今日のMSN産経ニュース(12/6分)(追記あり)

■【マンデラ氏死去】〈評伝〉「報復から光は生まれず」 真の英雄が示す指導者像
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131206/mds13120623550020-n1.htm
 まあ報復などマンデラが言わなかったのはきれい事だけでなく「現実主義」でしょう。報復したら国益が害される。
 現実主義は大事です。「打倒北朝鮮」「打倒中国」「韓国が首脳会談したくないならずっとしなていいんだ」と感情論からバカほざく産経他、ウヨの皆さんにもマンデラを見習って欲しいものです。無理でしょうけど。
 なお、「報復しない」としたマンデラも当然ながら「アパルトヘイトという過去を忘れたわけではない」。そうした過去を語り継ぎ2度と許さないという前提付での「報復しない」のわけです。


■「量的緩和では成長困難」オルレアン*1仏政治経済学会会長 産経新聞に語る
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131206/fnc13120622520017-n1.htm
 「金融の量的緩和」というのは要するにアベノミクスです。つまりは「アベノミクスは安倍が吹くほどの効果はない」と言う主張でしょう。
 「アベノミクス批判」や「学会長氏が主張する代替経済政策」の是非はともかく首をかしげるのは「記事が載ったのがあの産経」ということです。産経にとっては「安倍の政治のうち、アベノミクスは批判の対象」なのか、はたまた「社論としてはアベノミクス支持だが、アベノミクス批判派の記者がいて無視できない力を持ってる」ということなのか?


■【産経抄健さんも応援 12月6日
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/131206/ent13120603090001-n1.htm
 すごくもやもやを感じる文章ですね。何で再犯率が上がってるか。まあ、いろいろ原因はあるでしょうがその一つは「いわゆる格差社会だから」でしょう。要するに飯が食えなければ犯罪するしかないわけです。そして別に就職できないのは「前科者」に限らない。
 自暴自棄になれば「刑務所の方が飯が食えていい」と言うことになってしまう。であるなら「再犯率を下げるため」には「社会保障の充実」が必要でしょうがそれとは逆方向が産経ですのでね。もやもやを感じますね。

*1:著書『金融の権力』(2001年、藤原書店)、『価値の帝国』(2013年、 藤原書店