先週の週刊漫画ゴラク(2023年6/26記載)(追記あり)

 読まないと理解できない感想が多いですがご容赦ください。読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明へのコメントの形で書いておきます。

 わざわざその雑誌持ってきたの……?>Wスティール@早坂ガブ

 「その雑誌記事(主人公・鳶尾が執筆)に、自分が雑誌記者の道を選んだ一因と考えるほど、感激してる」なら「鳶尾のいる場所に持ってくること」はそれほど不自然でもないでしょう。「週刊誌編集部」に協力者がいるなら、7年前の雑誌なら探し出すことも比較的容易でしょうし、雑誌1冊ぐらいなら持ち運びも大して不便ではない。
 むしろそこよりも「鳶尾に初めて出会ったときに、その雑誌のことに全く気づかなかったの?」感がします。まあ、「そのこと」を忘れてしまうほど、それだけ「あの出来事」での「精神的衝撃が大きかった」と言う設定なのでしょうが。
 しかし今回、「薬物パーティー」現場が押さえられたカルト宗教教祖(悪徳政治家である官房長官と裏でつながりがある)が次号どんな扱いになるか。口封じとして官房長官に消されるのか(追記:よほど重要な存在なのか、消されてはいません)。

 拘置所や刑務所での自殺、警官や刑務官が手を下すかどうかしないと不可能だろうってケースでも「自殺」になるんだよなあ。>スマイリー@服部未定。

 シャバにいる信者ならともかく、「殺人犯(犯行動機を個人的恨みと強弁してるが、勿論教団の命令による反教団派の暗殺)として収監中の信者」を首つり自殺に見せかけて消す(つまり刑務所職員に信者がいる)とか、何処までやばいカルト宗教なんだよ、というか「ねえだろ、そんなのは現実的に」感がします。
 それにしても気になるのはそこよりも「シャバにいる信者・今浪*1(口封じに消される)」と魚住刑事の「最後のやりとり(マンガにおいては現時点では明確に描かれていない)」ですね。いずれ明らかになるでしょうし、話の展開においても重要な位置づけでしょうが。

*1:散々教団のために「反教団派の殺害」で手を汚してきた今浪が、1)一回の失敗(魚住刑事に殺人未遂現場を押さえられる)で容赦なく消されることといい、2)消される恐怖を覚えながら、過去のしがらみから「教団を離れて今更一人で生きていけるのか」「今まで教団に尽くしてきたし今回の失敗も詫びを入れれば、左遷などの何らかの不利益処分は避けられないにしても、口封じの殺害まではなく、何とか許してくれるのでは」と思ってしまい、教団から去る勇気がどうしても出ず(この点は「死ぬまで家族会べったりの横田滋」「DV夫から離れられない妻」等を連想させる)、「過去の実績(反教団派の殺害)アピール」で何とか許してもらおうとしたが「甘い見通し」でありやはり容赦なく消されることといい「今浪の自業自得」とはいえ悲哀を感じます。なお、魚住刑事は身柄拘束した今浪に対して最終的には「聞きたいことは全て聞き出した。お前が教団の元に戻りたいならそうすればいい(戻らないで捜査協力してくれるなら有り難いが、どうせ戻っても消されるだろうし、お前みたいなクズなど、どっちでもいいという冷たい態度)」という放置プレーをし、教団の元へ戻ろうとして今浪は消されます。