今日の産経ニュース(2022年3/14,15日分)

夢洲整備費、増加の一途 IR候補地 自民が追及 - 産経ニュース
 維新らしいデタラメぶりです。「カジノの反道徳性」はひとまず置くにしても「マカオ」など先行するライバルに勝利し大阪が収益を上げられる保証は勿論どこにもありません。「結局、廃業した新銀行東京」のような「お荷物」になる可能性が十分ある。


特別支援教育「全教員経験を」 文科省会議が提言案 - 産経ニュース
 思いつきで物を言うなと言いたい。勿論「特別支援教育(障害児教育)は大事」ですが、全ての教員がそんなことをする必要があるのか?。そしてそんなことを引き受けさせられる特別支援学校の側も迷惑ではないのか?


自民京都府連マネロン、大学教授も地元議員ら告発 - 産経ニュース
 「森友疑惑で起訴ゼロ」の「腰抜け検察」では起訴するか疑問ですが、こうした告発は当然でしょう。


石川県知事に馳氏初当選 元文科相、保守分裂選制す - 産経ニュース
 大して興味もなかったので選挙前は触れていませんでしたが、簡単に触れておきます。
 なお、
1)馳は石川県選出の元国会議員(後でも触れますが落選したわけではなく知事選出馬のための辞任。昨今は、東京の小池*1、我が埼玉の大野*2、群馬の山本*3、滋賀の三日月*4、沖縄の玉城など「国会議員→知事」ケースは結構あります。たぶんそうしたケースが広がるきっかけは『東京の石原*5』でしょう。国会議員から地方首長への転身については例えば国会議員が町長に これって“格下げ”? | 特集記事 | NHK政治マガジン“転職”目指す政治家たち | 株式会社共同通信社を紹介しておきます)
2)石川選出議員だった森喜朗元首相(馳が所属した清和会の大幹部)や安倍元首相(現在の清和会会長、安倍内閣において馳を文科相に登用)が全面支援
3)元プロレスラーであることや、妻「高見恭子」がタレントであることによる知名度
で「選挙前から馳当選が最有力視」はされてました(ちなみに、維新が勝ち馬に乗ることを狙って馳支持を表明)
 「自民系の前金沢市長・山野(対抗)」「元自民参院議員・山田(元農水官僚:立民、社民石川県連が相乗りで支援)(穴)*6」が馳と対決した分裂選挙(ここで有力な野党共闘候補が出ないところが自民批判派として悲しいところです。共産はあえて独自候補(大穴*7)を出しましたが)とは言え「投票率は下がるのか」と思ったら

投票率は61・82%で、平成30年の前回選を22・75ポイント上回った。

というのが意外です。前回は「現職(今回引退)に相乗りVS共産」ではあるのですが。
 選挙結果も「馳19万6千票」「山野18万8千票(馳と8千票差)」「山田17万2千票(馳と2万4千票差、山野と1万6千票差)」で意外と差が小さい。 韓国大統領選のように「山野と山田の一本化」がされていたら「選挙の票を単純計算すれば馳を上回ってる」わけで「一本化したら馳が負けたかもしれない」という意味で馳にとって手放しでは喜べない結果でした。
 さてTBSラジオ森本毅郎スタンバイ」を聞いてたらコメンテーターの山田惠資氏(元時事通信解説委員)が「分裂選挙になるなんて、森さん、安倍さんは苦々しい限りだろう。清和会出身の馳さんが勝ったから良かったが負けてたら、完全に清和会幹部の彼らは面子丸つぶれ。首相時代、安倍一強と言われて、首相(与党・自民党総裁)の立場を利用して石破元幹事長を要職に就けずに干し続けても、それは『首相だったから』。首相を辞めれば、首相時代は『現職の溝手氏に刺客候補を送った安倍さん』も『俺に逆らったらどうなるかわかってるのか!』なんて言って『馳支持の押しつけ』なんか地元にできないわけです。分裂選挙を阻止できなかった。しかも勝利したが僅差だった。安倍さんも首相時代との落差に愕然としたでしょう」云々と言っていて「なるほど」と思いました。

*1:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)など歴任

*2:野田内閣で防衛大臣政務官

*3:第二次安倍内閣で沖縄・北方等担当相

*4:鳩山内閣国交大臣政務官菅内閣国交副大臣を歴任

*5:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、維新の会共同代表、次世代の党最高顧問など歴任

*6:馳も含め全て「落選したわけではなく」知事選出馬のため、あえて議員や市長を辞任しました

*7:共産支持者とは言え、そして俺が石川県民なら「当選可能性度外視で共産系候補に投票した(他は全て自民系で代わり映えしないので)」と思いますが「自民王国・石川で共産が当選可能」と思うほど「現実無視」ではさすがにありません。