テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍9』第24話「涙の上州路 誉れの仇討ち」(1999年放送の再放送)(2023年11月16日記載)

◆第24話「涙の上州路 誉れの仇討ち」(2023年11月16日再放送)
 以下の通りネット上の記事を紹介しておきます。

暴れん坊将軍9
第24話「涙の上州路 誉れの仇討ち」
 (ボーガス注:100両の金で身請けし)女衒から娘らを救った*1ことから、新さんは飢饉続きで難渋というその故郷・倉賀野(ボーガス注:現在の群馬県高崎市倉賀野(旧・倉賀野町))へ。道中知り合った旅の一座の太夫もそこの出で、名主の父を郡代ぐるみの謀略により(ボーガス注:一揆を企てたとの濡れ衣で処刑され)亡くしていた。
※一座との関わりで新さんおちゃらけシーン多数、騙されて女風呂に入ったり、芝居の助っ人で大狒々の着ぐるみかぶったりで御庭番も呆れかえり。

第9部24話/上様は悪役!!!! | ヴるイ42号ブログ
 今日の【暴れん坊将軍9】の24話「涙の上州路・誉れの仇討ち」が、(ボーガス注:コメディタッチで)面白すぎてヤバイ!!!!
 いろいろあって(ボーガス注:「女衒に売り飛ばされた5人の娘を1人20両で身請けし、救いたい」と「め組の頭」)長次郎と(ボーガス注:長次郎の姉で産婆の)お凛さんに百両を借りる新の字。物語はこっから始まるのだ。上様のことだ、後程に返金するんでしょう。
 次の展開になり、いろいろあり、女剣士のようなカッコイイ女性と出会う上様と長次郎。
 そして、これまたいろいろあって(ボーガス注:御庭番の)隼人&皐月を引き連れての上様の(ボーガス注:幕府領・倉賀野(5人娘の出身地)への)旅。その道中に知り合うのが旅芸人の一座。そこにいたのが(ボーガス注:以前知り合った)女剣士のようなカッコイイ女性。剣士ではなく女芸人の太夫さん。んで他の女芸人等が上様を気に入る。だから男芸人等は面白くなくて。
 一座と上様は同じ宿に泊まる。男芸人等がイタズラで宿にある温泉の女湯の看板を男湯の看板に摩り替え、上様に「入れ」と勧める。上様は温泉へ。しかも女湯へ!!
 女湯には太夫さん他の女芸人等が入っていた。上様の登場に驚くものの、(ボーガス注:男芸人のいたずらだと気づくと共に、上様に好意を抱いているため)なんと「混浴です、入って入って!」的に言っちまうわけだ!!! しかし上様、「いやぁ~、すまんすまん。申し訳ない」と言い、出ていこうとするが、足元の桶でスッ転んで、お湯ん中にドッッッボォォォ~ん!!!!って。
 上様がお湯ん中に入っちゃって、女芸人等に捕まっちゃって展開が面白かった。まさか【暴れん坊将軍】に、ある意味で濡れ場が出てくるなんて……!!!!!!!!! 大笑いだ!!!!!!!!
 さらに物凄い展開になる。
 一座から辞めた芸人がいて、その人が悪役担当だったようで、 太夫さんは悪役担当が不在で困っていた。そこで上様が直々に「俺が」的な展開になる。この場面は見た方がイイね。実際に見るべきだね。芝居が面白いから。
 いろいろあって、芝居の当日。
 上様が悪役になり太夫扮する侍に成敗されちゃうんだ。成敗されたときの上様の倒れ方が漫画のような感じ。両手両足を伸ばしてバッッッタァァァァーん!!!!って。芝居を見に来ている中に(ボーガス注:御庭番の)隼人&皐月が!! しかも(ボーガス注:簡単な会話だが)2人で会話している!!!! 。(ボーガス注:隼人「上様もノリノリだな」、皐月「側用人の有馬様(名古屋章)が見たら卒倒するわ」という感じの)和んだ雰囲気はレアっしょ!!!!
 いろいろな展開を経て気付けば4:38に。もうそろそろ(ボーガス注:上様が、配下の御庭番とともに悪人を成敗する)キメ場面だ。今日は(ボーガス注:コメディ部分が)面白すぎたので時間の経過が早く感じた。
 今日の成敗には大岡殿も参戦。またも(ボーガス注:二重帳簿で幕府領・倉賀野の年貢を横領し、私腹を肥やす関東郡代「高見沢釆女(石山律雄)」と倉賀野代官「大垣主膳(中田博久)」という)悪い奴に(ボーガス注:『上様や大岡殿がかような場所にいるはずがない!、こやつらは偽者だ、切って捨てよ!』と上様と大岡越前の)偽物呼ばわりをされる2人。お決まりの場面だ。
 (ボーガス注:「庄屋の娘」と気づいた関東郡代と倉賀野代官によって殺されそうになる)太夫さんを保護したのは隼人。シュッッ!!!って現れて彼女を隅のほうへ連れてゆく。このときの動作がクールで惚れる。惚れ直す的な。
 今日の大岡殿の刀裁きはカッコイイと思った。惚れるね。惚れ直す的な。
 成敗が終了し、太夫さんが上様に対し「数々の御無礼を御許しください」と言うわけだが、知らなかったんだもんね。仕方がないさ。

