時事漫才「森友学園」(追記あり)

ボケ「イヤー、大阪のあの学園は酷いね。安倍友学園」
ツッコミ「森友やろ!。いや確かに安倍総理の友人を理事長が自称してるけど」
ボケ「森*1元首相も友達なんですか?」
ツッコミ「そういうことと違うやろ!」
ボケ「森友バズーカ、籠池砲でみぞうゆう(未曾有)の土地安ですよ」
ツッコミ「黒田バズーカでみぞう(未曾有)の円安みたいに言うな、不正行為やないか」 
ボケ「地下にB29の不発弾が埋まってるから処理費用で安くなった、て本当か怪しいんですよ!」
ツッコミ「そんなモン埋まってないやろ。まあ埋まってるモンの処理費用で値引きてのが怪しいのは事実ですけど」
ボケ「それ以外にもあの幼稚園には教育方針にも問題がある」
ツッコミ「そうですね」
ボケ「教育基本法軍人勅諭の暗唱を園児にさせたとか」
ツッコミ「教育勅語の暗唱な。」
ボケ「運動会で『安倍さんくたばれ、安倍さんくたばれ』と園児に言わせたとか」
ツッコミ「がんばれ、や!。まあ、保護者代表でも何でもない安倍総理をほめたたえさせる、それも物事の分からない子どもにやらせるってのはおかしいけどね」 
ボケ「あるいはこれも運動会で『安倍さん謝れ、朝日新聞に謝れ』とか」
ツッコミ「『朝日新聞謝れ』や。君の脳内では森友はどんだけ安倍さん敵視してるんや。まあ運動会に朝日関係ない、そんなんおかしいてのはそうだけど」
ボケ「あるいは韓国旅行に行くという子どもに向かって『うらやましい、先生も行きたい』といったとか」
ツッコミ「それだったらただのいい先生やないか。違うやろ、『韓国なんて薄汚い国に行くのか』と子どもの心を傷つけるようなことを言うたんやないか。しかも民族差別、ヘイトスピーチやで、こんなん」
ボケ「こんな酷い幼稚園が設立するという小学校の不名誉校長を安倍総理夫人がしていたんだから驚きですよ」
ツッコミ「名誉校長な。まあ不名誉なことやけど」
ボケ「前文科事務次官もこの件について『万死に値する』と言ってましたけど」
ツッコミ「それ天下り問題つう別の話やろ」
ボケ「しかもこれだけじゃなくて大岡山の大学についても似たような土地の疑惑が発覚してるんですね」
ツッコミ「加計学園岡山理科大学やろ。大岡山じゃ東京工業大学やないか。つうかボケが首都圏の人間にしかわからんわ」
ボケ「家計が苦しい庶民にとっては本当に腹の立つ理解できない話です。えーと今のなんですが家計が加計学園に、理解が理科大にかけていましてですね」
ツッコミ「説明が必要な分かりづらいボケするな、(一呼吸置いて)どうもありがとうございました」

