珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年1/4日分)(副題:今日も高世に悪口する)

事始めは観劇―芝居で近代化を問い直す - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 日本の世直しの前提は、近代化の問い直しだと私も思う。

 内容の是非はともかく、「近代化、問い直し」でググれば

色川大吉さん「近代化を問う」 水俣病研究の集大成出版:朝日新聞デジタル2020.11.13
 歴史家で東京経済大学名誉教授の色川大吉さん*1(95)が、水俣病研究の集大成として「不知火海(しらぬいかい)民衆史」(揺籃(ようらん)社)を自費出版した。
 患者たちへの思いから出発した調査の意義とは何だったのか。「各分野から集まった研究者に共通していたのは、日本の近代化の負の象徴である水俣病を通して、近代化の意味を問い直したいという思いだった」

などが多数ヒットするので正直「高世は、何を今更」です。「近代化(対外侵略、植民地支配、公害など日本近代化の負の側面)の問い直し」というのは歴史学者によって「過去にかなりの蓄積がある」し、正直「少し手垢がつきすぎてる」とすら言えるでしょう。
 つうか高世は「近代化の問い直し」の前に「自分の過去を問い直したら」どうなのか。
 つまりは

そういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
北朝鮮が崩壊する前に自分の会社を倒産させた無様で無残な話 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

といった批判に「きちんと応答しろ」ということですが。まあ、「自分の過去の過ちを認める勇気など無いであろう男」高世に「自分の過去の問い直し」が出来るとは全く思っていませんが。

「僕らが芝居をやる理由」水族館劇場・桃山邑が語る表現の源 | 創造都市横浜
 座付き作者の桃山邑さん*2
 「自分たちが間違っているということを前提にしなければ、僕はものを言わないほうがいいんじゃないかと思います。自分たちの主張が正しいということを前提にすると、時代が変われば通用しなくなってしまう」。 

 俺の経験上、こういうことをどや顔で言う人間ほど信用できないものはありません。
 ならばこの桃山という御仁が誰かに「お前の芝居は間違ってる!」と言われた時に果たして素直に従うのか。「多分従わないんじゃないか」と思いますね。
 そもそも「自分が間違ってるかもしれない」なんてのは「何を今更」です。我々、人間は神様じゃない。そんなことは言うまでも無く「当たり前の話」です。そんなことを今更「どや顔で言う」方がおかしい。
 しかし「間違ってるかもしれないから何も言えない」では何も出来ない。だからこそ「自分なりに正しいと思う考え」を自分なりに考えて言ってるわけです。勿論俺もそうですが。
 しかし高世もこんな言葉をもっともらしく引用するならそういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)ですよねえ。それともこんな言葉を引用しながら高世は「自分の過去の言説には何一つ間違いは無かった」と言う気なのか。

 私も今年、腐った社会状況に自分なりに問題提起していきたい。年甲斐もなく、ちょっと「弾けて」みようかと思っている。そっちのほうが楽しそうだ。

 「腐った社会状況に問題提起」する前に「人間性の腐ったゲス男」高世はそういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)ではないのか。それとも高世は「自分の過去の言説には何一つ間違いは無かった」と言う気なのか。まあ、「家族会、救う会太鼓持ち幇間」の高世ごときが「弾けること」など無理でしょう。
 今まで同様の「安全地帯からの政治批判」を続け、それを「弾けてみました」というのが落ちでしょう。
 そんなに弾けたいのなら、問題提起したいのならいい加減「救う会、家族会批判」したらどうなんですかね。
 家族会に「蓮池透氏と和解すべきだ」と言ってみたらどうか。まあ、臆病者の高世にはとてもそんなことは言えないのでしょうが。

*1:1925~2021年。著書『ユーラシア大陸思索行』(1976年、中公文庫)、『ある昭和史:自分史の試み』(1978年、中公文庫)、『自由民権』(1981年、岩波新書)、『民衆史の発見』(1984年、朝日選書)、『民権百年』(1984年、NHKブックス)、『自由民権の地下水』(1990年、岩波同時代ライブラリー)、『昭和史と天皇』(1991年、岩波セミナーブックス)、『民衆史』(1991年、講談社学術文庫)、『自分史』(1992年、講談社学術文庫)、『近代日本の戦争』(1998年、岩波ジュニア新書)、『定本 歴史の方法』(2006年、洋泉社MC新書)、『明治精神史』(2008年、岩波現代文庫)など

*2:著書『水族館劇場のほうへ』(編著、2013年、羽鳥書店