松竹問題、ハマス問題で日本共産党を誹謗する黒坂真(2023年11月16分)

◆黒坂ツイート

黒坂真
◆やんち
 「有事の際は安保で対応する」
 このことを、今志位さんは必死に隠そうとしています。党員に説明もできず、松竹さんの除名理由の一角が崩れるからです。

1)「そうした主張の是非」はともかく「隠す」も何も志位氏が公に表明している
2)松竹の主張は志位氏の主張「有事の日米安保対応(あくまでも、『それ以外に手がない場合』限定で基本は外交交渉や自衛隊での対応)」とは大きく違い「自衛隊合憲(党の立場は違憲だが当面は容認)」「安保堅持(党の主張は廃止を目指すが当面容認)」
3)主張内容も問題だが「党の批判を無視して居直った」という「反党的な態度」も除名においては問題にされた(主張内容だけの問題ではない)
と言う意味でデタラメな「松竹シンパの寝言」です。

参考

志位委員長の記者会見/松竹氏をめぐる問題についての一問一答2023.2.10
志位
 なぜ除名処分になったかというのは、異論を持っていたからではないとはっきりと言いたいと思います。
 異論を持っているから排除するということをしたわけではない。そういうことは絶対にやってはならないということは、規約に明記されています。
 そうではなくて、あれこれの異論を、党内の党規約に基づく正式のルートで表明するということを一切やらないまま、突然、外から党の規約や綱領の根本的立場を攻撃するということを行った。これは規約に違反するわけですから、しかるべき対応をやったということです。
(中略)
 日米安保条約堅持、自衛隊合憲という党綱領に反する主張を公然と行うとともに、「日米安保条約廃棄、自衛隊の段階的解消の方針」、わが党綱領とそれに基づく党の政策的立場に対して、「野党共闘の障害になっている」「あまりにご都合主義」と言って攻撃したわけです。
 「話し合い」とおっしゃいますけれども、さきほど言ったように、松竹氏はただの一度も、正規の党のルールに基づいて異論を表明するということをやっていないのです。
(中略)
 彼は、「話し合い」を求めることは一切なく、いきなり攻撃を始めたわけです。ですから、それに対しては当然の対応になるんではないでしょうか。
 それから、私たちとしては、1月21日に藤田健しんぶん赤旗)編集局次長の論説を出しまして、いま(松竹氏が)やっていることは、党規約および党綱領からの逸脱だと批判しました。政治的批判です。これは、当然本人にも届いていると思います。あのときには、まだ私たちは規約上の処分の判断をしていなかった段階です。まず、政治的な警告を行いました。しかし、それに対して、彼は、まったく一顧だにしない態度をとりました。「こんな文書は問題にならない」というようなことを言って、反省をしない態度をとりました。
 そして、2月2日に京都南地区常任委員会京都府委員会常任委員会が行った本人への聞き取りのなかでも、「あなたの行動がいかに党規律に反しているか」とじゅんじゅんとお話をしました。しかし全く反省をしなかった。
 私たちとしては、そういう手続きをとって、そのうえで、これはもう除名以外にないという判断をしたということであります。
 ですから手続き上も、それから除名という判断も適切だったと考えております。

黒坂真リツイート
 病院にハマスの戦闘員が隠れているようですね。ハマスは患者を盾にして、反撃のチャンスを窺っていると考えます。志位さんはこれを十分承知して、イスラエルが米国と同盟関係にあるからイスラエルを専ら批判する。ハマスを大局的には進歩・平和勢力と見ているのです。
志位和夫
 いかなる理由でも病院への攻撃は許しがたい戦争犯罪だ。
UNFPA国連人口基金)、ユニセフ、WHO の各地域責任者は、ガザで続いている病院への攻撃を終わらせるための緊急の国際的行動を呼びかける》*1

 いかに黒坂が「親イスラエル」「アンチ日本共産党」とはいえ
1)「病院にハマス」云々はイスラエルの主張にすぎず確定的事実ではない(というか恐らく虚偽主張)
2)志位氏ツイートも紹介するように国連機関もイスラエルを非難(何も志位氏だけが批判してるわけではない)
なのに「病院への軍事攻撃まで正当化するのか」「病院攻撃を批判したら親ハマス呼ばわりか」と黒坂には唖然ですね。
 しかも

イスラエル軍のガザ病院攻撃、バイデン氏「病院は保護されるべきだ」と懸念を表明 : 読売新聞
 ジェイク・サリバン米国家安全保障担当大統領補佐官は13日の記者会見で、イスラエルに対し、病院の地下にハマスの拠点があるとされるとしても、「戦時国際法を守る責任は軽減されない」と述べ、法の順守を求めた。

ということで「批判がぬるい」とはいえ、「親イスラエル」米国政府すらこんな行為は肯定してない。
 むしろ黒坂のように「病院攻撃についても公然とイスラエル擁護」の方が少数派でしょう。
 なお「病院攻撃」は「ウクライナ軍が隠れてる」としてロシアもやっていますが、黒坂がロシアの行為も肯定する場合は「外道」、批判する場合(黒坂は反露なので批判でしょうが)は「親イスラエル、反露のご都合主義、二重基準」と批判されて当然でしょう。