今日の産経ニュース(2023年3/23日分)(副題:高市を詭弁でかばう産経に呆れる&今日も反党分子・松竹を批判する、ほか)

岸田首相の早期衆院解散、観測強まる ウクライナ電撃訪問で政権内に追い風期待 - 産経ニュース
 勿論現時点では「政治的アドバルーン」でしょう。いずれにせよ「常在戦場」の精神で共産には頑張ってほしいものです。ベストは「解散できずに岸田が退陣(自民が解散を仕掛ける場合でもポスト岸田)」ですが。


「おまえ」「虚言癖」発言で共産市議が離党 パワハラ認める - 産経ニュース
 統一地方選の最中に、共産支持者として、士気が落ちる大変残念なニュースです。党支持者として、やはり「あまり気が進まない」のですが最低限度のことはコメントしておきます。
 どうもパワハラの訴えはかなり以前からあったようで「もっと早い段階で処分」すれば【1】統一地方選よりかなり前にこうした発表になりイメージダウンがより小さくて済んだ、【2】この離党市議に代わる候補を擁立できた可能性がある(恐らく彼に代わる候補は擁立できてないでしょう)、という残念感は否定できません。
 容易なことではないかもしれませんが、パワハラ撲滅を党の重要テーマとして今後も取り組んでいく必要があります。
 なお、個人的には「離党届の受け取りを保留し、除名する(当人が事実を概ね認め、離党届まで提出した以上除名することに問題はないだろうという理解で)」と言う厳しい処分の方が良かったのではないかとは思います。まあ、今後改めて除名すると言うことももしかしたらあるのかもしれませんが。


大阪府知事選23日告示 6氏が立候補を準備 - 産経ニュース
 維新王国「大阪」では「非維新が分裂」では当選可能性が低くなるので今からでも「アップデートおおさかの谷口候補」と「共産の辰巳候補」とで一本化して欲しいところです。俺も共産支持者として「辰巳氏の一日も早い政界復帰」を希望しますが場合によっては「今回は降りること」を考えてもいいと思います。
 なお、

◆参政党公認で歯科医師の吉野敏明氏
◆政治家女子48党公認で薬剤師の佐藤さやか
政治団体「新党くにもり」関西代表で執筆業の稲垣秀哉氏

と「維新に近いと世間で見なされてる右翼政党が三党も立候補してる点」が興味深い。「維新の票を少しでも食ってほしい」と思う反面、これらの党が「下手に大量得票(例:単独、あるいは三党の合計で、谷口候補や辰巳候補より得票)」などして「日本の右傾化を助長して欲しくない」という思いも一方ではあります。


財源論封印 統一選も意識 自民、少子化対策骨子案 - 産経ニュース

 自民は生活に身近な少子化対策をアピールし、統一選で勝利を目指す考えだが、財源の議論は選挙後まで封印する構えだ。

 「国の施策(地方とは直接関係ない)」でしかも「今後の方針(案)にすぎず、法が成立したり、予算が可決したり、何かが具体化したわけではない(今後反故にされる可能性がある)」ので統一地方選に何処まで影響するかは疑問ですが、財源論封印(増税するのかなど)とは自民党らしいデタラメさです。統一地方選後【1】「増税論」が出てきたり、逆に【2】「税源のめどが立たないから無理」として「児童手当の所得制限廃止*1」などが反故になったりする危険性が否定できません。それにしても「統一地方選」においてこうしたこと(身近な政治問題)を全く議論せず除名を理由に「共産党への悪口しかしない」松竹伸幸には心底呆れます。本気で党のことを考えていたらそんなことはしないでしょう。松竹が「除名されて当然の反党分子だったこと」を日々実感します。「松竹本人と松竹支持者」にはそうした認識はなさそうですが。
 まあ、松竹の場合「日頃から」、生活問題そっちのけで「安保問題(自衛隊日米安保)ばかりに熱中」し、それでいて「党勢拡大したい」「党首選挙に出る用意がある」と放言するバカ野郎ですが。紙屋高雪とかよくもあんなバカ(松竹)を支持できる人間がいるもんです。
 紙屋は

◆『「町内会」は義務ですか?』(2014年、小学館新書)、『どこまでやるか、町内会』(2017年、ポプラ新書)

なんて本を出してるので「松竹は何故、生活問題に関心が薄いのか!、安保ばかり論じたがるのか!」「そんなことで党勢が拡大するわけねえだろ!」と「俺のような理由」で、松竹に批判的かと思いきやそうでないのが意外です。
 なお、赤字部分は大事でしょう。「安保バカ」「(少子化対策に限らず)生活問題に明らかに無関心」の松竹に「何度でも」聞かせてやりたい言葉です。
 「少子化対策以外にも身近な問題はあるやろ(物価高、高齢者にとっての年金、親の介護を抱える世代にとっての介護など)。少子化対策子育て支援)が身近なのは『子育て世代の夫婦』だけやろ。(出産、子育てが身近な問題でない)独身者や高齢者夫婦、子どものいない夫婦(作りたくてもできないのか、あえて作らないのかはともかく)は関係ないやろ。お前等自民は子育て世代の票のことしか考えてないのか」という思いも一方ではありますが。つうか少子化対策って「子育て世代限定」でもそんなに「選挙での集票に効果的なのか」知りたいところです。それとも単なる印象論にすぎず実際はそれほど集票に効果はないのか。


