新刊紹介:「前衛」4月号(その1)

「前衛」4月号の全体の内容については以下のサイトを参照ください。「興味のある内容」のうち「俺なりになんとか紹介できそうな内容」だけ簡単に触れます。
http://www.jcp.or.jp/web_book/cat458/cat/
■暮らしの焦点『ジャパンライフ 被害を拡大させた「闇」の究明を』(山本正人
(内容紹介)
 下村元文科相、加藤厚労相、二階幹事長の名が浮上してるジャパンライフ疑惑については主としてhttp://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180317/5421309876で書いていますが、こっちにもいろいろと書いておきます。
(その1)

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-23/2018032314_01_1.html
赤旗消費者庁 救済に動け、ジャパンライフ問題 大門議員が要求、参院委』
 日本共産党大門実紀史議員は22日の参院消費者問題特別委員会で、倒産したマルチ商法大手「ジャパンライフ」(東京都千代田区山口隆祥会長)の問題を取り上げ、消費者庁の対応が被害拡大を防ぐために不十分だったことを指摘し、今後の被害者救済に責任を果たすよう求めました。
 ジャパンライフは繰り返し行政処分を受けても営業を続け、今年2月に被害弁護団が破産申し立て、3月に破産手続きを開始しました。
 大門氏は、「業務停止命令違反が明らかな場合は、次の段階として刑事告発し、営業停止につなげるべきだと繰り返し要請したが、消費者庁は対応せず、被害を拡大した」と責任を問いました。
 川口康裕消費者庁次長は、「異例の処分をし、捜査機関に必要な情報提供は行ってきた」と従来の答弁を繰り返しました。
 大門氏は、「あなた方のアリバイづくりを聞いているのではない。消費者庁は期待されていたのに止めようとせず、弁護団の活動ではじめて営業が止まった」と批判。被害者救済について「今後どうするのか。情報提供だけなのか」とただしました。
 川口次長は、「個々の被害者については消費生活センターへの相談を呼びかけている。消費者庁は適切な情報提供で消費生活センターをサポートする」と述べました。
 大門氏は、「消費生活センターにまかせるなんてとんでもない。消費者庁そのものが問われている。自ら行動すべきだ」と強調しました。

 前衛記事の主たるテーマは「政財官疑惑」ですがもちろん共産党もそれだけやってるわけではない。
 「ジャパンライフ被害者の救済とこうした事件の再発防止」に関する運動も別途やってるわけです。
(その2)
 なお、前衛記事にも書いてありますが、残念ながら「ジャパンライフと政治家との関係」が浮上したのは今回が初めてではありません。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220259
日刊ゲンダイ『またアベ友問題 ジャパンライフ会長の“逃亡”は許されない』
 このまま“逃亡”は許されない。詐欺や預託法違反の疑いで愛知県の被害対策弁護団に告発された「ジャパンライフ」(東京)が26日、銀行取引停止となり事実上倒産した。
(中略)
「地方店舗の社員の多くは、会社から連絡を受けておらず、困惑しています。ひろみ社長は入院中というし、山口会長も行方不明。一部の首脳陣だけで“夜逃げ”するつもりかもしれません」(民間調査会社関係者)
 このまま逃がすと、いつの間にか復活し、また問題ビジネスを始める可能性がある。山口会長には“前科”があるのだ。
「山口氏は『ジェッカー・フランチャイズ・チェーン』の社長だった1975年、国会に参考人招致された。同社が展開していた『マルチまがい商法』が社会問題化したからです。結果的に76年、ジェッカー社は倒産。以後、山口氏はしばらく行方不明でしたが、倒産を見越してなのか75年に水面下でジャパンライフを設立していたのです」(政界関係者)
■権力への「すり寄り」は常套手段
 ここまで世を騒がせた山口会長が率いる会社が、現在に至るまで問題ビジネスを展開してこられた背景には、政官との“密接”な関係がある。
「山口氏は83年、『健康産業政治連盟』という政治団体を発足し、3年間で、所管省庁の長を務めた中尾栄一*1通産相に3800万円、中曽根康弘*2首相には1000万円を寄付。計1億3000万円を政界にばらまいたのです。官界工作も積極的で、83年に自ら社長を退き、ネズミ講を取り締まる警視庁保安課長を経験した相川孝氏を社長に据えたそうです。当時から政治家を広告塔に起用していたといいます」(政界関係者=前出)
 日刊ゲンダイは、ジャパンライフが安倍首相“側近”の下村元文科相の政党支部に10万円寄付し、宣伝チラシに加藤厚労相のヨイショコメントを掲載させ、同社の「お中元リスト」に安倍首相の名があることを報じた。山口会長にとっては時の政権へのすり寄りは“常套手段”。新たな“アベ友”問題に発展しても不思議ではない。

