今日の産経ニュース(2023年2/27~3/3日分)

高市氏、捏造でなければ議員辞職 立民公表の放送法解釈変更図る内部文書 - 産経ニュース
 前原が代表辞任に追い込まれた「堀江メール(捏造と判明)」のような代物なのか、「モリカケ桜を見る会疑惑」で居直った安倍のように「高市が居直ってるのか」、どちらなのかで評価は大きく変わってきます。現時点では何とも評価は困難です。


【大手町の片隅から】同性婚法制化は憲法改正で 乾正人 - 産経ニュース
 「改憲を口実に同性婚に反対する」という全くふざけた行為です。同性婚については24条改憲の必要は無いと言うのが通説ですし、ならば産経らウヨは「他(憲法九条など)は改憲しないという約束で、同性婚限定での24条改憲なら応じる」と共産党など護憲派が言えば「24条限定改憲」をするのかと言えば勿論しないのだから全くデタラメです。
 なお似たようなウヨの行為には「外国人地方参政権(あるいは私学助成)について改憲を言いつのる(どちらも通説、判例改憲は不要とする)」と言うのがあります。

 だが、「バスに乗り遅れるな」と焦って飛び乗ると、乗客はとんでもない方向に連れていかれる場合が多い。戦前の日独伊三国同盟*1は、陸軍にメディア*2も加わった「バスに乗り遅れるな」の大合唱が、「米国との戦争が避けられなくなる」との少数意見を圧して締結された。
 戦後の日中国交正常化もしかり。

 日中国交正常化への悪口には呆れて二の句が継げませんね。田中訪中時点では「米国を除く」英仏独伊といった西側主要国は既に中国と国交を正常化しており、その米国ですら田中内閣成立前(佐藤内閣時代)に「ニクソン訪中発表」です。
 中国との国交正常化では、「バスに乗り遅れるな」どころか「米国政府や自民党台湾ロビー(岸元首相など)」に忖度して「一番遅くバスに乗った」のが「田中訪中の日本」です。LGBTにしても明らかに日本は「遅れてバスに乗っています」。「バスに乗り遅れるな」どころの話ではない。むしろ「とんでもない方向に連れて行かれる」のは「岸田大軍拡」ではないのか。

 法案が成立すると、どうなるか。
 性的少数者の理解増進のためNHKは、四六時中LGBTQに関する番組を流し、関連団体に多額の調査費がつけられるだろう。

 まさに「捕らぬ狸の皮算用」ですね。そもそも「法律ができてもいない」時点で良くもデタラメが放言できたもんです。
 大体、人権問題はLGBT以外にも「男女平等問題(男女共同参画社会基本法など)」「障害者問題(障害者差別解消法など)」などいろいろありその為に法律もいろいろありますが、ならばNHKで「男女平等」「障害者問題」が「四六時中流されてる」のか。
 「例は何でもいい」のですが「男女平等」「障害者問題」で関連団体(共産党の友好団体だと「新日本婦人の会」や「きょうされん(共同作業所全国連絡会)」)にガンガン予算が付いてるのか。
 勿論そんなバカな話はない。勿論、その種の番組をまるで流さない『社会的責任感皆無』の『金儲け主義』民放(例:フジテレビ)に比べたらNHKハートネットTV - Wikipedia(障害者問題の啓発)などをそれなりに流してはいますが。LGBT法だって話は全く同じです。
 「北朝鮮拉致問題で救う会が税金にたかってるからそういう邪推をするのか?」「LGBT団体を税金たかり扱いする気か?。税金にたかってるのはむしろお前等右翼だろ?」と言いたくなります。

 ではまた、再来週のこころだぁ!

 俺はオッサンなので元ネタがTBSラジオ小沢昭一の小沢昭一的こころ - Wikipediaとわかりますが最近の若者には意味不明でしょう。小沢*3も2012年に死去してますからね。そもそも、小沢は「左翼ではない」にせよ、「マスコミ九条の会」呼びかけ人(小沢昭一 - Wikipedia参照)で産経のようなウヨではないので「小沢をネタに使うな」と言いたいですね。


セクハラ告発の俳優女性、弁護士からも被害受け提訴 - 産経ニュース
 馬奈木弁護士自身が「大筋で事実を認め謝罪」してるようですが「セクハラ弁護の依頼を受けた人間」が裁判の打ち合わせを口実にセクハラとは「呆れて二の句が継げない」話です。「セクハラ問題に取り組む男性(弁護士、政治家、ジャーナリストなど)」に「セクハラ被害女性にいやらしいことをしたいだけはないか?」という風評被害を招きかねない全くもって許しがたい行為です。
 なお、馬奈木氏は