【追記】
 いくつか森友批判エントリを紹介しておきます。

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2017-03-04
■五十嵐仁の転成仁語『塚本幼稚園を応援していた「安倍夫妻と不愉快な仲間たち」』
 時代錯誤でおぞましい教育内容を良しとする勢力が塚本幼稚園に総結集していました。
 そのことを明瞭に示している事実があります。それは塚本幼稚園で行われていた「教育講演会」です。
 http://www.tukamotoyouchien.ed.jp/lecture/
 このホームページには、「お子さんの教育は保護者の方々のしつけ、けじめに非常に影響されます。塚本幼稚園では、子供たちが将来立派な人間として成長し、我が国を率先して引っ張って行ける人材を共に育てるため、保護者の方々にもご成長していただきたく、著名な先生をお呼びし、講演をしていただいております」と、講演会の目的が書かれていました。対象は子供たちではなく「保護の方々」であり、「ご成長していただきたく、著名な先生をお呼びし」ているというわけです。
 それでは、どのような「著名な先生」が呼ばれ、どのような話をしていたのでしょうか。「過去の講演」として紹介されている主なものは、以下のようになっています。
平成28年11月19日:百田尚樹先生講演会「日本危うし。将来を担う子供達の時代を見据えて〜現代日本にとって危うく足りないものとは〜」
平成26年4月26日:曽野綾子先生講演会「人間を造るもの」
平成25年9月21日:平沼赳夫*2先生講演会「私の人生、生き方、心の持ち方」
平成25年6月22日:青山繁晴先生講演会「日本の出番をつくる」
平成25年5月25日:竹田恒泰先生講演会「私の憲法論」
平成24年10月27日:渡部昇一先生講演会「修身について」
平成24年5月12日:中西輝政先生講演会「どうすれば、日本を良い国にできるのか」
平成23年11月3日:櫻井よしこ*3先生講演会「日本よ、勁(つよ)き国となれ」
平成23年5月7日:武(ママ)田恒泰先生講演会「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」
平成21年5月9日:田母神俊雄*4先生講演会「国防理念なき日本民族の将来」
平成20年11月15日:中山成彬*5先生講演会「日教組の影と功罪」
平成20年6月22日:米長邦雄*6先生講演会「歴史と伝統、そして幸せの原点は家庭にあり」
 このように、百田尚樹曽野綾子平沼赳夫青山繁晴竹田恒泰渡部昇一中西輝政櫻井よしこ田母神俊雄中山成彬米長邦雄などの(ボーガス注:右翼活動家の)名前がずらりと並んでいます。これに安倍昭恵さんが加わり、安倍晋三さんもこのラインナップに仲間入りするはずでした。
 実は、森友学園からの陳情要請を暴露して渦中の人となった鴻池祥肇さん*7も、2008年7月12日に塚本幼稚園で開かれた(ボーガス注:右翼団体)「教育再生地方議員百人と市民の会」第10回定期総会で基調講演をしていました。まさに「右派論客」の総登場という豪華さであり、「安倍夫妻と不愉快な仲間たち」の勢ぞろいといったところでしょうか。
 一幼稚園の講演会というには「立派」すぎるメンバーであり、森友学園の「総裁・理事長」である籠池さんの(ボーガス注:右翼)人脈と影響力のすごさをうかがい知ることできます。
 塚本幼稚園はネトウヨ的な右派論客の巣窟だったのです。その組織的な結びつきは日本会議であり、精神的な紐帯は教育勅語であり、掲げられたシンボルは安倍昭恵総理大臣夫人でした。
(中略)
 この幼稚園の何が支持され評価されていたのかは、推薦の言葉を見れば一目瞭然です。ホームページに掲載されていた「推薦の声」を紹介しておきましょう。
中山成彬先生 衆議院議員(元文部科学大臣
 「私も塚本幼稚園を訪問したときのことを鮮明に覚えています。園児の成長に合わせた、いろいろ画期的な取組に感銘をうけました。子供たちが暗唱した教育勅語やその他の名文は子供たちの成長につれ、人生の祈り節に子供たちの良き同伴者として励まし続けていくことでしょう。幼児の頃の頭の柔らかい時に、人生の道案内になるような漢詩、美しい詩歌等を覚えさせることは、とても良いことだと考えます。(中略)子供たちの一生が幸せなものでありますように、持って生まれた可能性を十分に開花させられる人生でありますように心からお祈り致します。」
田母神俊雄先生 軍事評論家 元航空自衛官 第29代航空幕僚長
 「私は昨年塚本幼稚園の父兄参観日に幼稚園の教育の様子を見せていただきました。教育勅語の暗唱や論語の授業、そろばん、ラグビーの練習などを見て、塚本幼稚園では真に日本人づくりの教育が実施されていることを実感いたしました。「三つ子の魂百まで」の諺があるとおり幼児教育は人格形成上極めて重要です。籠池園長の明確な教育方針のもと、伸び伸びと育った園児の皆さんは今後大きく成長してくれるでしょう。国際化の時代にあって日本人のアイデンティティーを持っておくことは必要不可欠です。ご父兄の皆様は今後とも誇りある日本人を育てることを目指し、子供たちの無限の可能性を伸ばしてやって頂きたいと思います。」
西村眞悟先生 衆議院議員 元防衛政務次官
 「ここで過ごした三年間は、皆さんの生涯にとってまことに貴重です。何故なら、幼い頃の思い出こそ、一生を貫く「力」だからです。皆さんが、大きな声で読んだ論語の教え、また、教育勅語尊い精神は、これから、楽しい時も、苦しい時も、悲しい時も、いつも生涯にわたって皆さんを支えるありがたい「心の力」です。この尊い教えを身につけた皆さんは、ご家族の宝であると同時に日本の宝です。皆さん、祖国日本への愛と、ご恩ある先生への感謝、友達への友情を忘れず頑張ってください。」
竹田恒泰先生 慶應義塾大学 大学院法学研究科講師
 「塚本幼稚園は、日本で最も素晴らしい幼稚園の一つです。そのような素敵な幼稚園で学ぶことができた卒園生の皆様、きっと立派な日本人になられるでしょう。小学生になっても、これまで学んできた事を忘れず、しっかりと勉強してください。勉強すれば何かが変わるはずです。皆さまが、将来の日本を支える、強くて優しい大人に成長するよう、期待します。」