https://facta.co.jp/article/201709013.html
FACTAオンライン『ジャパンライフ流「処分回避法」:安倍首相の側近と会長が会食し、献金をするマルチ販売会社。さすれば重い咎めなしか』
「これは結構有名人ですよ。あの山口さんがまだ生きていたのかと思ってさっき写真見たぐらい。この人はその時代から結構有名な方で、マルチという言葉が始まった最初の頃から、もう出ていた方だったと思います」
 4月11日の参議院財政金融委員会。共産党大門実紀史から、お年寄りから不当にお金を吸い上げている企業に厳正に対処するよう求められた財務相兼金融担当相の麻生太郎は、場が盛り上がればそれで良いかのごとくいつもの麻生節で、問題の張本人をなつかしんでみせた。
 大門が厳正な対処を求めたのは健康器具販売会社「ジャパンライフ」のこと。麻生がなつかしそうに「あの山口さん」と言ったのは、同社の創業会長の山口隆祥のことだ。
(中略)
 1985年、ジャパンライフのマルチまがい商法は国会で度重なる追及を受け、山口氏は会長を辞任。同社はマルチまがい商法の温床となる委託販売をやめる、と発表したのだった。
 当時、急成長のウラで取りざたされていたのが政官界との太いパイプだった。83年、山口は寝具の営業マンから吸い上げた会費をもとに、「健康産業政治連盟」を設立。そこを通じて年1〜2億円以上を与野党の大物政治家らにばら撒いた。
献金したのは、同郷の群馬県出身の自民党中曽根康弘石原慎太郎*3山口敏夫*4らに加え、社会党山口鶴男*5社民連阿部昭*6ら。自社のパーティーにそれらの政治家を呼び、会員向けの広告塔にしていた」とベテラン政治記者は語る。
 官界にも果敢に手を伸ばした。山口は83年にいったん社長からヒラの取締役に降格したが、後任に据えたのはなんと、京都府警本部長や中部管区警察局長を歴任した大物警察官僚の相川孝だった。相川はネズミ講を取り締まる警察庁保安課長を経験していたからなお驚きだった。
 もうおわかりだろう。同社が、監督・調査をする消費者庁元幹部を取り込んだ今回の手口は、「昔のまんま」なのだ。監督官庁のOBを自社に取り込むことで、後輩の官僚が手を出しにくくなる、「役所の論理」を知り尽くしているのだ。
 一方、ジャパンライフは政治家への年貢は相変わらず欠かしていない。首相である安倍晋三のお友達の一人、加計学園問題でもキーマンだった元文科相下村博文支部長を務める自民党東京第11選挙区支部に2014年、10万円を献金していた。
 4月5日の委員会でこの問題を取り上げた大門は、同社のお中元リストに安倍らの名前があるとも追及。11日には今回の内閣改造厚生労働相に就いた加藤勝信が、消費者庁の1回目の処分が出た直後の今年1月、山口と会食したことも暴露した。
 消息筋によると、消費者庁内ではジャパンライフには「もはや手心を加える必要なし」として何らかの追加措置をしようとの声が出ているが、官邸はこれに待ったをかけているという。
 同社をヘタに追及すれば、森友・加計学園問題の二の舞いになり、官邸に近い政治家に、新たな疑惑が噴出しかねないからだという。

 1980年代にジャパンライフにとどめを刺していればと思うのは俺だけではないでしょう。

参考

ジャパンライフ(ウィキペ参照)
■関連企業・団体
■一般社団法人日本文化協会
 文化活動の支援を目的として2014年9月設立。所在地はジャパンライフ本社と同一。会長は外交評論家加瀬英明*7(日本サンマリノ友好協会会長)、副会長はジャパンライフ創業者の山口隆祥。駐日サンマリノ大使マンリオ・カデロ*8を顧問に据えている。
特定非営利活動法人活生(いきいき)ライフ
  「死後に家族や周囲の人々に迷惑を掛けたくないという明確な本人の意思を完全実現し、尊厳ある死の事前準備と死後の事務手続きを支援する」目的で2014年12月1日設立。所在地はジャパンライフ本社と同一。理事長は内閣審議官や内閣府国民生活局長などを歴任した永谷安賢。
■公益財団法人ライフサイエンス振興財団
 生命科学に係わる科学技術の振興を目的として1983年に設立。理事長は独立行政法人科学技術振興機構研究開発戦略センター上席フェロー・林幸秀*9

 見事なまでの右翼人脈(加瀬にマンリオ・カデロ)と官僚天下り(永谷元内閣審議官、林元文部科学省科学技術・学術政策局長)ですね。

(その3)

https://www.sankei.com/west/news/180426/wst1804260052-n1.html
産経新聞『「詐欺行為の商法」とジャパンライフ提訴…「広告塔」務めた官僚OBも訴えられる』
 多額の負債を抱え東京地裁から破産開始決定を受けたジャパンライフ(東京)との取引で損害を被ったとして長野、愛知、岐阜3県の計15人が26日、同社の山口隆祥会長らに計約1億4千万円の損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴した。
 同社幹部や従業員などに加え、「広告塔となり、商品を信頼できるものと印象付けるのに重要な役割を果たした」として、同社の顧問だった元内閣府官房長や元特許庁長官らも被告とした。

 元官僚たちにはそれなりの罰が下されてしかるべきでしょう。


■兵士の視点、実相を通して日本の戦争を考える:『日本軍兵士』で言いたかったこと(吉田裕)
(内容紹介)
 悪名高いインパール作戦や、餓死者続出で「餓島作戦」の異名がついてしまった「ガダルカナル島の戦い」、大岡昇平の小説『レイテ戦記』『野火』に描かれた「レイテ島の戦い」などである程度知られてる「兵站無視の悲惨な日本軍の戦い」を詳細に描いたものが吉田本のようです。
 まあ、吉田本については主としてhttp://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180317/5421309876で書いていますが、こっちにもいろいろと書いておきます。
 吉田氏が最近読んで感心したというのが、ヤングアニマル白泉社)という青年漫画誌に連載されてる『ペリリュー 楽園のゲルニカ』つうマンガだそうです。
 まあヤングアニマルつうのは有名な作品としては

