テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍3』第25話「将軍に裏切られた男」(1988年放送の再放送)(2024年1月15日記載)

◆第25話「将軍に裏切られた男」(2024年1月15日再放送)
 以下の通り、記事を紹介しておきます。

番組詳細|テレビ朝日
第25話「将軍に裏切られた男」
 書見中の吉宗(松平健)が狙撃されるという騒ぎが持ち上がった。吉宗を狙ったのは女の刺客(田辺ひとみ)で、左源太(三ツ木清隆)が捕らえたところ自害してしまい、女の身許はまったくわからない。そんな中、吉宗は紀州の部屋住み*1だった頃の親友・川野貞之介(横光克彦*2)の妹・みつ(佐藤恵*3)から、兄のことについて相談したいという書状を(目安箱を通して)受け取り、彼女に会いに行く。だが、みつはなぜか「もうその事は解決した」と言って多くを語ろうとはしなかった*4

今日の上様~暴れん坊将軍Ⅲ~ - 天下御免のすっとこどっこい
第25話「将軍に裏切られた男」
 吉宗暗殺を企む尾張藩江戸家老
 雇われた甲賀忍者は吉宗の紀州時代の幼馴染みで恨みを持つ貞之介を使って殺そうと計画する。
 (当時の御側御用取次に勝手に文を捨てられたので文の存在を知らなかった、今からでも川野兄妹にできる限りの償いをしたいと吉宗に告げられ)恨みは誤解だったとわかった貞之介は銃で狙われた吉宗をかばい撃たれて(死んで)しまう。
 (ゲストが部屋住み「頼方」時代からの幼馴染み・川野兄妹のため)今回は吉宗ではなく(部屋住み時代の名)頼方*5(よりかた)として登場。
 尾張藩下屋敷をやっつけに行くときは将軍吉宗の格好。豪華なチャンバラだ。
<今回のみどころ>
 左源太に見張られていた貞之介の妹は町で出会った知り合いの半次郎(佐藤B作)に、このごろ誰かに見張られていると話す。
 飛脚姿でわざとらしくタバコを吸う左源太を見つけた半次郎。
「あそこに飛脚が居るでしょう。飛脚がぼぉ~っとタバコをふかして商売になりますか。」
 お~い、お庭番。ばれてるよ~!

暴れん坊将軍 III
第25話「将軍に裏切られた男」
 上様の命を狙う尾張江戸家老「松波刑部」、手先は甲賀者「赤塚一斎」(伊藤敏八)。作戦はことごとく失敗し、最後は吉宗を恨んでいる旧友・川野貞之介を持ち出してくる。妹おみつを監禁し川野に将軍殺害を迫る甲賀者。
※川野の憎悪は、父が冤罪に落ちた際、窮状を訴えた文を(目安箱に投じたのに)上様に無視された(結果、父は切腹、川野家はお家断絶となり、兄妹は流浪する羽目になった)こと。当時の御側御用取次「細田春英」に(目安箱は個人的な依頼をするシステムではないと)文を捨てられちゃった(のでそもそも、川野の父が切腹し、兄妹が流浪するまで、文の存在を知らなかった)上様、かなり気の毒。
江戸家老川合伸旺、乗り込まれて「お手向かい致す」と片肌脱ぎ、最後まで刀ふりかざして抵抗を見せる。
※おみつを見張る左源太を見破る小頭・半次郎、「飛脚のくせに道端で煙草吹かしてるのは変」。案外鋭い?

