法輪功系列の「大紀元」に突っ込む、ほか中国ニュースいろいろ(11/5分)

 2017年11月5日に記事が書いてなかったのでここに大紀元ネタを中心に「中国ネタ」を書いて記事を埋めることにします。まあ馬鹿馬鹿しいこだわりですが「できる限り全ての日に記事を書いておきたい」ので。
■日本人女優を起用した避妊具の台湾広告に私が違和感を抱いた理由
https://www.nippon.com/ja/column/g00490/?pnum=1

 近所のスーパーで買い物をしていたとき、レジ近くで気になるものを見て思わず立ち止まった。英国発で、世界的シェアを持つ「デュレックス(Durex)」の男性用避妊具が棚に並べられ、その上には近年台湾で活躍している日本人女優の大久保麻梨子氏が、肩を出した白いドレスを着てほほ笑みながら男性用避妊具の箱を片手に、「本物の感触で解いてあげる」というようなキャッチコピーが添えられていた。
 大久保氏は元々、日本のグラビアアイドルとしてデビューしたが、現在は台湾で活躍する女優で、2017年初旬に台湾人男性と国際結婚した。

 「日本李登輝友の会」サイトを見てもこういう「非政治的な台湾情報」がさっぱり得られないのは「何だかなあ」ですね。
 ちなみに大久保氏ですが

大久保麻梨子1984年生まれ:ウィキペ参照)
 2003年、三洋物産主催の「Sea Story Audition 2003 マリンちゃんを探せ!!」でグランプリに選ばれ、1年間、パチンコ『CR大海物語』のイメージガール「ミスマリンちゃん」を務める。この間、DVD『Strange Dream』(2003年10月)や、写真集『Mermaid Line』(2003年11月)を出版し、グラビアアイドルとして本格デビュー。2004年には日本テレビが主催していた「日テレジェニック*12004」にも選出された。2006年、雑誌『FLASH』で「読者が選んだNo.1おっぱい」に選ばれた。
 テレビでは、2006年に『クピドの悪戯 虹玉』(テレビ東京)で連続テレビドラマ初出演(五十嵐モト子役)を果たした。2007年には映画『官能小説』で初主演(藤森彩役)。2008年限りでグラビアアイドルを卒業し、女優への転身を表明している。
 2010年、初めて3泊4日の旅行で単身訪れた台湾に一目惚れし、2011年より、台湾を拠点に日本と中華圏の広告、雑誌、ドラマなどで活躍している。2013年10月、台湾最大のテレビアワード「第48回金鐘奨」にてドラマ『愛情替声』の演技が評価され、助演女優賞(ショートドラマ部門)を受賞した。2016年の誕生日、交際中の台湾人の一般人男性にプロポーズされ、翌日入籍した。2017年4月16日、台湾で挙式。
■テレビドラマ(台湾に拠点を移行後)
・日本
 孤独のグルメ Season5(台湾編)第4・5話(2015年10月24日・31日、テレビ東京):山村貴子役
・台湾
 内衣少女(2012年9月28日〜11月30日):Amour役
 愛情替声(2012年12月30日):久美子役

https://dot.asahi.com/wa/2017042600105.html?page=1
週刊朝日福原愛に続け、マリンちゃんが語った台湾人男性との「新婚リア充」』
 大久保は台湾で生活を始めた頃、台湾人男性のちょっとした優しさに驚いたという。
「台湾人の男性は友達の時点で、すごく優しい。友人たちとの食事会でも、例えば、男性が海老の皮をむいて女性に渡したり、サラダのとりわけや鍋の寄せも率先して行います。また、お父さん世代の方と食事する際もサービス精神が旺盛です」
(中略)
「結婚した彼と付き合う前の話ですが、漢方の店について聞いたら『知っているよ』と翌日、仕事の時間を空けて連れて行ってくれました。体調を崩した時には、体のことを気遣ってくれて、毎週お医者さんのところまで付き添ってくれることもありました」
(中略)
 台湾人の彼とは、2年前の大久保の誕生日から付き合い始めた。もともとは友人の一人だったが、大久保さんが困っている時に助けてくれ、いつも優しく接しているうちに、この人だったらと思ったそうだ。そしてその1年後、誕生日直前にプロポーズされたという。
 大久保が、友人の誕生日祝い向けのビデオメッセージを撮ろうと海辺に行った時、彼が車で連れて行ってくれた。海辺に着くと、彼が突然、「車のトランクを開けてみて」と言ってきた。開けてみると『嫁給我(じゃぁげいうぉ、私と結婚して下さいの意味)』と書かれた文字が……。
 過去のデートでの写真や風船などと一緒に飾り付けて出てきた。
 台湾ではプロポーズの際には友人らの前ですることが多い。その姿を友人らがビデオに撮ってくれる。
 しかし、大久保が以前、恥ずかしいと言ったことを覚えていたのか、二人っきりの場だった。せっかくのプロポーズを演出し、シーンを収めたかったのか、「ちょっと待って!」と彼一人でその場で三脚を取り出して撮影を準備したり、音楽をならしたりとドタバタ。その時をこう振り返った。
「彼の姿に大爆笑してしまいました。それでも情熱的なプロポーズでした」

http://www.recordchina.co.jp/b175530-s0-c70.html
■女優・大久保麻梨子が台湾人男性とゴールイン、結婚式に日本人タレントら―台湾
 この日の結婚式には、台湾で活動する日本人タレントの代表的な存在、佐藤麻衣や愛紗(千田愛紗)も出席している。2人はガールズユニットSunday Girlsのメンバーとして台湾でデビュー。(ボーガス注:Sunday Girls解散の)その後、愛紗は人気バンドDa Mouth(ダ・マウス/大嘴巴)のボーカルとして活躍。ソロ活動していた佐藤麻衣は14年、台湾プラスチックグループ経営者一族の実業家男性と結婚している。

だそうです。

 今回この広告を見て感じた違和感を整理したいと思う。
(中略)
 台湾における「日本女性」は、重層的な意味合いを持った存在である。
 第一に、かつて台湾の名門と呼ばれる家や富裕層には、日本人が嫁いだ例が多かった。理由は、戦前に日本統治下にあった台湾で、富裕層の子弟は日本へ留学することが多く、その際に出会った日本人を結婚相手として迎え入れてきた例が多くあり、「日本女性は淑女」というイメージができ上がった。実際、2017年に華人世界のアカデミー賞と呼ばれる金馬奨で、賞を総なめにし、興行的にも成功した話題作「血観音」の中で、品の良い台湾人銀行家の日本人妻を、同じく大久保氏が演じている。
 第二に、料理や家事に長け、静かで夫に尽くす服従的なイメージがある。私も台湾人の知人から「旦那さんがお酒を飲んで遅くに帰ってきたら、日本人女性は必ず夜食を作ってあげるって本当?」「お風呂で必ず旦那さんの背中を流してあげるって本当?」と真顔で聞かれたことが何度もあった。
 第三に、台湾人男性の多くが「日本人女性」と聞いてまず思い浮かべる事に「アダルトビデオ」がある。台湾では基本的にアダルトビデオの発売や上映は法律で禁止されているが、その代わり日本からの海賊版が大量に出回っている。
(中略)
 かつては飯島愛*2白石ひとみ*3、最近では波多野結衣氏*4らセクシー女優がその存在感を示してきた。これは何も台湾だけに限られたことではなく、中国でも蒼井そら*5が絶大な人気を誇るのはよく知られているし、韓国やタイでも日本の性的コンテンツは非常に人気がある。
 これら三つの要素と、商品が男性用避妊具というのを総合し、大久保氏の件の広告から「淑女・優しい・性的な奉仕」など、前封建的な社会下における理想の女性像を思わせるメッセージを受け取ったことが、私が不快感を覚えた理由と思い当たった。自分や周りを見ても日本女性の在り方は多種多様で、そうした限定的なイメージを持たれるのは心外だ
(中略)
 実際、周囲にこの広告の感想を問うたところ、「職場の同僚に以前『日本から帰ってきた人妻って聞くと、なんかアダルトビデオを思い出す』と言われ非常に腹が立った」という女性や、「日本に留学すると言ったら『アダルトビデオがどこでも買えていいね』とからかわれた」男性など、不愉快な思い出を連想したことを話してくれた台湾人の友人もいた。

 なるほど、「台湾の日本イメージ」ってそんなもんですか。反日とは言わないまでも李登輝友の会などが垂れ流す「世界有数の親日国家」というのとは明らかにズレがあるでしょう。


■産経『「祭り」テーマに日台シンポ 日台政策研究所の設立記念』
http://www.sankei.com/world/news/180203/wor1802030034-n1.html

 基調講演では、日台政策研究所の理事長を務める松尾剛次・山形大教授が、神奈川県鎌倉市で近年になって新たに「創造」された祭りの事例を紹介。

 さてこの松尾氏ですが、ウィキペディア松尾剛次』によれば

・日本中世史学者、仏教史学者。山形大学教授。
■著書
・『鎌倉新仏教の誕生』(1995年、講談社現代新書)
・『救済の思想:叡尊*6教団と鎌倉新仏教』(1996年、角川選書)
・『中世都市鎌倉を歩く:源頼朝から上杉謙信まで』(1997年、中公新書)
・『仏教入門』(1999年、岩波ジュニア新書)
・『「お坊さん」の日本史』(2002年、NHK生活人新書)
・『鎌倉 古寺を歩く:宗教都市の風景』(2005年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)
・『破戒と男色の仏教史』(2008年、平凡社新書)
・『親鸞再考』(2010年、NHKブックス)
・『葬式仏教の誕生:中世の仏教革命』(2011年、平凡社新書)
・『知られざる親鸞』(2012年、平凡社新書)など