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2017-03-06
■五十嵐仁の転成仁語『教育基本法の理念を否定して戦前回帰をめざす国粋主義的「愛国幼稚園」の実態』
 このブログでは一連の疑惑について検討してきましたが、そもそも森友学園が経営していた塚本幼稚園とはどのような幼稚園だったのか、その実態について見てみることにしましょう。
(中略)
 ここで検討すべき問題の一つは戦前型の偏向教育の実態であり、第2は教育機関にあるまじき幼児虐待であり、第3は籠池理事長やその夫人のヘイト発言であり、第4は大阪維新の会稲田朋美衆院議員との関係です。
 第1の戦前型の国粋主義的な偏向教育の実態については、すでに多くのビデオなどで国民の知るところとなっています。なかでも、大きな衝撃を持って受け止められたのが、2015年秋の運動会の映像でした。
 ここで映し出された異様な光景に、唖然とした人は多かったでしょう。「選手宣誓」を行った代表の園児4人は、次のように叫んでいました。
 「大人の人たちが他の国々に負けぬよう、北方領土竹島尖閣諸島を守り、日本を悪者として扱っている中国、韓国が心あらため、歴史教科書で嘘を教えないようお願いいたします。安倍首相がんばれ! 安倍首相がんばれ! 安保法制、国会通過、よかったです!」
 自民党議員の中には、このどこが問題なのかと考えている人もいるでしょう。しかし、もし「大人の人たちが戦争を始めないよう、私たちが戦争に行かされないようお願いいたします。岡田代表がんばれ! 岡田*8代表がんばれ! 安保法制、国会通過させないでください!」などと叫んでいたら、どうでしょうか。
 自民党議員の皆さんは黙っていなかったでしょう。国会で大問題になっていたにちがいありません。
 この「選手宣誓」について国会で質問された安倍首相は、さすがに肯定することができず「『安倍総理がんばれ』とか、園児に言ってもらいたいということはさらさらないし、私は適切でないと思う」と答弁しました。しかし、それが「学校は政治的活動をしてはならない」という教育基本法第14条に違反するというとことについては明言を避けています。
(中略)
 第2は、教育機関にあるまじき園児虐待の実態です。これについても、2月22日に民進党玉木雄一郎議員が衆院予算委員会第4分科会で質問して以降、広く知られるようになりました。
 大阪府の公表する資料によると、大阪府下に305ある私立幼稚園全体の充足率は74%ですが、塚本幼稚園のそれは50%にすぎません。統計にも転園者続出が明らかに示されています。
 土地取引の闇よりもたくさんの転園者を生み出す「森友学園のあり方」そのものの方が、より深刻な問題だという指摘もあります。それは教育機関にあるまじき虐待ともいえるような事例が、以下のように数多く報告されているからです。
・トイレ禁止(水筒を飲まない子、帰り道で漏らす子続出)
・ウンコを丸ごと包んだパンツをそのまま鞄に入れられる
・漏らしたら下着を素手で持って帰らされるか、透明なビニール袋で見えるように鞄からぶら下げられる
・犬臭いので犬を殺せと連絡
・犬の毛が入っていたからと弁当を捨てる
・子供に特定の子供を虐めさせるように教える
・先生も虐めに参加する
通名で通っている子の本名をプリントで配布し晒す
・PTAの収支が不明なので入らないと言ったら強制退園
・二万円のアルバムを子供の人数分強制購入させる
・時間内に給食を食べきれなかった子供は廊下に正座で食べさせる
 このような事例の全てが本当なのか。あまりにも酷すぎて、にわかには信じがたい思いがします。
 しかし、塚本幼稚園を自主的に退園したり強制的に退園させられたりした保護者たちは沢山いるようで、「T(塚本)幼稚園退園者の会」を結成しているそうです。
 そのうちの1人がPTAの会計報告がめちゃくちゃだったので園に説明を求めたら、副園長から「いいかげんにしろ!!」で始まる毛筆の手紙が届いたといいます。このような事例を見るにつけても、なぜ大阪府はこれほど運営実態が酷い森友学園に小学校の設置認可を与えたのか、ますます疑問が大きくなります。
(以下略)

*1:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*2:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相を歴任

*3:国家基本問題研究書理事長

*4:航空幕僚長

*5:小泉内閣文科相麻生内閣国交相を歴任

*6:日本将棋連盟元会長

*7:小泉内閣防災担当相、麻生内閣官房副長官を歴任

*8:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行革担当相、民主党代表などを経て現在、民進党常任顧問