【産経抄】6月1日

 NHK連続テレビ小説ゲゲゲの女房』の今週の話題は、ヒロイン、村井布美枝の妊娠だ。医師に告げられた喜びもつかの間、病院の待合室で耳にした会話に気がもめる。「お産の費用って、意外にかかるのよね。子供は金食い虫だし」。

・また、NHKネタですか。産経ってNHKが好きだな(苦笑)。それとも水木ファンあるいは、松下奈緒ファンですか?
・ドラマは見ていないし、原作本も読んでいないのですが、まあ、「気がもめる」のは分かります。売れる前の水木先生は貧乏のどん底だったようですから。
・こういう書き出しならあるべき「子育て支援」について書くのが普通の人間でしょう。「出産費用の負担軽減」とか。
子ども手当叩きだけやってはい、終わりなんてバカなことは普通の人はやりません。子ども手当をなくしただけでは子育て支援策を一つ減らしたのと同じですから。子ども手当に何か問題があったとしても代替策も創らず、ただ廃止するくらいなら続けた方がマシではないかと私は思います。さすが、バカが書く、産経抄(笑い)

 布美枝に、「子ども手当」の支給がきょうから始まることを教えたら、「うらやましい」と声を上げるかもしれない。そんな民主党の目玉政策に対して、世の中歓迎ムード一色とはいかないようだ。なかでも、短い準備期間で面倒な実務作業を押しつけられた自治体の多くは、戦々恐々としている。兵庫県尼崎市で、韓国人男性が行った「養子」554人分(年額8600万円)の申請が話題になった。同じようなケースが、各地で起こる可能性もある。

・申請したけどそこまで非常識な申請は認められませんでした。
・大体、そうした問題点(虚偽請求の恐れ)は子ども手当限定ではなく、自民時代の児童手当からあったようです。
・バカ右翼並みの低レベルな因縁付けを1面コラムがやって恥ずかしくありませんか?。さすが、産経(嘲)

 親の収入に関係なく支給される手当は、たとえば低収入世帯が生活費に充て、高収入家庭が塾の費用に回すことで、教育格差を助長するとの見方がある。

・では、どうすればいいかと書くのが普通の新聞なんですが(収入による給付制限とか、子ども手当とは別の形の子育て支援とか)。
 まさか「子育て支援が必要ない」とか「今のままで十分」とか思ってませんよね?
・しかし、あの産経が「格差問題」ですか。心にもないことをよく言う。格差問題批判をきちんとしてきた新聞(赤旗とか)ならともかく。民主党が叩ければ理由は何でもOKですか?(苦笑)
・だいたい、「子ども手当」を格差の点から批判する論者も「助長」すると言ってるだけで原因とまでは言っていません。格差問題の原因は小泉構造改革的な物(いわゆるネオリベ)で、是正するには、あなた方が「ばらまき」と嫌う社民政策(所得の再分配)が求められると思いますがいかがですか、産経さん?

【参考】

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100525/elc1005252222001-n3.htm
産経新聞「【参院選】くらし検証(1) 子ども手当で教育格差拡大?」


 国の子育て支援のあり方について、大阪市立大大学院の山縣文治教授(子ども家庭福祉学)は「制度そのものがマイナス施策というわけではないが、施策全体を再考する余地があると思う」と前置きしたうえで、「働く親のことを考えると、限られた財源を保育所学童保育の整備などにあてる方が有効」と指摘するとともに在宅で子育てしている親への施策の必要性を訴えた。また、「例えば、子ども手当の支給額を下げ、小学校の給食費や医療費などを国が負担するといった方法もある」と提言した。

保育料や給食費を滞納する親たちが受け取っていいのか、という議論ももっともだ。

・払う能力があるのに、故意に滞納してるのならともかく、生活苦からの滞納なら受け取っていいんじゃないですか?
・どっちにしろ「滞納者」の扱いは「教育格差を助長するだけでは?」等の「効果があるのか」という指摘と違って本質的問題じゃないでしょう。

 何より、財源のないバラマキの付けを負わされるのは、結局子供たちではないか、との疑念が広がっている。

自民党もさんざん国債発行して、さんざんバラマキをやっていたんですがね。竹下内閣のふるさと創生一億円、小渕内閣地域振興券(どこが地域振興なのかさっぱり分かりませんが)、麻生内閣定額給付金など。
・それと、「子ども手当」という「ばらまき」には一応「子育て支援」というそれなりの理念があります。まあ、竹下内閣のばらまきには「地域振興」「過疎克服」という理念があったかもしれません。他のばらまきに理念なんかありましたか?

支持率がついに10%台に突入した鳩山内閣が、子ども手当に期待をかける気持ちはわかる。が、回復のきっかけにはならないだろう。

・そもそも子ども手当政権公約です。守るのは当然でしょう。
・それと「子ども手当に(支持率回復の)期待をかける」?。いつ、そんなことを鳩山内閣が言ったんでしょう?。一部の人間は知りませんが、ほとんどの現政権幹部はそこまでバカじゃないでしょう。

 ドラマの原作者、武良布枝さんは、夫の水木しげるさん(注.本名・武良茂)との信頼関係で苦しい時代を乗り切った、と語っている。世論調査が示しているのは、すでに崩壊した国民と民主党政権との信頼関係だ。

・無理な落ちだなあ。信頼関係云々と書くなら「子ども手当」ではなく「政治とカネの問題」や公約違反(普天間基地問題、後期高齢者医療制度問題など)について書けばいいのに。「子ども手当」は公約だから実施しても信頼関係に何の問題もありません。額が当初公約より減っているところを公約違反だ、信頼関係が壊れたと批判するのなら話は別ですが。
・大体、自民党時代にも同じこと(支持率が下がったのは国民の信頼を失ったから)を書いていましたか?。だからご都合主義って言われるんですよ。