テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍3』第14話「妻を斬った男」(1988年放送の再放送)(2023年12月26日記載)

◆第14話「妻を斬った男」(2023年12月26日再放送)
 以下の通り、記事を紹介しておきます。

番組詳細|テレビ朝日
第14話「妻を斬った男」
 吉宗(松平健)は目安箱の訴状から、念仏を唱えながら人を斬るというおかしな辻斬りの存在を知った。そんな中、舟宿の女将おはる(中村メイコ)から「銀の相場が異常に上がったあおりで、このところ物価が高くなってかなわない」とグチをこぼされる吉宗。このことは吉宗自身も忠相(横内正)から聞いていたが、いまだ銀相場値上がりの原因がつきとめられないでいたところだった。数日後、念仏の辻斬りが下総高垣藩のお家騒動に関係があるらしいと知った吉宗

暴れん坊将軍 III
第14話「妻を斬った男」
 下総高垣藩のお家騒動、銀相場を操る悪徳商人「大津屋」が娘「おかく」(木島幸)を側室に送り込み、孫を次期藩主にと企てる陰謀。江戸家老・岩渕甚太夫(幸田宗丸)までグルのこの企みは、身を捨てて御家を守ろうとした有為の若侍により阻止される。
※奸賊を斬るのに、前藩主の死にまつわる忌まわしき妖刀*1に「憑かれた」ことにして「辻斬り」を続ける忠義の士「須賀弥平太」に第二シリーズお庭番「木葉才蔵」の荒木茂*2。何しろ徹底していて、御家に累が及ばぬための「憑かれて乱心」芝居に信憑性持たせるのに、(ボーガス注:何の罪もない)愛妻「佐和」(鈴川法子)を斬る*3までする。
※大ワルの大津屋に藤岡重慶
福ちゃん二態、須賀弥平太(荒木茂)の義妹「千恵」(塚田きよみ)をさらおうとするならず者の一人と、高垣藩士。侍の方では側室の若君・大輔(小林哲磨)に剣の稽古で散々な目に遭うくだりと、ラス立ちに登場。

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 辻斬りが二件、被害者はどちらも某藩*4藩士
 目安箱で「風の強い夜、念仏を唱える剣に妖気あり」という文を読んだ上様、お庭番を集め行動開始。
 (ボーガス注:高垣藩に恨みを持つ人間の仕業とみた)南町奉行所密偵部隊を繰り出し、め組も見回りにでる。
 しかし辻斬りは、堂々、花町で(ボーガス注:高垣藩士相手に)凶行を行うのだった。
 辻斬りの話というのは割とぱっと広がるものだが、今回の事件は、目安箱の一件で初めて日の目を見た。
 考えてみれば、偽名の文の内容も、現場で見ていたとしか思えないものだった。
 辻斬りの当人が書いたような気がする、しかしどうしてそんなことをするのかわからない。
 適当な寺で夜を待つ新さん、墓参りに来た武家娘「千恵」(塚田きよみ)に同藩の者かと声をかけられる。
 彼女の姉「佐和」(鈴川法子)は夫「須賀弥平太」(荒木茂)に斬られ、その夫は逐電したらしい。
 「千恵」は事情を聞きに上屋敷に行くものの、家老は知ったことかというし、変なちんぴらは攫いにくるしで踏んだりけったり。
 新さんに窮地を救われた娘、状況がわからぬまま逃げ、船宿の女将おはる(中村メイコ)に拾われる。
 女だてらに船宿をやってるだけあり、度胸のいい女将さんは如何にも曰くありげな彼女の面倒を見つつ、銀相場の黒幕を探る(ボーガス注:その結果、大津屋が黒幕と突き止める)。生半可な密偵より役に立つな。
 渦中の藩は先程嫡男が亡くなり*5弟君は幼少、側室の子「大輔」(小林哲磨)は癇癪が酷い。
 お家騒動を我が身一つで治めるため、乱心を装った男の結末は?
 できる事なら、若様斬らせてやりたいというか、是非斬ってくれ*6と思った藩士も少なくなかっただろう。