だそうですが、そういう人に「日台政策研究所(http://www-h.yamagata-u.ac.jp/~nakazawa/ijtp/)の理事長」なんて話がなぜ来るんでしょうか?。なんか「台湾についてよくわかりもしないのに松尾氏が調子に乗って手を出した感」が否めないんですが。
 ちなみに「話が完全に脱線しますが」、松尾氏には

『家康に天下を獲らせた男 最上義光』(2016年、柏書房

て著書がありますね(ウィキペ『松尾剛次』による)。まあ、大人げないことをいえば完全に「山形自慢」ですよねえ。
 「えー、この間の大河ドラマの井伊氏とか家康家臣団ならともかく、それ明らかに違うだろ。山形県民以外にそんなこと言ったらその場で爆笑されるわ。俺もこの題名見て思わず吹き出したし」「柏書房の編集も常識なさ過ぎだろ」的な。
 しかし、まあ、最上義光(出羽山形藩初代藩主)って、あまり有名でないですよねえ。東北の戦国武将つうとまあ、「東北出身者以外*7」は出てくる名前は、大河ドラマにもなった「伊達政宗仙台藩初代藩主)」一択でしょうね。
 ちなみに埼玉だと有名な戦国武将っていませんねえ。映画「のぼうの城」である程度有名になった「行田の成田氏」なんか、「小田原・北条氏の子分のワンオブゼム」でしかありませんからねえ。行田はどうか知りませんけど、「行田以外の埼玉県民」にとっては成田氏なんかあの映画前は「何それ?」でしかない。むしろ「埼玉の武将」つうと鎌倉時代畠山重忠*8比企能員*9の方が有名。ただ埼玉県民以外で「畠山重忠」「比企能員」て知ってる人はまずいませんけど。
 えーと話を「台湾」に戻します。
 なお、

 モデレーターは金沢学院大准教授の酒井亨氏が務め

という酒井氏(元共同通信記者)の方は

・『哈日族:なぜ日本が好きなのか』(2004年、光文社新書)
・『台湾 したたかな隣人』(2006年、集英社新書)
・『「親日」台湾の幻想』(2010年、扶桑社新書)

という著書がある台湾研究者のようですが。
 なお、酒井氏の

・『加速する「脱・中国経済」:逃げ出す台湾、そして世界』(2009年、晋遊舎ブラック新書)
・『中韓以外、みーんな親日:クールジャパンが世界を席巻中』(2013年、ワニブックスPLUS新書)

という著書名からして彼はぶっちゃけ「商売ウヨか、ガチウヨか」はともかく、産経的「反中国・韓国」分子でしょう*10。そして酒井氏が所属する金沢学院大も失礼ながらまともな大学が疑問符がつくでしょう。
 まともな人間は『中韓以外、みーんな親日』『加速する「脱・中国経済」:逃げ出す台湾、そして世界』なんて本は出しません。どちらも事実に反する極右デマだからです。
 一帯一路やAIIBでわかるように世界各国は「脱・中国経済」「逃げる」どころか中国との経済的関係を深めてる。
 親日反日にしても「戦前日本のアジア侵略」について肯定的な国などありませんし、文化・経済交流の面では中韓は立派に親日です。日本企業が中韓に進出して商売してるし、最近では日本のアニメなども中韓で人気を博してるわけです。
 しかし台湾政府も酒井氏のようなデマ右翼とお付き合いしたあげく

 シンポジウムを主催した台北駐日経済文化代表処の謝長廷*11代表(駐日大使に相当)は、「台日の文化・芸術の交流と協力が一層緊密になることを期待している」とのメッセージを寄せた。

つうのはねえ(苦笑)。お粗末すぎないか。そんだけ「政治的に中国に敗北してる」つうことかもしれませんが。
 もはや日本において「親台湾」とは「反中国右翼の別称」と眉唾で見た方が良さそうです。

【追記】

http://www-h.yamagata-u.ac.jp/~nakazawa/ijtp/
 こんにち我が国において、台湾は世界有数の親日国家であるという認識が広がったことから、台湾への関心が急激に高まっており、様々なレベルやチャネルによる交流が行われています。
 観光面では、各地で外国人のインバウンド誘致が命題になっており、外国人の中でも、親日的でマナーが良いことから、台湾人を最大のターゲットに置いているところが多くなっています。各地のローカル空港でも、台湾との航路拡大に注力しているケースも多々あります。
 しかしながら、日台交流のニーズがこれほど増大しているにもかかわらず、その進行があまりにも急激だったことから、内実を深めるための取り組みが手薄になっているように見受けられます。せっかくの日台交流も、内実の深化がなければ一過性のブームに終わってしまいます。
 本研究所は、われわれ日本人が持つ日台交流への関心に永続性を持たせ、日台関係をさらに緊密化させることで、互いに発展していくことを目指します。

 俺的には「何だかなあ」て認識ですね。
 果たして台湾は「世界有数の親日国家」なのか。いやそもそも反日国家なんてもんがその辺にゴロゴロ転がってるとも思いませんが、この研究所のメンツは「中韓反日だ」とかためらいなく言っちゃうのか。
 そして「外国人のインバウンド*12(観光客)誘致」つう話で何で「ブラボー台湾」なんか。「いや人数からいうたら、人口13億の中国が一番のターゲットと違うのかい」ですね。
 つうか、台湾との友好のための研究所とか言いながら「外国人のインバウンド(観光客)誘致」「各地のローカル空港でも、台湾との航路拡大」とか金儲けの話ばっかしてるのはどういうことなのか。友好関係構築イコール金儲けなのか。


■ニューズウイーク日本版『マクロンは「朝貢」訪中で、人権にも触れず馬脚を現した』楊海英*13
https://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2018/02/post-9.php

 彼は首都の北京ではなく、陝西省省都西安を最初の訪問地として選んだ。
(中略)
 陝西省習近平国家主席の父祖の地でもある。大国フランスの大統領が「朝貢」に訪れたことを「習家の故郷に花を添える行為」として宣伝したい北京の思惑が働いたとも報じられている。
(中略)
 中仏両国は実利外交を最優先した。中国はエアバス機を購入し、フランスは中国の核エネルギー技術を支援すると約束。総額約200億ドルの契約が結ばれたと報じられている。
(中略)
 世界は人権より実利優先で動きだしている。今後も中国にさまざまな朝貢が続くだろう。

 まあ基本的にはマクロンの前任のオランドでも、前前任のサルコジ*14でも楊のいう「朝貢」云々という状況に違いは無かったでしょうねえ。しかし楊もそういうこというなら日本ウヨと野合するなと言いたいですね。ご本人「マクロンらが俺たちに冷たいからウヨと野合してるんだ」と居直るのでしょうが。実際I濱だの、id:Mukkeだの、阿部治平だのそういうことを言って楊やダライやラビア・カーディルらの日本ウヨとの野合を正当化しますからね。


■読売新聞『中国、平昌開会式に常務委員で最下位の韓氏*15派遣』
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180202-OYT1T50089.html
 反中国の読売新聞らしくて吹き出しました。確かに「7人いる常務委員の中では序列7位で最下位」ですがそもそも常務委員自体が「7人しかいない」最高幹部なのですが。


■フジテレビ『日本からの“象牙”密輸を摘発。世界最大市場・中国の実態』
https://www.houdoukyoku.jp/posts/25620
 実にフジテレビらしいですね。「アフリカから中国が直輸入」ならともかく、日本から輸入なら「日本の摘発もぬるいのでは無いか」「日本の業界は自浄努力をしてるのか」つう話になるでしょうが「中国ガー」といういつものフジテレビです。
 なお、この象牙問題については以下の日本社会批判記事を紹介しておきます。

https://www.asahi.com/articles/ASKDL6JQRKDLUTIL06Q.html
朝日新聞『入国わずか3時間、中国船員の手に象牙 密輸温床の日本』
 象牙を日本国内から密輸出しようとしたとして中国籍の男が先月、警視庁に逮捕された。象牙の国際取引は約30年前にワシントン条約で禁止され、国内市場の閉鎖に踏み切る国が相次ぐが、日本は文化的背景などを理由に市場を維持し続けている。国際NGOなどからは改善を求める声が上がっている。

https://mainichi.jp/articles/20180201/k00/00m/040/168000c
毎日新聞象牙密輸出 甘い規制「氷山の一角」』
 密輸出が後を絶たない要因について、専門家は諸外国に比べて甘い日本の規制を挙げる。
 象牙取引を巡っては、米国や中国などが国内取引を禁じている。一方で日本は国に登録した業者であれば、1989年以前に国内に持ち込まれた象牙の売買が許されている。
 ワシントン条約の常設委員会は昨年12月、違法取引の温床と指摘される日本市場を批判。日本政府に規制の取り組み状況を報告するよう求める提案を採択した。
 象牙和楽器や印鑑などに使用されるため、政府は「適切に管理された市場」の存続を図りたい考えだが、ネット通販などでは象牙の取引から手を引く動きが広がり、「楽天」や「メルカリ」などが相次いで取り扱いを中止している。

http://toyokeizai.net/articles/-/154156
東洋経済オンライン『象牙規制、中国の「転向」で日本が非難の的に』
 象牙取引をめぐる国際世論の中で日本が窮地に陥っている背景には、密輸大国と非難されてきた中国の「転向」がある。「全形の象牙の在庫を多く保有しているのは日本と中国だけ」(NGO関係者)という状況が続く中、中国はさらに一歩進め、昨年12月30日、今年末までに商業目的の象牙の取引を全面禁止すると発表した。
 中国はこれまで禁止の方針だけを示していたが、実施時期を明確にしたことで、残る問題国は日本だけという見方が広がりかねない情勢になってきた。

http://japan.hani.co.kr/arti/international/29352.html
ハンギョレ『世界の象牙の95%…最悪の“象虐待国家”日本』
 世界自然基金(WWF)は先週、全世界的な野生動植物取引監視ネットワークであるトラフィック(TRAFFIC)が作成した「象牙の塔:日本の象牙取引と国内市場に対する評価」報告書を公開し、日本を「世界最大の象牙市場の一つで、活発な象牙加工産業の故郷であり、個人所蔵の形態で相当な規模の未加工象牙を備蓄している国」と規定した。
(中略)
 世界自然基金は「規制が正しくなされない日本国内の象牙市場は、よく組織された国際犯罪ネットワークに対し、日本を不法輸出用象牙製品を収益性高く調達できる目標にしている」として、絶滅危機に瀕した野生動植物の国際間取引に関する協約(CITES)に則り、日本に象牙市場を閉鎖することを要求した。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG01H7M_S7A900C1CR0000/
日経新聞イオンモール象牙販売禁止へ 印章、2020年から』
 イオンが、全国で展開するショッピングセンター「イオンモール」での象牙製品の販売を2020年から禁止する方針を固めたことが2日までに、同社への取材で分かった。
(中略)
 イオンの金丸治子グループ環境・社会貢献部長は「国内市場閉鎖の世界的な動きが広がっている。自然の恵みを受ける事業者として、同じ方向を目指している」と理由を説明する。