新刊紹介:「前衛」2022年12月号(ボーガス注:長井彬『原子炉の蟹』の一部ネタばらしがあります) - bogus-simotukareのブログ
◆鼎談『この国は原発事故からどのように教訓を学んだのか(下):最高裁判決、岸田原発新増設発言から考える』(大島堅一*14(龍谷大学教授)、馬奈木厳太郎(弁護士・生業訴訟弁護団事務局長)、吉田千亜*15(フリーライター))

ということで「市民派人権派の弁護士の一人」と一般に認識されていたからでしょう。
 共産党も「裏切られた」「騙された」感が強いのか、セクハラ 馬奈木弁護士を提訴/性的関係を強要/なくす会代表会見 憤りあらわにという批判記事を書いています。


幸福の科学 大川隆法総裁が死去 - 産経ニュース
 66歳(1956年生まれ)とは

◆岡田立民党幹事長(1953年生まれ)
◆志位共産党委員長(1954年生まれ)
◆福島社民党党首(1955年生まれ)
◆岸田首相(1957年生まれ)

で「大川と同年配」で活躍してる人間は多数いるので早死にですね。俺は霊言などというデマを流す大川は大嫌いなので「死も社会奉仕」と書いておきます。これを機に幸福の科学が衰退すれば喜ばしいが果たしてどうなるか。


攻めきれない野党 政策論争も連携の成果出せず 予算案衆院通過 - 産経ニュース
 共産、社民、れいわはともかく「維新にすり寄る」泉立民について言えば「攻めきれない」のではなく「攻める気がそもそも無いのではないか?」と疑うと共に呆れます。
 もちろん、維新や国民民主は「自民補完勢力」であってそもそも野党ではない。


首相、少子化対策「数字ありきでない」立民に怒り - 産経ニュース
 岸田が自分から「子ども予算倍増」と言ったくせに「倍増できるのか」「具体的根拠を示せ」と野党やマスコミに言われ回答不能になり、都合が悪くなれば「金額ありきではない(事実上倍増発言を撤回、否定)」とは何処までデタラメなのか。
 さすがに「安倍よりはマシ」ですが、過去の自民党首相と比べると「相当にレベルが低い」のではないか。岸田がここまで酷いとは首相就任前は思ってもみませんでした。


第38回「正論大賞」贈呈式 織田元空将ら3氏 - 産経ニュース

 贈呈式には岸田文雄首相も駆けつけ

と言うのが絶句ですね。安倍派へのこびでしょうが、首相が出席に値するようなまともな式典だと思ってるのか。


さよなら津田沼パルコ 記念写真やレーザー光線のセレモニーでお別れ - 産経ニュース
 また駅前商業施設が消滅しました。今や郊外型ショッピングモール(イオン、コストコ三井アウトレットパーク等)がむしろ主流でしょう。

*1:このように三国同盟に悪口しながら、三国同盟を推進した白鳥敏夫(イタリア大使、戦後、終身刑で服役中に病死)や松岡洋右(第二次近衛内閣外相、裁判中に病死)の靖国合祀を容認してるのだから産経も変な新聞です。なお、この二人は冨田メモで「昭和天皇靖国参拝しなくなった理由」として名前が出てきますね。

*2:白鳥や松岡が「陸軍でもメディアでもないこと」でわかるように、何も三国同盟を推進したのは「陸軍とメディアだけではない」ので明らかに不適切な記述です。

*3:1929~2012年。脇役が多いが、今村昌平監督映画『エロ事師たちより 人類学入門』(1966年)では主演し、キネマ旬報主演俳優賞、毎日映画コンクール男優主演賞など受賞。著書『ぼくの浅草案内』(2001年、ちくま文庫)、『雑談にっぽん色里誌・芸人編』、『雑談にっぽん色里誌・仕掛人編』、『私のための芸能野史』(以上、2004年、ちくま文庫)、『俳句武者修行』(2005年、朝日文庫)、『私は河原乞食・考』(2005年、岩波現代文庫)、『日本の放浪芸』(2006年、岩波現代文庫)、『川柳うきよ大学』(2008年、新潮新書)、『小沢昭一がめぐる寄席の世界』(2008年、ちくま文庫)、『わた史発掘:戦争を知っている子供たち』(2009年、岩波現代文庫)、『ラジオのこころ』(2012年、文春新書)、『芸人の肖像』(2013年、ちくま新書)など