・日テレで深夜アニメ化されそこそこ人気があったらしい三浦建太郎ベルセルク
神木隆之介主演で実写映画化された羽海野チカ3月のライオン

とかありますのでご存じの方も多いでしょう(まあ率直に言って集英社ヤングジャンプ講談社ヤングマガジンなど大手と比べたらマイナー雑誌でしょうが)。
 要するに吉田氏曰く「我々、歴史学者もこういうマンガを見習ってもっと広報せなあかん*10」と思うと共に「そういうマンガを読んでる若者がいるということは最近の若者もそう捨てたもんではないんではないか」ということですね。

参考

http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2017/11/1130.html
NHKおはよう日本『漫画で描くペリリュー島の戦い』
和久田
「こちらの漫画、『ペリリュー 楽園のゲルニカ』です。今、3巻まで出版され、12万部を超えるヒットとなっています。かつて手塚治虫も受賞*11した、『日本漫画家協会賞(ボーガス注:優秀賞)』にも選ばれた話題作です。登場人物は、3等身のかわいらしい兵隊たちです。」

完全に話が脱線しますが

 かつて手塚治虫も受賞

てあたり「ああ、手塚ってやっぱ別格なのかな」と。
 ウィキペ『日本漫画家協会賞』によれば有名漫画家では

藤子・F・不二雄*12ドラえもん』(1973年、優秀賞および1994年、文部大臣賞)
やなせたかしアンパンマン』(1990年、大賞および1995年、文部大臣賞)
長谷川町子サザエさん』(1991年、文部大臣賞)
宮崎駿風の谷のナウシカ』(1994年、大賞)
美内すずえガラスの仮面』(1995年、優秀賞)
水木しげる「『ゲゲゲの鬼太郎』他一連の妖怪漫画」(1996年、文部大臣賞)
赤塚不二夫*13「全作品」(1997年、文部大臣賞)
石ノ森章太郎*14「全作品」(1998年、文部大臣賞)
ちばてつや*15「全作品」(2001年、文部大臣賞)
さいとう・たかをゴルゴ13』(2002年、大賞)
横山光輝*16「全作品」(2004年、文部科学大臣賞)
藤子不二雄A*17「全作品」(2005年、文部科学大臣賞)
里中満智子「全作品及び文化活動」(2006年、文部科学大臣賞)
水島新司*18「全作品」(2007年、文部科学大臣賞)
萩尾望都*19「全作品」(2011年、文部科学大臣賞)
竹宮惠子*20「全作品と活動に対して」(2012年、文部科学大臣賞)

も受賞してるし長谷川町子は「手塚がもらってない国民栄誉賞(1992年)をもらってる」んですけどね。
 しかし文部科学大臣賞が完全に「大御所に与える名誉賞」となってますね。「全作品」という投げやりぶりがなんともかんとも。
 ちなみに赤旗

山本おさむ『今日もいい天気』赤旗日曜版連載→後に双葉社アクションコミックス)(2013年、特別賞)
■オダシゲ『まんまる団地*21』(赤旗連載中)(2014年、特別賞)

ということで受賞しています。
 つうことで話を元に戻します。

高瀬
「これまでの戦争アニメや漫画にはなかったキャラクターですよね。」
和久田
「舞台は、今からちょうど73年前の11月に組織的な戦闘が終結した、ペリリュー島の戦いです。昭和19年、アメリカ軍は太平洋の島々を次々と攻略して日本が統治していたペリリュー島に迫ります。
アメリカ軍の猛攻撃を受け、総勢1万人の日本軍はほとんどが戦死。太平洋戦争で最も凄惨(せいさん)な戦闘の1つでした。」
 この漫画の作者、武田一義(たけだ・かずよし)さん。
 昭和50年生まれの42歳。
 もともと戦争に深い関心を持っていたわけではありませんでした。
 きっかけは2年前。
 天皇皇后両陛下のペリリュー島訪問。
 ここが太平洋戦争の激戦地であったことを、初めて知りました。
(中略)
 島にいた日本軍は、ほぼ全滅。
 終戦後、最後に帰ってきたのはわずか34人でした。
(中略)
和久田
「キャラクターがかわいらしいぶん、現地の過酷さや当時の状況が不思議とリアルに伝わってくるような気がしましたね。」
高瀬
「漫画家の武田さんはちょうど私と同い年なんですが、直接の体験を聞くことが難しくなる中で、私たちよりもさらに下の若い世代に伝えていくことはさらに難しいと思うんですが、そのためには、しっかりと事実を知って、話を聞くということを丹念にやっているからこそリアルに感じられるのではと思いますね。」

