に「右向け右」と言われたときに右を向くべきかどうかを考える力をつけることこそが教育のあるべき姿ではないかというお話でした。

*1:「挑発ではなく技術開発」と言う評価の理由も分かりませんがそれ以上に、「だから危険」と言う論理展開はもっと意味不明です。

*2:著書『桶川ストーカー殺人事件:遺言』(2004年、新潮文庫)、『騙されてたまるか:調査報道の裏側』(2015年、新潮新書)、『殺人犯はそこにいる:隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(2016年、新潮文庫)など

*3:て、具体的に何?

*4:著書『能海寛・チベットに消えた旅人』(1999年、求龍堂)など

*5:ダライ・ラマ13世(1879年に3歳で即位)は1895年(19歳の頃)に摂政が自らに対し呪詛を働いたとして逮捕した。ダライ・ラマ8世以降はダライ・ラマの実権は摂政に奪われていた形だったが、この事件をきっかけに再びダライ・ラマの手に戻ったとされる。その元摂政は1899年に自室で謎の死を遂げている(ウィキペ「ダライ・ラマ13世」参照)。

*6:著書『チベット滞在記』(2009年、講談社学術文庫)など

*7:著書『風の記憶:ヒマラヤの谷に生きる人々』(2007年、春秋社)

*8:「突き返した(かどうかは疑問で本当は受け取った疑いもありますが)」と言えばいいところ「投げつけた」と言う辺り鴻池氏の下劣さを物語っていますね。賄賂だろうとこんにゃくだろうと投げつける必要は何処にもないわけです。

*9:著書『誰のための金融再生か』(2002年、ちくま新書)、『経済再生は「現場」から始まる』(2004年、中公新書)、『現場に「解」あり!:中小企業の“連携”が未来を開く』(2007年、中央公論新社)など

*10:民進党幹事長代理

*11:共産党書記局長

*12:疑われるも何も「認可権限を持つ」大阪府としてあの小学校を認可する気マンマンの「大阪府政与党」維新はあきらかにつながりがあるでしょう。もちろん自民応援団・維新として安倍をかばいたいというのもあるでしょう。