【産経抄】12月16日

・今日の産経抄は特に突っ込みどころは無し。感想をだらだら書いていくことにします。

三浦はデビューしてから35年間、第一線の作家であり続けた

・水嶋さん、村上さんなのになぜ三浦なんでしょうか?。故人だから?
・三浦さんのような遅咲きの天才には人間ってすごいなと感動し、励まされますね。とてもマネできないことは分かってはいますが。
・水嶋さんが今後どうなるかは誰にも分からないでしょう。たとえば江戸川乱歩賞を取った作家が全て売れっ子ミステリー作家として活躍してるわけではないでしょう。
 今回の受賞が一部で噂されるようなお手盛り出来レースでないとしても、一部の超天才を除き才能をキープし続けるには努力が必要でしょうし、しかも努力すれば必ずキープできるというものでもありません。

「人生は短い。時の洗礼を受けていないものを読んで、貴重な時間を無駄に費やしちゃだめだ」

 そういう考え方は「『KAGEROU』を読まずに緑を守ろうキャンペーン実施中」(http://d.hatena.ne.jp/slapnuts2004/20101216/p2)と違い私はあまり共感できません。そんなことを言ったら新刊はまるっきり読めなくなる。自分の目を信じて新刊を買うのも一つの楽しみです。後で「畜生、何でこんな本を買ったんだ」と思うこともありますが、大抵の本は車だのアパートだのといった人生をかけた(?)買い物に比べたら安いものです。
 大体こういうことを言う人は古典しか読まないんだろうかとつい思ってしまいます。