https://natalie.mu/comic/pp/peleliu
ゆうき
 この絵で戦争モノをやろうと思ったのは、どういうきっかけなんですか?
武田
 もともとこのタッチは、デビュー作の「さよならタマちゃん」というエッセイマンガ用に作りあげたものなんです。僕は奥浩哉先生のところでアシスタントをしていたので、「さよならタマちゃん」以前の絵柄は、奥先生に近いものでした。
(中略)
 「さよならタマちゃん」は僕自身の精巣腫瘍、つまり睾丸の癌の闘病記なんですけど、病気の話はシンドイので、絵柄はかわいくして少しでも読みやすくしようと思っていたんです。
(中略)
 ただ、それって病気に限らず“ほかのシンドイこと”にも当てはまるんじゃないかな、と。戦争モノも、この絵柄でやれるんじゃないかなと思ったんです。
(中略)
司会
 主人公のキャラクターデザインは、「さよならタマちゃん」における武田先生の自画像のままです。これは何か意図があったのでしょうか?
武田
 戦争モノは敷居が高いと思われるので、とっつきにくさを少しでも和らげたかったんです。「さよならタマちゃん」で親しんでもらったキャラなので、じゃあそのまま使っちゃえ、と。とにかく話に入り込んでもらうために、できる工夫はなんでもしようと思っていました。
司会
 主人公をマンガ家志望にした理由は?
武田
 どうしても戦争モノだと、シリアスで重いイメージを抱きがちだと思うんです。「その対極にあるのはなんだろう?」と考えたときに、マンガ家を思いつきました。戦争と娯楽であるマンガは、現代の読者からすると、イメージがかけ離れていて相容れないものと思うのでは、と。だったらそれを一緒にすると面白いんじゃないかなと思いまして。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23464070U7A111C1CR8000/
日経新聞『戦争の悲劇忘れぬ 象徴天皇と旅(5)』
(前略)
 パラオ訪問は、ペリリュー島での戦没者慰霊が主な目的だった。日本軍はほぼ全滅の約1万人、米軍も約1700人の戦死者を出した激戦の島だ。両陛下は日米双方の慰霊碑に足を運び、戦没者を追悼された。
 パラオ出発前の羽田空港。陛下はあいさつで「太平洋に浮かぶ美しい島々で悲しい歴史があったことを、私どもは決して忘れてはならない」と日本軍の玉砕が繰り返された歴史を強調された。
(中略)
 日本人の8割以上が戦後生まれ。パラオに同行した前侍従長の川島裕さん*22は「陛下は戦争を知る人々が少なくなっていることを案じられている。悲劇の記憶をつながなければならないという強い思いが年と共に増していると感じる」と話す。

http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/speech/speech-h27e-palau.html
宮内庁天皇皇后両陛下 パラオご訪問時のおことば』
 パラオ共和国は,ミクロネシア連邦マーシャル諸島共和国と共に,第一次世界大戦まではドイツの植民地でしたが,戦後,ヴェルサイユ条約及び国際連盟の決定により,我が国の委任統治*23の下に置かれました。そしてパラオには南洋庁が置かれ,我が国から多くの人々が移住し,昭和10年頃には,島民の数より多い5万人を超える人々が,これらの島々に住むようになりました。
 終戦の前年には,これらの地域で激しい戦闘が行われ,幾つもの島で日本軍が玉砕しました。この度訪れるペリリュー島もその一つで,この戦いにおいて日本軍は約1万人,米軍は約1,700人の戦死者を出しています。太平洋に浮かぶ美しい島々で,このような悲しい歴史があったことを,私どもは決して忘れてはならないと思います。

 ちなみに産経が「ペリリューの戦い」を記事にすると下の記事のようになります。いつもながら非常識な産経です。さすが人間魚雷回天すら美化した前科のある産経です(■法華狼の日記『回天で元気が出るなら隗より始めよ』(http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20101023/1287849677)参照)。

https://togetter.com/li/765731
■山崎雅弘*24 @mas__yamazaki 2015-01-03 13:23:18
 元日(2015年1月1日)付の産経新聞朝刊。一面トップは、先の戦争で最も悲惨な戦いの一つとされるペリリュー玉砕戦での日本軍を全面的に礼賛する記事。元日の朝にこれを見た瞬間、正月のめでたい気分は全部吹き飛んだ。一体、何を考えているのか。

http://www.sankei.com/column/news/171207/clm1712070004-n2.html
■産経【葛城奈海の直球&曲球】「天皇の島」ぺリリューを訪ねて思った 戦後日本の平和を守ってきたのは憲法9条でも日米同盟でもない 英霊たちの精神だ
 食糧も弾薬も尽きながら、いつまでも戦い続ける日本軍に米軍は驚愕(きょうがく)したに違いない。そして、心の底から思ったはずだ。こんな(ボーガス注:頭のおかしい気が違った)連中とは二度と戦いたくない、と。特攻で散華された方々が思わしめたことと同じであろう。戦後日本の平和を守ってきたのは憲法9条でも日米同盟でもなく、こうした英霊たちの精神・戦いぶりではなかったか。

 まあ「二度とペリリュー玉砕や神風特攻、回天特攻のようなバカなことはしたらいかん」つう戦前、戦中世代の思いが平和をつくってきたつうなら間違いではないでしょうが、産経の主張は当然そういう意味ではありません。


■日米軍事同盟と「核の傘」の実態(上):NPRの下で強まる核持ち込みの危険性(山根隆志*25
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。

赤旗
■主張『トランプ新核戦略:世界の流れに背く無謀な企て』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-08/2018020801_05_1.html
■米「核態勢見直し」、核持ち込み 危険拡大、藤野議員追及 首相「前提変わった」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-15/2018021501_01_1.html
■論戦ハイライト『核持ち込みの危険高まる、藤野議員 米核態勢見直しで追及 衆院予算委、北の核開発加速の口実に、核兵器搭載の米艦防護も』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-15/2018021503_01_0.html
■主張『日本に核持ち込み:米国の新戦略で危険高まった』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-17/2018021701_05_1.html


■誌上シンポ『安倍政権「働き方改革」の欺瞞:労働実態から迫る』(鈴木正明/青山光/梶哲宏/森治美/鷲見賢一郎)
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。

赤旗
■政府の「働き方改革」は財界にとっての「働かせ方改革」、NHK「日曜討論」 小池書記局長が批判
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-01-22/2018012202_01_1.html
■安倍「働き方改革」を批判、大門議員 なぜ残業上限100時間か、テレ朝系番組
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-01-29/2018012902_02_1.html


■雇い止めストップ、無期転換もとめるたたかい:非正規組織化「無期転換プロジェクト」で示された労働組合の重要性(永山茂樹)
■国立大学における2018年問題とその解決:東京大学の事例(佐々木弾*26
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。

