「前衛」5月号の全体の内容については以下のサイトを参照ください。
http://www.jcp.or.jp/web_book/cat167/
以下は私が読んで面白いと思った部分のみ紹介します。(詳しくは5月号を読んでください)
■「古典教室・革命論(上):マルクス、エンゲルスはこうして多数者革命論を発展させた」(不破哲三)
(内容要約)
「古典教室」(http://www.jcp.or.jp/kk_kyousitu/)のうち
第10回「エンゲルス『「フランスにおける階級闘争」への序文』第1回」、第11回「エンゲルス『「フランスにおける階級闘争」への序文』第2回」、第12回「マルクス、エンゲルス以後の理論史」をまとめたもの。
今回は、第10回講義分であり、次号の(下)が「第11回、12回分」である。
前衛収録時に多少の加筆訂正はあるだろうが、前衛を読まなくても「古典教室」サイト(http://www.jcp.or.jp/kk_kyousitu/)にアップされてる「不破氏の講義動画」「講義資料のPDF」「10〜12回講義を紹介した赤旗インターネット記事」で内容をある程度把握できる。なお、不破氏には「古典研究 議会の多数を得ての革命」(2004年、新日本出版社)と言う著書がある。
参考
赤旗『「古典教室」 不破社研所長の第10回講義』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-12-08/2011120809_01_0.html
大津留公彦のブログ2
『不破哲三氏古典教室「革命論」』
http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-fd3a.html
「不破哲三氏古典教室講義第12回(多数者革命論2)記録」
http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-c6ab.html
■座談会「民意を反映する選挙制度の実現を:選挙制度改革をめぐる動向と国民の運動」(小沢隆一*1/西川香子/平井正/穀田恵二)
■「国会の機能不全を深刻化させる比例定数削減の愚:民主主義の「閉塞」打破に何が必要か」(小堀眞裕*2)
(内容要約)
座談会、小堀論文ともに「小選挙区制」を「少数意見切り捨ての制度」として批判し、比例代表や大選挙区制を採用すべきとしている。
俺のような共産支持者には全く異論ないのだが、どうも世間的にはそうでないらしいのがさっぱりわからない。
なお、小堀氏はイギリス政治の専門家なので当然ながら「イギリスでも自由民主党など第三勢力の存在で二大政党制が機能不全を起こしていること」を指摘している。少し勉強すればイギリスモデル(ウェストミンスターモデル)とやらがモデルたり得ないことは簡単にわかると思うのだが。
ちなみに小堀氏は現在「ウェストミンスターモデルの変容:日本政治の英国化を問い直す」(仮題)と言う本を近々出版する予定だそうだ。
■「合意を反故にする政府、「障害者総合福祉法」制定を」(樋川保)
(内容要約)
・障害者自立支援法を抜本的に改革するという裁判原告との合意を踏みにじる民主党政権への批判。
参考
赤旗
「「骨格提言反映の法案を」、障がい者制度改革推進会議 構成員が主張」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-13/2012031315_01_1.html
「自立支援法 改定案を閣議決定、障害者との約束ほごに」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-14/2012031402_01_1.html
「自立支援法改定案 閣議決定、「廃止」約束どこへ、訴訟団会見」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-14/2012031415_01_1.html
「きょうの潮流:2012年3月20日(火)」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-20/2012032001_06_0.html
「障害者孤立死させない、障全協が政府に要請、自立支援法「改正」批判 “家族に責任押しつけ”」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-04-10/2012041001_03_1.html
労働組合ってなにするところ?『障害者自立支援法「廃止」公約どこへ(しんぶん赤旗より)』
http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11191957543.html
■「公的保育を解体する「子ども・子育て新システム」は問題を深刻化させる」(米沢玲子)
(内容要約)
民主党の「子ども・子育て新システム」への批判。
参考
赤旗
「子育て新システムで保育は(1)待機児童なくなるの?公的責任の後退で保障なし」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-02-22/2012022210_02_0.html
「子育て新システムで保育は(2)企業参入で待機児は?撤退も自由 遠ざかる安心」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-02-23/2012022310_01_0.html
「主張:保育「新システム」撤回求め、たたかいをさらに」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-03-29/2012032901_05_1.html
