【張成沢失脚後の】今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(2/5分)(追記・訂正あり)

 2014年2月の日付のエントリで、紹介記事は2014年3月の記事と日付が大幅にずれてますが連続更新の形にしたいので。

朝日新聞朝鮮総連の土地など差し押さえ 京都市、市税滞納で』
http://www.asahi.com/articles/ASG353J8RG35PLZB002.html
 京都市はやってることが無茶苦茶ですね。主観はともかく客観的には右翼の総連弾圧への共犯行為でしかないでしょう。「話し合いで分割払い」などの余地はなかったのかと批判せざるを得ません。
 そもそも長年、免除されてきた物が「地裁の違法判決」で支払うようになった事情を考えれば一定の経過措置があって当然でしょう。


朝日新聞朝鮮総連本部ビル、再入札2番手に売却検討 東京地裁
http://www.asahi.com/articles/ASG3D46TVG3DUTIL00V.html
■NHK『朝鮮総連本部の土地と建物 売却手続きへ』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140312/t10015924261000.html
 勿論現時点ではどうなるかは全くわかりません。「マルナカが期日までに入金できない」「マルナカへの売却検討に何らかの法的措置が執られる」ということもありうるわけです。
 問題は「マルナカ」なる企業が何のために入札したのかと言う事でしょう。「入札に参加したのは純粋な投資目的だ」だけでは何が何だかわかりません。
 自社で使うのか、貸しビルにするのか、はたまた単に転売するのか。なお、「(元のビル所有者である朝鮮総連に対しては)適切な手続きに従って明け渡しを求めていくつもりだ」というのが小生的には気になるところですね。ここは何とか話し合いで「多少、使用スペースが狭くなるとしても」従前通りの朝鮮総連の利用を認めて欲しいところです。
 まあ、最悪立ち退くことになっても「三宅坂を立ち退いても頑張ってる社民党」のように朝鮮総連の皆さんには何とか頑張って欲しい物です。

http://japanese.joins.com/article/837/182837.html?servcode=100§code=120
中央日報『【時論】崔竜海の監禁説と「対北朝鮮消息筋」(1)』
(注:北朝鮮代議員選挙で崔竜海が当選したと発表されたことで、朝鮮日報など一部メディアが報じ)メディアの注目を引いていた崔竜海*1(チェ・ヨンヘ)監禁説が事実無根だと明らかになった。
(中略)
これはいわゆる「対北朝鮮消息筋」という名前で脱北者が情報を提供し、これを一部のメディアが確認もなしに競争的に無差別に広めることによって可能となった。果たして脱北者や彼らが依存する北朝鮮内の消息筋の情報は、信じるに足りるものなのか。
 まずメディアに登場して各種の主張をしている脱北者出身たちは北を離れてから非常に長くなった方々だ。時々刻々と展開する北朝鮮内の正確な情報を察して知るには、あまりにも長く離れすぎた。
(中略)
 北朝鮮に住んでいた当時の日常生活に関しては脱北者の情報や証言が妥当だが、十数年が過ぎた今の北朝鮮について、それも核問題や金正恩キム・ジョンウン)関連情報や軍事挑発の兆候などといった政治軍事的で高度な情報を彼らが正確に知っているだろうというのは事実、不可能な話だ。
(中略)
 結局、対北朝鮮消息筋が提供する北朝鮮関連情報は、具体的な実状をのぞき見れば(注:その情報の多くが金目当てや売名や北朝鮮へのネガキャンを目的とする)ほとんど信じがたいデマや誇張生産されたものなどだということが分かる。北朝鮮が言論仲裁委員会に提訴したり名誉毀損で告訴したりしないからと、いつまでも安心することではない。今でも北朝鮮関連の情報の洪水の中で玉石を見分けて真偽を確かめる報道機関と専門家の厳正な努力が必要な時だ。

全く正論だと思います。当然ながらここからは「1988年に逮捕された金賢姫が逮捕後の北朝鮮情勢を知るわけもない」という結論が導き出されます。巣くう会は平気で金賢姫を天高く持ち上げますが。
 それもそのはずで「北朝鮮関連の情報の洪水の中で玉石を見分けて真偽を確かめる」能力どころか意思もなく「とにかく北朝鮮が叩ければいい」というのが巣くう会ですから。
 問題は巣くう会のデマ垂れ流しに家族会が荷担し、家族会への遠慮からメディアもそれを黙認してしまったことでしょう。

*1:朝鮮人民軍総参謀長