テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍3』第20話「さらわれたお葉」(1988年放送の再放送)(2024年1月8日記載)

◆第20話「さらわれたお葉」(2024年1月8日再放送)
 以下の通り、記事を紹介しておきます。

番組詳細|テレビ朝日
第20話「さらわれたお葉」
 安房勝山*1江戸家老・檜山典膳(清水章吾)が「白昼、浪人者*2を短筒で撃った」という訴状が目安箱に投げ込まれていた。その直後、吉宗(松平健)のもとに、養生所で働くお葉(伊藤つかさ)が行方知れずになったとの知らせが辰五郎(北島三郎)から届く。め組に駆け付けた吉宗は、お葉の兄・半次郎(佐藤B作)から、中間風の男*3が「短筒の弾を取り出してくれる医者を知らないか」と尋ね回っていたことを聞く。翌日、吉宗の命を受けた大岡忠相横内正)が、事情をただすため典膳のもとを訪ねる

 檜山を糾問する忠相。
 忠相「浪人は『兄の敵』といい襲ったそうですが」
 その後、吉宗に報告する忠相。
 忠相「檜山殿に寄れば襲撃者は脱藩者の府川一之進。兄が公金横領で切腹の処分をされたことを逆恨みし、中間の権太と脱藩。処分した檜山殿を兄の敵と襲った物とか」
 吉宗「(御庭番の左源太へ)真相を突き止めるため勝山藩へ赴け」
 左源太の報告
 「切腹ではなく、当時、勘定奉行だった島岡軍兵衛(山西道広*4)の手打ちのようにございます」
 場面が変わって一之進「私の命は捨てても敵を討たねば」
 お葉「捨てる命なら、こうして助かった甲斐もありません」
 一之進「お葉殿、私の兄は勘定奉行所の役人として、上司である勘定奉行・島岡軍兵衛の公金横領に気づき、当時、国家老だった檜山典膳(現・江戸家老)に訴えたところ、かえって公金横領の濡れ衣で檜山と島岡に殺されたのです。檜山と島岡はグルだった』
 そこへ一之進を殺そうと襲撃する島岡ら。島岡らによって殺される権太。
 お葉「こんなに傷を負った人に、3人がかりで刀を抜くのですか!それでもあなた方、武士なのですか!」
 御庭番の報告で一之進の場所を知り、そこへ登場する吉宗と半次郎達め組の面々。島岡らは逃げざるを得ず、無事助かる一之進とお葉。
 吉宗「事実ならば檜山と島岡は許せぬが、証拠はあるのか」
 一之進「兄から島岡の二重帳簿を受け取っております」
 お葉をさらったことを当初は憤りながら事情を聞き、かえって一之進に同情するめ組の面々。
 しかし、一之進を呼び出し、口を封じるためにお葉をさらう島岡ら。
 一之進とお葉を救うため、勝山藩江戸藩邸に赴く吉宗と「お葉の兄」半次郎以下、め組の面子。
 一方、お葉をたてに一之進から奪い取った二重帳簿を燃やす檜山。そして口封じに一之進を狙撃し瀕死の重傷を負わせる檜山。
 そこへ登場する吉宗とめ組の面々。
 半次郎らめ組の面々によって救われるお葉(この時点では「余の顔を見忘れたか」はないので半次郎、お葉らは今まで通り『貧乏旗本の三男坊・徳田新之助』の正体(徳川吉宗)に気づかないママという設定。珍しいいきなり殺陣設定)。
 しばらく殺陣をした上で、(お葉と「半次郎らめ組の面子」がいなくなった状況で)吉宗「檜山、余の顔を見忘れたか」
 檜山「上様!」
 吉宗「公金横領をただそうとした一之進の兄を殺し、今、一之進も手にかけようとしている貴様らの罪許しがたい」
 檜山「証拠が何処にあるのですか」
 吉宗「証拠ならここにある(二重帳簿の写しがあった?)」
 檜山「上様の名を騙る痴れ者、斬り捨てよ!」
 「島岡を含み」檜山以外をほとんど成敗した状況で、吉宗「一之進、本懐を遂げよ」
 一之進「兄の敵!(檜山を成敗)」
 吉宗「一之進、見事であった(吉宗に見届けながら息を引き取る一之進)」

暴れん坊将軍 III
第20話「さらわれたお葉」
 安房勝山藩の若侍が、上役の不正を糾そうとして殺された兄の仇を討つ話。襲撃に失敗し撃たれ、お葉の治療を受け回復するが、再びの凶弾に斃れる。
※お葉ちゃんさらわれは二回、府川一之進の中間・権太(芦屋雁平)が治療強要のためと、一之進脅迫のため勝山藩士に。
※悲劇の若侍・府川一之進を演じるのは五代高之、次*5のお庭番。

すとらときゃすたー
 お葉役の伊藤つかささんはものすごく台本に忠実でほぼ一語一句間違わず演じられておられます。あと悪役の皆さんも正確

あふろん@芝神明
◆ファーマーフーズ休んだのは正月明けの1回だけだったな( ̆ω ̆ )(笑)
◆実は3の途中から(死亡する御庭番左源太(三ツ木清隆)にかわって)御庭番才三になる一之進(五代高之)(笑)
◆新さんの刀で敵の刀を切ってる*6、新さんの葵の御紋の刀は超合金Z*7でできているのか
◆おやおや一之進に惚れたか。いちゃいちゃもいいけど殺された権太のことも少しは思い出してあげて下さい
◆お葉ちゃんと半次郎がいたので正体明かす前に殺陣突入のレアパターン
◆(第54話「左源太愛に死す!」で御庭番)才三として転生するまで30話ちょい。なお才三が出てきても(一之進様に似ているとはならず)すっかり忘れてる模様
◆(締めの若山弦蔵のナレーション)
 いつまでも尽きぬ涙はない。(一之進の死を悲しむ)きっと涙のそのあとは明るい笑顔で医術の道一筋に進んでくれるお葉だと信じて疑わない吉宗だった

*1:寛文8年(1668年)、小浜藩主酒井忠直は甥の忠国に対して1万石(安房国平郡内4500石、越前国敦賀郡内5500石)を分知した。忠国は安房国勝山に陣屋を構えて居所とし安房勝山藩が立藩された(安房勝山藩 - Wikipedia参照)

*2:府川一之進のこと

*3:一之進に仕える中間・権太のこと

*4:1948年生まれ。出演作に日本テレビ探偵物語』(1979~1980年、松本刑事)、『あぶない刑事』シリーズの吉井浩一刑事(通称、パパさん)(日本テレビ『あぶない刑事』(1986~1987年)、『もっとあぶない刑事』(1988~ 1989年)、『あぶない刑事フォーエヴァーTVスペシャル'98』(1998年)、東映映画『あぶない刑事』(1987年)、『またまたあぶない刑事』(1988年)、『もっともあぶない刑事』(1989年)、『あぶない刑事リターンズ』(1996年)、『あぶない刑事フォーエヴァーTHE MOVIE』(1998年)、『まだまだあぶない刑事』(2005年)、『さらばあぶない刑事』(2016年))等。2008年に俳優を引退したが、2016年、映画『さらばあぶない刑事』で一時的に俳優復帰した(山西道広 - Wikipedia参照)

*5:暴れん坊将軍IV(1991~1992年)、暴れん坊将軍V(1993~1994年)のこと

*6:切ると言うよりは折ってる。刃の薄い部分を「剣の峰」で思い切り叩けば折れるかもしれませんが、チャンバラでそれができるとは思えない。

*7:永井豪の漫画及びそれを原作とするアニメ『マジンガーZ』に登場する架空の合金