「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年2/26分)

「希望を持ちましょう」 宮中茶会で皇后さま、「救う会」会長にお言葉 - 産経ニュース
救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.02.26)希望を持ちましょう−皇后陛下からおことば

 救う会西岡力会長は、本日(2月26日)午前、天皇皇后両陛下ご在位30年お茶会にお招きいただきました。
 そこで、恐れ多くも皇后陛下に、西岡会長からひと言、度重なる拉致問題に関するお言葉に感謝をお伝え致しました。
 皇后陛下からは「長いことご苦労様です。拉致被害者のご家族が年を取られていますね。希望を持ちましょう」というお言葉を頂きました。

 悪意はない*1んでしょうが「美智子は余計なことするな、ぼけ!」「西岡なんかにねぎらいの言葉なんかかけてるんじゃねえよ!*2」ですね。早速西岡が政治利用してますから。例の「米長の発言」も天皇が「やはり強制でないことが望ましい」ではなく、米長を激励しているかのようにもとれる、うかつな発言をすれば、それが社交辞令でもこのように政治利用していたであろう事がやはり予想できますね。
 美智子ももはや表舞台からは引退する(少なくともかなり露出は減る)ようなので次の雅子氏に期待したいと思います。
 まあ、せめてもの救いはテレビワイドショーの茶会ネタでは浅田真央*3黒柳徹子王貞治は取り上げられても西岡などほとんど取り上げられないことですね。
 それにしても拉致がらみで呼ぶのなら西岡ではなく蓮池透氏や田中均氏でも呼んでほしいもんです。彼らが出席するかどうかはしりませんが。

【追記】
 id:Bill_McCrearyさん記事これは非常に軽率で不用意な発言だ(皇后の、西岡力への発言は、とてもよろしくない) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でご紹介頂きました。いつもありがとうございます。
 正直、こういうことがあると「やはり天皇制はなくすべきだ」と思いますね。まあ天皇という権威にひれ伏す日本人も実にバカだとは思いますが。
 しかし、「こういうこと」を考えるとやはり「皇族の精神的重圧」というのは脳天気な人間ではない「真面目な人間」なら「自分の発言が望まない方向で政治利用されたら嫌だ」と深刻に感じるでしょうし、例の「雅子氏のうつ病」もむしろ当然のことかもしれません。
 もちろん彼女の病気理由なんて彼女と家族以外にはまずわかりませんが。詳細なんか発表されませんしね。それにしても「皇太子として」周囲の支え(凡人には望むことも出来ない最高レベルの妻への医療支援体制)があるとは言えうつ病の妻を抱えながら、離婚*4もせずに、妻と生きている彼にはある種の尊敬の念は感じます(別に「だからといって皇室に対する崇拝の念」は感じませんが。「認知症の妻(大山のぶ代)を抱える砂川啓介(故人)」に対する感情などと大して変わりません)。
 まあ美智子も「週刊文春や新潮のバッシング」の時は失語症になっていますし、皇太子を出産し、秋篠宮をを産む前には「精神的重圧」が原因かどうかはともかく流産したこともありますが。
 美智子の流産当時は「初の皇太子と一般人(皇族でも華族でもない)との結婚」にたいし、皇族や華族が「好意的でなかったこと」も一因ではないかと言われたことは割と有名かと思います。
 つうかググって今回知ったんですが、雅子氏も愛子さんを出産する前に妊娠した物の、流産したことがあるんですね(たぶんニュース報道されたんでしょうがすっかり忘れてました)。
 

*1:そもそも西岡を呼んだのは宮内庁の役人で美智子ではないでしょうし、美智子的には「ただの社交辞令」でしかないでしょう。西岡が可能な限り政治的に悪用するのは見え透いていますし、それを考えると美智子(あえて呼び捨て)の言動には怒りを禁じ得ませんが。とはいえ戦前じゃないんだから、皇族の言葉をありがたがるのも「臣民意識が酷い」つうかおかしな話ですが。

*2:とはいえ皇室の権威にすがろうとするあたりまさに「拉致の風化」でしょう。

*3:バンクーバー五輪女子フィギュアスケート銀メダル

*4:まあ現実問題「英国のチャールズ皇太子の離婚」などとは違い、出来ないでしょうが。