「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/22分:巣くう会集会報告の巻)&朝鮮・韓国ニュース

北朝鮮の貿易額、48%減 制裁影響、中国に依存高まる:朝日新聞デジタル
 仮に事実だとしても「へえ、そうなんだ」で終わる話です。
 「中国への依存度が高まること」によって北朝鮮は中国の要望に対し、今まで以上に一定の配慮をせざるを得ないかもしれない。
 ただし、それは、北朝鮮問題についての「中国の考え」と「日本や米国、韓国の考え」が必ずしも一致しなければ「日本や米国、韓国にとって必ずしもメリットではない」わけです。
 そういう意味ではこうした事実は、北朝鮮問題に関して「中国との密接な意見調整」をしない限り「ある意味どうでもいい話」です。
 なお、もちろん中国は北朝鮮打倒なんて事はしません。北朝鮮を「いわゆる緩衝国」として価値があるとおそらく考えてるでしょうから。
 「統一韓国と中国の国境」に在韓米軍でも置かれるくらいなら「北朝鮮の存続」の方が中国にとってましでしょう。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.07.23)北朝鮮の内部情勢と拉致の最新情勢−東京連続集会報告2
救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.07.24)北朝鮮の内部情勢と拉致の最新情勢−東京連続集会報告3
救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.07.25)北朝鮮の内部情勢と拉致の最新情勢−東京連続集会報告4
 最初から最後まで延々「北朝鮮経済制裁で苦しんでる、だから俺たちが勝つ」と放言する巣くう会です。しかし小泉訪朝から16年間同じ事「制裁で勝つ」を言い続けしかも何の成果も上げてないのだから「ああ、そうですか?」と呆れるだけの話です。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.07.22)北朝鮮の内部情勢と拉致の最新情勢−東京連続集会報告1

西岡力救う会会長)
 大きく言うと、トランプ政権も安倍政権も、「時間は我々の側にある」と判断しています。

 おいおいですね。「米国にとっての核問題」というのは極端な話、「北朝鮮が米国を核攻撃しない限り」、解決のための時間はいくらでもあるといえるかもしれない(それだとトランプ政権の任期上限の8年間の間に解決しない可能性がありますがそれはひとまずおきます)。
 「日本にとっての拉致問題」は全然違うでしょう。「拉致被害者や家族が高齢化して病死の危機にある、早く解決しないといけない」と以前西岡が言っていたのは一体何だったのかという話です。

 その判断の根拠は経済制裁が効いているということです。

 小泉訪朝(2002年9月)から16年経ってもこんなことが言える神経には呆れますね。小泉訪朝後、巣くう会や家族会の強硬論に押されて、ずっと日本政府が制裁し続けてそれでも「小泉訪朝で帰国した蓮池、地村、曽我一家」以外誰一人として帰国してないのによくもこんなことがいえたもんです。
 もちろん制裁は痛いでしょう。そういう意味では「ある程度効いている」。 
 しかしそれは「中露の北朝鮮支援」もあり、「我慢できる痛さ」であり、「拉致被害者帰国」と言う意味では何一つ効かなかったわけです。
 仮に「制裁で屈服させる」のだとしたら「中露の北朝鮮支援」を封じる必要があります(俺はそんな事は無理だと思いますが)。ところが「こうすれば中露の支援を封じることが出来る」という話を巣くう会も家族会も出来ないわけです。
 ただただ「北朝鮮を支援する中露が許せない」と悪口するだけです。悪口したって中露が支援をやめるわけでもない。
 そして「中露の経済支援があるから制裁なんかしても無駄」なんてことは当初から「制裁の有効性に懐疑的な」和田春樹氏などが言ってきたことです。それを無視し、北朝鮮シンパだの弱腰だのと罵倒していた家族会がバカだったと言うことです。

金聖●(王へんに文、キム・ソンミン)(自由北朝鮮放送代表、脱北者
 今文在寅大統領の政策の結果、日韓関係がかつてなく悪化しているということは、50年間北朝鮮が冠である韓国を吹き飛ばそうとひもを切ろうとしてきた工作が成功したのかもしれない。そのような印象を持っています。

 安倍のせいで日韓関係が悪くなってるのに、安倍政権以前は関係は悪くなかったのに「北朝鮮の工作」云々と言うのだから心底呆れます。しかもその場所が「建前では拉致解決を議論する場所」で「戦前日本美化の極右集会ではない」のだからげんなりします。家族会もよくもまあこんな連中と付き合えるもんです。