■産経『「帝国主義的な大国はいらない」中国の中南米進出に警戒呼びかけ 米国務長官が歴訪前に』
http://www.sankei.com/world/news/180202/wor1802020015-n1.html
 米国トランプ政権が中国の中南米経済進出にいらだってることはわかりますが、それだけの記事です。
 中国からすれば「チリ・アジェンデ政権をCIA謀略で転覆した米国にそんなこと言われる筋合いない」つうところでしょう。


■現代ビジネス『世界で深まる「中国依存」親日カンボジアでこんなことが起きている:華語学校・華人コミュニティで見た風景』(阿古智子*16
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54266

 内戦後長く、カンボジア最大の援助国は日本だった。しかし、カンボジア中央銀行の報告書は、「2010年より中国がカンボジアの最大の援助国」と記している。
(中略)
 中国はカンボジアにとって最大の貿易相手国であり、海外直接投資額も、中国が群を抜いて一位(2016年は約5億200万ドル。香港を加えると約7億5100万ドル)で、二位の日本(1億9900万ドル)、三位のベトナム(1億8400万ドル)を大きく引き離している。
(中略)
 2017年7月、中国政府はバス100台をカンボジアに贈呈した。そして今やプノンペン*17では、「中国援助 CHINA AID」と大きく書かれたバスが頻繁に見られるようになった。
 カンボジアの経済開放政策が進み、中国からの投資が増大するなか、中国語の重要性は急速に高まっている。華人の多い地区では次々と華語学校が再開し、華語ブームは華人以外のコミュニティにも広がっている。

 そもそも「親日国」というのだって多くの場合「ビジネス的な意味」でしかないでしょうにねえ(苦笑)。であるなら「日本が景気後退で沈み、中国が伸びれば」、中国依存とやらが起きるのは何ら不思議ではない。なお、当然ながらカンボジアは別に反日になってるわけではありません。


産経新聞『河野外相と民進・小西氏がツイッターで応酬 河野氏の中国報道官とのツーショット写真が火種』
http://www.sankei.com/politics/news/180201/plt1802010031-n1.html

 小西氏*18が31日、ツイッターで「格下の人物とニヤケ顔でツーショットを撮るのは中国への『朝貢』だ」と批判。

 「安倍の使い走り」河野太郎*19が嫌いな俺ですらこんな批判には賛同しませんが、産経もこれが河野太郎外相ではなくたとえば、産経が嫌いな河野洋平*20外相、田中真紀子*21外相や民主党政権岡田克也*22外相などならおそらくこの小西なる反中国ウヨ議員と全く同じことを言っていたでしょうね。


朝日新聞『リベラル派が「一帯一路日本研究センター」設立』
http://webronza.asahi.com/business/articles/2017122700003.html

・設立の中心になったのは、筑波大学名誉教授の進藤榮一氏*23
・2017年11月30日に東京で発足した研究センターの最高顧問には、中国に多くの人脈を持つ福田康夫*24・元首相が就任し、谷口誠*25・元国連大使、西原春夫*26・元早大総長らが顧問に就いた。副代表には河合正弘・東大教授、朽木昭文*27・日大教授、郭洋春*28・立教大次期総長、朱建栄*29東洋学園大教授のような韓国人、中国人学者も名を連ねる。事務局はGAIA機構に置き、周瑋生・立命館大教授が事務局長を務める。

 福田氏がメンバーですからリベラルとは言っても保守リベラルでしょう。それにしても同じ清和会出身とはいえ安倍と福田氏のこの違いは何でしょうか。
 その違いは福田赳夫*30と「岸信介*31安倍晋太郎*32」の違いでもあるのか?


■産経『ネパールのネット接続事業に中国国有企業参入 インド独占にくさび、強まる影響』
http://www.sankei.com/world/news/180115/wor1801150052-n1.html
 こうしてみるとネパールでの親中国政権誕生とは、前政権がインドに密着しすぎたが故の反動という要素が大きいような気がします。


■アジア自由民主連帯協議会『【報告】2018新春シンポジウム「アジアの現状と民主化への展望」』
http://freeasia2011.org/japan/archives/5359
 「アジアの民主化」といいながら中国のことしか語らないいつもながらのひどさです。

・ネパールでも親中的な政権が誕生
ノーベル平和賞劉暁波*33が受賞したのち、中国が議長国ノルウェーに対し経済的に圧力をかけた時に、国際社会はノルウェーの側には立たなかった、これによって、中国がむしろ国際的に力を持ってしまった。

 常日頃中国に悪口するウヨ連中も彼らが悪口するほど中国が国際的に孤立などしていないことをここではなぜか認めています。

 仮に、日本が経済政策として一帯一路に賛同、協力するのなら、せめて、その為にはウイグルにおける人権状況の調査と改善を前提にすべきだ

 まあ安倍はそんなことしないでしょうし、それでもウヨ連中は非難しないのでしょう。


毎日新聞『英国メイ*34首相が訪中へ 「黄金時代」の両国関係』
https://mainichi.jp/articles/20180131/k00/00m/030/040000c
時事通信『英中、1兆円超の商談成立=メイ首相「一帯一路」支持』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018013101211&g=int
日経新聞『中仏首脳会談、一帯一路で協力、原子力分野も』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25464480Z00C18A1FF1000/

https://mainichi.jp/articles/20180131/k00/00m/030/040000c
・英メディアによると、離脱後のEU以外の国との貿易交渉を担当するフォックス*35国際貿易相のほか、金融界などから約50人の企業幹部も同行するという。
・出発に先立ち、メイ氏は「中国には英国企業にとって巨大な貿易の機会がある」と述べた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018013101211&g=int
 メイ首相は会談後の記者会見で、今回の訪中で総額90億ポンド(約1兆3800億円)以上の商談がまとまる見通しを明らかにした。金融やインフラ整備の英企業が代表団に参加しており、こうした分野での契約が含まれるとみられる。
 メイ首相は中国が提唱するシルクロード経済圏構想「一帯一路」について「歓迎する」と述べ、支持を鮮明にした。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25464480Z00C18A1FF1000/
 中国の習近平*36(シー・ジンピン)国家主席とフランスのマクロン*37大統領は9日、北京の人民大会堂で会談した。習主席が推進する巨大経済圏構想「一帯一路」に対してマクロン氏がフランスの参加を表明した。首脳会談にあわせて欧州航空機大手エアバスが中国工場の組み立て能力を増強するほか、核燃料サイクルなど原子力分野での協力でも合意した。

ということで産経などウヨの言う「孤立する中国」が全くのデマであることが改めて明らかになりました。


■産経『ダライ・ラマ後継を議論へ 年末にもチベット高僧会議 (ボーガス注:ダライラマ死後の)中国の(ボーガス注:転生霊童)指名強行を警戒』
http://www.sankei.com/world/news/180129/wor1801290021-n1.html
 「ダライ生前に議論」とはついに「転生霊童制度の廃止」「ローマ法王選出のような選出制度の導入」がされるんでしょうか?


