今日のMSN産経ニュース(12/7分)(追記あり)

横田早紀江さん「秘密保護法、拉致解決に有効と信じている」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131207/kor13120719170005-n1.htm
 横田母の馬鹿さに言葉もないですね。
 せめて「拉致には関係ないと思います」と言うべきではないのか。いや実際関係ないと思いますけど。
 唯一マシだったのは「法案審議中に彼女がこういうバカを言って反対派を誹謗中傷しなかったこと」でしょう。


■【高橋昌之のとっておき】朝日・毎日への反論(3) 特定秘密保護法案に反対するほど取材しているか!

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131207/plc13120707010006-n4.htm
 西山記者事件について詳しく述べる余裕はありませんが、彼の取材手法や、入手後、報道をせずに国会議員*1に機密文書を渡したことを考えれば、有罪となるのは当然だと私は考えています。

 産経の取材方法がそんなに自慢できる代物か、産経が「記事にせずに特定の政治家に情報を流したことが本当に1度もないのか」疑問ですが、それはともかく。
 そういうことは「報道倫理の問題」ではあっても、「国家公務員法違反に当たるかどうか」とは全く関係ありません。問題は「暴露された事実は秘密に当たるかどうか」です。


■【産経抄】12月7日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131207/plc13120703050004-n1.htm
 特定秘密保護法について「報道の自由が侵害されないか」と危惧する朝日記事について、杞憂だという産経。だといいんですがね。
 まるで「朝日以外反対していない」かのような産経ですが多くの新聞社は朝日同様の危惧を表明していますし、日本新聞協会もそういう危惧を表明している。
 多くの作家、ジャーナリストも同様です。諸手で賛成する産経の方がおかしい。
ただその産経ですら

重要法だという割に*2担当大臣は(注:国会答弁が)危なっかしく、毎日のように急ごしらえの(注:指定が恣意的でないかチェックするための)「新機関」が登場する始末だ。

と言わざるを得ない点は興味深いですね。まあ、最大の問題点は「秘密指定が恣意的にされかねないこと」であって、産経の指摘箇所じゃないですが。

それでも賛成せざるを得ないのは、あの国やこの国のおかげで東アジア情勢が急激に緊迫しているからである。

 東アジア情勢は緊迫なんかしていないし、そもそも法案は「外交機密限定」ではないのですから何の言い訳にもなっていません。

情報の「官僚独占」を許さない仕組みや不十分な点は、次の国会以降、どんどん改めればよい。

 「この法案は完璧だ」と自慢するかと思ったら酷い言い訳。
 そんな事を言うんだったら継続審議にすればいいでしょうが。野党の反対で継続審議できないような法案ならその程度の法案だと言う事です。そしてこの言い訳なら「次の国会で改めればいい」の一言でどんな法案でも通していいことになるでしょう。

付け加えると、この法律が施行されて畏縮するような記者は小紙にはいない。

口先だけなら何とでも言えます。大体萎縮も何も自民党御用新聞が政府の何を暴露するというのか。

*1:横路孝弘社会党衆院議員(当時)

*2:森まさ子氏