今日の産経ニュース(8/14〜16分)

■【五輪マラソン】女子日本勢惨敗…暑熱対策、選考方法に課題浮き彫り
http://www.sankei.com/rio2016/news/160815/rio1608150102-n1.html
 柔道、体操、水泳、レスリング、卓球、テニスなどで日本選手のメダル獲得の喜ばしいニュースが報じられる一方、

有森裕子 
 1992年バルセロナ五輪銀メダル、1996年アトランタ五輪銅メダル
高橋尚子
 2000年シドニー五輪金メダル
野口みずき
 2004年アテネ五輪金メダル

という輝かしい歴史を過去にもちながら今回「福士加代子の14位が最高」という「過去の栄光と比べたら」信じられない惨敗を喫したのが女子マラソンです。
 男子マラソンがどうなるかはまだ分かりませんが、これはもう女子について言えば「選手個人の責任とは言えない話(陸上協会の責任、つまりマラソン選手育成の失敗)」じゃないですかね。


ミャンマースー・チー*1、17日に訪中 和平協定協力と経済関係強化を協議へ
http://www.sankei.com/world/news/160816/wor1608160033-n1.html

 スー・チー氏は中断しているミャンマー国内での巨大ダム建設の再開などを引き出し、経済支援で友好関係を構築する思惑がありそうだ。
 ノーベル平和賞受賞者で欧米の支援を受けてきたスー・チー氏は、当時の野党党首として昨年6月に訪中し、習近平国家主席と面会するなど、中国と距離を縮めてきた。

 まあミャンマーに限りませんけど「経済建設には金がいる→中国の支援ウエルカム」つう話です。「ノルウェーに霞を食えとは言えない」という名言で知られる我らがid:Mukke先生も「スーチーに霞を食えとは言えない」「ミャンマーに霞を食えとは言えない」といってスーチー批判などすることはないでしょう(皮肉、嫌みのつもり)。


■シールズが解散記者会見「終わりの日は始まりの日」
http://www.sankei.com/life/news/160816/lif1608160013-n1.html
 もちろん「いつまでも続けることに意味があるわけではない」のですが、これで全てが無になるようなことのないよう、メンバー諸氏にはこれからも色々な形で社会運動に関わって欲しいと思います。
 まあ産経なんかはシールズを「あだ花」呼ばわりすることが今から分かってるわけですが。


■ロンドン円一時1ドル=99円台 1カ月ぶり円高水準 米利上げ観測後退で
http://www.sankei.com/economy/news/160816/ecn1608160012-n1.html
 以前「アベノミクスも限界が表面化してるし、瞬間風速的になら90円台後半出るんじゃないか」と書いたら実際にでましたねえ。


