https://ameblo.jp/n-kan-blog/entry-12314645532.html
私は、小泉元総理と同様「原発ゼロ」の実現に力を注いできました。小池新党が原発ゼロを公約に掲げたことは極めて重要で、評価しています。この方針がいろいろな力が働いて骨抜きにならないように監視していきたいと思います。
やれやれですね。「原発推進派」中山恭子と手を握り、「原発推進労組・連合」の支援を受ける予定の小池が脱原発派の訳がないでしょう。
「小池を監視する」という言い訳の元、菅氏は希望入りする気らしいですが醜悪としか言いようがない。
「自民を監視するために連立入りした」という公明党レベルの詭弁を吐くまでに菅氏が落ちぶれるとは思ってもみませんでした。
いやそもそも小池が脱原発なら例えば「関東大震災の朝鮮人虐殺」について小池が歴史修正主義に荷担しても問題ないというのが菅氏なのか。
「韓国学校への都有地貸与を不当にも潰しても問題ない」つうのが菅氏なのか。
繰り返しますが「落ちぶれた」としかいいようがないですね。ただしウヨの小池は菅氏を受け入れる気は全くないでしょうが。
【追記】
■菅直人ブログ『リベラル政治勢力結集のチャンス』
https://ameblo.jp/n-kan-blog/entry-12315550017.html
言ってる意味が今ひとつわかりませんが、小池が菅氏ら民進党リベラル派を排除しようとしていることに「もはや小池と袂を分かつしかない」と決意したという事でしょうか。
「遅いよ」「もっと早くやれ」「小池から排除されてからじゃイメージが悪いし支持率にも影響するがな」と思いますが、まあ、「小池と袂を分かったこと」は評価したいと思います。少し「動きが遅い」気はしますが「リベラル政治勢力結集のチャンス」というのであれば
1)民進党リベラル派で新党結成
2)その上で社民、共産や市民団体と共闘
程度の事はやってほしいもんです。
山口二郎*1
民進党から希望の党の公認を申請する際の処理の過程が当面の焦点。選別排除が行われればリベラル派の新党を立ち上げるしかない。
「選別排除」が行われなくても立ち上げるべきでしょうにねえ。どんだけ政局しか考えてないのか。
山口二郎
民進党の解体、希望の党への合流は動かしがたい流れとなった。前原*2に政治家としての矜持があるなら、安く身売りするのではなく、政権を取った時に何をし、何をしないか明確な合意を作るべき。
そんな能力も気概も前原にあるわけがないでしょう。なんで素直に「もはや野党第二党の共産に期待するしかなくなった」と共産支持を語れないのか。どこまで民進党を詭弁でかばえば気がすむのか。
ただまあこういう醜態見せる「自称リベラル」は佃煮にできるくらいゴロゴロいて山口氏だけではありませんが。
ただ一方で俺みたいな批判派も勿論いるわけです。まあ、「政権与党時代、『消費税増税』『沖縄基地問題で沖縄切り捨て』『八ツ場ダム建設続行』など公約違反常習だった民進党なんか誰が支持するか!」「また支持者裏切りかよ!」などと公言できてストレスがなくなったと「できる限り」楽観的(?)に認識することにしましょう。
いや俺も「シロアリ発言・前原」なんて大嫌いだけど、まあ野党共闘がそれなりに成立する限りは、「安倍打倒の大義のため」に志位氏、不破氏なども前原に我慢してるわけだし、「支持者の端くれ」の俺も「彼らを見習って」我慢しようと思ったわけですよ。前原の今回のバカ行為のせいでそういう気持ちが消滅しましたけど。
【追記】
山口氏も「枝野新党結成後」は枝野支持を表明していますが「もっと早く言って欲しかった」感が否めません。当初は小池との野合を「渋々とは言え」必要悪として認める態度でしたからね。
有田芳生*3
もはや細野さんにそんな力はないと思います。まったく。https://twitter.com/minorucchu/status/913395428254638081
ジャーナリスト 田中稔
希望の党の細野*4元環境大臣が少なくとも三権の長は入党拒否*5の姿勢。野田*6、菅*7両元首相のほか、赤松*8元衆議院副議長が念頭か?
細野の発言は「最高指導者・小池の了解済み」でしょうに全く苦しい言い訳です。「三権の長は排除なんて受け入れるのがお前ら民進党か、有田」つう批判がよほど嫌なんでしょう。
有田芳生さんがリツイート
Shun @Shu_niwaka
おれは小池に乗れと言ってるんじゃなくて、もっと大きな風が吹いてると言ってるんだよ。安倍に飽きた民意の起こす大きな風。その中に今、小池から市民までいる。それに乗れってことです。
ばかばかしい。当初は
■ハフィントンポスト『民進党が「希望の党」に合流する構想 有田芳生氏が批判「“悪魔”との握手だ」』
http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/27/yoshifu-arita_a_23224213/
などと「悪魔・小池を批判していたくせに」、前原に粛清されることを恐れて、有田氏らは小池との野合を詭弁で正当化して恥ずかしくないのか。「極右・小池を支持する民意」なんてもんを俺は評価する気は全くありません。民意なら支持するつうなら「トランプ大統領でもベルルスコーニ首相でも支持率がそれなりにある限り、お前は支持するのか」て話です。だったら「当初の安倍政権支持率は高かった」のだから安倍批判も成立しなくなる。
それにしても前も書いたけど戦前はどっちもファシズム国家だし、戦後は「ベルルスコーニと安倍」というクズ政治家をトップにするし、「イタリアと日本」は「悪い意味で」何かが似てるのかも知れません。ああでもイタリアって日本と違って王政は廃止してるんだよな。
【追記】
有田芳生がリツイート
志位和夫
「希望」の側は、露骨な選別に出てきた。勇気をもって、共闘の立場に立つ政党、議員、候補者とは、連携をしっかりしていきたい。こんな共闘つぶしの動きに、決して負けるわけにはいかない。
なんで志位氏のツイートにリツイートするのか。
有田氏が「選別排除される側になるらしい」と見て「共産へすり寄る構え」なんですかねえ。まあ、共産も「従来の共闘を継続し、当選後、希望に移籍しないこと」さえ確約すれば「不快感は我慢して」、大人の態度で、有田氏ら「選別排除された議員と共闘はする」でしょうけどねえ。
俺もそうした共闘は支持はしますがなんとも嫌な感じは拭えませんね。
*1:最近の著書に『いまを生きるための政治学』(2013年、岩波現代全書)、『ポピュリズムへの反撃:現代民主主義復活の条件』(2014年、角川oneテーマ21)、『民主主義をどうしますか。』(2016年、七ツ森書館)など
*2:鳩山、菅内閣国交相、菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相などを経て民進党代表
*3:著書『歌屋 都はるみ』(1997年、文春文庫)、『私の家は山の向こう:テレサ・テン十年目の真実』(2007年、文春文庫)、『ヘイトスピーチとたたかう!:日本版排外主義批判』(2013年、岩波書店)など
*4:野田内閣環境相、民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長(岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)を歴任
*5:えー、お前ら「元首相」細川や小泉に声かけたのと違うの?、ですね。
*6:鳩山内閣財務副大臣、菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)を歴任