日本李登輝友の会『【広辞苑誤記問題】 松田康博*38・東大教授も「瑕疵を認めないのは残念」と批判』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20180127/
 そもそも瑕疵じゃありませんからねえ。


日本李登輝友の会『高校生の海外修学旅行先で台湾が初の4万人超えでダントツの1位!』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20180128/
 それが事実だとして理由は何なのかと素朴に疑問には思います。
 まあ「右翼系学校による右翼的理由による台湾セレクト」でない限り、どうでもいい話です。


■ネット上の法輪功批判

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/zt/xjflg/t62946.htm
李洪志の33ヵ条の邪説
10. 今日のすべての宗教は人を済度することができなくなった
 仏教、キリスト教カトリックユダヤ教、そしてその他のいくつかの宗教は歴史的に正教であったと私は認める。しかし今日の歴史的時期において、今日の現代化した 人間の観念の社会で、人々はすでに人間の本質と古い観念でそれを理解することができなくなった。(『法輪仏法――北アメリカの第一回法会における仏法伝授』)
11.「法輪大法」は宮殿のようなもので、キリスト教はお粗末な小屋にすぎない
 私が語っているのは宇宙の原理であり、そして宇宙の上から下までの最大の、宇宙のすべての生物、異なる層の神仏と人間に生命の環境を切り開くことができるような大法である。いかにキリスト教と一致を保つかというと、立派で堂々とした大宮殿を非常に小さな、お粗末な小屋と比較するのと同じ理屈で、比べることはできないのだ。(『法輪仏法――ヨーロッパの法会における仏法伝授』)
29. 科学は最大の災禍をもたらした
 現代科学によって育成された世代はなんら憚ることなく人を殺したり、放火したり、悪事を働いたりしている。社会には暴力団組織とか、麻薬吸引、麻薬販売、売春などが現れ、何でもやっているのだ。何もかもめちゃめちゃで、やりたい放題である。この社会は怖くないか、皆さん考えて見てください。これはほかでもなく科学がわれわれにもたらした最大の災禍である。これらの問題について語ると、人々は科学という大棍棒を振るってなぐりこんでくる。それは迷信だと言うのである。人類のモラルがだんだんなくなっていけば、社会は誰もが始末できないところにまでいき、人間も最も危ない時点に差し掛かることになる。(『法輪仏法――ヨーロッパの法会での仏法伝授』)

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/zt/xjflg/t62945.htm
■「法輪大法」とよこしまな邪説
李洪志は「法輪功」の修練者に「現在の科学は科学とは言えない……現在の科学では宇宙の秘密をいつまでたっても探知できないからである」。「人類の(科学)技術はより高い認識レベルに達することができない……。しかし、法輪功を修練する人は達することができ、神仏こそ最高の科学者である」。「人類の現在の科学は実に誤った基点に立って発展してきたものであり、宇宙、人類、生命に対する認識はいずれも誤ったものであるので、修練界において、われわれ修練者はまったく現在の科学を認めず、それは誤りだと思っている」(ボーガス注:と述べた)。


■【党文化の解体】第2章(16)「進化論の注入は、無神論*39と闘争哲学の普及のため」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/07/html/d29975.html
■【党文化の解体】第2章(17)「進化論の脆弱な論理的基礎」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/07/html/d46202.html
■【党文化の解体】第2章(18)「進化論は確率的にありえない」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/07/html/d22272.html
■【党文化の解体】第2章(19)「進化論の局限性」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/08/html/d45302.html
■【党文化の解体】第2章(20)「進化論を注入した報い」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/08/html/d86988.html
 中国共産党批判の文章で
1)中国共産党と関係ない上、
2)もはや学界の通説となっている進化論にくだらない因縁をつけるあたり法輪功がまともな宗教でないこと(つまりカルトであること)を証明しています。


■【党文化の解体】第2章(16)「進化論の注入は、無神論と闘争哲学の普及のため」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/07/html/d29975.html

 1968年夏、ウィリアム・マイスターというアメリカのアマチュア化石専門家が、三葉虫で有名なユタ州近郊のアンテロープ・スプリングで化石を発掘した。それは、驚くべきことに一匹の三葉虫を踏み潰した靴の足跡の化石だったのである。三葉虫は 、6億年前から2億余年前までに生存した生物だ。言い換えれば、遥かに遠い歴史時期の昔に、私たちのような人類文明が存在したのではないか?

 三葉虫の時代に人類がいるわけがないでしょう。
 当然ながらこの化石は
1)進化論否定論者の捏造か
2)「そのように見えなくもない程度の化石」を進化論否定論者がそう言い張ってるか、どっちかでしかないでしょう。

・2001年、アメリカ市民1000人を対象にして、人類の起源と発展に関して、ギャロップ社がアンケート調査を実施した。調査の結果、45%の人たちが「神様が一万年以上前に今日の人類を創った」と回答
・またアメリカのピュー・リサーチセンターが、2005年7月に実施した調査では、アメリカ人の63%が、「学校では進化論といっしょに宗教の創造論も教えなければならない」と回答

 これが事実だとしてもそれは「米国において未だに天地創造説が無視できない力を持っている」という話に過ぎません。

 中国大陸から来た多くの者たちは、上述の調査結果に対して驚きを禁じえないだろう。

 我々日本人だって驚きを禁じ得ませんが。

 マルクスエンゲルスは、進化論と信仰の関係をとてもはっきり説明した。
「今、私たちが進化の概念で宇宙を見てみるとき、この空間にはどのような創造者や統治者*40も認めることができない」(「マルクス・エンゲルスの宗教論」)。

 小生もマルクス主義の理解なんか無知なんで全くありませんが、ここで大紀元が紹介するこうしたマルクスらの認識はむしろ普通でしょう。
 神がいるならば、なぜその神は「進化」という面倒なシステムを作ったのか。たとえば、なぜ人間は猿から進化したのか。
 神がいるならば、「進化なんてシステムではなく、一から全てつくればいい」わけです。実際、天地創造なんかは全て「一から神が作ってる」つう認識に立ってるわけです。
 「神の存在を認めた上での進化論の説明」も説明しようとすれば説明できるのかもしれませんが一番簡単な説明は「神などいないから進化というシステムができた」でしょうね。
 ただし、もちろん「進化論イコール無神論」ではないですが。ましてや「進化論イコール共産主義」「無神論イコール共産主義」ではないわけです。大紀元は「進化論イコール共産主義」という与太を飛ばす「反共&進化論否定」のゴミメディアですが。

 マルクスはまた、「ダーウィンの著作は大変重要であり、それは自然科学の角度で人類歴史上の階級闘争を支持しており、私の観点と完全に符合する」と付け加えた。

 仮にマルクスがそのようなことを言ったとしてもそれはマルクスの個人的価値観に過ぎません。進化論は別に「階級闘争の意義」を証明するものではない。当然ながら「進化論支持=マルクス主義支持」ではない。

 各種の宗教信仰を消滅*41させた後、進化論は中共が生命の起源を解釈することができる唯一の学説となった。

 中国に限らず「共産党が政権与党でない国」「宗教が弾圧などされてない国」も含めてどこの国でも進化論は「生命の起源を解釈することができる唯一の学説」です。少なくとも天地創造説は「生命の起源を解釈することができる学説」ではない。
 そして宗教と「生命の起源の解釈という科学的分析」は全く関係が無い。

 中文サイトで検索すると、中高等学校教師らの多くが往々にして生物教材の中の「生命の起源と生物進化」という一章についてこのように分析しているのを見つけることができる。
「学生たちに生物進化の観点を形成させることは、弁証唯物主義の自然観を樹立するのに重要な意義がある」

 「弁証唯物主義」が単に「科学的合理主義」を意味するなら、この主張には何の問題も無いでしょう。
 一方この主張が「進化論は共産主義の正当性を証明してる」を意味するなら問題ですがそこで問題になるのはそうした進化論理解であって、進化論それ自体ではない。

 しかし中共の圧制の下で、誰かが無神論を信じず、進化論を信じなかったら、「封建迷信」「愚昧」「国を台無しにして人民を台無しにする」「科学に反する」などなどの恐ろしい政治的レッテルを貼られ、「広大な人民群衆」から隔離されて、「一握り」の 「改造の対象」になってしまう。

 「無神論」と「進化論」は別物です。そして「進化論を支持しないこと」は「改造の対象」にすべきでないにしても「封建迷信」「愚昧」「科学に反する」であることは事実です。


■【党文化の解体】第2章(17)「進化論の脆弱な論理的基礎」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/07/html/d46202.html
 むしろ脆弱なのは天地創造説の方でしょう。天地創造説はこの大紀元記事のように「進化論は間違ってる*42」と因縁をつけるだけで「天地創造説の証拠」などは提出できない。当然ながら聖書記述なんてもんは証拠になりません。

 中国の人民教育出版社のサイトにある「中学校生物教学資料」には、このようなくだりがある。
「人類には、偶然にも短い尻尾が付いたり、長い毛がはえたり、二つ以上の乳頭を持つ女性が生まれたりする場合がある。このような現象から分かったのは、人類の祖先は、多分尻尾があり、長毛で、多乳頭の動物であった。それゆえ、先祖返りの現象もまた生物進化の一種の証拠だ*43」。
 このような論理に従うと、生まれた時点で頭がない赤ん坊はもっと多いが、ならば、人類の祖先は大脳がなかったのだろうか?先天的に四肢の不健全や手の指、足の指が多くなる場合もある。手足のこのような奇形も「先祖返り」の現象だと言えるのだろうか?

 バカバカしい詭弁ですね。むしろ進化論を否定し「天地創造説」なんぞにたった方が「先天的障害・奇形」の説明は難しくなるでしょう。
 「なぜ神(創造主)はそんな障害をその子どもに負わせたのか*44」「もし障害は神の設計ミスというならそんなものを神といえるのか」つう話です。「神などいない」とした方がむしろ説明はしやすい。


■【党文化の解体】第2章(20)「進化論を注入した報い」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/08/html/d86988.html

 進化論の観点からすると、人は自然界で勝手にできたものであり、人の誕生にも存在にも何の目的もない。

 「人の誕生にも存在にも何の目的もない」かどうかはともかく、「神が何らかの目的で人を作った」訳でないのは事実です。
 そうした事実から「どういう価値判断を導き出すか」、たとえば「だから人生に意味など無い」と悲観的に思うか、「神の存在など無いとむしろ自由に生きられるから良い」と希望的に思うかは個人の自由です。

 神に対する一切の信仰は「虚無にして根拠のないもの」となった。

 「進化論支持は神の否定であり宗教の否定」と考えればそうなるんでしょうね。世の中そう考える人ばかりでもないでしょうが。

 人は進化した猿だということになり、その他の動物と本質的に変わらぬものとなった。動物と植物、生物と無生物の間にも越えてはならない限界がなくなった。それゆえ、エンゲルスの観点によると、生命はただ「タンパク質の一種の存在形式」にしかすぎない。
 この観点に立つと、中国の伝統文化にある生命に対する尊重は、必要のない「迷信」となる。確かに進化論の観点で見る時、木を切ることと犬を殺すこと、猿を殺すことと人を殺すことは、程度の差こそあれ本質的な違いはなく、いずれも一種のタンパク質の存在形式を変えたに過ぎない。

