投票してきた(追記・訂正あり)

 まあ、常日頃支持していると書いている共産とそこの候補者(埼玉選挙区)に投票してきたわけですが。
 世論調査を信じるならば楽な選挙ではなく、残念な選挙結果ですと精神的につらいので今日は選挙速報を見ず明日落ち着いた心で見て、何か書きたいと思います。
 まあ、精神的に強い人間ではないので明日見ても、意に沿わない選挙結果だとかなり落ち込むと思いますが。
 共産が議席を減らしたり(特に小池晃氏が落選した場合が痛い。まあ、小池氏なら不幸にして落選しても次の選挙をめざしたり、医療分野の専門家として活躍したりできる実力の方だとは思いますが)民主が過半数だったり、みんなの党がのびてたりしたらぼやかざるを得ません(実際、ここでぼやくと思います)。が、まあ、結果待ちです。id:vanacoral氏、id:kojitaken氏(但し氏が共産を「実績を出してない」と批判しながら社民連の江田をほめることには全く納得がいきません。社民連なんかずっと共産以下の議席だったじゃん)、五十嵐仁氏(法政大学教授)、id:pompom20氏(彼の極端な小沢びいきと口蹄疫問題での民主擁護にはついて行けないが他は割とまともだと思う)など、愛読してるブロガーの意見を参考にした上で気持ちが落ち着いたら何か書こうと思います。
 それとどんな結果であれ、「あきらめたら、そこで試合終了」でしょう(こういう事書くと縁起が悪いと思うのですが最近共産はあまり選挙結果が良くないので。トホホ)。何事もあきらめずに頑張っていくことが大切です(と自分に言い聞かせる)。あきらめなきゃそれだけでいいというわけでは、もちろんありません。また、頑張っている方々は結果が出ないとあきらめたくもなるでしょう。
 しかし、とにかく、まずはあきらめないことだと思います。
 その意味で、今と時代背景が違うとは言え、ある種のどん底から這い上がってきた昔の共産活動家(投獄やいわゆる50年問題(この時は党議員がゼロになった)を経験した宮本顕治氏であれ、誰であれ)には、それだけで尊敬の念を覚えます。彼らの政治活動家としての能力・識見とは別にあきらめない情熱は評価されるべき物でしょう。

【7/12追記】
・早速、id:vanacoral氏、id:kojitaken氏、五十嵐仁氏、id:pompom20氏のブログを見てみる(今後もいろいろと情報収集する予定)。
・現時点で分かったことは次の通り。
 共産は小池氏が残念ながら落選とのこと。現有議席より1減らして改選3議席のようだ(トホホ)。とはいえ、他の多くのミニ政党に比べれば善戦してはいるのだが。小池氏には再起を期してもらいたいものだ。社民、国民新は共産以上に苦戦してるようで、日本における反ネオリベ、反ネオコンの夜明けはまだ遠いと言うことか。当分は苦しい時期が続くだろう。いずれにせよ共産の皆さんには頑張って欲しい。一支持者に過ぎない私に出来ることなどないが今後も応援していきたい。
・あとで、共産の選挙戦総括も見るが個人的には余り責めたくない。
→さっき見てきた。赤旗では「我々の力不足で申し訳ない」云々とのことらしい。まあ、力不足ではあるんでしょうけど、マスゴミネオリベネオコン万歳し、それに騙される国民がいる限り、努力にも限界があると思う。
id:vanacoral氏は社共合同を主張している。
 ドイツにおける共産党社民党左派の合同によって出来た左翼党の健闘が頭にあると思う。なお、ドイツでも政権は保守であり過大評価はすべきではないと思う。また未だに左翼党は共産出身と社民左派出身の共同代表だったと思う。つまり完全に融和したわけではなさそうだ。
・しかし社民党執行部には政権志向が強い(そのためには過去の公約など反故にして良いくらいの面子も少なくないように思う)。むしろ民主党との合同が頭にあるのではないか?。共産がどんなに寛大な態度を取ってもムダだろう(実際の態度が寛大かどうかはひとまずおく)。共産が合同する可能性があるとしたら新社会党など、社民ほど政権志向が強くないその他の左翼諸派だろう(もちろんその他の左翼諸派との合同も簡単ではないが)。社民党内の民主との合同を潔しとしない人間(過去の例:選挙制度改革への態度を巡って社民を離れた西岡瑠璃子氏)やグループが執行部に反旗を翻し、個別に共産に来ることはあるかも知れないが。
・私個人は合同には懐疑的だが、本当にそうしたいなら思いつきでそう言うことを言うのではなく、市民運動や労組、文化人など第三者が両者の接着剤となるべきだろう。思いつきで話が進むなら誰も苦労しない。自由党民主党合同の時も、京セラの稲盛が仲介者として暗躍したと言われている。合同すべきだとしても、両党のみを非難するのは全く筋違いだ。そうしたものがない(のか?)点が日本の市民運動や労組、文化人のダメさと言うことだろうか(何でも良いと思うけど例えば革新懇だと共産色が強いのかねえ、むう)。