【阿比留瑠比の極言御免】行政文書を絶対視する錯誤 - 産経ニュース
 有料記事なので途中までしか読めませんが高市の件での居直り「文書内容が本当か分からないから高市は悪くない」でしょう。
 高市の「文書は捏造」はデマでしょうが、仮に「捏造」が事実だとしても「高市に責任はない」と言う話には全くなりません(勿論捏造でないなら「放送の自由」侵害という別の問題が生じるし、だからこそ高市は捏造と強弁し「文書が事実でも私の発言に問題はない」とはいえないわけですが)。
 森友公文書改竄問題において建前では自民党も「公文書について二度とこのようなことが起きないことにする」と言ったのに「(高市の言い分を信じるなら)このようなことがまた起きた可能性がある」なら批判がされるのは当たり前で「捏造した官僚が悪い(高市は悪くない)」で済む話ではない。そもそも高市は「文書作成当時」総務相、文書は「総務省文書」です。
 「自分が大臣である省の文書」を「役人の捏造」呼ばわりしながら「担当大臣としての自分の管理監督責任」を認めない。無茶苦茶にもほどがあります。これが民主党政権なら阿比留も悪口してるでしょうに。


【産経抄】3月23日 - 産経ニュース

「野球で一番面白いスコアは8対7」。
 野球好きなら誰でも知っている言葉である。大リーグ通として知られるエッセイストの向井万起男さん*2によると、出所は米国の第32代大統領、フランクリン・ルーズベルトの手紙だった。

 この後「そうした乱打戦でなかったが、WBC決勝は面白かった」という趣旨の文が続きますが引用は省略します。この逸話が本当かどうか知りませんがこのネタが題名になってるのが、TBSでドラマ化された池井戸潤の小説『ルーズヴェルト・ゲーム』です(ルーズヴェルト・ゲーム - Wikipedia参照)。
 なお「8対7」のような乱打戦が面白いか、「1対0」のような投手戦が面白いかは個人の価値観ではあるでしょう。


恵泉女学園大が閉校へ 令和6年度の学生募集停止 - 産経ニュース
 「少子化の影響」でこうした事態は昨今は珍しくないですが、大学が閉校とは何とも世知辛い世の中です(系列の中学、高校は存続とのこと)。
 なお

恵泉女学園大学 - Wikipedia
◆初代総長:村井資長
 元早稲田大学総長
◆5代学長:大口邦雄
 元国際基督教大学学長

(つまり有名大学の人間を学長に引っ張ってきていた)なので大学創立(もともとは短大)時からそれなりにてこ入れはしていたようです。
 なお、こうした「大学危機克服」の手段として最近はやってるのが「公立化」です。

拙記事新刊紹介:「経済」2022年3月号 - bogus-simotukareのブログから一部引用

地方の私大を公立化する「ウルトラC」の成否 | AERA dot. | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース※AERA2016年12月19日号
 過去10年近く定員割れが続いていたのに、今春いきなり倍率が約8倍という「狭き門」になった大学がある。その名は、公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学

公設民営大学 - Wikipedia参照
【2016年公立化】
千歳科学技術大学→公立千歳科学技術大学(北海道千歳市
成美大学福知山公立大学京都府福知山市
山口東京理科大学山陽小野田市立山口東京理科大学山口県山陽小野田市
【2018年公立化】
諏訪東京理科大学→公立諏訪東京理科大学(長野県諏訪市
【2022年4月公立化】
徳山大学→周南公立大学山口県周南市

などがその一例で来年度も

旭川市立大学の志願者が増加 “公立化で授業料安くなり人気”|NHK 北海道のニュース
 私立の旭川大学はことし4月に「旭川市立大学」として開学します。志願者数はこれまでの10年で最も多くなっていて、大学では公立化で授業料が安くなることから受験生の人気が高まっているとみています。

ということで私立旭川大学が「旭川市立大学」になります。

*1:民主党政権子ども手当を散々非難しながらこれとは自民党らしいデタラメさです。立民党(民主党の後継政党)関係者、特に「枝野前代表(菅内閣官房長官、野田内閣経産相)」「岡田幹事長(鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行革相)」「長妻政調会長(鳩山、菅内閣厚労相)」など当時の政権幹部が憤慨するのも当然です。

*2:慶応大学医学部名誉教授。日本人初の女性宇宙飛行士、向井千秋の夫。著書『君について行こう〈上〉:女房は宇宙をめざす』、『君について行こう〈下〉:女房と宇宙飛行士たち』 (以上、1998年、講談社+α文庫)、『続・君について行こう:女房が宇宙を飛んだ』(2002年、講談社+α文庫)、『ハードボイルドに生きるのだ』(2006年、講談社+α文庫)、『渡る世間は「数字」だらけ』(2010年、講談社文庫)、『謎の1セント硬貨:真実は細部に宿るinUSA』(2012年、講談社文庫)など(向井万起男 - Wikipedia参照)