時代劇ロケ地探訪 宝塔寺
 深草の地を見下ろす丘の上に建つこの寺は、藤原基経*7の発願により899(昌泰2)年、(ボーガス注:基経の嫡子)時平*8が完成させたと伝わる。
 暴れん坊将軍 III「妻を斬った男」は、次期藩主をめぐるお家騒動が改易の口実になるのを防ぐため愛妻を斬って乱心を装い、辻斬りとなって奸賊を成敗する忠義者の哀話。このお話では下総高垣藩菩提寺として、宝塔寺が主舞台となる。
 夫に斬られた「愛妻」の妹が墓参にやってくるくだりで、辻斬りを探して市中に出ていた徳田新之助と会うのは方丈。

あふろん@芝神明
◆いきなり(ボーガス注:辻斬りが)闇討ちのOEDOの治安は最悪
◆大津屋の藤岡重慶、悪い顔
◆大津屋の娘が側室に入り込んでいるのか
◆チンピラ福本さん!、(ボーガス注:新さんに)腹パンでやられた
◆福本さん、チンピラから高垣藩士に!
◆(ボーガス注:弥平太(辻斬り)が)遊郭でも斬りまくり
◆(ボーガス注:小林製薬「命の母ホワイト」など女性向けCM多数)視聴者層は女性が多い?
◆尿ケアが必要な視聴者層に小林製薬、尿もれケアの「ウィスパー」、膀胱などの炎症に「ボーコレン」
小林製薬祭り
◆(ボーガス注:乱心を装うのはいいとしてもそのために)妻を斬る必要があったのか?
◆(ボーガス注:大輔を襲撃するが返り討ちで)弥平太、死亡
◆御庭番・左源太「控えよ!、御前におられるお方が分からぬか!」
 江戸家老・岩渕甚太夫「上様!」
 水戸黄門パターン!
◆大輔「上様とてかまわぬ!、斬れ!、斬れ!」
◆(ボーガス注:大岡が)大津屋一派を捕縛、大輔は(ボーガス注:吉宗の「成敗」のかけ声で御庭番が)成敗
◆(最後の若山弦蔵のナレーション)
 まっすぐに生きていくことの難しさ
 不器用だが精一杯に生きぬいた須賀弥平太という男のことを吉宗はいつまでも忘れないだろう

甘えん坊将軍
#暴れん坊将軍 III. 15話『妻を斬った男』
 せっかく荒木しげるさん出演回なのに中村メイコさんのほうが出番が多いw

*1:乱心した前藩主が側室を斬殺し、自らも自害したという曰く付きの刀

*2:1949~2012年。1968年に「フォー・セインツ」のドラムスとしてデビュー。1973年の解散後は俳優に転向(荒木しげる - Wikipedia参照)

*3:設定があまりにも胸糞が悪すぎる。愛妻には何の非もないわけですからね。本作中において妹「千恵」も「姉が不憫だ」と義兄に対して憤慨する。とはいえ本作では「俺も後から腹を切る」として妻に因果を含めた上での斬殺の設定

*4:下総高垣藩のこと

*5:大津屋や江戸家老による暗殺(毒殺)が示唆されるが真相は不明のママ

*6:乱心を装った須賀弥平太の最後の暗殺対象は、菩提寺に墓参に来た側室の子「大輔」(小林哲磨)だが志半ばで悪党一味に斬られて死亡。最後、側室の子「大輔」、江戸家老・岩渕甚太夫(幸田宗丸)は吉宗によって成敗。大津屋(藤岡重慶)は大岡(横内正)によって「銀相場の不正操作」を理由に捕縛。後ろ盾である父「大津屋」と我が子「大輔」を失った側室は別途、高垣藩によって処罰されるであろうことが示唆される。またエンドで御側御用取次「田之倉孫兵衛(船越英二)」から高垣藩の跡目が「幼少の弟君」に決まったことが報告される。

*7:中納言、大納言、右大臣、摂政、関白、太政大臣を歴任

*8:中納言、大納言、左大臣を歴任。昌泰の変により右大臣・菅原道真大宰府に左遷した中心人物。道真を神とする天神信仰が広まった後世の説話では讒臣、極悪人として描かれている