 進化論否定論者が良くやる詭弁ですね。
 「猿が進化して人になった」つうのは事実認識の問題です。そこから何らかの価値判断が引き出されるわけではない。
 「神が作り出したら人間は偉大だが、猿から進化したのなら人間はレベルが低い」とかそういう話ではない。
 「木を切ることと犬を殺すこと、猿を殺すことと人を殺すこと」をどう評価するかつうのは価値観の問題であって「進化論という事実認識」の問題とは関係ない。

 中共が進化論を注入し続けた結果として、人々は「適者生存、弱肉強食」を当たり前で、当然の法則であると思うようになった。

 「中国共産党が注入」も何も進化論は科学の定説です。欧米諸国も進化論が定説として普及してるわけです。
 そして進化論は「弱肉強食」を正当化する理論ではないのでもしこの大紀元の主張が事実だとしても、批判されるべきは進化論それ自体ではなく「進化論は弱肉強食を正当化する」という進化論の曲解でしかありません。そういう曲解が大紀元が言うほど中国社会で普及してるか知りませんが。

 生命を完全に見下す態度は、中共の高級官僚に普通に見られる

 繰り返しになりますが、そうした価値観の問題は進化論という事実認識の問題とは全く別問題です。


■【党文化の解体】第2章(23)「神に対する信仰は、科学研究の妨げにはならない」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/09/html/d37189.html
 まあ、科学研究を否定するようなインチキ宗教(例:天地創造説を唱える法輪功)でなければ「信仰は科学研究の妨げにはならない」でしょうね。

 どうして人口13億の大国にノーベル賞科学者が一人も現れなかったのか?

と書く大紀元ですが、その後、皮肉にも屠ユウユウ氏が2015年のノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
 どっちにしろノーベル賞云々は単に「科学教育」などシステムの問題であって共産主義だからどうこう言う話ではありません。


■【党文化の解体】第2章(24)「実証科学は宇宙の法則を探求する唯一の方式ではない」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/10/html/d38152.html
 もちろん、「西洋式の実証科学は宇宙の法則を探求する唯一の方式」でしょうね。
 もちろん、それは「東洋医学漢方薬鍼灸、気功など)が無根拠」つう話でもないですが、「根拠があれば西洋式の実証科学」で東洋医学の医学的有用性を証明できるでしょう。単に法輪功が「自分らが宣伝ネタとしてる中国気功を西洋式の実証科学で証明する意思も能力も無い」上に、それについて「実証科学は宇宙の法則を探求する唯一の方式ではない」と居直ってるだけの話です。どっちにしろ中国共産党とは全く関係のない話です。


■園児600人、豚の解体作業を見学 血なまぐさい「基礎教育」に物議=湖北省
http://www.epochtimes.jp/2018/02/30876.html
 「豚の解体作業を見学」の何が問題なんだかさっぱり解りません。どっちにしろこれは「共産党だから」つう話ではありません。


■それでも飲みますか? コーヒーの弊害5つのこと
http://www.epochtimes.jp/2017/07/27779.html
■コーヒーは高齢女性の記憶力低下に予防効果がある=フランスの研究
http://www.epochtimes.jp/jp/2007/12/html/d85688-p.html
 コーヒーの有害性をやたら強調する文章と、コーヒーの健康効果を宣伝する文章を同時に掲載するあたり大紀元も全くでたらめです。まあ結局バランスなんでしょうね。飲み過ぎは良くない、つうだけの話です。コーヒー一杯でも健康に悪影響が出るなんてのは病人限定の話でしょう。


■コンピュータゲームの危害
http://jp.minghui.org/2018/01/13/54178.html
 もちろん必要以上にこうしたゲームにのめり込むことは「視力の悪化」などの弊害をもたらしうるでしょうが、法輪功のように「絶対悪」として描き出すことは馬鹿げています。結局ほとんどの物事はバランスの訳です。バランスを崩せば弊害が出ますがそうでない限り「何をやるか」は個人の自由でしかない。


法輪功の怪しい難病治療話

http://jp.minghui.org/2007/12/08/mh095341.html
■人生に光をもたらした法輪功緑内障患者の話
 権威ある眼科医に間もなく失明すると診断された緑内障患者が、病院通いをやめて2年経っても失明していないのです。

http://jp.minghui.org/2008/05/29/mh303631.html
■学法し心を修めることで乳癌が自然に完治した
 癌細胞はすでになくなりました。師父の慈悲に感謝します。私の身体は浄化されました。

http://jp.minghui.org/2009/12/13/mh144862.html
■「再生不良性貧血」の患者が法輪功を修煉し、医学界に奇跡を起こす
 現在、病気は完全に治って薬から離れました。これは法輪大法を修煉する前には、想像もできなかったことです。

http://jp.minghui.org/2010/07/16/mh170734.html
■8年近く苦しんだ難病が、わずか5日で根治した
 7、8年患ってきた難病が、各大病院で完治できなかった難病が、わずか5日目に消え失せました。奇跡にほかなりません。李洪志師父に感謝いたします。

http://jp.minghui.org/2010/09/10/mh115625.html
■私は煉功して腎臓の結石が排出された
 私は法輪功の修煉を通して、現代医学では必ず手術すべきであるかまたは砕石してこそ排出できる、右腎臓の大きい結石と左腎臓下端のささくれ状の結石が排出され、医学上の奇跡が起きました。

http://jp.minghui.org/2007/11/30/mh010022.html
悪性黒色腫からの全快
 『転法輪』を読んだ時、金色とピンクと赤の法輪が本のなかで回転しているのを再び見ました。これまでの私の言動にも拘わらず、師父は私を見守っていてくださっていた、ということに驚きを覚えました。師父の慈悲を表現できる言葉はこの世にはありません。1日12回にわたっていた痛み止め注射も、栄養液の注入も不要になりました。

http://jp.minghui.org/2007/11/09/mh100954.html
■法輪大法のおかげで、14人の白血病患者のうち私だけが生きている
 これは私が法輪功を修煉した結果です。師父が私を死の淵から救ってくださったので、あれから私はもう10年も生きています。法輪大法が私の慢性リンパ性白血病を根治してくれたのです

http://jp.minghui.org/2007/11/03/mh043568.html
法輪功を修煉して3ヵ月、肝炎ウイルスが陰性に
 私が法輪功を修煉して3ヵ月経ったとき、もう一度健康診断を受けると、不思議なことに、私の肝臓の診断結果は、B型肝炎ウイルス抗原が陽性から陰性に変わったことが分かりました。

http://jp.minghui.org/2018/02/01/57039.html
法輪功を煉って僅か2日で突発性脳溢血が全治
 彼女は毎日、師父の説法を聞き、そして、五式の功法を欠かさず煉りました。
 わずか2日で彼女は奇跡的に回復し、家事をしても頭には全く違和感がなく、ご飯の用意や洗濯をすることも、なんでも出来るようになりました。

http://www.epochtimes.jp/2017/11/29576.html
てんかんが完治 薬を使わない方法とは
 薬物治療で改善しなかった病気が、法輪功(ファルンゴン)の修煉を通じて短期間で完治する。中国・河北省滄州市からオーストラリアに移住した李銀さんという女性の体験談です。
(中略)
 煉功を始めて一カ月後、李さんに奇跡が起こりました。
「服用していた全ての薬を止めたのに、病気は全て消え去りました。13年間、あれほど苦しんだ癲癇も、煉功を始めてからは一度も発作を起こしていません。それまでの人生で初めて、私は『病気がない心地よさ』を知ったのです」

http://jp.minghui.org/2011/12/17/24872.html
■「1400例」の虚言を見抜く
 修煉者の中の多くは、修煉する前に不治の病、例えば肝臓癌、脳腫瘍、放射後遺症、中毒後遺症、筋肉萎縮などを患い、病院で治療の施しようがなくなって、法輪功の修煉を通じて健康を回復した。明慧ネットの「初学体験」のコラムにこのような実例がたくさん掲載されている。
 例えば、明慧ネットは2011年7月に韓国の法輪功修煉者・朴任順さんの事例を報道した。朴さんの夫・李鍾大さんは以前癌を患っていたが、夫婦2人は一緒に修煉を始めてから、夫の癌は自然に治り、朴さんの糖尿病もいつの間にか消えたという。
 また、明慧ネット2011年7月の報道によると、22歳で末期のリンパ癌を患っていた中国人留学生・黄山さんは法輪功を3カ月修煉した後、腫瘍がなくなり、以前の化学療法で抜け落ちた髪の毛も生えてきて、顔色も良くなった。病院の要請に応じて黄さんが検査をした結果、体にあった癌は完全に消えていたという。

 「緑内障」「乳がん」「再生不良性貧血」「腎臓結石」「悪性黒色腫」「慢性リンパ性白血病」「肝炎」「脳溢血」「てんかん」「糖尿病」

などが全て法輪功信心で直るというこういう「怪しい難病治療話」はどう考えても典型的なインチキ宗教のやり口です。証言者の名前など具体的な名前も出てこないので裏のとりようもない。しかし、重病だと疑問も感じないで信心にのめり込んでしまうんですかね?(もちろん「手術や服薬と言った医療行為」でなく信仰で病気が治るなどどう考えても全て嘘ですが)
 こうしたどう見ても嘘でしかない怪しい話を法輪功が宣伝している以上、中国政府の実際の法輪功摘発が果たして法的に適切かどうかはともかく、法輪功が多くの病人を死に追いやっている反医療カルトだという中国政府の批判自体は正しいのでしょう。当然ながら「実際に法輪功をに対し、されてる刑事責任追及」が「カルト信者に人権なんかねえ!」という「中国版西部警察、中国版ダーティーハリー」的な無茶苦茶なものでないかどうかはともかく、法輪功の刑事責任追及それ自体はされてしかるべきです。


