テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍3』第16話「ちゃんにとどけ!江戸ばやし」(1988年放送の再放送)(2023年12月28日記載)

◆第16話「ちゃんにとどけ!江戸ばやし」(2023年12月28日再放送)
 以下の通り、記事を紹介しておきます。

番組詳細|テレビ朝日
第16話「ちゃん*1にとどけ!江戸ばやし」
 江戸へ働きに出たまま行方知れずになってしまった亭主・春吉(関時男*2)を(ボーガス注:子どもと共に)捜しにきた女・おしん山本郁子)と偶然出会った吉宗(松平健)。そんな中、目安箱への訴状から、やはり行方知れずの兄・貞次(浅田祐二)を捜す娘・お咲(鈴木美司子)の存在も知る。やがて、おしんの亭主とお咲の兄は、同じ口入れ屋・萬屋仁兵衛(坂東弥十郎*3)の世話になっていることがわかった。しかも二人は行方知れずになる前、萬屋の番頭と度々会っていることも判明した。だが数日後、お咲の兄が斬殺死体で発見される。

暴れん坊将軍 III
第16話「ちゃんにとどけ!江戸ばやし」
 災害で財政難の中越藩が企む金儲けは禁制品*4の売買。高給で釣った出稼ぎの椋鳥たち*5を運び屋にして(ボーガス注:口封じのために殺し)虫けらの如く扱ったことに加え、倹約令を蔑ろにされた上様はぷんぷん怒ってて成敗の雨嵐。

あふろん@芝神明
◆(ボーガス注:若山弦蔵のナレーションで)
 椋鳥とは江戸時代、地方から江戸へ出稼ぎに来ていた農民の事である。雪を逃れて飛んで来る椋鳥が語源だといわれている
◆(ボーガス注:中越藩士が逃げ出そうとする)貞次を(ボーガス注:見せしめに)ばっさり!
◆(ボーガス注:萬屋の蔵にあるガラス製品は抜け荷の)ギヤマン?。萬屋って本当に手広く悪いことをしてるな
◆(ボーガス注:お咲が)萬屋に突撃!
◆(ボーガス注:後で殺すつもり(それとも人身売買として海外に売り飛ばす?)だろうが、萬屋主人と番頭の抜け荷の話を聞いたお咲をすぐには殺さずに)蔵に放りこむだけか、紳士?(笑)
◆(ボーガス注:吉宗の成敗だが藩主が)安定の「謎の病死」で実弟が後を継いだ
◆(ボーガス注:若山弦蔵の締めのナレーションで)
 久方ぶりに家族だんらん、幸せにひたる春吉やお咲たちを思い浮かべ、優しく微笑む吉宗だった

 抜け荷について、南町奉行・大岡(横内正)の捜査の手が迫ったことから、口封じに殺そうとする中越藩士たちから椋鳥たちを救い出す吉宗と御庭番。「椋鳥の一人」春吉は無事妻子と会うことが叶う。
 一方、萬屋に監禁されたお咲。後で殺すつもり(それとも人身売買として海外に売り飛ばす?)と思いきや、中越江戸家老「横尾大膳」(井上昭文)のもとに連れて行き「女好きのお殿様に献上されては?」とゲスい笑いで媚びる萬屋
 しかし、そこに現れる吉宗。
 お咲を救出した上で「江戸家老・横尾」「藩主・高田和泉(水上保広*6)」「萬屋」を成敗。
 なお、中越藩は改易にはならず、「成敗された藩主」の実弟が藩を継いだ。

*1:父親(父ちゃん)のこと。今回の場合は「春吉と息子」

*2:1944年生まれ。本名は関口勇。ドナルドダックの初代専属吹替え声優だが、関の吹替え作品は現在は廃盤となっており、聞くことは難しい。同名の俳優・関時男(本名は関口辰夫:1907~1945年)は父(関時男 (1944年生) - Wikipedia参照)

*3:1956年生まれ。坂東好太郎(1911~1981年)の三男(坂東彌十郎 - Wikipedia参照)。NHK大河『鎌倉殿の13人』(2022年)の北条時政役ですが、34年前なのでかなり若い

*4:抜け荷の品(密輸品)

*5:江戸時代、江戸っ子は冬に集団で出稼ぎに江戸に来る奥羽や信濃からの出稼ぎ者を「やかましい田舎者の集団」という意味で「椋鳥」と呼んで揶揄した(ムクドリ - Wikipedia参照)

*6:1947年生まれ。父は俳優・阪東妻三郎(1901~1953年)、俳優・田村高広(1928~2006年)、田村正和(1943~2021年)、田村亮(1946年生まれ)は異母兄弟。日本テレビ年末時代劇スペシャル『勝海舟』(1990年12月30日、31日)で「江戸幕府外国奉行」新見正興を演じ、兄の田村高広(勝の父・小吉役)、田村正和(主演・勝海舟役)と共演している(水上保広 - Wikipedia参照)