常岡浩介&黒井文太郎に突っ込む(2021年8月25日分)

黒井文太郎
 マケインが大統領であれば、オバマのようにシリアの人々を見殺しにはしなかったと思います。残念です

 勿論そんな保証はどこにもありません。そもそも今更「たらればを言っても」何がどうなるもんでもない。
 かつマケインがオバマに敗北した大きな理由の一つが「元々マケインは反ティーパーティーを売りにしていた穏健派」のはずなのに「ティーパーティーの票ほしさ」で「ティーパーティー系のペイリン(アラスカ州知事)を副大統領候補にしたこと」で穏健保守派(反ティーパーティー派)に失望、離反されたこと、というのを黒井が無視するのには呆れますね。

ルーズベルトの病死で副大統領のトルーマンが大統領になった
ケネディ暗殺後、副大統領のジョンソンが大統領になった
ウォーターゲートによるニクソン辞任で副大統領のフォードが大統領になった

ことでわかるように「もしマケインが在任中病死or病気による執務不能になれば、副大統領のペイリンが大統領になる」。そして2008年当時マケイン(1936年生まれ)は『72歳の高齢』でした。「マケイン病死or執務不能」があり得ないとは言い切れない。
 あるいは

レーガンの後継がブッシュ政権副大統領だったブッシュ父

だったように「マケイン後継がペイリン」になる危険性もある(もちろん最近は必ずしも『副大統領が後継候補』にはなりませんが)。
 穏健派は「ペイリン大統領の危険」を嫌ってマケインへは投票しませんでした。オバマに投票したり棄権したりした。そしてそうした「穏健派の離反」をリカバリーできるほどの「ティーパーティー票」をマケインは得ることができず落選した。
 「実際にはマケインは『2008~2011年』の期間において病気に倒れはしませんでした(つまりマケイン当選でも、少なくともマケインの執務不能によるペイリン大統領はなかった)」がそれは結果論でしかない。正直、マケインが「ペイリンを副大統領候補にしたこと」はマケインの思惑とは違い「彼の落選を決定づけた」といっていいでしょう。当時の共和党はそのように「ある程度まともだった」。今やペイリンですらかわいく思えるほどの「トランプがでかい面をしてる」のだから共和党も劣化したもんです。

常岡浩介がリツイート
◆石田昌隆
 西谷文和は、ネトウヨたちの、日本政府が身代金払ったデマに荷担しただけだ。

 西谷氏がどんな意味でそんなもんに加担したんですかね(俺の知る限り、西谷氏はそんな主張はしていません)。常岡や石田の主張こそデマでしょう。
 西谷氏が現在「写真盗用疑惑」で批判されてるからと言って、そして仮にそうした「批判が正しく、西谷氏に非があるとしても」こうした常岡らの「西谷誹謗デマ」が正しくなるわけでは全くありません。というか、西谷「写真盗用疑惑批判」にのっかって「今ならどんな無茶苦茶な西谷批判でも通用する」とばかりふざけた真似(西谷氏への誹謗)をしているのが常岡らです。そんなことをしたところでまともな人間は常岡らなど支持しませんが。
 そもそも「日本政府が身代金を払った」は「ネトウヨのデマ」ではなく「極めて蓋然性の高い推定」でしょう。日本政府が身代金も払わないのに安田が解放されたと思う方が非常識です。もちろん「日本政府が身代金支払いを認めてない」なんてことは「支払ってない」なんてことを意味しません。「身代金支払い」を認めれば「誘拐を助長しかねない」のだから認めるわけもない。

常岡浩介
 メディアにいると、海千山千の「オレのネタを買ってくれ」というアピールを受ける。
 ニュースとしてまともな内容は僅かで、中には完全におかしい病んだ人のものもある。
「植木屋の俺は刃物が使える」と、誇大妄想に駆られて外科手術に挑戦してみた、みたいなのを相手にしてはいけない

 いろいろな意味で吹き出しました。
 まず第一に「イスラム国とは何か」(2015年、旬報社)刊行以降、ろくな実績がなく事実上「ライター廃業状態」の常岡が「メディアの世界にいる」と言えるのか。
 第二に「誇大妄想」云々に該当するのは「長崎放送時代は警察取材が専ら」なのに何をとち狂ったか、退社後「今まで全く経験のない海外取材」に飛び込んだあげく「予想通り、ライター廃業の醜態をさらす」常岡ではないのか。

常岡浩介がリツイート
◆露探【円谷猪四郎】
「現地に行ったことがあるということそれ自体は、その人に絶対的な価値があるということを担保してくれません」

 勿論「取材能力がない無能」では「現地取材に行っても成果なんかない」という話です。どうも「常岡が嫌い、憎悪してるらしい」西谷文和氏への当てこすりのようですが、「西谷氏がそうした批判に該当するかどうか」はともかく、「この批判」はまさに「現地取材」に行っても「ろくに成果の出せなかった常岡(その結果、高世仁には見捨てられる)」に該当することではないのか。
 正直、常岡のような立場(過去において、海外の現地取材を売りにしていた人間)がこう言えば「で、そういうお前はどうなのよ?」つう突っ込みが当然入るし、それに対して「俺はただ海外に行っただけの無能じゃない、実績がある(常岡)」とはとてもいえない「実績に乏しい無能」が常岡なんですが、まあ、何とも滑稽です。