■「1400例」の嘘を様々な角度から分析する
http://jp.minghui.org/2011/12/23/26360.html

 重度の精神病患者の犯罪行為の原因を法輪功に罪を着せることは、最も邪悪な政権でなければこのように悪辣な計略を考え出すことはできないだろう。

 おいおいですね。実際問題、「重度の精神病を患った法輪功信者による犯罪」が法輪功に関係なくされたのか、法輪功の「反医療カルト性」がそうした犯罪を助長したのかは俺は知りません。
 しかし、「どんな難病でも治せる、ただし重度の精神病は除く」てのは詭弁ですよねえ。

 中央テレビ局はいわゆる「猫背事件」を放送して、張海青という人が法輪功を修煉してから猫背になったと報道した。
(中略)
 実は、法輪功を修煉して猫背にならないだけでなく、たくさんの猫背患者は法輪功を修煉して間もなく猫背が治った。

 中央テレビの報道が正しいかどうかはともかく「法輪功で猫背が直る」つうのは明らかに嘘でしょう。

法輪功の基準を守らない人は、本当の法輪功修煉者とは言えない
・学習者は法輪功の基準に従って心性を向上させてこそ、はじめて病気治療の効果が現れるので、法輪功の基準に従わず動作だけを練って心性を修めない人は法輪功学習者として認められないし、病気を追い払う効果も現れない。

 吹き出しました。つまり法輪功信者が病気になろうと、犯罪を起こそうと「あいつは間違った信心だから本当の信者ではない」で片付けるのが法輪功の訳です。無敵の論理と言っていいでしょう。
 この法輪功の論理なら中国共産党で問題が起ころうとも「毛沢東文革」のようなトップの行為で無い限り「あいつは本当の共産党員でない」で済む話なんですよねえ。


■小学校教科書の「天安門焼身自殺事件」から思いついた(三)
http://jp.minghui.org/2008/01/03/mh043763.html

 中共政権の統治下で、道徳が堕落している最大の要因は、無神論である。

 法輪功らしいですが無神論に対して全く失礼ですね。無神論とは道徳否定ではありませんので。

天安門焼身自殺事件」を小学校教科書に差し込んでいるのは、中国共産党が子供に小さい頃から無神論を植えつけるための卑劣な行為である。

 吹き出しました。「法輪功は反社会的カルトだ」と批判することは別に無神論ではないでしょうに。


■「抗日戦争」8年を14年に 中国共産党、歴史の歪曲か
http://www.epochtimes.jp/2017/01/26653.html
 おいおいですね。

・粟屋憲太郎*45十五年戦争期の政治と社会』(1995年、大月書店)
・井上祐子*46『戦時グラフ雑誌の宣伝戦:十五年戦争下の「日本」イメージ』(2009年、青弓社
・岩井忠熊*47十五年戦争期の京大学生運動:戦争とファシズムに抵抗した青春』(2004年、文理閣
・江口圭一*48十五年戦争の開幕』(1988年、小学館文庫)、『新版・十五年戦争小史』(1991年、青木書店)、『十五年戦争研究史論』(2001年、校倉書房
大杉一雄*49『日中十五年戦争史:なぜ戦争は長期化したか』(1996年、中公新書)
・岡部牧夫*50十五年戦争史論:原因と結果と責任と』(1999年、青木書店)
・新野和暢『皇道仏教と大陸布教:十五年戦争期の宗教と国家』(2014年、社会評論社
・戸ノ下達也*51『音楽を動員せよ:統制と娯楽の十五年戦争』(2008年、青弓社
・西野瑠美子*52従軍慰安婦十五年戦争ビルマ慰安所経営者の証言』(1993年、明石書店
・長谷川亮一*53『「皇国史観」という問題:十五年戦争期における文部省の修史事業と思想統制政策』(2008年、白澤社)
藤原彰*54昭和天皇十五年戦争』(2003年、青木書店)

など、日本においていわゆる15年戦争論が定説化してることを知ってれば笑うほかはない法輪功の珍論です。

 中国共産党政権が「31年から45年までの14年間」にすれば、30年代前半に共産党が参与した「東北抗日聯軍」とのわずかの証拠に基づき「日本軍と全面的に戦ったのは国民党が率いる国軍ではなく、共産党である」と歴史を歪曲するためだとみられる。

 もちろん日本歴史学会の15年戦争論はそういうもんではありません。満州事変とその後の中国侵略に密接なつながりがありまとめて考えるべきだという価値観の元、15年戦争論の訳です。
 そもそもこの大紀元の認識では長年、中国共産党が1937年の第二次国共合作以降*55の「日中8年戦争論」をとってきたことの意味がわからなくなります。
 そこには「西安事件とその立役者である張学良や楊虎城」「その後、発足した国共合作」を高く評価したいという共産党の思いが当然あったでしょう。
 そういう意味では「15年戦争論なら中国共産党の権威が高まる」とは一概には言えない。むしろ今後の研究を見定めていかないと「大陸中国15年戦争論」は評価できません。
 そこには「国民党の抗日戦争を評価し、国民党との融和関係構築に努める(あるいは国民党の抗日をもっと評価すべきだという学問的な批判への対応)」という思いや、「日本では15年戦争論が通説化しているので、それにあわせた方が日本の歴史学者と中国の歴史学者が議論がし易い」という思いがあるかもしれない。
 大紀元の言う「東北抗日聯軍」云々という話が適切かどうかは現時点では何ともいえません。
 大紀元もそう批判する具体的根拠は何一つ提出していません。

「いっそのこと、倭寇と戦った明の時代の戚継光*56からにすれば?400年以上あるよ」

などという「論外の冗談」はさておき、

「14年って短いではないか?甲午戦争(日清戦争)から数えて51年にすべきだ」

についていえば「日中50年戦争」という考えは皮肉や冗談ではなくそれも一つの考えではあるでしょう。実際、日清戦争とその後の中国侵略は当然関係があるからです(『満州事変からの1945年までの対中国戦争』を15年戦争と呼ぶほどの強い関係性はないですが)。
 実際、ググる

・一ノ瀬俊也*57『旅順と南京:日中五十年戦争の起源』(2007年、文春新書)
本多勝一*58大東亜戦争と50年戦争』(1998年、朝日新聞社

なんて著書もヒットします。
 それどころか

・丸山静雄*59『日本の「70年戦争」』(1995年、新日本出版社

なんて本もヒットします。この「70年戦争」というのがどこからカウントしてるかというと「日本近代初の海外出兵」「明治初の海外出兵」である1874年の「台湾出兵」からカウントしています。


■「妻は中国の女スパイ」 米国亡命の中国民主活動家、ツイッターで暴露
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/06/html/d79049.html
 まあ普通に考えて
1)大紀元のデマ記事(そもそも劉剛氏はそんなことは言っていない)か
2)劉剛氏が本気でそう思ってるのか、故意に妻を誹謗してるのかはともかくそういうデマを飛ばしてるか、どちらか
つうだけの話でしょう。
 つうか本当に「妻がスパイ」だったら「お前、脇が甘すぎだろ」て話ですし、中国も「女性で取り込む」なんて「成功するかしないか解らないあやふやな作戦」なんてしないんじゃないか。 

 郭盈華さんとの出会いと結婚は、彼女が自ら仕組んだものである可能性を示唆し、劉剛氏はその経過を次のように記した。
 2007年6月、彼女はインターネット上で自ら劉剛氏に声をかけてきた。米国の一流大学を卒業し、大手企業の管理職であるという彼女に、劉剛氏はすぐに好意を持った。
 ほどなく二人は対面したが、その初対面からわずか数時間後に、結婚したいという意向が彼女から伝えられた。「私は、それが米国スタイルと思い、その場で彼女との結婚を約束した」と劉剛氏は当時を振り返る。

 どうも劉氏は「著名なエリート研究者」のようですから、そうしたエリート研究者に憧れを感じる元妻が、出会ってすぐに彼とそうなるつう可能性は別に不思議じゃないでしょう。そういうのはまあ「仕組んだ」といえるかもしれませんがその程度でスパイ云々は正気ではない。
 つうかそうしたプロポーズに応じたくせに今更何言ってるんだって話です。

 結婚後、妻となった郭盈華さんは、劉剛氏の経済面と政治活動に「厳しい制限」を講じ始めたという。夫の民主活動の主催を強硬に反対するほか、その活動への参加や、他の民主活動家との交遊まで制限する。そのほか、夫名義の口座の預金を全て自分の口座に移し、車や宝石、高級品などを買いあさったという。

 それ、スパイ説なんか持ち出さなくても「もめ事に巻き込まれたくない(だから民主化運動やめてくれ)」つう説明が十分可能ですが。
 そして「買いあさった」云々てあたり、結婚後は「妻の浪費」でかなり妻との関係を悪くしたのでしょうし、そうしたことが「スパイ説」を放言する理由ではあるのでしょう。
 ただしこうした浪費は事実ならば、むしろ「スパイ説」に反する事実でしょう。スパイであるならば「夫との関係はできるだけ良くすべき」であり「浪費癖で反感を買うこと」はスパイの任務に矛盾するからです。

 また劉剛氏は、彼女がもつ通常ではありえない技量と、それに関係する不審点について、次のように述べる。
 ある時、彼女の車に試乗するようにと言われた。私がエンジンをかけると、すぐに異常を示す警告ランプが点灯した。そこで私は車に乗らず、五分後に屋内から工具を持って出てきたとき、彼女は車の複雑な内部装置を引き出し、何らかの操作をして再びはめ込んだ。すぐに警告ランプが消えた。このよう技術は、一般の自動車修理の技術者にもないだろう。あるいは、ここまで習得する必要性がない。その後も同様に、彼女が意外な技術を見せるケースが何回かあった。