赤旗
■東大「5年契約上限」削除、無期雇用実現へ 組合の要求実る、8000人に“朗報”
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-14/2017121401_04_1.html
独立行政法人 無期転換逃れただせ、田村氏 人件費増へ予算を
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-02/2018020202_01_1.html
■主張『無期雇用転換逃れ:雇い止め許さぬ対処を急げ』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-06/2018020601_05_1.html
■無期転換権の周知を、大阪 山下・辰巳議員ら
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-16/2018021604_02_1.html


■シリーズ 安倍改憲に抗する『戦争する国づくりに向け「壊憲」から「改憲」へと爆走する安倍政権を斬る』(森英樹*27
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。

赤旗
■主張『自民9条改憲議論:無制限の武力行使を許さない』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-02/2018030201_05_1.html
■主張『自民党9条改憲案:危険この上ない狙いは明らか』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-17/2018031701_05_1.html


■子どものある世帯、高齢者世帯を狙い撃ちにする生活保護基準引き下げ(桜井啓太*28
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。

赤旗
異議あり生活保護の削減 上:「子の育成費も確保されない」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-01-24/2018012402_03_0.html
異議あり生活保護の削減 下:低所得との比較でいいのか
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-01-25/2018012502_03_0.html
生活保護費 削減 影響大、47の低所得者むけ施策に連動
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-01-28/2018012804_07_1.html
生活保護基準引き下げるな、生きる権利の危機、日弁連が国会内集会
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-27/2018022715_01_1.html


■「闇支出の一端に光」:内閣官房機密費情報公開訴訟最高裁判決、10年の裁判で見えたもの(谷真介)
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。

赤旗
■官房機密費 一部開示命じる、最高裁 “つかみ金”の実態に風穴
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-01-20/2018012001_02_1.html
■官房機密費 最高裁判決1カ月超、開示 まだ、とにかく隠す 安倍内閣
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-26/2018022615_01_1.html


水俣病全被害者救済をめざす新潟水俣病のたたかい:東京高裁・行政認定勝利判決*29を契機に(中村洋二郎)
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。

朝日新聞新潟水俣病、9人全員の患者認定を命令 東京高裁判決』
https://www.asahi.com/articles/ASKCY52STKCYUTIL035.html
毎日新聞
新潟水俣病認定訴訟 市、上告しない方針
https://mainichi.jp/articles/20171202/ddm/012/040/063000c
新潟水俣病:「ニセ患者じゃない」原告ら万感
https://mainichi.jp/articles/20171205/k00/00m/040/089000c
産経新聞新潟市新潟水俣病で高裁判決受け入れ 患者9人全員を認定へ』
http://www.sankei.com/life/news/171204/lif1712040039-n1.html
時事通信新潟市長が謝罪=水俣病認定訴訟の原告に』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121800839&g=soc
新潟日報
■行政認定の8人、訴え取り下げ、新潟水俣病3次訴訟
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20180222376319.html
■判決日3月23日に変更、新潟水俣病第3次訴訟
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20180221376077.html
毎日新聞新潟水俣病:二審も国の賠償責任認めず 東京高裁』
https://mainichi.jp/articles/20180323/k00/00e/040/299000c


特集「性の多様性を尊重する社会へ」
■座談会「性的マイノリティの人権と生活を考える」(池内さおり/和泉美鈴/小原明大/近藤歩/水野哲夫)
■性的マイノリティの権利を憲法問題として(志田陽子*30
(内容紹介)
 赤旗などの記事紹介で代替。しかしLGB*31Tという言葉は小生も知っていた*32んですがSOGI(Sexual Orientation & Gender Identityの略:直訳すると「性的指向性自認」)なんて言葉があるんですね。要するに「レズだ、ゲイだ」というと差別的ニュアンスを帯びる恐れがあるからできる限り回避するつうことのようですね。まあ呼び方はある意味どうでもいい気もしますが、勉強になります(何の?)。

参考

■SOGI(ウィキペ参照)
 2016年1月19日、文部科学大臣(当時)の馳浩は定例記者会見(http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1366536.htm参照)で「やはり国民的な議論の下にLGBT、私は最近は正確にはSOGIと申し上げております」と述べて、自身の公式ブログ(https://ameblo.jp/hase-hiroshi/entry-12120533401.html)でも「私は『sexual olientathion/gender identity』の頭文字をとって、SOGIの表現/表記が良いと思っています。世間的にはLGBTなんですけどね。性的指向/性自認という意味です」と記した。
 2016年2月3日、公明党は性的マイノリティへの差別解消に向けて「性的指向性自認(SOGI)に関するプロジェクトチーム」を設置することを発表した。同年5月27日、プロジェクトチーム座長の谷合正明*33は国会内で記者会見し、「人権侵害を抑制するため、性的指向性自認に関する法制の成案を得ることは喫緊の課題である」と述べている。
 2016年2月16日に衆議院議員会館で行われた院内集会「LGBTとAlly(支援者)の学生と国会議員の意見交換セッション」で、社会民主党副党首の福島瑞穂は「LGBTという言葉を使うから、セクシュアル・マイノリティの人々はレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーであるというような扱いが起きてしまうわけで、SOGIにすればスムーズだと思う」と述べている。
 被害者が性的マイノリティか否かを問わず差別的な言動をしたり、性的指向を許可なく公表したり、望まない性別の服装を強要したりすることをSOGIハラスメント(SOGIハラ)と呼ぶ。
 2017年3月19日に衆議院議員会館で開催された院内集会「レインボー国会」では、自由民主党馳浩牧島かれん逢沢一郎*34石田昌宏)、民進党小宮山泰子西村智奈美*35初鹿明博、牧山ひろえ、細野豪志*36辻元清美*37)、公明党新妻秀規*38)、日本共産党(池内さおり)、社会民主党福島みずほ*39)の国会議員計13人が参加し、「SOGIハラ」に関して意見交換が行われた(所属政党は全て集会当時。現在、小宮山、細野は希望の党、西村、初鹿、辻元は立憲民主党、牧山は民進党)。

