ダライが日本にやってくる(追記あり)

 『サンタが街にやってくる*1』『馬鹿が戦車(タンク)でやって来る*2』風のタイトルをつけてみました。

産経新聞ダライ・ラマ14世が来日 26日まで各地で講演』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131115/asi13111511490004-n1.htm
 島田洋一は「安倍首相面会希望」と書いていましたがおそらく面会はないでしょうね。
【追記】
 今国会は与野党とも、「特定秘密保護法案対応」で非常にホットな状況です。与党は今国会で成立(それが無理なら次の国会に継続審議にする)をねらい、一方野党(自民と野合する気満々で法案修正協議を始めたみんなや維新は別ですが)は廃案をねらってるわけです。可能ならば今週の衆院通過を与党はねらっています。
 安倍としては暢気にダライと会ってる余裕のない状況です。またダライ以上に日本にとって重要な人物「ケネディ駐日大使」が正式に着任したのでその対応もあります。
 つうことでダライと会う理由はいっそう「減った」わけですし、島田のような安倍信者も「国会状況で会えないんだ」「ケネディ対応で会えないんだ」と安倍をかばいやすい。
 まあ、「安倍にとっての重要法案の行方」が今週中にホットな状況になくても、あるいは「ケネディ氏のような重要人物」が今週、日本に来なくても「安倍はダライに会わない」でしょうが。会うメリットが何もないからです。


産経新聞ダライ・ラマ「暴力のない未来、若者の肩に」 千葉工大で講演』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131116/chn13111613550003-n1.htm
 以前見たダライラマ側発表の予定表(http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/2013/)では「千葉工業大学での講演」なんかなかったんですけどね。新たに追加になったんでしょう。裏返せば「かなり以前から広報してたもの」に比べれば重要度が落ちると言う事でしょう。お客もほとんど(あるいは全員)「大学関係者(教職員、学生、学生の保護者、卒業生)」だったのかも。

講演後、米国のフォークグループ「ピーター・ポール&マリー」(PPM)のピーター・ヤーローさん(75)が登場し、いじめ撲滅を願ったダライ・ラマの詩を基に作った新曲「決してあきらめないで」を日本で初披露した。

どーでもいいことですが一体誰の仕込みなんでしょうか?

【追記】
 この千葉工業大の講演会について国家基本問題研究所の記事を見つけました。
ダライ・ラマ法王が宗教と科学の役割について講話、国家基本問題研究所が後援』
http://jinf.jp/news/archives/11697
 どうも司会が「国基研理事長」櫻井よしこだったらしく、ダライの近くによしこが座ってる写真が掲載されています。

千葉工大講演の詳報は「国基研だより」2月号に掲載を予定しています。

とのことです。よく知りませんが千葉工業大とは拓殖や國學院のような右よりの大学なんでしょうか?
 千葉工業大の講演会はダライラマ側発表の予定表(http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/2013/)には出てきませんがその理由は「国家基本問題研究所との関係をアピールしたくない」ということだったかのかもしれません。まあ、あんな極右団体との関係を駐日ダライラマ事務所サイトでアピールしまくるよりはマシではあります。
 とはいえ「隠した方がいいやばい団体」という自覚があるならそもそもつきあうべきではないと思いますね。


毎日新聞ダライ・ラマ14世:増上寺で若手宗教者と対話』
http://mainichi.jp/select/news/20131119k0000e040201000c.html
以前見たダライラマ側発表の予定表(http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/2013/)では「増上寺での対話」なんかなかったんですけどね。新たに追加になったんでしょう。裏返せば「かなり以前から広報してたもの」に比べれば重要度が落ちると言う事でしょう。お客もほとんど(あるいは全て)「宗教家限定」だったのかも。
 しかし何で日本人って「宗教家としてのダライ」なんぞがこんなに好きなのやら。「チベットの最高権威」としてのダライに「チベットの苦境」を思い、同情するのならまだわかるんですけどね。
 日本には既に宗教などたくさんあるのに「オウムから金もらう怪しい爺」なんぞに陶酔して何か意味があるんでしょうか。俺なんか「くたばれ、糞爺」としか思ってない。
もちろん興味ない人も沢山いるでしょうけど。


時事通信『習主席の改革に期待=ダライ・ラマが国会内で講演』
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013112000493
 まあ、タイトル通りです。糞味噌に習氏を非難してるのではなく「お手並み拝見」ということです。ダライの立場上、糞味噌に言うわけにも行かないのでしょう。これが前任者・胡錦濤氏では「元チベット自治区党委員会書記」なのでこういう発言をする事も難しいでしょうが、習氏にはそういう過去はないですからね。
 またダライ曰く「独立は求めてない、求めてるのは実質的自治」ということで一部の日本ウヨには「独立万歳」と言う困った輩もいますがダライはさすがにそれにはつきあわないわけです。


朝日新聞ダライ・ラマ14世が来日 科学者らと宇宙や教育語る』
http://www.asahi.com/articles/TKY201311170271.html
産経新聞ダライ・ラマ14世 静岡市で講演会』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131122/szk13112202050000-n1.htm
 どちらもダライが以前から宣伝していた講演会ですので重要度は高い講演会でしょう。今日この文章を書いてるのが22日(金)で、日本滞在が26日(火)までですからダライの滞在も開催イベントもあとわずかです。
 大きなものとしては24日(日)午後に京都精華大学でダライとよしもとばななの対談が、25日(月)午後に東京両国国技館でダライの講演会があります(ただし京都精華大は定員に達したようですし、両国国技館も残りどれだけの席があるかはわかりません)。
 そして残り4日間の間に島田洋一が主張した「首相とダライの面談」などやはり行われないのでしょうね。


共同通信ダライ・ラマ14世が京都で講演 「中国にも自由求める声」』
http://www.47news.jp/CN/201311/CN2013112301001799.html
 23日(土)に京都精華大学関係者(教職員、在学生、在学生保護者、卒業生)限定で行われた講演会の紹介です。


朝日新聞ダライ・ラマ両国国技館で講演「私の心は平和」』
http://www.asahi.com/articles/TKY201311250491.html
 25日(月)に両国国技館で行われた講演会の報告です。


産経新聞ダライ・ラマ14世が離日 講演など精力的に活動』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131126/asi13112609120002-n1.htm
 26日(火)の帰国を紹介した後、日本での活動を改めて簡単に紹介した記事です。

*1:ダライがサンタのように好かれてると言いたいわけではない

*2:別にダライがバカだと当てこすってるわけではない