 おいおいですね。確かに自動車修理のできる女性は少ないでしょうが(苦笑)。

 また、ある時のこと、私は友人の民主活動家を車に乗せて走行していた。車は、乗車前に彼女にいじられた可能性がある車であった。走行中、突然エンジンから火が出た。その頃から、私は彼女のことを不審に思い始めた。

 車が故障した程度で「車に何か仕掛けた」呼ばわりされては元妻も迷惑でしょう。


■師が法を正すことを手伝うとは何か

http://jp.minghui.org/2011/06/12/mh124490.html
・この迫害を前に、大法弟子の中に、落ちてしまった人、ついて来れなかった人がたくさんいます。いずれも師父が行おうとすることを理解できず、人心で師父を量っているからです。
・一部の人はまだ邪悪なウェブサイトに追随しています。彼らはすでに大法から遠く離れてしまい、邪悪なウェブサイトのためにニセの情報を広め、ひいては師父の家族のイメージを破壊している人さえいます。しかも、師父は大法弟子が開催する法会でかつて、邪悪なウェブサイトを聞かず、信じず、見ないようにと皆さんに話したにもかかわらず、どうしても聞かない人がおり、邪悪に深くはまっている様子で、今になっても理智がはっきりしない人がいます。

 吹き出しました。中国政府の取り締まりもあって法輪功を脱退して批判に転じる元信者が出てきたと言うことでしょう。


■日本に感謝していた毛沢東「侵略で共産党が強大に」公開文献で少なくとも6回
http://www.epochtimes.jp/2017/01/26668.html
 そもそも

中華人民共和国外交部中国共産党中央文献研究室編『毛沢東外交文選』中国共産党中央文献出版社・世界知識出版社、1995年改版
中国共産党中央文献研究室編『毛沢東文集第8巻』、人民出版社、1999年

のような「党の公式文書」で大紀元が言うような意味での毛発言が掲載されるわけがない。
 これについては

http://www.geocities.jp/yu77799/nicchuusensou/moutakutou.html
皇軍に感謝した毛沢東
 さて毛沢東のこの言葉は、常識的には次のように理解されるべきところでしょう。

■岡部達味『日中関係の過去と将来*60
 『毛沢東外交文選』を見ると、一九五〇年代、六〇年代に毛沢東が日本からの友好代表団に対して行った発言がいくつか載っている。日本側の発言は載っていないが、当時のことであるから、日本の友好代表団は戦争時代の日本の行為に対して、 最大限の謝罪をしたであろう。日本側の文献にはそういうものがいくつか残っている。(P41-P42)
 それに対して、毛沢東が言ったことを拾うと、「過去のことは忘れよう。覚えていても何の役にも立たない」「むしろわれわれは皇軍に感謝している。 皇軍が侵略してくれたから、われわれは政権が執れたのだ」という反応が見いだせる。
 時代背景を無視するわけにはいかないが、この毛沢東発言に対して、多くの日本人は感激した。「あれだけのひどいことをしたのに、忘れてくれた」「反語ではあるにしても皇軍に感謝するとまで言ってくれた」「われわれの精神的負担を軽くしてくれた」などがそのころの反応の一般的なものであったろう。
 ここで中国がほんとうに許してくれた、忘れてくれたと思った人は少なかろう。まして、皇軍はいいことをしたのだと勘違いした人は皆無であったろう。 しかし、「水に流そうと言ってくれた」という感謝の念は、皆が抱いたと言ってもよかろう。
 「さすが毛主席は偉大だ」「中国人は大人の風格のある寛大な人々だ」「そういえば、蒋介石も暴に報いるに暴を以てせずと言ってくれた」などの受け取り方が、日本人の親中感情を増大させた。
 国交を妨げるアメリカの妨害と日本政府の政策さえなければ、日中両国民は「子々孫々」の友好を享受できると考えた人も多かったであろう。(P42-P43)

 「ここで中国がほんとうに許してくれた、忘れてくれたと思った人は少なかろう。まして、皇軍はいいことをしたのだと勘違いした人は皆無であったろう。」
 確かに毛沢東にしてみれば、日本軍は中国を侵略し、大勢の同胞を殺害した「憎むべき軍隊」です。この発言は、日本側の「謝罪」に対して、日本側の精神的負担を少しでも軽減すべく、あえて「一面の真実」を強調してみせた、と見るのが自然でしょう。
 話の流れは、このような感じでしょうか。
 まず日本側は、とんでもないことをしました。ごめんなさい、と謝っているわけです。
 毛沢東もつい寛大な気分になり、まあ、頭を上げなさい。ある意味では、あなたがたの侵略行為のおかげで我々は権力を奪取することができたとも言えるのですから。これからは仲良くしましょうや、という趣旨の話をした、ということなのでしょう。
 「みなが笑い、会場がにぎやかになる」とありますので、深刻になりかけた座をなごませる効果は確かにありました。 
 実際はこのようなところだと考えられますが、ネットではなぜか、「皇軍はいいことをした」という「勘違い」が主流になってしまっているわけです。
 ただこれは、政治家としては、かなりきわどい発言、と見ることもできます。
 この言葉を、例えば「アメリカが原爆を落としてくれたおかげで日本は「本土決戦」を免れ、戦後復興することができました。われわれは、アメリカに感謝しなければなりません」というように置き換えれば、 「あやうさ」は明らかでしょう。
 もし日本の政治家なり首相なりがこのような発言を行なったら、間違いなく政治生命を断たれます。
 しかしこの言葉に便乗して、「毛沢東は日本軍に感謝している、もう謝らなくてもいいんだぞ」と言わんばかりの発言を行なう方がいるとしたら、それは中国側の心情を慮らない無神経なもの、と言わざるを得ません。
 例えば上の「原爆感謝」発言に対して、心ないアメリカ人が「我々が原爆を落としたことは正しかった。日本人だって感謝している」なんて言い出したら、日本人はどう感じるか。 普通の方であれば、調子に乗るな、と強い怒りを感じるのではないでしょうか。

を紹介しておきましょう。
 こうした毛発言を

・これまで歴史学者による研究では、中国共産党は1931年の「九一八事変(満州事変)」以降、日本軍やその情報機関と共謀*61し、国民党が率いる国軍に対抗していたことがわかった。
 中国共産党指導者の毛沢東周恩来はかつて日本の侵略に感謝し、日本側からの巨額な戦争賠償を放棄*62したことを通して、日中戦争中、中国共産党が日本軍と共謀し、国民党の抗戦を妨害した実態を改めて浮き彫りにした。

などと誹謗する大紀元のデマ体質がよくわかる話です。
 なお、話の本筋ではありませんが

アメリカが原爆を落としてくれたおかげで日本は「本土決戦」を免れ、戦後復興することができました。われわれは、アメリカに感謝しなければなりません」というように置き換えれば、 「あやうさ」は明らかでしょう。
 もし日本の政治家なり首相なりがこのような発言を行なったら、間違いなく政治生命を断たれます。

というのは第一次安倍内閣の久間*63防衛相がこれに近い発言をしたときの事態を考えれば「やや微妙」でしょう。彼は大臣辞任に追い込まれたものの議員辞職にまでは追い込まれていません。

*1:過去の選出者としては「女優に転身した佐藤江梨子(1981年生まれ、日テレジェニック1998)」「バラエティタレントに転身した眞鍋かをり(1981年生まれ、日テレジェニック2000)」「声優に転身した福井裕佳梨(1982年生まれ、日テレジェニック2000)」「バラエティタレントに転身した小倉優子(1983年生まれ、日テレジェニック2002)」「女優に転身した井上和香(1980年生まれ、日テレジェニック2002)」「女優に転身した谷桃子1984年生まれ、日テレジェニック2007)」などがいる。

*2:1994年、AV女優を引退。テレビ番組への出演等によってタレントとしての知名度を得たことで、引退後は完全にタレント業へと転身を果たした。2000年、半自伝的な小説『プラトニック・セックス』がベストセラーになり、映画化やテレビドラマ化もされ、以来作家活動も行っている。2008年12月24日、亡くなっているのが親戚の女性によって発見された。36歳没。2009年2月4日、東京都監察医務院による病理検査の結果が警視庁渋谷警察署より発表され、死因は肺炎であったことが判明した(ウィキペ「飯島愛」参照)。

*3:元AV女優。現在は有限会社カエルカフェに所属する脚本家に転身し、本名の落合雪恵名義で活動している(ウィキペ「白石ひとみ」参照)

*4:台湾の女優リン・チーリンと似ているとされ、台湾において“AV界のチーリン”の愛称があるという(ウィキペ「波多野結衣」参照)。

*5:元AV女優。

*6:鎌倉時代真言律宗の僧

*7:まあ埼玉出身の俺もその一人ですが

*8:武蔵国男衾郡畠山郷(現在の埼玉県深谷市畠山)を本拠とした。比企氏滅亡後、武蔵国の比企氏領土を北条氏の領土に組み入れようとする北条時政と対立し滅ぼされる(いわゆる「畠山重忠の乱」。)

*9:武蔵国比企郡(現在の埼玉県比企郡滑川町嵐山町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町ときがわ町)と東松山市)を本拠とした。鎌倉幕府2代将軍となる頼家の乳母父となった事から、将軍外戚として権勢を強めた。しかし頼家の母方の外戚である北条氏との対立により、一族は滅亡した(いわゆる「比企能員の変」)。