赤旗
■生きやすい社会に、性的マイノリティー考える集い
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-04-02/2017040214_01_1.html
性的指向の差別ない社会を、LGBT関係者、共産党に要請
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-30/2017083001_03_1.html
京都新聞『「奇異の目なくすのが行政」 京都・長岡京市議がLGBT告白』
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20171224000097
■京都民報『“誰もが自分らしく”を実現したい ゲイを公表し、議会質問/日本共産党長岡京市議団長・小原明大さん』
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2018/01/20/post-21563.php

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-18/2018031801_06_0.html
■きょうの潮流
 愛する人を突然失った深い悲しみ。主人公は男性の体で生まれながら女性として生きるトランスジェンダー。失意の彼女は容赦のない偏見や差別にさらされます
▼今年のアカデミー賞外国語映画賞に輝いた「ナチュラルウーマン」です。恋人の葬儀にも参列させてもらえず、周りからは「怪物のよう」にみられる。嵐にあらがいながら歩く場面は「私らしく、私を生きる」というテーマを象徴していました
▼主演のダニエラ・ヴェガさんも男性から女性に変わり、歌手として女優として活躍しています。

アラン・チューリング(1912年6月23日〜1954年6月7日)(ウィキペ参照)
 イギリスの数学者。
 1952年、同性愛の罪(風俗壊乱罪)で警察に逮捕され、保護観察の身となり、化学的去勢(女性ホルモン療法)を受ける。1954年に41歳で死去。検死によると、青酸中毒による自殺。
 2009年9月10日、ブラウン*40首相が、戦後のイギリス政府によるチューリングへの扱いについて、公式に謝罪した。その後、2012年に英国貴族院に正式な恩赦の法案が提出され、2013年12月24日にエリザベス2世女王の名をもって正式に恩赦が発効した。キャメロン首相も、彼の業績をたたえる声明を発表した。

■『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(ウィキペ参照)
 第二次世界大戦中にナチス・ドイツエニグマ暗号の解読に取り組み、のちに同性愛行為のかどで訴追を受けたイギリスの暗号解読者アラン・チューリングを描く。
■社会運動
・2015年1月、LGBTQの権利を推進するスティーヴン・フライ(俳優、自らがゲイであることを公表)は映画でチューリングを主演したベネディクト・カンバーバッチらとともに、チューリングを化学的去勢へと導いた法律によって有罪とされた4万9000人のゲイ男性たちの恩赦を求める活動を開始した。『ガーディアン』に掲載された公開書簡では、英国政府および王室、とりわけ女王エリザベス2世とケンブリッジ公夫妻に活動への賛同が求められた。フライは、「チューリングを苦めたのと同じ法によって5万から7万もの男性たちが投獄され、化学的に去勢され、人生を破壊されたり自殺を図ったりしたとき、アラン・チューリングは天才だったからというだけで恩赦されてよいのか。彼が恩赦されるべきなら、その名前を生涯毀損され、しかしまだ家族のいるすべての男性たちも恩赦されるべきではないか」と述べた。

http://www.bbc.com/japanese/37713830
BBC『同性愛で有罪となった故人数千人を赦免 英政府』
 英政府は20日、すでに廃止された性犯罪法で有罪となったまま亡くなった数千人の同性愛男性について、赦免すると発表した。
 同性愛がたとえ合意のもとでも犯罪行為だった時代の英国で有罪となり、亡くなった人たちを赦免することについて、法務省のサム・ジマ政務次官は「非常に重要」なことだと評価した。
「現在ならば何の罪にもならない行為で、かつて性犯罪で有罪となった人たちを赦免するのは、非常に重要だ」と政務次官は話した。
 「アラン・チューリング法」と呼ばれる今回の措置は、第2次世界大戦中にドイツの暗号解読に大きく貢献した数学者アラン・チューリングを2013年に赦免した際、政府が公約したもの。すでに犯罪として扱われなくなっている性行為で有罪となった故人について、自動的に赦免する。
(中略)
 英国の性犯罪法は1967年にイングランドウェールズで、21歳以上の男性同士の同性愛行為を合法化した。しかしスコットランドでは1980年、北アイルランドでは1982年になるまで、同性愛は違法だった。
 アラン・チューリングは19歳男性と性的関係をもったとして、1952年に有罪となった。刑務所に収監される代わりに同性愛を「治療」するための化学療法を処分として受け入れたが、1954年には青酸カリで自殺した。
 恩赦が認められたのは2013年のことだった。

 前衛記事ではチューリングと彼を主人公とした映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』、当時の英国の同性愛差別について簡単に紹介されていましたのでここでも紹介しておきます。


特集「リニア中央新幹線の工事中止、計画撤回を求める」
■つくってはならないリニア新幹線:なぜ沿線住民は声をあげたか(天野捷一)
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。

赤旗
■主張『リニア建設談合:工事を続けていいはずがない』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-21/2017122101_05_1.html
■リニア入札 「国家的事業」のはずが、契約額も落札率も非公表、不正で注目 JR東海の入札方式
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-18/2017121803_01_1.html
■リニア問題と安倍政権、財投3兆円 チェックなし、共産党が一貫して追及
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-01-06/2018010603_01_1.html
■公金3兆円食い物に、リニア談合疑惑 本村議員 国の責任追及、衆院予算委
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-09/2018020901_03_1.html