みんなの党は10議席に躍進したようでげんなり。絵に描いたようなネオリベなのになあ。一部のエリート層はともかく、一般庶民にとっては疫病神そのものだろう(特に地方にとって)。この点、アホかと憤っているid:pompom20氏には同感(氏の表現は乱暴すぎると思うが)。まあ、みんなの党も最終的には過去の新党(新自由クラブ日本新党など)同様、いずれ滅びる仇花だと思うが(安倍、福田首相時代に行革相だった渡辺氏が何も出来なかったことを考えれば、安倍氏同様、「落ちたプリンス」に遅かれ早かれなるだろう)。それでも、また、新たな第二、第三のみんなの党が出来たら同じなのかなあ、と思うとげんなり。騙すマスコミも酷いが、騙される国民の民度の低さもどうにかならないものかねえ。
id:kojitaken氏の共産批評については言葉を選ばずに言えば「消えてなくなった党(社民連)の支持者がうるさい」ですかね。
 共産に問題がないと言いませんが、共産にどうこう言う前に「何故、社民連は消えたのか」「何故、社民連は菅のような男を産んでしまったのか」、社民連支持者として総括してもらいたいものです。みんなの党がのびたのは、基本的には共産のせいと言うより、日本の民度が低いだけだと思いますが。あなたもネオリベ政党がのびるとは残念がっておられるのにどうしてそう言う総括になるんですか?。
・地方公務員らしいid:opemu氏のブコメをパクれば「この国の選挙は、公務員を叩けば人気が出る簡単なゲーム」だからでしょう。共産、社民の支持層に公務員労組があると言うこともあるでしょうがまともな政党ならゲスな公務員叩きは出来ないでしょう。そんなことをすれば行政サービスの低下や官製ワーキングプアの増加を招くであろう事は明らかですから。まあ、民度の低い国民相手にどうアピールするか(あるいはどう民度の低さを高めていくか)という問題はありますが、選挙の躍進に話を限れば開かれた党がどうとか言う問題じゃないでしょう。もちろん開かれた党にすることは選挙に関係なく大事ですけどね。選挙しても伸び悩み、ついに消えてなくなった社民連は開かれてないから消えてなくなったんですか?
自民党が第一党になり、民主は改選数を大きく下回ったらしい。これは意外。世論調査でも過半数は取れずとも何とか民主が第一党をキープするというのがおおよその見方だったと思う。産経ですら直前の社説は「民主の過半数を防げ」であって「自民よ、第一党をめざせ」ではなかった。世論の民主離れが予想以上のスピードだったと言うことか?。id:kojitaken氏は残念がっているが私的には微妙。今の民主では期待できそうにないからな。それにこれで自民が負けて変な方向(人気取りで小泉jrや小渕優子を総裁にするとか)に迷走するのも正直あまり見たくはなかった。前回の民主への票は一回、民主にやらせてみるかという票が多く、余りの体たらくに、元々の自民層は自民に戻り、他の支持層はあるものはみんなの党に、ある者は共産に、ある者は社民に(以下略)、ということだろう。こうしてみると、前回選挙は明らかにかなりの自民支持層が民主へ行った事によるものだろう。千葉法相など閣僚で落選している者もいるとのことでかなり痛い。菅首相は辞任せざるを得ないだろう。辞任しなければ安倍氏を批判したこととの整合性も取れなくなる。
・次の首相が誰になるか。ねじれを打開するため、民主がどう打ってくるのか(大連立、民主・みんな・公明連立など。国民新との連立は解消されるのではないか。こうなると今でさえ強い政権のネオリベネオコン志向がもっと強くなりそうで注意が必要)が当面のポイントだろう。
・通常なら、副総理格の人間(岡田外相、仙谷官房長官など)が次期首相になるのだろうが、落ち目の状態での首相には誰もなりたがらず、小沢氏が首相の可能性もあるだろう。私はそれを望まないが。
・なお連立で一番可能性があるのは「民主・みんな・公明連立」ですかね。自民にとって落ち目の民主と大連立するメリットはないでしょうし、出来る限り早い段階で「みんな」や公明は自分を高値で与党に売って実績とやらを作りたいでしょうから(野党のママ、時間がたつと飽きられる恐れがある)。
・産経は「下野もそのうち終わる」と大喜びするのかねえ(苦笑)
・五十嵐先生がエントリで「最小不幸社会」ではなく日本は「宰相不幸社会」だ、と自虐的なオヤジギャグを飛ばしていたのには吹いてしまいました。まあ、不幸なのは宰相のレベルだけではないと思いますが。
id:kojitaken氏、id:pompom20氏も言っていますが、舛添党、平沼党、創新党の不振、特に山田宏中田宏の落選は嬉しいニュースでしょう。彼らの政治力もある程度落ちざるを得ないでしょうから。