 今回は倉賀野代官の前で「貧乏旗本の三男坊・徳田新之介」ならぬ「芝居役者・坂東小春(片岡礼子*2)の弟子・坂東新之介」を名乗る吉宗。
 小春から彼女が「倉賀野の庄屋の娘」だったが、倉賀野代官の不正に気づき告発しようとした父が「一揆を企てた」と濡れ衣で母と共に代官に殺され、連座制で処罰されそうになり村を捨てて逃亡。
 芝居一座座長「坂東菊弥(鳩笛真希)」に拾われて今がある、久しぶりに望郷の念から故郷・倉賀野に芝居役者として戻ってきたと聞き「代官処罰」を決意する吉宗。
 しかし「倉賀野代官の不正(二重帳簿による年貢横領)」は彼個人の不正ではなく、「代官の上司」関東郡代も加担してることで「2人の悪」を吉宗が成敗。
 最後のナレーション「関東郡代の不正を契機に、吉宗は(関東郡代と競合する役職として)関東地方御用掛(かんとうじかたごようがかり)を設置し、南町奉行大岡忠相*3暴れん坊将軍では田村亮)をその職に任じた」
 なお、役職設置の経緯(関東地方御用掛 - Wikipediaによれば関東郡代と関東地方御用掛を競わせることで年貢増徴を目指した)はともかく「関東地方御用掛の設置と大岡の任命(町奉行は辞任せず兼務)」自体は史実です。
 延享2年(1745年)、大岡(当時は寺社奉行)が関東地方御用掛を辞任すると、関東地方御用掛は廃止され、関東郡代のみが残ることになります(関東地方御用掛 - Wikipedia大岡忠相 - Wikipedia参照)

*1:とはいえ倉賀野において「吉宗と娘達が関わるシーン」はなく「娘達の存在」は「吉宗の倉賀野行き」の前振りでしかない。

*2:1971年生まれ。大学1年生の時に民社党4代目の『1991年キャンペーンキャラクター』に選ばれて約2年務める。1993年、橋口亮輔監督『二十才の微熱』で映画デビュー。橋口亮輔監督『ハッシュ!』(2001年公開)でキネマ旬報主演女優賞(2001年)、ブルーリボン賞主演女優賞(2002年)を受賞。2002年、舞台稽古中に脳出血で倒れ、一時生死をさまよったが、奇跡的に回復した。その後、夫の実家がある愛媛県に転居し、映画『帰郷』(2004年公開)の主演などを除き、約10年間は女優業をほぼ休業し静養に努める。2021年9月から、地元愛媛県南海放送ラジオ (Fnam・エフナン)で『片岡礼子シトラスレター』がスタート(片岡礼子 - Wikipedia参照)

*3:書院番、目付、山田奉行、普請奉行、江戸南町奉行寺社奉行奏者番等を歴任。通常、大名(1万石以上)が就任するポストである奏者番に就任した際に三河国西大平(現岡崎市)1万石を領することとなり正式に旗本から大名(西大平藩藩主)となる。町奉行から大名となったのは、江戸時代を通じて忠相のみである。後年、「大岡政談」として「徳川天一坊(実際には大岡と同時代の勘定奉行・稲生正武、関東郡代・伊奈忠逵が裁いた)」、「村井長庵」、「越後伝吉」、「畔倉重四郎」、「後藤半四郎」、「小間物屋彦兵衛」、「煙草屋喜八」、「縛られ地蔵」、「五貫裁き」、「三方一両損」等の逸話があるが、忠相が町奉行時代に実際に裁いたのは享保12年(1727年)の「白子屋お熊事件」のみであることが指摘されている。(大岡忠相 - Wikipedia参照)