■論点『電機産業のワーク・リストラは「働き方改革」先取り』(米田徳治)
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。

赤旗
■リストラ反対広げる、電機・情報ユニオン 新役員が党本部訪問、山下副委員長と懇談
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-08/2017110805_01_1.html


メディア時評
■テレビ『オリンピック利権を監視できるか』(沢木啓三)
(内容紹介)
 赤旗などの記事紹介で代替。「東京五輪を口実にした都市再開発(政財界の利権あさりの恐れ)」や「東京五輪招致のためのIOC委員買収疑惑(今のところうやむや状態だが本来追及されてしかるべき。長野招致でもJOCにささやかれた疑惑ですが)」など「東京五輪をめぐる利権疑惑」にテレビメディアが鋭く切り込むことを筆者は求めている(ただし筆者および共産党は「東京五輪返上論」までは主張していない)。
 ただし筆者も嘆くように「視聴率のとれる人気コンテンツとなってしまった五輪(東京五輪に限らない)」

https://tokyo2020.org/jp/organising-committee/structure/officer/
■役員等(2017年11月29日現在)
■名誉会長
御手洗冨士夫日本経済団体連合会名誉会長、キヤノン株式会社代表取締役会長CEO)
■会長
森喜朗*41(元首相、日本体育協会最高顧問)
■理事
鈴木大地*42スポーツ庁長官)

https://tokyo2020.org/jp/organising-committee/structure/advisory-meeting/
■顧問会議(2017年6月12日現在)
■最高顧問/議長
安倍晋三(首相)
■最高顧問
大島理森*43衆院議長)
伊達忠一参院議長)
■特別顧問
麻生太郎*44(副総理・財務相
・小林喜光*45経済同友会代表幹事)
榊原定征*46日本経済団体連合会会長)
菅義偉内閣官房長官
・三村明夫*47日本商工会議所会頭)
・吉野利明(東京都議会議長)
■顧問
・飯田紱昭*48全国町村議会議長会会長)
・石粼孟*49日本雑誌協会理事長)
井上弘*50日本民間放送連盟会長)
・上田良一*51NHK会長)
・岡下勝彦*52全国市議会議長会会長)
・岡田啓(日本労働組合総連合会東京都連合会会長)
・岡村正*53日本商工会議所名誉会頭)
・清原正義*54公立大学協会会長)
・神津里季生(日本労働組合総連合会会長)
・里見進*55国立大学協会会長)
白石興二郎*56日本新聞協会会長)
清家篤*57日本私立大学連盟会長)
・関口修*58日本私立短期大学協会会長)
東福寺一郎*59(全国公立短期大学協会会長)
・藤原忠彦*60全国町村会会長)
三木谷浩史*61新経済連盟代表理事
山口那津男*622020年東京オリンピックパラリンピック大会推進議員連盟
山田啓二*63全国知事会会長)

などという東京五輪組織委員会メンバーの構成でも解るように「政財官界&メディアが完全にしがらみに取り込まれてる東京五輪」において、テレビメディアがそうした追及をできるかは非常に疑問ではある。
 なお、一応、共産党支持者として苦言(?)を呈しておけば、「東京五輪の問題点の指摘ができるのか」つう批判は

■顧問
・大山とも子(東京都議会2020年東京オリンピックパラリンピック推進本部委員)
宮本岳志2020年東京オリンピックパラリンピック大会推進議員連盟

として東京五輪組織委員会メンバーに名を連ねる大山都議(日本共産党)、宮本衆院議員(日本共産党)、および彼らの所属政党である日本共産党にも該当する話ではある。


参考
赤旗東京五輪選手村9割引き 都有地売却なぜできた、建設コンサル使い都が当初から検討、開発企業のもうけを優先、本紙が文書入手』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-19/2018021901_01_1.html

日刊ゲンダイ『ブラジル当局「買収」と結論 東京五輪招致は“真っ黒”だ』
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213735

http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20171021-OYT1T50108.html
■読売新聞『東京五輪招致、票とりまとめか…仏紙が報道』
 2020年東京五輪パラリンピックの招致活動を巡る不正疑惑で、国際オリンピック委員会(IOC)委員を務めていたラミン・ディアク氏が、東京開催に向けた票の取りまとめに関与した疑いを示すメールが見つかったと20日、仏紙ル・モンドが報じた。
(中略)
 ディアク氏とメールで連絡を取り合ったのは息子のパパマッサタ氏。同氏は東京の招致委員会がコンサル料として計2億3000万円を支払ったシンガポールコンサルタント会社の経営者と親しく、このコンサル料が誘致に関わる買収資金に使われた疑いがある。

https://mainichi.jp/articles/20180127/ddm/014/040/013000c
毎日新聞・武田砂鉄*64の気になるこの人『「反東京五輪」宣言(その1):ゲスト 神戸大教授・小笠原博毅さん』
武田
 一昨年に『反東京オリンピック宣言』*65を出されたきっかけから教えてください。
小笠原
 元々、雑誌で五輪批判特集をやる相談を編集者としていました。ところが、版元の会議で「売れないから」とはねられた。そこで、別の版元から単行本で出しました。
武田
 2013年の開催決定時は大きかった反対の声が、今ではすっかりしぼんでいます。
小笠原
 ただし、この本はじわじわと読まれていて、版を重ねています。あるいは、去年春に『河北新報』がやった自治体首長アンケートでは、東日本大震災で被災のひどかった自治体ほど五輪に否定的だった。被災地などには根強く反発が残っています。先日も、福島大で「『復興五輪』という言葉をしつこく批判し続けるべきだ」という講義をしたら、多くの学生が同意してくれました。

