今日の産経ニュース(9/23分)ほか(追記・訂正あり)

■五十嵐仁*1の転成仁語『4野党が共闘すれば東京の25選挙区で21議席獲得できるという試算を現実のものに』
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2017-09-22
 21議席獲得できるかどうかはともかく、五十嵐先生御指摘の通り、野党共闘が「自民敗北」を目指す上で最も効果的かつ現実的な方向性だと思います。野党各党の共闘努力が今、切実に求められていると思います。


【ここから産経です】
■【衆院新潟5区補選】自民党県連の結論出せず 党本部が判断へ 泉田裕彦氏有力か 新潟
http://www.sankei.com/politics/news/170923/plt1709230016-n1.html
 自公候補(森・前長岡市長)VS野党共闘候補(現・米山知事)の戦い(新潟県知事選)で泉田氏(前新潟県知事。もともとは自公系)は米山氏を支持したのは「自分を切って捨て森氏を擁立した自公への反発に過ぎなかった」と自白してるのも同然な筋の通らない行為です。野党からでろとは言いませんが自公からでることには道理はないでしょう。せめて無所属ででたらどうなのか。
 こうした行為が政治不信を招くわけです。


■【WEB編集委員のつぶやき】朝日も民進も「大義がない」とは能天気だ 「北朝鮮危機」に決まっているではないか!
http://www.sankei.com/politics/news/170923/plt1709230014-n1.html
 安倍が「北朝鮮問題が解散理由だ」などは何一つ言ってないので全然「決まっている」なんてことはない。
 というか「解散すると北朝鮮問題の解決に資する」という主張は意味不明です。むしろ北朝鮮問題が危機的と考えるならば解散すると政治空白が生まれてまずいでしょう。
 なお「朝日や野党しか批判してないかのような産経」の文章ですが、河野*2衆院議長、石破*3元幹事長なども大義があるのかと疑義を呈しています。
 まあ、産経は別の場所では「そもそも大義が必要なのか、勝てば官軍だ」などと放言していたのでこの「北朝鮮問題」云々は口から出任せでしょうが。


■【衆院解散】安倍晋三首相、総選挙に向けて準備着手 10月3日までに自民党公約
http://www.sankei.com/politics/news/170924/plt1709240006-n1.html
 解散後の10/3に公約が発表される予定、ということが大義のない解散であることを改めて暴露しています。
 安倍には「解散前に急いで公約発表しよう」と言う気もなければ、「公約発表後に解散しよう」と言う気もないわけです。とにかく解散を早くしたい。
 まあ、安倍だと「10/10公示までに発表すればいい」だの、もっと酷いと「22日の投開票までに発表すればいい」だの言いかねませんが。

*1:著書『戦後政治の実像』(2003年、小学館)、『この目で見てきた世界のレイバー・アーカイヴス』(2005年、法律文化社)、『「戦後革新勢力」の源流:占領前期政治・社会運動史論1945‐1948』(編著、2007年、大月書店)、『労働再規制』(2008年、ちくま新書)、『労働政策』(2008年、日本経済評論社)、『「戦後革新勢力」の奔流:占領後期政治・社会運動史論1948〜1950』(編著、2011年、大月書店)、『対決 安倍政権:暴走阻止のために』(2015年、学習の友社)、『活路は共闘にあり:社会運動の力と「勝利の方程式」』(2017年、学習の友社)など

*2:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*3:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相を歴任