宇沢弘文と土井たか子の死

 まあ小生が社民党社会党)の土井氏について書くと「共産支持者として」悪口雑言飛び出しそうなので特には書きません。
 じゃあ何を書くかというと宇沢*1、土井*2両氏の晩年ですね。

http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/900456984997939d4d090bf44dcbb0e3
 宇沢氏は、東日本大震災直後に脳梗塞を起こして寝たきりになり、土井さんも2010年ごろから動向が伝えられなくなりました。ご存じのとおり相当ひどい誹謗中傷をぶつけられていた人だったので、それが正しいかどうかはわかりませんが、認知症の症状が出ていたという情報もあります。その真偽はともかく、ここ最近の集団的自衛権の問題などでも彼女のコメントなりインタビューなりが報じられることはありませんでしたから、認知症でなくても寝たきりで活動ができるような状態ではなかったのでしょう。

 世の中には島田正吾(1905〜2004年)のような

 1991年(平成3年)から2002年(平成14年)まで、新橋演舞場で年1回『白野弁十郎』や『王将』といった新国劇の代表作を一人芝居にして上演。この一人芝居は自他共に認めるライフワークで「100歳まで続ける」と公言していた。
 平成以降、現役最高齢俳優となっても意欲的に活動していたが2002年(平成14年)8月15日に脳梗塞で倒れた後はリハビリに励んでいた。舞台復帰の念は凄まじく「99歳まで新国劇の芝居、100歳で新作を」と周りに言い、様々な演劇のビデオをリハビリの傍らかかさず見続けていたという。
 2004年(平成16年)11月26日午前4時45分に、脳梗塞のため死去した。98歳没。島田の書斎の机の上には真山青果作『富岡先生』の台本が置かれていて、台本の側には99歳になったら演じると決めていた『ひとり芝居』のために推敲中の原稿もあったという。

という化け物のような人もいます。が、まあたいていの人は宇沢氏、土井氏のように年を取ると体が弱ります。ここまでで感のいい人は気づいたでしょうが、いつもの「横田夫妻の件」ですね。もういい加減年なんだから、お孫さんとの生活でも考えたらどうよって話です。

*1:東京大学名誉教授。著書『自動車の社会的費用』(1974年、岩波新書)、『近代経済学の再検討』(1977年、岩波新書)、『ケインズ「一般理論」を読む』(1984年、岩波セミナーブックス→2008年、岩波現代文庫)、『経済学の考え方』(1989年、岩波新書)、『「成田」とは何か:戦後日本の悲劇』(1992年、岩波新書)、『地球温暖化を考える』(1995年、岩波新書)、『日本の教育を考える』(1998年、岩波新書)、『社会的共通資本』(2000年、岩波新書)など

*2:社会党委員長、社民党党首、衆院議長などを歴任。著書『せいいっぱい:土井たか子半自伝』(1993年、朝日新聞社)、『護憲派の一分』(佐高信氏との共著、2007年、角川ワンテーマ21)、『やるっきゃない!:吉武輝子が聞く土井たか子の人生』(吉武氏との共著、2009年、パドウィメンズオフィス)など