「子ども退所迫られる、子育て新システム 田村氏が批判」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-03-30/2012033002_02_1.html
■「TPP・アメリカ大企業の要求とたたかいの焦点」(小倉正行*3)
(内容要約)
要約が大変なので赤旗の記事紹介で代替する。
参考
赤旗
「主張:TPP参加 復興のためにも断念すべきだ」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-04-15/2011041501_05_1.html
「主張:TPP 大企業優先し経済をゆがめる」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-06-05/2011060501_05_1.html
「主張:TPP 経済のゆがみさらにひどく」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-09-21/2011092101_05_1.html
「主張:TPP交渉参加 なにがなんでも突き進むのか」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-12/2011101201_05_1.html
「主張:TPP参加 「親米経済圏」への固執やめよ」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-24/2011102401_05_1.html
「主張:国会TPP論戦 参加強行の根拠成り立たない」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-02/2011110201_04_1.html
「主張:TPP交渉 破綻した参加の強行やめよ」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-08/2011110801_05_1.html
「主張:TPP参加表明 亡国政権に国益任せられない」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-12/2011111201_05_1.html
「主張:TPP首相会見 大義のなさ浮き彫りになった」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-13/2011111302_01_1.html
「主張:APEC首脳会議 TPP交渉参加撤回すべきだ」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-15/2011111501_05_1.html
「主張:TPP首相答弁“二枚舌”にもなっていない」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-17/2011111701_03_1.html
「主張:TPP交渉参加 ごまかして進めるのは最悪だ」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-28/2011112802_01_1.html
「主張:農業再生 TPP参加とは両立しない」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-12-05/2011120502_01_1.html
「主張:TPP事前協議 “御用聞き外交”は中止せよ」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-14/2012031401_05_1.html
赤旗のTPP批判社説。
「TPPへの暴走を許さない国民的な共同をよびかけます――暮らし・食料・農業・地域経済を守るために力をあわせましょう」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-15/2011101502_01_0.html
共産党志位委員長によるTPP批判表明。
「TPP交渉に「守秘合意」、発効後4年間、内容公開せず」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-12-22/2011122201_02_1.html
情報公開の観点からのTPP批判。
「TPP加盟で自給率下がる 紙議員追及に 戦略相、否定できず 参院予算委」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-03-09/2011030901_06_1.html
農業の観点からのTPP批判。
■「製薬大企業だけが得する医薬品分野でのTPP」(廣田憲威)
(内容要約)
医療の観点からのTPP批判。
参考
赤旗
「医療自由化 命脅かす 高橋議員追及」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-27/2011102702_02_1.html
「混合診療全面解禁 こっそり追加 志位委員長の追及後に」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-08/2011110802_05_1.html
「主張:TPPと医療 「命の格差」の拡大許さず」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-09/2011110901_05_1.html
