テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍3』第17話「御生母が叱った仇討姉弟」(1988年放送の再放送)(2023年12月29日記載)

◆第17話「御生母が叱った仇討姉弟(2023年12月29日再放送)
 以下の通り、記事を紹介しておきます。

tv asahi|テレビ朝日
第17話「御生母が叱った仇討姉弟
 根岸に住む生母・お由利の方*1中村玉緒*2)を訪ねての帰途、吉宗(松平健)は浪人に襲われている姉弟を助けた。この姉弟は、出羽国郷士・菅野彦四郎の娘・楓(藤代美奈子*3)とその弟・小一郎と名乗ったが、浪人に襲われるような憶えはないという。やがて、浪人*4の後をつけていった御庭番・疾風(菅野玲子)からの報告で、浪人たちは勘定奉行・島田康定(原口剛)の屋敷へ入っていったことがわかった。康定は三年ほど前まで出羽国の代官をしていたことがあり、吉宗はそこに何かひっかかるものを感じる。

暴れん坊将軍 III
第17話「御生母が叱った仇討姉弟
 「キレ者」と評判の勘定奉行、実は以前の任地で抜け荷などの悪行三昧*5。諌めた侍は騙し討ちに遭い、遺児たちが仇討ちにやってくる*6。タイトルは、姉弟が保護された清涼庵で玉緒ちゃんにくどくど垂れられる訓示。
※御庭番・左源太(三ツ木清隆)が侍の養女になる以前の楓を見知っている話や、勘定奉行の弟・島田弦二郎(大場順*7)が剣の遣い手で身持ちが悪いという設定などあるが、玉緒ちゃんのお説教に尺をとられて端折りぎみ。

あふろん@芝神明
勘定奉行の原口剛さん*8が悪者でないはずがなかろう
◆サイコ弟*9来た!
◆左源太銃撃! (ボーガス注:足に)銃撃受けてるので歩けない左源太。異常に回復が速いのでどうせ殺陣には間に合うだろう
◆楓は今でも結構人気ネームな気がする
◆(ボーガス注:左源太が)伊賀にいたはずの「楓殿」と偶然に会うOEDO
◆尿漏れにモレナクト!、尿の悩みにボーコレン!、肛門のかゆみにオシリア!、小林製薬は種類が多過ぎて何が来るかわからん!

 勘定奉行の弟・島田弦二郎から短筒での銃撃を受け、楓をさらわれる左源太。勿論、後で楓は救出され、救出の際に吉宗、御庭番によって弦二郎は兄より先に成敗されます。

あふろん@芝神明
◆はっちゃけてない暴れん坊将軍3の母上。お由利の方がとてもまとも

 明石家さんま司会のバラエティ番組『さんまのからくりTV(後に『さんまのSUPERからくりTV』に改題)』(TBS、1992~2014年:1994年から出演)で中村玉緒の天然ぼけキャラが発掘され、それを契機に彼女がバラエティ番組によく出るようになるのは後のことです。その後は彼女もドラマ(暴れん坊将軍を含む)でコミカルなキャラを演じるようになります。

あふろん@芝神明
◆吉宗「島田康定、余の顔を見忘れたか!」
 島田「上様!」
 島田「上様の名をかたる素浪人!、討ち取れ!」
 いきなり開き直る(笑)
◆お庭番がめちゃくちゃ手助けして仇打ち本懐!
◆(締めの若山弦蔵のナレーション)
 柔らかい日ざしと風を浴びる吉宗は、それが母・お由利の方の優しさに思えてならなかった

 今回は吉宗、御庭番の助力を得た上で、姉弟が「父の敵」勘定奉行を成敗。

*1:紀州藩徳川光貞徳川吉宗の父)の側室で、吉宗の生母

*2:1939年生まれ。父は二代目中村鴈治郎(1902~1983年)、兄は四代目坂田藤十郎(1931~2020年)、夫は勝新太郎(1931~1997年)という芸能一家

*3:1968年生まれ。1984年に第1回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受け芸能界入り。東宝芸能に所属し新人当時は、沢口靖子(1965年生まれ、第1回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリ)、斉藤由貴(1966年生まれ、第1回「東宝シンデレラ」オーディションでファイナリスト)に続く「東宝三人娘」として売り出された(藤代宮奈子 - Wikipedia参照)

*4:勿論、勘定奉行に金で雇われ、姉弟を殺害しようとした。

*5:勘定奉行就任後も「相州屋(川浪公次郎)」と共に抜け荷を行っていると描かれるが、本作でのメインは「出羽代官時代の悪事と姉弟の敵討ち」。相州屋の出番はそれほど多くない上に、いつもと違い吉宗に成敗されず、相州屋は南町奉行・大岡に捕縛される。

*6:今回は「勘定奉行が悪党であること」は「敵討ちに来た」と語る姉妹の言葉によって、「視聴者だけでなく」早い段階で吉宗も把握します。

*7:代表作としてテレビ朝日はぐれ刑事純情派』(1989~2009年)の高木直刑事役

*8:時代劇の悪役常連

*9:勘定奉行の弟・島田弦二郎のこと