テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍3』第18話「知らぬが仏の紙風船」(1988年放送の再放送)(2024年1月4日記載)

◆第18話「知らぬが仏の紙風船(2024年1月4日再放送)
 以下の通り、記事を紹介しておきます。

番組詳細|テレビ朝日
第18話「知らぬが仏の紙風船
 江戸の町に、高価な美術品ばかりを盗む「暗闇の矢平次(伊庭剛)」という凶盗*1が出没し世間を騒がせていた。そんな中、養生所で働く「め組の小頭・半次郎(佐藤B作)の妹・お葉(伊藤つかさ)」は、出入りの大工・清吉(高川裕也)から高価なかんざしを手渡される。ところが、そのかんざしは矢平次に盗まれたもの*2とわかり、清吉も矢平次の一味ではないかとの疑いがかかる。それを知った清吉は行方をくらませてしまった。やがて、矢平次の背後に寺社奉行・坂井石見守(和崎俊哉)と町年寄*3・桝屋(高城淳一*4)がいることが判明

暴れん坊将軍 III
第18話「知らぬが仏の紙風船
 美術品マニアの寺社奉行と町年寄が使嗾する賊が横行、お葉ちゃんにぞっこんの大工の青年がギフトの簪の件で疑われ町方に追われるハメに。彼にライバル視され突っかかられていた新さんは、仲良く賊に監禁され御金蔵破りの一味に引き入れられかかったり。
※美術品フェチの寺社奉行に和崎俊哉、やはりこの人はお庭番*5より悪人が似合う。賊一味に福ちゃん発見。
※タイトルの「紙風船」に付けられた謎めいた文書「しらぬがほとけ(知らぬが仏)」は、(ボーガス注:当初、事件と関係があるかのように描かれていたが、実は事件とは関係がなく)ラストで子供の手習いだったことが判明。ほかに「ろんよりしょうこ(論より証拠)」「としよりのひやみず(年寄りの冷や水)」なんかもアリ。実に暴将らしい牧歌的な「謎」。

あふろん@芝神明
ファーマフーズに怒涛の小林製薬はどこいった、控えめな小林製薬
トメダインコーワ、けっこう新CM来るね
◆全部清吉が悪いのに(ボーガス注:岡っ引きに拷問されて)妹さんかわいそう

 清吉が逃亡したため、妹「お光」(上野美加)を「共犯ではないか」と拷問にかける岡っ引き。江戸時代において、実際は「疑う正当な理由がない」限り「同居親族」というだけでは拷問しないと思いますが。め組の頭・辰五郎(北島三郎)がその場を通りかかったことで救われる妹。一方で簪を彼に売った権八(当銀長太郎)の居場所を突き止める清吉だが、権八の簪販売は一味を無視した勝手な売却のため、権八は一味に殺されており、清吉も一味に監禁されてしまう。
 清吉を助けようとする吉宗だが、相手は短筒を持っており下手に刃向かえば殺されかねないこともあり、一味の黒幕を突き止めるためにあえて清吉と共に監禁される吉宗。

あふろん@芝神明
◆(ボーガス注:暴れん坊将軍第1シリーズの御庭番)半蔵(ボーガス注:を演じた和崎俊哉)が寺社奉行になって悪事をはたらく
◆清吉
『若松屋*6で見たのと同じ簪が(10両でなく)1両だもん、飛びついちゃったぜ』
 そんなうまい話あるわけないだろ
寺社奉行、自刃!
◆「としよりのひやみず」。爺にピンポイントでズドン
◆(ボーガス注:締めの若山弦蔵のナレーション)「春の空に飛んで行く紙風船に夢を託す子供らを見ながら吉宗はのどかな安らぎを感じるのだった」。ただのGAKIのしわざだった。特に意味はなかった紙風船の伏線!

 矢平次一味に御金蔵破りをやらせる寺社奉行*7だが、吉宗が一味にいること*8で、御金蔵には当然ながら護衛が待ち構えており、一網打尽となる一味。首領・矢平次だけは逃げ帰るが、寺社奉行が「口封じ」のために斬殺。しかし、既に寺社奉行、町年寄の犯行はばれており、吉宗が登場。
 今回、町年寄は成敗されるが、寺社奉行は自刃。
 「簪の件」ですっかり男を下げた清吉はお葉を諦めるが、妹曰く「また好きな女の人ができたみたい」。

*1:凶盗ということで分かるように殺人も実行

*2:勿論彼は一味ではなく、盗品と知らず、一味の一人「権八」(当銀長太郎)から購入(本来10両の商品が1両で売られていた→「そんな怪しい代物をプレゼントしたのか」と言われたくなくて正直に事実を言えず逃走)という設定

*3:江戸町奉行の下に3人の町年寄がいた。各町には町名主がいて、町年寄の支配を受けた。また、町年寄は豊島郡関口村、小日向村、金杉村の代官も務めた。3人の町年寄は奈良屋、樽屋、喜多村の三家が代々世襲で勤めたが明治維新によって廃止された(町年寄 - Wikipedia参照)

*4:1925~2011年。俺的には『西部警察』PART2(1982~1983年)、PART3(1983~1984年)の西部署捜査課係長・佐川勘一警部補

*5:暴れん坊将軍』第1シリーズで御庭番で伊賀組組頭の『大月半蔵』を演じた

*6:矢平次に襲撃された店の一つ

*7:御金蔵破りが「金のため」というよりは「ワクワク感がたまらない」と言ってる辺り「かなり頭がいかれてる人物」の設定

*8:監禁されるが「腕が立つので一味に入れてもいい」とスカウト(?)され応じるふりをする吉宗