【産経抄】7月1日

 歴史に残るスポーツの名勝負には、必ずといっていいほど、悲劇の主人公の存在がある。

 というより「歴史に残るスポーツの名勝負」はお互いの力が互角でたった1つのプレーで試合が決まったりするので、その1つのプレーをした側が英雄、その1つのプレーを阻止できなかった側が悲劇の主人公という話なんでしょうね。

 まさかのPK失敗

 何故「まさか」なんでしょう。駒野選手に限らずPK失敗など珍しくないのでは?
 それとこういう時はやはり駒野選手がクローズアップされるんですね。相手のPKを止められなかったゴールキーパーの川島選手ではなくて。止めてくれれば駒野選手の失敗もチャラに(以下略)。いや、川島選手を責めたいわけではもちろんないですが。

 個々の選手の能力では見劣りがしても、チームとしては互角に戦っていた。

 うーん、やはり「個々の選手の能力では見劣り」がするんですかね。どうなんでしょう。

 ブラジル出身の闘莉王選手が、「日本人になれたことを誇りに思う」と胸を張った気持ちがよくわかる。

 「日本代表と言うすばらしいチームの一員になれたことを誇りに思う」ならともかく、ちょっと違和感。