増元照明氏と「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(12/7分)(追記・訂正あり)

【その1:増元照明&巣くう会福岡】

増元ブログ
2011.12.8
「呆れて物も言えない」

珍右翼が巣くう会福岡
中国への「弱腰」またひとつ 政府、中国に誓約「脱北者を公館に連れ込まず
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=529

むしろ真偽不明な段階で、事実だと断定する根拠もないのに「事実ならば」といった断り書き、エクスキューズ無しで事実扱いし、政府、与党、外務省、中国叩きにひた走る増元の愚かさに「呆れて物も言えない」。
 アメリカへの弱腰については何も言わない癖に中国への弱腰(もちろん現時点では真偽不明だが)には居丈高になる「珍右翼が巣くう会」には怒りを覚える。お前ら弱いモノ(中国、ただし俺は中国が弱いという連中の認識は間違ってると思うが)には強くでるが強いモノ(アメリカ)には媚びるただの屑だろ。
 大体拉致問題と何の関係があるんだ?。俺が拉致被害者家族会メンバーだったら「事実なら脱北者がかわいそうだな」とは思っても事実だとしても政府批判は躊躇するし、批判する場合もかなり言葉を選ぶだろう(現時点では勿論真偽不明だが)。
 事実だとしても拉致問題と関係ないからだ。下手に政府、与党、外務省、中国を敵に回せば拉致問題の解決に支障が生じる。そして声高に罵倒したところで「中国が脱北者への扱い」を変えるとも思えないからだ。中国に脱北者の扱いをかえさせるにはそれこそ計算された外交テクニックが必要だろう。まあ、増元らは単に中国叩きがしたいだけではないかと俺は疑っているが。


珍右翼が巣くう会
朝鮮学校への都補助金、予算削除検討へ 石原知事 無償化審査へも影響か」
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=528

石原と石原を支持した連中(自民、公明等)に改めて怒りがわいてきた。無償化を実行せず、こういう差別的状況を助長した民主党政権に怒りがわいてきた。建設中止を公約しながら、明らかに建設の方向に動いている八ッ場ダムもそうだが、民主党はデタラメすぎだ。


【追記】
このエントリのコメ欄に

「公館に入れない」と約束しただけなら、手続きが厄介になるのは間違いないが、一応公館外での支援は可能では?。日中関係を考えたらその辺りが落としどころじゃないの

と言う趣旨のコメントがついた。確かにそう言う解釈は可能かも知れない。


【その2:島田洋一
「ギングリッチ*1大統領候補が国務長官ボルトンと明言」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2533227/

 ボルトンと言えばイラク戦争をはじめたブッシュ一味の面子で、かつ国連大使でありながら、国連無用論(少なくともそう理解されても文句の言えない暴論)を唱えたことで国内外で大変に評判の悪い男。中国が脅威を感じる以前に「世界の脅威」だ。まあ、島田にとって今でもイラク戦争は無問題なのかも知れないが。
 そしてギングリッチがトップになる前はケインというおっさんがトップだった事(しかしセクハラ疑惑で選挙戦から撤退)を考えれば、ギングリッチがこのまま首位かどうかは分からないし、ギングリッチが余り保守色を強めると民主党オバマとの一騎打ちでは、穏健保守票が逃げて負ける危険性がある。マケイン対オバマでのマケイン敗北の理由の一つは「マケインが穏健保守なのに、極右ペイリンを副大統領候補にしたことで穏健保守票が逃げたこと」だろうから。
 要するに島田は能天気過ぎと言うことだ。

*1:ウィキペ曰く、下院議長時代クリントン大統領と対立姿勢を強め当初は喝采を博したが、予算通過阻止で政府業務に支障を来したため、穏健派から「やり過ぎだ」と批判を浴び、最終的には政治的に失敗したそうなので、政治的能力には疑問符がつくかも知れない