今日のMSN産経ニュース(7/13分)

■【名言か迷言か】共産党強気の訳は「給与減」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130713/plc13071318000008-n1.htm
 ブクマもつけたんですが何が言いたいんだかさっぱりわかりませんね。
 「共産党が選挙で過去に比べ、『比例だけでなく選挙区でも議席獲得を目指す』と強気の主張をしているのは、アベノミクスで物価が上昇し、にもかかわらず給与が増えず事実上、サラリーマンの給与が減少してるからだ(共産に有利な政治情勢と見ているからだ)」って、これを「安倍に批判的なメディア」、たとえば赤旗当たりが言うのならわかるんですが「安倍応援団」産経が言う理由がわからない。「安倍の改憲は支持するが」アベノミクスは批判するのかと思いきやそうでもないし。というかこの文章のアベノミクスに対するスタンスがさっぱりわからない。


奥野誠亮元法相*1が満100歳 スカイツリーに上る 「社会のお役に立ちたい」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130712/stt13071219500001-n1.htm
 奥野というのはご存じの方もいるでしょうが竹下内閣国土庁長官時代に「日本に侵略戦争の意図はなかった」と暴言吐いて引責辞任した「産経脳」の御仁です。そんな御仁が「スカイツリーに昇って日本の科学技術に感動した」と言っただけのニュースバリューのない記事をベタ記事とは言えわざわざ掲載する当たりが実に産経らしい。「産経脳の奥野だから載せた」んでしょうし他社は載せてないでしょうね、こんな記事。


■【産経抄】7月13日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130713/plc13071303260002-n1.htm
いつもの中韓への悪口と言う産経らしいゲスさ。

米調査機関が今春行った世論調査によると、他のアジア諸国では、日本に好印象を持つ人は8割程度にのぼっているのに対し、中国、韓国では「日本嫌い」が圧倒的に多い。

 それが事実として戦争の被害国なんだから当たり前じゃん。他のアジアだって東南アジアは被害国だけど「1941年以降」だからな。日清戦争(1894年)から酷い目にあってる*2中国や、日韓併合から35年間植民地支配された韓国とはまた違うんでしょ。

日本に対し「過去の軍事行動への謝罪が不十分」と感じている人は韓国98%、中国で78%に達した。

A級戦犯を英雄視する靖国を閣僚が参拝したり、「自民党国会議員がthe factsに名を連ねたり」すればそういわれて当然でしょ。

日本の歴代首相は、さきの戦争について「謝罪と反省」を繰り返してきた。

でそれを「南京事件はなかった(羽田内閣の永野法相)」とか政府要人が暴言吐いて無意味にしてきたのが日本の戦後政治でしょうが。そして最近も安倍が「河野談話見直し」なんて言いだしてる。
暴言吐く奴がいなければ「謝罪と反省」の繰り返しなんかないんですよ。

靖国神社に対する難癖は典型で、安倍首相には、粛々と参拝してもらいたい。

 A級戦犯を英雄扱いする神社に参拝したら被害国が激怒して当然だろ(そもそも同盟国アメリカだって不愉快だろう)。千鳥ヶ淵で追悼すればいいんだし。だから過去に公式参拝した首相なんて中曽根と小泉しかいない*3し、中曽根は中韓の抗議でやめたんでしょうが(小泉も参拝はしたが8/15は外しているし、金正男問題で中国に配慮して国外退去で済ますなど、安倍ほど無茶苦茶ではない)。
 そして政教分離問題と富田メモ問題は平然と無視し「靖国参拝批判派に中韓の手先レッテル貼る」のが産経です。

*1:田中内閣文相、鈴木内閣法相、竹下内閣国土庁長官を歴任

*2:深刻化するのはもちろん満州事変(1931年)以降

*3:私的参拝なら中曽根以前に他にもいたかもしれない。いずれにせよ中曽根への抗議後は小泉まで参拝などなかった。