■ 【東京都知事選】宇都宮健児氏が都知事選出馬を断念した内幕を明かした! 「早く降りろ」と大量メール 「これでは市民運動は衰退する」
http://www.sankei.com/premium/news/160814/prm1608140021-n1.html
 「宇都宮とその側近連は誠実さも政治センスもゼロだな」以外の感想はないですね。宇都宮氏とその側近連に好意的評価をしていた過去の自分を俺は今「人を見る目がなかったお人好しのバカ」と猛烈に恥じています。澤藤統一郎氏(弁護士)の自ブログ(http://article9.jp/wordpress/)での■『宇都宮健児君、立候補はおやめなさい:その33』(http://article9.jp/wordpress/?p=1970)などの「宇都宮批判の是非(金銭疑惑云々、政治資金規正制法・公選法違反疑惑云々)」はともかく、彼が「自ブログで何度も宇都宮批判を展開するほど」宇都宮氏に対しすさまじい敵意や憎悪の念を抱くに至ったのは今、思えば彼がこうした「宇都宮氏と側近連」のデタラメさ、人間的不誠実さにうんざりさせられたからかも知れないと今にして思います。その意味では澤藤氏の宇都宮批判は「ある意味正しいのかもしれない」と今思い始めています。
 宇都宮インタビューの何が問題か。
 先ず第一に「産経インタビュー」ということを宇都宮サイドはどう考えてるのか。宇都宮氏が鳥越氏大敗後、さんざん鳥越陣営(四野党)に悪口してから「あの産経」がインタビューを申し込む。それは政治をまともに考えてるのではなく「宇都宮を使った野党ネガキャン」でしかないことは見え透いてるわけです。
 それに平然と応じるとは何を考えてるのか。
 第二に「選挙期間中と言ってることが違う」つうことですね。選挙中は「嫌がらせメールが来たからおりる」なんてことは全然言ってなかった*2のに、鳥越氏の大敗後そう言うことを言い出す。
 ここからは「宇都宮とその側近連はくだらない奴だ」以外の感想はないですね。
 彼は選挙期間中は、「分裂選挙は避けたい」といっておりた。結局、彼はおりたものの、鳥越応援はしませんでしたがそのときの説明は「淫行疑惑があるから」でした。
 つまりは
1)「おりたくないけど、おりないと宇都宮にとって不利だからおりる。おりる場合はおりたくないのにいやいやおりたなんて言うと宇都宮の評判が落ちるからそういうことはいわない(苦渋の選択です、くらいは言うが)」
2)「淫行疑惑週刊文春が報道」
3「分裂選挙回避を理由におりたけど、淫行疑惑のある鳥越を応援するな、つう支持者が多いから応援はしない(そもそも本当はおりたくなかったんだし)。でも『政策も支持しないんですか』と聞かれたら『政策は支持する』といっておく」
4)「鳥越残念ながら大敗」
5)「これ俺がおりないで出たら鳥越より票取ってたんじゃね?」という思いがむくむくと頭をもたげる
・なお、お断りしておけば前回選挙では今回と違い宇都宮氏には「社民、共産支持」がありましたし、前回の細川元首相は、「ほとんどテレビなどに出ないこともあって」鳥越氏と違って「過去の人」でしょう。
 しかも今回の小池は「舛添氏*3と違ってポピュリズム政治家(都連にいじめられる自分や初の女性都知事をアピール)」なので今回宇都宮がどれほど得票できたかは全く分かりません。
6)「そもそも俺はおりたくなかったんだ、無理矢理おろされた」といいだす
という宇都宮サイドの醜悪さが露呈してるってことです。無責任と不誠実にも程があるでしょう。
 本気で宇都宮氏と側近が「道理を重んじる人間」ならどんなに自分に不利でも、「おりることに納得がいかないなら」
ア)「鳥越氏と一本化することはできないからおりない」、あるいは
イ)「分裂選挙は避けたいからおりるが、はっきり言っておりることに納得はしていない、一部の鳥越支持者から我々に対し正直不快な言動もあった。だがこれ以上泥仕合したくないからこれ以上はノーコメント」
というかどっちかしかないでしょうね。
 しかし彼は選挙期間中そのどちらの態度も取らず「特に不平不満はあまり言わず」おりたわけです。
 それが鳥越が大敗したら悪口雑言三昧つうのはまともな人間は普通しない。
 宇都宮氏がそう言うコトしようとしても側近連が「それは選挙期間中にやっておくべきことだった。今さらやっても鳥越大敗で宇都宮は掌返しした、鳥越が勝利したり、勝てないまでも大接戦の2位だったらこんなことは言わなかったろう、と世間に思われてあなたの評判を落とすだけだから辞めなさい」「あなたがそういうことしたらあなたに不信感や不快感を抱くのは鳥越支持者、四野党支持者限定じゃないんですよ」といって体をはって止めるでしょう。俺なら止めますから。まあ、それでも宇都宮氏が無視するようなら俺なら彼を見捨てますね。
 もう宇都宮陣営とか宇都宮氏の周辺てろくでもない人間しかいないんだろうなと思いますね。まあ実際澤藤氏なんかは当初*4宇都宮陣営(宇都宮支持呼びかけ人の一人)にいた物の、宇都宮氏や側近連と仲違いして、「澤藤氏の言い分では」、家族会の蓮池透除名並みの不当な除名処分を受けて「今さら宇都宮一派は内部からではどうにもならない。除名を争うのもバカバカしい」という蓮池氏的判断から彼は「外部からの宇都宮批判派」に転じるわけです。
 いや最初からろくな人間がほとんどいなかったのかも知れませんが。

*1:1991年ノーベル平和賞受賞者。ミャンマー外相(大統領府相、国家顧問を兼務)

*2:追記:まあそう言う問題点があったことを「多少口にはしていた」ようです(従って本記事を多少書き直しました)。しかい、少なくとも「選挙戦中の説明」では、それは「おりたこと」の主要因ではない(「選挙期間中の説明」では主要因は分裂選挙回避です)。また、「淫行疑惑発覚後」も「政策面では支持できる部分が有力候補の中では多い」と「淫行疑惑がなければ支持してもいい」ようなことを言っていたのに鳥越落選後、野合呼ばわりとは全く選挙戦中の発言は何だったのか。

*3:舛添氏に近いのは増田氏でしょう

*4:というのは宇都宮氏の一回目の都知事選出馬です。