今日の産経ニュース(4/10、11分)(追記・訂正あり)

■19年前の殺人事件で死刑囚逮捕 真相解明 供述カギ 乏しい物証、異例の取り調べ
http://www.sankei.com/affairs/news/170410/afr1704100032-n1.html
 正直「死刑囚を逮捕起訴して何か意味があるんだろうか」感はあります。

「別の事件を告白することで死刑執行の先延ばしを狙っている」との見方も根強い中、警視庁は戦後初とみられる確定死刑囚の逮捕に踏み切った。

 まあそりゃ戦後初でしょうね。
 しかし「別の事件を告白することで死刑執行の先延ばしを狙っている」ねえ。その発想は一寸なかったですね。とはいえ「自白した場所から死体が出た」以上、「犯人かどうかはともかく」事件に関与してることは間違いないわけです。


本屋大賞恩田陸さん「蜜蜂と遠雷」 直木賞とダブル受賞
http://www.sankei.com/life/news/170411/lif1704110029-n1.html

 全国の書店員が最も売りたい本を選ぶ「2017年本屋大賞」が11日、恩田陸さん(52)の「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎)に決まった。恩田さんは同作で今年1月に直木賞を受賞しており、本屋大賞とのダブル受賞は初めて。また、平成17年の「夜のピクニック」に続き、2度目の本屋大賞に輝く快挙となった。

 「直木賞受賞作」が「全国の書店員が最も売りたい本」ですか(苦笑)。どうせなら「直木賞など既存の賞が見逃してる作家」を取り上げるべきでしょうにねえ。
 直木賞発表後にこれですから明らかに「偶然の一致ではない」。それとも「直木賞の権威にすがらないとやっていけないほどしょぼい賞」てことでしょうか。しかも「2度目の受賞」て(苦笑)。
 「恩田以外の作家をバカにしてるな」ですね。
 以前、読んだ「手塚担当編集者へのインタビュー」によれば、手塚治虫

週刊文春に連載してる『アドルフに告ぐ』(1983〜1985年)で文春マンガ賞が取れないかな?

と「マジな顔で言った」ので文春の担当編集者が

 先生は『ブッダ』で文春マンガ賞をもらってるじゃないですか?(ボーガス注:なお、1975年の受賞)。普通、2度も同じ賞なんか上げませんよ。しかも週刊文春連載作品じゃ先生も我々もお手盛りだと批判されます

とたしなめたそうですがそう言う常識は「恩田に2回受賞させた」本屋大賞にはなかったようです。
 まあ、「恩田以外の作家」がどれほど本屋大賞なんかほしがってるか知りませんが。
 まあ俺はこういう賞は「くだらねえ、オリジナリティが何もないジャン」と思ってバカにするだけですね。まあ、そもそも俺は「小説はミステリー以外はほとんど読まない」「むしろ前衛とか歴史評論とかノンフィクション(?)を読んでる」ので「小説しかターゲットにしてない本屋大賞はそもそもお呼びじゃない」ですが。「本屋が売りたい本を選ぶとか抜かしながら、小説しかお前ら売る気がないのか」とむしろあきれます。
 恩田もむしろ受賞辞退したらどうなんですかねえ。


■【編集局から】浅田真央、引退後の心配とは
http://www.sankei.com/column/news/170416/clm1704160005-n1.html

 伊藤さん*1は引退から3年後に現役復帰しました。人材不足に悩む日本スケート連盟が五輪出場枠確保のために要請したのです。平成8年、カナダで行われた世界選手権に臨むも、神経性の貧血もあり惨敗。リンクで痛々しさを感じたことを覚えています。
 浅田選手が安心して新たな道に進むには後輩たちの成長が不可欠です。

 おいおいですね。むしろ「後輩が成長して到底浅田では勝てなくなったから」こその引退なんですが。現状なら浅田復帰要請なんかあるわけないし、もしそんな要請を今後するようならそれこそ問題です。

 心配なのは自分たちの都合や金もうけのために利用しようとする“大人”の存在。

 具体的に誰のことなんでしょうか?
 まあ、浅田も過去に人気スポーツ選手(浅田のフィギュアスケート界を含む)が芸能界入りしたように芸能界入りする可能性は充分あるでしょうがその辺りは「まともなマネジメント」がつけば、問題はないでしょう。


■【浅田真央引退表明】背中で見せた「努力の人」 三原舞依ら次世代に多大な影響と刺激を与える
http://www.sankei.com/sports/news/170411/spo1704110045-n1.html
 浅田全盛期は「多大な影響と刺激」を与えたのかも知れませんが今や「既に過去の人」でしょう。


■【フィギュア】浅田真央*2引退 ブログで表明
http://www.sankei.com/sports/news/170410/spo1704100027-n1.html
■【フィギュア】浅田真央 引退ブログ全文 「自分の気力もなくなりました」「私のフィギュア人生に悔いはありません」
http://www.sankei.com/sports/news/170410/spo1704100028-n1.html
 「意地でも次の五輪目指すのか」「いや最近の若手の台頭(マスコミも若手を取り上げる)と自身の絶不調では早晩引退か」どっちだろうかと思っていましたが、ついに引退表明だそうです。

参考
週刊実話『テレ朝が熱烈ラブコール! 浅田真央のキャスターデビュー』
http://npn.co.jp/article/detail/70725236/

 テレビ朝日が救世主と仰ぎ、白羽の矢を立てたのが、フィギュアスケート浅田真央(26)だという。これまで幾度となく報じられてきたキャスターデビューが実現のときを迎えそうなのだ。その初舞台として有力視されているのが、看板番組の『報道ステーション』。
 「まだ、詳細は出ていませんが、メーンキャスターを務める富川悠太アナの降板話に抱き合わせる形で、浅田の名前が挙がっているのです」(テレビ事情通)
 キャスター就任1年目にして富川アナにリストラ話が持ち上がった理由は、キャラクターの地味さと低迷し始めた番組視聴率だ。
 「古舘伊知郎からメーンキャスターを引き継いだ直後の上半期番組平均週間視聴率は、11%台を記録。週によっては13〜14%の大台を叩き出すこともあったが、1月は2週、3週と連続で9%台。事件がないと視聴率が安定しないという傾向はまずい。○○キャスターだからチャンネルを合わせる、といった個性がないとキャスターは務まらない」(制作プロデューサー)
 今や最大の弱点が露わになった富川アナ。テレ朝は『報道ステーション』の番組価値が危ぶまれる前に大鉈を振るう*3決断を固めたという。注目はその降板時期と後任人事。テレビ界では、現在、『モーニングショー』の司会を務める羽鳥慎一の名前が急浮上している。
 「羽鳥を起用し、仲のいい元大阪市長橋下徹を解説者に据える。また、曜日毎に、マツコ・デラックスなどの飛び道具まで考えているんです」(芸能プロ関係者)
 加えて今回、羽鳥の協力サポーターとして指名されたのが、フィギュアスケートの浅田だという。

 浅田引退表明の前の記事ですが「世間が彼女の引退を既定路線と見ていたこと」「浅田をタレントとしてテレビ局が使いたがってること」が改めて分かります。
 まあトバシ記事の可能性もあります。スポーツキャスター浅田はいっこうに構わないのですが橋下コメンテーターなどと言うふざけた話は勘弁して欲しいモンです。

*1:1992年アルベールビル五輪女子フィギュアスケート銀メダル

*2:2010年バンクーバー五輪女子フィギュアスケート銀メダル

*3:そもそも古舘氏を更迭したことが大きな間違いだったのでしょう。