テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍3』第24話「悲恋花は二度散る」(1988年放送の再放送)(2024年1月12日記載)

◆第24話「悲恋花は二度散る」(2024年1月12日再放送)
 以下の通り、記事を紹介しておきます。

番組詳細|テレビ朝日
第24話「悲恋花は二度散る」
 水茶屋『花乃屋』に通いつめていた男たちが次々と自害する騒ぎが持ち上がった。そんな中、吉宗(松平健)は半次郎(佐藤B作)から「花乃屋の売れっ子・お夕(稲垣愛)に会いたいので金を貸してほしい」と頼まれる。そこで吉宗は、自害した男たちのことを調べるため半次郎と共に花乃屋へ出かけるが、お夕は方々の屋敷から引っ張りだこでろくに話もできない。その帰途、町人*1がヤクザ風の男たち*2に襲われているのを目撃した吉宗は、その町人を助け、め組に連れ帰る。

暴れん坊将軍 III
第24話「悲恋花は二度散る」
 道中奉行*3「保科勘解由」と口入屋「上総屋弥兵衛」(早川研吉)が組んで賭場を開帳、ここで借金を作った男たちを幾人も破滅に追い込み自身は肥え太る。賭場へ客を誘い込むエサに使われていた口入屋の妾・お夕(稲垣愛)と、「死んだ」とされていた恋人・伊佐吉(加納竜)の悲しい再会が縦糸になる。
※道中奉行は中田博久、「余の顔を見忘れたか」と言われずとも上様と気付くが「すぐに(このような場所に上様がいるわけがない、偽者に決まっておると)否定→出会え!*4」がおかしい。

あふろん@芝神明
◆相手がイケメンの加納竜では半次郎分が悪いな
◆伊佐吉さんは善人っぽいな。加納竜は偉い人だとだいたい悪人だけど
◆扇子来た、新さんちょっと間に合ってない
◆伊佐吉刺された、いきなり死ぬのか
◆(養生所でお葉が手当、)あの大出血で急所を外れていて助かるのか
キャプテンウルトラの中田さん*5が道中奉行
◆道中奉行が成敗されるのはあまりないな
加納竜あの傷で逃げた、いきなり死にそうなふらつき具合
◆ドス持って迫ってくる小峰さんこわい(笑)
◆伊佐吉死んでしまった、生きてても(放火殺人への加担で)打ち首だけど
◆(「余の顔を見忘れたか」なしで)見覚え!
保科「上様?、いや!、まさか!、こんな所に!、上様が!(いるわけがない)、出会え!、出会え!」
◆(保科の配下を全て成敗し)吉宗「保科勘解由、往生際が悪いぞ、武士ならば潔く腹を切れ!」
 潔く自害するキャプテンウルトラ!
◆(親分の源蔵に「断れば恋人・お夕の命はない、むしろ俺の命令に従えばお夕(当時、岡場所の女郎、後に上総屋となった源蔵が見受け)を見受けしてお前の妻にしてやってもいい」と飴と鞭で命じられた*6とは言え)伊佐吉は火付けで、(上総屋の妾という弱い立場とは言え)お夕も悪事に加担、あかんカップルだった
◆(締めの若山弦蔵のナレーション)
「江戸の片隅に咲いた悲恋花。欲望の渦に巻き込まれて2度も散った*7その花はもうツボミをつける事もない。1人残されたお夕の行く末を思うと吉宗は人の世の無常を感じずにはいられなかった」
 (恋人・伊佐吉が殺されてお夕が)かわいそうなのでお夕も悪事に加担していたんだけど大甘裁きで無罪放免。お夕を罪に問わない大甘上様にも困ったものだ

 自殺した男達が皆「お夕」に入れあげていたことから「お夕に貢ぐこと」で破滅したのかと思いながらも「何か裏があるのでは」と御庭番に調査を命じる吉宗。
 その結果、道中奉行と口入屋が手を組み、「道中奉行の屋敷」に秘密の賭場を開業、「口入屋の妾」であるお夕が言葉巧みに男達を賭場に誘い込み、インチキ賭博で多額の借金を背負わせ、金を容赦なく取り立て、自殺に追い込んだことが判明。
 しかも口入屋「上総屋」の前身は「鬼火の源蔵」なる盗賊。伊佐吉が襲撃されたのは、彼がお夕の元恋人と言うだけでなく、源蔵が「上総屋」に転身するに辺り「当時の上総屋一家」を放火で皆殺しにし、空いた「上総屋の営業権」を手に入れたから(そして放火には「当時は源蔵の子分だった」伊佐吉も関与していた*8)と言うことが判明。
 なお、「上総屋」の前身や彼の放火については、道中奉行も知っている設定(単に賭場経営で組んでるだけではない)。
 というか、「上総屋」となった源蔵の強盗行為を「道中奉行・保科がアシストしていたこと」が、上総屋の配下に襲撃され「死の床にある」伊佐吉によって、吉宗やお夕に明かされる。

*1:伊佐吉のこと

*2:上総屋の手下

*3:五街道である東海道中山道日光道中奥州道中甲州道中及び、五街道の付属街道である主要街道を支配。宿場駅の取締りや公事訴訟、助郷の監督、道路の整備など道中関係全てを担当した(道中奉行 - Wikipedia参照)

*4:「余の顔を見忘れたか」が無しで「上様」と気づくというレアパターン。また配下を皆成敗された道中奉行・保科が「潔く切腹せよ」と吉宗に言われ、切腹するという点でもレアパターン

*5:1967年に『ウルトラマン』の後番組『キャプテンウルトラ』に主演。宇宙を舞台に怪獣や侵略者と戦うヒーローを演じた(中田博久 - Wikipedia参照)

*6:但し、犯行実行後は源蔵は約束を反故にし、伊佐吉を殺そうとする

*7:一度目は「伊佐吉が死んだと聞かされ心ならずも上総屋の妾になったとき」、2度目は「再会した伊佐吉が上総屋の子分によって重傷を負わされ殺されたとき」

*8:放火後、源蔵によって口封じに殺されかける伊佐吉だが、幸いにも一命を取り留める。