「TPPで安い薬 ピンチ、「知財保護」でもうけ独占狙う米、「国境なき医師団」が警告」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-12-09/2011120901_01_1.html
「TPPで薬価高止まり、参院厚労委 紙議員が不参加主張」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-04-05/2012040504_02_0.html
■シリーズ・高校生の成長と高校教育の再生・創造・発展をめざして(1)
【若者の成長を社会全体で支える 「新たな高校教育政策」を掲げて】(佐古田博)
(内容要約)
・筆者は前日本高等学校職員組合(日高教)副委員長。日高教が発表した提言「高校教育の再生の道はどこにあるか〜高校生・青年の未来をきりひらくための第1次提言」(http://www.nikkokyo.org/proposal/2011/07/04-132414.php)、「若者の成長を社会全体で支えるために」〜新たな高校教育政策・第2次提言」(http://www.nikkokyo.org/proposal/2012/03/05-161649.php)を題材にあるべき高校教育について論じている。
■論点
「「すべて救済」に背く水俣病救済措置の申請締め切り」(寺内大介)
(内容要約)
最近、環境副大臣の横光克彦氏(元俳優。「特捜最前線」の紅林刑事役で人気を博す。元社民党副党首)が水俣病患者団体相手に暴言をはいた例の件。横光発言は4/8、一方、赤旗5月号の発売日も4/8なので記事には勿論取り上げられてないが。
「横光は、横光は〜、民主党の黒い十字架♪(民主党は環境省でも可)」
参考
赤旗
「申請打ち切り撤回を 水俣病被害者救済 市田氏求める」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-23/2012032315_01_1.html
「国の救済打ち切りに抗議、水俣病 6月一斉健診、実行委 不知火沿岸住民ら対象に」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-04-05/2012040504_01_1.html
「“水俣病掘り起こしは迷惑”環境副大臣が暴言」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-04-10/2012041001_07_1.html
赤旗「“水俣病掘り起こしは迷惑”環境副大臣が暴言」のはてなブックマーク
msyk710513:
即死刑と言いたいくらい怒り覚える。環境副大臣失格の大変な暴言だ。政権の本音が出たともいえる。
■暮らしの焦点
「UR住宅民営化ではなく、居住の安定こそ」(坂庭国晴)
(内容要約)
民主党政権がUR(独立行政法人都市再生機構)の民営化(現在、検討されてるのが特殊会社)を検討している事への批判。家賃大幅値上げなどが危惧される以上当然の批判であろう。
参考
赤旗
「主張:都市再生機構 民営化やめ公共の役割果たせ」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-10-14/2010101401_05_1.html
「家賃値上げ中止を UR賃貸住宅 笠井議員求める」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-02-26/2011022604_03_1.html
「公団住宅民営化許すな、公団自治協 国会内で緊急要請集会」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-01-25/2012012515_02_1.html
■文化の話題
【映画:ダルデンヌ兄弟監督の「少年と自転車」(児玉由紀恵)】
(内容要約)
ググって見つけた映画の紹介記事を引用する。
赤旗日曜版
「少年と自転車」監督 ダルデンヌ兄弟、愛に向かうか賭けた 日本の養護施設の子から着想
http://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/201110/1241/
「日本の養護施設の子から着想」という意味不明な赤旗日曜版タイトルは「少年と自転車」公式サイトのコラム「『少年と自転車』と日本」(http://www.bitters.co.jp/jitensha/critique.html)を読めばわかる。
読売新聞「「少年と自転車」監督・ダルデンヌ兄弟」
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/cnews/20120406-OYT8T00675.htm
最後に「映画『おっぱいバレー』の結末を提案します!」(http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20090305)など、俺の理解では「下ネタの扱いに定評のある」某氏のエントリ。小生も下ネタを扱うときはこういう「巧みな芸」を発揮したいが無理なので下ネタはやらないことにしている。
空中キャンプ「『少年と自転車』を見たゼ!」(http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20120401#p1)
【演劇:庶民の夢実現 嘘か真か 井上ひさし「雪やこんこん」(関きよし)】
(内容要約)
井上ひさし生誕77*4フェスティバル2012(http://inouehisashi77.jp/)の第2弾「雪やこんこん」http://www.komatsuza.co.jp/contents/performance/2011/11/post-17.html