*10:『台湾 したたかな隣人』(2006年、集英社新書)、『「親日」台湾の幻想』(2010年、扶桑社新書)はまともそうなタイトルなのにねえ。それともこれらの本も酷い内容なんでしょうか。

*11:高雄市長、首相(陳水扁政権)など歴任

*12:俺の認識では「爆買い」という言葉とほぼ同時期に世間に普及したのが「インバウンド(つまり当初から想定されてるのはもっぱら中国人観光客)」ですが、まあ、最近では割と一般的な言葉になりましたねえ。

*13:著書『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『逆転の大中国史:ユーラシアの視点から』(2016年、文藝春秋)、『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(2018年、文春新書)など

*14:バラデュール内閣予算相、ラファラン内閣内務相、経済相などを経て大統領

*15:上海市長・党委員会書記を経て党中央政治局常務委員

*16:著書『貧者を喰らう国: 中国格差社会からの警告【増補新版】』(2014年、新潮選書)

*17:カンボジアの首都

*18:著書『私たちの平和憲法解釈改憲のからくり』(2015年、八月書館)、『日本を戦争する国にしてはいけない』(2015年、WAVE出版)

*19:第3次安倍内閣国家公安委員長を経て第4次安倍内閣外相

*20:中曽根内閣科学技術庁長官、宮澤内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*21:村山内閣科学技術庁長官、小泉内閣外相、野田内閣文科相を歴任

*22:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)を経て民主党代表

*23:著書『戦後の原像:ヒロシマからオキナワへ』(1999年、岩波書店)、『敗戦の逆説:戦後日本はどうつくられたか』(1999年、ちくま新書)、『分割された領土:もうひとつの戦後史』(2002年、岩波現代文庫)、『東アジア共同体をどうつくるか』(2007年、ちくま新書)、『国際公共政策』(2010年、日本経済評論社)、『アジア力の世紀』(2013年、岩波新書)、『アメリカ帝国の終焉:勃興するアジアと多極化世界』(2017年、講談社現代新書)など

*24:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*25:著書『東アジア共同体』(2004年、岩波新書)など

*26:著書『私の刑法研究』(2015年、成文堂)など

*27:著書『貧困削減と世界銀行』(2004年、アジア経済研究所)、『アジア産業クラスター論』(2007年、書籍工房早山)、『日本の再生はアジアから始まる』(2012年、農林統計協会)など

*28:著書『韓国経済の実相』(1999年、柘植書房新社)、『開発経済学』(2010年、法律文化社)、『現代アジア経済論』(2011年、法律文化社)、『TPPすぐそこに迫る亡国の罠』(2013年、三交社)、『国家戦略特区の正体:外資に売られる日本』(2016年、集英社新書)など

*29:著書『香港回収』(1997年、岩波ブックレット)、『朱鎔基の中国改革』(1998年、PHP新書)、『毛沢東ベトナム戦争』(2001年、東京大学出版会)、『中国 第三の革命:ポスト江沢民時代の読み方』(2002年、中公新書)、『毛沢東朝鮮戦争』(2004年、岩波現代文庫)、『中国外交:苦難と超克の100年』(2012年、PHP研究所)など

*30:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*31:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*32:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*33:著書『現代中国知識人批判』(1992年、徳間書店)、『天安門事件から「08憲章」』(2009年、藤原書店)、『「私には敵はいない」の思想』(2011年、藤原書店)、『最後の審判を生き延びて』(2011年、岩波書店)など

*34:キャメロン政権内務相などを経て首相

*35:キャメロン内閣国防相などを経てメイ内閣国際貿易相

*36:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*37:オランド政権経済相を経て大統領

*38:著書『台湾における一党独裁体制の成立』(2006年、慶應義塾大学出版会)など

*39:もちろん進化論イコール無神論ではありません。

*40:もちろんこの場合の創造者、統治者とは神(あるいはそれにあたる超自然的な存在)のこと。

*41:あくまでも法輪功の主張に過ぎないので実際の中国がどうか知りません。おそらく規制はあっても「消滅」はないでしょう。

*42:言いがかりでしょうが小生も科学音痴でどう反論すべきか、わからないので反論はしません。

*43:俺は無知なのでこういう認識が正しいか知りません。従ってこの部分には特にコメントしません。

*44:場合によってはその障害で早死にすることもありますしね。

*45:著書『東京裁判論』(1989年、大月書店)、『昭和の政党』(2007年、岩波現代文庫)、『東京裁判への道』(2013年、講談社学術文庫)など

*46:著書『日清・日露戦争と写真報道:戦場を駆ける写真師たち』(2012年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)

*47:著書『学徒出陣』(1993年、かもがわブックレット)、『明治天皇:「大帝」伝説』(1997年、三省堂)、『大陸侵略は避け難い道だったのか:近代日本の選択』(1997年、かもがわ出版)、『近代天皇制のイデオロギー』(1998年、新日本出版社)、『西園寺公望:最後の元老』(2003年、岩波新書)、『「靖国」と日本の戦争』(2008年、新日本出版社)など

*48:著書『日中アヘン戦争』(1988年、岩波新書)、『盧溝橋事件』(1988年、岩波ブックレット)、『1941年12月8日:アジア太平洋戦争はなぜ起こったか』(1991年、岩波ジュニア新書)、『日本の侵略と日本人の戦争観』(1995年、岩波ブックレット)、『日本帝国主義史研究』(1998年、青木書店)など

*49:著書『日中戦争への道』(2007年、講談社学術文庫)、『日米開戦への道(上)(下)』(2008年、講談社学術文庫)など

*50:著書『海を渡った日本人』(2002年、山川出版社日本史リブレット)、『満州国』(2007年、講談社学術文庫)など

*51:著書『「国民歌」を唱和した時代:昭和の大衆歌謡』(2010年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)

*52:著書『なぜ「従軍慰安婦」を記憶にきざむのか』(1997年、明石書店)、『戦場の「慰安婦」』(2003年、明石書店)など

*53:著書『地図から消えた島々:幻の日本領と南洋探検家たち』(2011年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)

*54:著書『南京大虐殺』(1988年、岩波ブックレット)、『南京の日本軍:南京大虐殺とその背景』(1997年、大月書店)、『餓死(うえじに)した英霊たち』(2001年、青木書店)、『中国戦線従軍記』(2002年、大月書店)、『天皇の軍隊と日中戦争』(2006年、大月書店)など

*55:第二次国共合作のきっかけになった1936年の西安事件以降、あるいは日中全面戦争に突入し国共合作を助長した1937年の盧溝橋事件以降と言ってもいいでしょう。

*56:明の武将。倭寇及びモンゴルと戦って戦果を挙げたことでその名を知られる。

*57:著書『銃後の社会史:戦死者と遺族』(2005年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『戦場に舞ったビラ:伝単で読み直す太平洋戦争』(2007年、講談社選書メチエ)、『皇軍兵士の日常生活』(2009年、講談社現代新書)、『日本軍と日本兵:米軍報告書は語る』(2014年、講談社現代新書)、『明治・大正・昭和 軍隊マニュアル:人はなぜ戦場へ行ったのか』(2014年、光文社新書)、『故郷はなぜ兵士を殺したか』(2014年、角川選書)、『米軍が恐れた「卑怯な日本軍」:帝国陸軍戦法マニュアルのすべて』(2015年、文春文庫)、『飛行機の戦争 1914〜1945:総力戦体制への道』(2017年、講談社現代新書)など

*58:著書『アメリカ合州国』、『戦場の村』、『中国の旅』、『ニューギニア高地人』(1981年、朝日文庫)、『殺される側の論理』(1982年、朝日文庫)、『そして我が祖国・日本』、『ルポルタージュの方法』(1983年、朝日文庫)、『アラビア遊牧民』、『殺す側の論理』、『事実とは何か』、『職業としてのジャーナリスト』(1984年、朝日文庫)、『憧憬のヒマラヤ』(1986年、朝日文庫)、『検証・カンボジア大虐殺』、『子供たちの復讐』(1989年、朝日文庫)、『南京への道』(1990年、朝日文庫)、『NHK受信料拒否の論理』(1991年、朝日文庫)、『日本環境報告』、『マゼランが来た』(1992年、朝日文庫)、『しゃがむ姿勢はカッコ悪いか?』、『新版・山を考える』、『先住民族アイヌの現在』(1993年、朝日文庫)、『滅びゆくジャーナリズム』(1996年、朝日文庫)、『きたぐにの動物たち』(1998年、朝日文庫)、『マスコミかジャーナリズムか』(1999年、朝日文庫)、『50歳から再開した山歩き』(2000年、朝日文庫)、『アイヌ民族』(2001年、朝日文庫)、『新・アメリカ合州国』(2003年、朝日文芸文庫)など

*59:著書『日本のアジア支配を考える』(1997年、新日本出版社)、『典範令と日本の戦争:新聞人のジャーナリズム精神』(2002年、新日本出版社

*60:2006年、岩波現代文庫

*61:あえて言えば「共謀」ではないものの、いわゆる「安内攘外路線(共産党を打倒した後で日本と対決する)」で日本軍と妥協していたのはむしろ蒋介石ですが。とはいえこの蒋介石の路線には「日本は中国全面植民地化、蒋介石政権転覆までは考えてない」という前提があり、その前提が日本側によって崩壊されたことで蒋介石も日本との全面対決に突入せざるを得なくなります。

*62:戦争賠償の放棄なら台湾も放棄しています。そもそも日本が戦争賠償をしたのはフィリピン、南ベトナムビルマインドネシアの4カ国だけです(ウィキペ『日本の戦争賠償と戦後補償』参照)。

*63:橋本内閣防衛庁長官自民党総務会長(小泉総裁時代)、第一次安倍内閣防衛相など歴任