■【年のはじめに】論説委員長・中静敬一郎 「ひこばえ」に思う国家再生
それにつけても日本という巨木も空洞化が進んでいると思えてならない。
ここで産業空洞化とか、ワーキングプアとかが出ないのが産経クオリティ。
集団的自衛権の容認を先送りしてきた
先送りじゃねえよ。いつから「集団的自衛権の容認」はやらなければならない当然の義務になったんだ。
既に多くの左翼や法律専門家が指摘してるが「集団的自衛権≒日米共同軍事行動（どう考えても自衛に当たるとは思えない場合でもアメリカは自衛と強弁し、日本に派兵を求めるだろうから）」だから、そんなものを過去に認めていたら、ベトナム戦争、イラク戦争やアフガンでのタリバンとの戦争では他のアメリカ同盟国のように共同軍事作戦を求められたろう。そうしたら、自民党政権は断り切れずに派兵し、「集団的自衛」と強弁してたろう。自衛隊は現地住民と「殺し殺され」という関係になり、自衛隊員から死者が出たかも知れない。そうなれば一般の日本人も恨みを買い、海外で日本人相手のテロが起こるかも知れない。いや下手したら国内で、9/11のようなテロが起こるかも知れない。
それでいいのか？。アメリカは先制攻撃すら、自衛の範疇に入れてる国だぞ。
同盟国への攻撃を座視する相手では信頼は深まらない。
アメリカを攻撃する国なんかないし、アメリカが求めてるのはそう言うことじゃない。
「アフガン戦争など、アメリカの戦争（イラク戦争のような国際法違反の戦争であっても）では一緒に戦ってくれ」と言うのが連中が求めてることだ。
いずれにせよ「国家再生」と「集団的自衛権」と何の関係があるのか？
軍事の忌避が、尖閣諸島への中国の野心と無法を増長させてもいる。
「軍事の忌避」って漁船相手に海保出すならともかく、自衛隊による軍事力行使なんか出来るわけないだろ。漁船が領海侵犯してるぐらいで何吹き上がってるんだか。
ウィキペ「大和」「武蔵」によれば大和の竣工は呉海軍工廠、武蔵の竣工は三菱重工業長崎造船所だそうですが？。砲身の一部*1を日本製鋼所に下請け発注していたと言うことでしょうか？（産経だと適当な取材でデタラメ書いてる疑いが捨てきれませんので一応指摘）
なお、ウィキペ「日本製鋼所」によれば「大和の主砲の砲身を製造したと言われたことがあるがそれは誤りで、主砲は全て呉海軍工廠が作成」したそうです。またウィキペ「呉海軍工廠」によれば「武蔵の主砲の砲身を製造した」のも呉海軍工廠だそうです。
ユニークなのは、創業直後に刀剣作りの名匠を室蘭製作所に招聘（しょうへい）し、以来、作刀を守り続けていることである。
室蘭製作所長だった佐藤育男社長によると、所長交代時の申し送りは「どんなに（注：経営が？）厳しくても作刀だけは継承する」ことだという。
外部がどうこういう事ではないんですが、なぜ作刀なんか始めたんでしょうか？。
複数の鋼を鍛え、錬（ね）り上げる日本古来の刀剣作りの手法が、６００トンの鋼塊をくりぬき、不純物を除く鍛錬作業を必要とする原子炉容器製作につながる。
別に繋がってないだろ。同じ会社がやってるってだけで。どう繋がってるか説明できるんだろうな？
【追記】
コメント欄のご指摘に寄れば「６００トンの鋼塊をくりぬき、不純物を除く鍛錬作業を必要とする原子炉容器製作」と言う記述はどうやら間違ってるらしい（私は専門家ではないので気づかなかったが）。うーん、でも佐藤社長の発言があるってことは、取材するなり、日本製鋼所が出してる会社紹介から引用するなりしたのでは？。どういうことだろう？
「日本刀の切れるが折れない機能、それに美しさを追求することは原子炉容器作りでも同じですから」（佐藤社長）
技術的なつながりじゃなくてただの精神論じゃないか。それと「原子炉容器作り」での「美しさの追求」って何か、中静さんはわかるのかよ？。日本刀は芸術品でもあるが、原子炉容器はそうじゃないだろ？
（注：原子炉容器作成受注のシェアで）世界中の企業が日本製鋼所に太刀打ちできない理由が少しわかる。
さっぱりわからないよ。マジレスすれば「太刀打ちできない理由」は原子炉容器作成に関する技術力、宣伝力、営業力など全てが他社より優れてるってことでしょ。
非力で現実離れした戦後国家体制ではこれまでにない激しい荒波を乗り切れない。占領を引きずる枯れ木を取り除き、芯を残した根株から「ひこばえ」を育むことが日本の希望である。
で、それが具体的には、産経曰く「集団的自衛権の容認」だと。やれやれ。「非力で現実離れした」「枯れ木」って産経みたいな真正保守の方でしょ。
■【ボーダー その線を越える時 プロローグ（１）】「命」「性」…消えた境界
男でも女でもない第三の性“Ｘ”。「Ｘジェンダー」が増殖している。インターネット上などでは「無性」「両性」を指す言葉として使われている。
増殖はしてないだろ。そう言う概念の存在を知って「自分はＸジェンダーだったんだ」と気づく人や、そう言う存在への差別が昔と違って減ってカミングアウトする人が増えただけで。