の紹介。
第2弾と言うことは、第1弾があり、実は全部で第8弾まであります。第1弾(1月公演)と第2弾(2月公演)はもう鑑賞できませんが、第3弾(4/29まで公演)以降はこれから上演ですのでチケットがとれるかはわかりませんが、チケットがとれさえすれば見ることができます。
「題名だけ」ですが、一応全部紹介しておきましょう。
第1弾「11ぴきのねこ」(1月公演)
原作・馬場のぼる
第3弾「闇に咲く花」(4月公演)
第4弾「薮原検校」(6月公演)
第5弾「しみじみ日本・乃木大将」(7月公演)
第6弾「芭蕉通夜船」(8月公演)
第7弾「日の浦姫物語」(11月公演)
第8弾「組曲虐殺」(12月公演)
■メディア時評
【新聞:原発再稼働とジャーナリズムの使命(金光奎)】
(内容要約)
全国紙のうち、産経、読売、日経は原発推進を強く訴えている。朝日、毎日はそれらから距離を置いているものの地方紙と比べれば野田政権の原発政策に対する批判は弱い。むしろ地方紙にこそ見るべき原発政策批判がある。
【テレビ:業界での低賃金・不安定雇用労働者のたたかい(沢木啓三)】
(内容要約)
沢木氏の文章を元にググって見つけた記事を紹介しておきます。しかし日本のテレビ業界はブラック企業としか言いようがないな。沢木氏も認めているように「日本の裁判所はこうした問題について全く好意的ではない」わけだが、沢木氏同様、「彼らに敬意を表したい」し、「彼らの問題意識を放送業界がくみ上げない限り優秀な人材が来なくなる」のではないか。
1)TNC(テレビ西日本)系列の派遣会社TNCプロジェクトと派遣社員・宮崎幸二氏との法廷闘争
テレ西9条の会
http://www.geocities.jp/terenishi9jou/home.html
テレ西40条の会
http://www.geocities.jp/terenishi9jou/terenisi40jou.html##64
産経新聞「TNC派遣めぐる請求棄却」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120208/trl12020815580000-n1.htm
赤旗「テレビ西日本を提訴、派遣労働者 正社員化求める」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-06-27/2009062715_03_1.html
2「衛星チャンネル・テレ朝と放送スタッフユニオンの法廷闘争」
スポーツニッポン「衛星チャンネルの社員 解雇禁止の仮処分申し立て 」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/01/18/kiji/K20120118002458000.html
要するに「経営不振で解散が決まった衛星チャンネル(朝日グループ系列)の事業はテレ朝が引き継ぐが、衛星チャンネル社員は一人も引き継がない。全員希望退職に応じてくれ(ただし希望退職に応じなくても普通退職扱いにするだけ。希望退職なら退職金に色をつけてやるか再就職斡旋するか、何かしてやるけど普通退職なら何もないからな)」などという衛星チャンネル・テレ朝側の「ブラック企業の鑑きわまりない」「放送業界のワタミ」とでもいうべき態度に飛田氏という社員の方が「何故テレ朝に行けないのか、納得いかない」として放送スタッフユニオンの支援を受けて法廷闘争が行われているという話(ただし衛星チャンネル・テレ朝側のあまりのブラックさに「裁判勝利自体楽ではないが、こんなブラックな会社にたとえ勝利して退職無効となったとしてもどれほど意味があるのか」と思う人が多かったのか、結局裁判闘争を決意したのは飛田氏だけらしい。是非朝日新聞の記者にテレ朝のブラックぶりを批判報道してほしい(毒)。それとも朝日新聞さんも「新聞業界のワタミ」ですか?。
■スポーツ最前線
「センバツで感じた“息吹”」(和泉民郎)
(内容要約)
筆者は赤旗日曜版のスポーツ担当。日曜版の取材で出会った石巻工、早鞆高校について触れられているが、日曜版を読んでいないので今ひとつわかりづらい。どちらの高校も監督が「生徒の自主性重視」を表明していることを和泉氏が「日本の高校野球ではしごき、体罰が横行していた」「是非ともその公約通りに頑張ってほしい」と評価していることはわかった。
参考
まずは赤旗の記事。
赤旗日曜版「震災のりこえ 石巻工、2度のグラウンド水没を復旧 「心の体力」ついた」
http://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/201110/12318/
赤旗日曜版「スポーツインタビュー、山口・早鞆高校 監督 大越基さん(40)」
http://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/cat1/cat166/
次に「高校野球、体罰」でヒットした記事の紹介(うんざりするほどヒットする)
朝日新聞
「体罰を考える・高校野球の現場から1 成果求め情熱暴走」
http://www2.asahi.com/koshien/news/TKY200606120478.html
「体罰を考える4 暴力の連鎖 「拳より言葉」模索続く」
http://www2.asahi.com/koshien/news/TKY200606150164.html
俺の邪悪なメモ「高校野球、選手を守らず「教育」とは片腹痛いね」
http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100828/p1
はてな村民が大好きな罪山先生の名文には「かくありたい」と思わざるを得ない。