白ぱんだ
 今回、尾張藩ネタのようですが、尾張大納言宗春(中尾彬)が絡むほど大きなエピソードではない、という感じでしょうか。
 「みつ」役は、佐藤恵利さんです。「ラブ・スケッチ」で、アイドル歌手デビューし、ポスト山口百恵(のひとり)として売り出されました。実際、山口百恵さんに似ていたため、デビュー前に「影武者」として役をこなしたこともあるとのこと。

あふろん@芝神明
◆(吉宗暗殺を画策する)いつもの尾張藩
尾張の黒幕「尾張藩江戸家老」川合さん来た
◆先の御用取次の細田春英、それ*6はあかんやろ
◆半次郎が惚れた女が上様の幼馴染、相変わらずOEDOは異様に狭い
◆見張ってるのバレる左源太、無能
甲賀者「赤塚一斎」が江戸家老に「一斎に一切お任せ頂きたい」。駄洒落?
◆(川野に)土下座する上様、(こういうシーンでよくあるいつものエコー)オーオーオオオオーオオーオー
◆さあ出かけよう、あの山越えて
果てない道を微笑み浮かべて
風に揺れてる草花に愛しさを知るだろう
暴れん坊将軍・劇中歌「夜明け」(歌・松平健)が流れ、尾張藩江戸屋敷に成敗に向かう吉宗、幼馴染みを殺されたことで)これめちゃくちゃ怒って尾張藩江戸屋敷粉砕されそう
江戸家老控えた、そして(赤塚一斎が勝手にやったことと)なすりつける(笑)
◆(結局逃げ切れず)江戸家老「上様お手向かい仕りまする、もはやこれまで!上様をヤミからヤミへ葬り去るほかはあるまい!出会え!出会え!」
尾張藩下屋敷で上様が大暴れして(上様暗殺未遂を理由に)尾張藩江戸家老が成敗されても何ともない尾張藩、すごいな
◆(最後の若山弦蔵のナレーション)
(「川野貞之介」「おみつ」とともに)過ぎ去った日々の思いは吉宗の心の中にいつまでも消える事なく生き続けるであろう

*1:次男以下で家督を相続できない者のこと。次男以下の就職は困難であるため、分家するほどの財力や地位を持っていない大多数の家では、次男以下が他家へ養子に行かない限り、実家に居候という形で次男以下を住まわした。長男が亡くなった場合に血統を絶やさないための万が一の予備としての役割であったため、妻子を持つことは基本的に禁じられ、兄が死去することで家督を継がない限り、不遇な生活を強いられたといわれる。部屋住みだった吉宗は長兄である紀州藩主・綱教が死去し、三兄・頼職が跡を継ぐが、頼職も病死したため、紀州藩主を継いでいる(部屋住み - Wikipedia参照)

*2:1943年生まれ。テレビ朝日の刑事ドラマ『特捜最前線』の第52話より紅林刑事役で出演し、1987年の番組終了まで9年間(1978~1987年)、レギュラー出演。1993年の衆院選挙で日本社会党の推薦を受け旧大分2区で当選。その後、1993~2012年、2017~2021年まで衆院議員(2003年12月より、社民党副党首を務めたが、2005年8月に民主党(当時)に移籍)。野田内閣で環境副大臣。現在、立憲民主党大分県連最高顧問。俳優を引退したわけではないが1993年の議員当選以降は「議員落選中の2014年にテレビ朝日松本清張ドラマスペシャル・三億円事件』で山口捜査課長を演じる」など一部例外を除き、俳優活動を事実上、休業(横光克彦 - Wikipedia参照)

*3:1961年生まれ。中学1年生の時に日本テレビ『そっくりショー』に山口百恵(1959年生まれ)の真似で出演したことがある。山口に似ていたため、1980年に『ラブ・スケッチ』で歌手としてデビューする前に多忙な彼女に代わって遠目のシーンや後ろ姿での出演で「影武者」として映画やドラマに出演したとされる。2010年にフジテレビ『剣客商売スペシャル・道場破り』に出演しているがその後の消息は不明(佐藤恵利 - Wikipedia参照)

*4:「吉宗を恨む兄と話し合い、恨みを説いて欲しい」と依頼する気だったが、書状を投じた後に、兄が尾張から暗殺依頼を受けたらしいことを知り、「会わせればかえって暗殺の機会を提供することになる」と「何でもない」と言ったことは後に明らかになる。

*5:紀州藩主就任時に吉宗に改名

*6:吉宗に川野の文を見せることなく捨てたこと