【東京特派員】湯浅博・岩崎邸に銃声が響いた

キャノン機関の名をとどろかせたのは「鹿地亘事件」である。作家の鹿地が昭和26年11月、何者かに拉致され、スパイになることを強要されるという事件が起きた。
 (中略)
 鹿地の著書『謀略の告発』では、手錠、足かせで「明け方の3時まで、壁に向かったまま、額に強い電球をさしつけられ」る拷問を受けたことを示唆している。しかし、延禎(注:キャノンの部下)は、鹿地のいう拷問部屋とは、延の隣の同じ規模の部屋で、紳士的に語ったのに、鹿地は「よほどの被害妄想」か「作家的な幻影」であると(注:著書『キャノン機関からの証言』で)反論する。

 そりゃ犯人側は拷問の事実などあっても、認めないでしょうよ。
 そもそも拉致してスパイになれと言うこと自体が問題だと思ってないらしいところが産経。