性差に縛られずに生きる
表現がおかしい。「脱サラして会社に縛られずに生きる」「離婚してDV夫に縛られずに生きる」「進学、就職を機に実家を出て親に縛られずに生きる」みたいに言うな。Xジェンダーは別に自分で選んでるわけじゃなくて先天的なものだろ。善意に解釈すれば「男、女という通常の性差に縛られ、自分の本心を隠し続けるのではなくＸジェンダーであることをカミングアウトして生きる」かもしれないがたぶんそうじゃないな。
まあ、「左翼のせいでＸジェンダーが増えてる、日本滅亡の危機」とか差別発言かまさないだけマシだが。
確固として存在していたボーダーが消えつつある。
と言う話に性同一性障害の話をぶち込むのはおかしいだろ。性同一性障害は「最近誕生したもの」ではなくて「昔からあったけれど、その存在に気づかれてなかったもの」に過ぎないんだから。
それと「【ボーダー その線を越える時 プロローグ（２）】「中性」として生きていきたい」と内容がかなりかぶってるのは何なのでしょうか？
■【外信コラム】ソウルからヨボセヨ・女性も天然モノ？
・日本だって「養殖物より天然物だよ」「整形美人より天然美人だよ」と言う「自然志向（？）」の奴は多いと思うのだが？
・「韓国人は魚も活魚、刺身が好き」って魚は新鮮なのを生の刺身で食べるのが一番おいしいと私も思うんですが？。
与党代表の大物政治家が新聞記者との昼食の際、雑談で「最近、男たちは飲み屋でも“自然産”を求めるらしいね」と発言、「女性に対する侮辱だ」とマスコミや野党などから袋たたきに遭い謝罪させられた。
その政治家は脇が甘すぎだろ。まあ、自民党政権時代に日本で同じ事が起こったら産経やネトウヨは「フェミうぜえ」「言葉狩りだ」とか言ってかばうんだろうね。
■年間８億円を突破 地方自治体の朝鮮学校補助金
だから何だとしか言いようが。たった８億かとしか思わないんだが（平凡なサラリーマンの俺にとって８億が端金という意味ではもちろんない。もっと使ってるかと思っていたので。それに石原が五輪招致や新銀行東京にぶち込んだ無駄金に比べたらたいしたことないなと思ってしまう）。
そんなアホな調査してるから拉致問題が解決しないんだよ。いい加減拉致被害者家族（蓮池透さんを除く）も目を覚ませよ。あんたらウヨのおもちゃにされてるぜ。
■【石原知事対談】「この国の行方」 日本で暮らす外国人の疑問に答える
石原「日本は我欲ですね」
税金で観光旅行したり、四男の絵を買ったりするあなたのことですね、分かります。
柳啓華「日本の義務教育は中国の教育制度と違って留年がなくエスカレーター式で上がっていく。そのまま学年が上がり、子供が勉強をする気持ちが減っているのではありませんか」
高校受験や大学受験、就職活動で競争があるから心配するなよ。
石原「村上春樹君の書く物はわからない。」
そんな人間が芥川賞の選考委員で大丈夫か？
石原「日本と韓国が一緒になって核兵器を持たなくてはダメ。」
NPT違反行為じゃねえか、アホか。
金根煕（在日韓国人、株式会社韓国広場社長）「お会いして普通の常識を持っている方だなと思います」
「日本と韓国で核を持とうぜ」のどこが「普通の常識」なんだよ。産経も石原と話の合う外国人を見つけてくるのは苦労したろう。
【追記】
この対談には、id:vanacoral氏も突っ込んでいるので紹介します。
vanacoralの日記「新春都知事大放言」
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20110102
■東亜日報「あきれた日本の新聞」
日本と言うより産経だが。
産経の読みが正しいか的外れかはともかく、韓国が領有権主張を放棄したわけでもないのに、日本右翼にあまり調子に乗られては困ると言うことだろう。
国防部が発表した「２０１０年国防白書」に独島（トクト・日本名竹島）の写真がなかったことについて、日本の産経新聞が昨年１２月３１日、「日本への配慮ではないかと関心を呼んでいる」とし、その背景に注目した。
韓日間に独島の領有権問題が起こった０８年には、韓国政府が国防白書の表紙に独島を背景にした大型強襲揚陸艦のカラー写真を載せ、本文にも、海軍艦艇の独島防衛訓練のカラー写真を載せたが、今回は２つの写真が削除されているということだ。２０１０年度版には、独島関連の写真として、島の上空を哨戒飛行する空軍戦闘機の小さな写真１枚だけが掲載された。
これについて、軍当局は、「ひと言で言って、あきれた」と述べた。軍関係者は、「これまで表紙に写真が３枚入っていて散漫であるうえ、毎回デザインが同じだという反応もあり、今回はデザインに変化を与えたのだが、過剰な解釈だ。表紙の写真を抜いただけであり、独島に対する韓国の確固たる守護意志の内容はすべて含まれている」と反論した。