https://mainichi.jp/articles/20180127/ddm/014/040/015000c
毎日新聞・武田砂鉄の気になるこの人『「反東京五輪」宣言(その2):ゲスト 神戸大教授・小笠原博毅さん*66
■IOCへの招致委贈賄、なぜ問い詰めないのか
武田
 日本の招致委から国際オリンピック委員会(IOC)関係者親族に近い会社への2億数千万円の送金は、さすがに問い詰めるべきでしょう。
小笠原
 あれは古典的な賄賂にしか見えません。グローバルで複雑な巨大プロジェクトの中心に、陳腐で古典的な金銭の授受がある。これだけで大会返上の理由になりますよ。
武田
 ラグビー元日本代表の平尾剛さんが、ブログで「五輪は返上すべきだ」と書かれていました。

http://d.hatena.ne.jp/cangael/20171128/1511827967
■反東京五輪宣言(平尾剛
 回りくどい言い方はこのくらいにして、率直に言おう。
 僕は東京オリンピックパラリンピック(以下、東京五輪)は返上すべきだと思っている。
(中略)
 思い起こせば東京招致が決まったときからキナ臭さに溢れていた。2013年9月7日にブエノスアイレスで行われたIOC総会で安倍首相は、「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません」と述べた(首相官邸のサイトより)。だが現実はというと、放射性汚染水は今も増え続け、制御どころか今後の見通しすら立っていない。我が国の首相は世界に向けて力強く「アンダーコントロール」と口にしたが、その内実は虚偽であった。
 さらに招致に関していえば、あの裏金問題も未解決のままだ。
(中略)
 フクシマを蔑ろにした虚偽発言、未解決なままの裏金問題、この二つだけでも十分に返上に値する理由になる。さらにその他の東京五輪にまつわる報道を見渡せば、どこをどう考えても開催を見送るべきという結論にしか至らない。新国立競技場建設にまつわる諸問題(今年の7月には建設現場監督の過労自殺事件も報道された)、エンブレムの盗用疑惑から競技会場をめぐる問題まで、挙げていけばきりがない。これらを合わせ読むと、いかに「開催ありき」で事が進んでいることは明らかである。理念がまるで感じられないこんなハリボテの大会は、もうやめにしたほうがいい。
 内田樹*67は、未来のスポーツ紙に「金で票を買って招致した五輪は、この東京五輪が最後になった。経済浮揚効果を狙っての招致だったが、所期の効果は得られず、経済はさらに失速し、社会制度全般の劣化をもたらし、『亡国のイベント』と呼ばれた」と書かれることが確実だとSNSで発信している。僕もそうなる気がしてならない。

http://www.koshisha.co.jp/pub/archives/627
■『反東京オリンピック宣言』
 「アンダーコントロール」などという安倍首相による世界に向けた破廉恥なまでの虚偽発言、裏金不正疑惑、抵抗するアスリートの排除、野宿者排除・人権蹂躙、だるま式に膨れ上がる開催費用/まやかしの経済効果、環境汚染、置き去りにされる福島復興・原発対策。
 様々な問題が山積・噴出しているにもかかわらず、なぜ東京でオリンピックを開かねばならないのか?
 政府・東京都・広告業界、それらと一体と化したマスメディアが、これらの問題に目を耳を口を閉ざして歓迎ムードを醸成、反対の声を抑圧するなか、2020東京オリンピック開催に対して、スポーツ、科学、思想、哲学、社会学などの研究者・活動家ら16人による根源的な異議申し立て。

https://www.asahi.com/articles/ASK305H15K30PTIL01Q.html
朝日新聞『反東京五輪、声を上げる人たち 漂う反対できない空気』
 2020年の東京五輪開催に反対する人たちがいる。市民グループは東京でデモを続け、大学教授らは「反東京オリンピック宣言」という学術書を出版した。大きく取り上げられることが少ない人たちの声を聴いた。
(中略)
 リオ五輪に沸いた昨年8月、「反東京オリンピック宣言」という学術書が出版された。新聞やインターネットの書評で紹介され、すでに約5千部が売れた。
 小笠原博毅(ひろき)・神戸大教授(48)=社会学=が「東京開催に同調する言葉が社会にあふれ、反対の声を上げる自由が失われつつある」と企画。研究者や海外のアスリートら16人が、震災復興への財政的な弊害▽テロ対策としての市民の監視強化▽再開発による貧困層の追い出し――などの論点で寄稿した。
 初めに企画が進んだ出版社では経営会議で没になり、社員1人の航思社(こうししゃ)(東京)に話を持ちかけた。大村智社長(47)は「全く売れない懸念もあったが、大手メディアでは反対意見が見られない。異なる議論を示すのが出版の役割だ」と請け負った。


文化の話題
■美術『「美術館の原則と行動指針」について』(朽木一)
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。

https://mainichi.jp/articles/20171023/dde/018/040/023000c
毎日新聞『全国美術館会議 初の行動指針 理解広がらず危機感 「表現の自由 保証し支える」明記』
 美術館の原則や学芸員ら美術関係者の行動指針を、全国の主な美術館が加入する全国美術館会議(会長=建畠晢埼玉県立近代美術館長)が初めてまとめた。公益性の観点から美術館のあり方を自ら策定したもので、表現の自由の尊重や、長期的な視点での運営を盛り込んだ。建畠会長は「美術館内部だけでなく、行政などの設置者や市民ら多くの人にも知ってほしい」としている。


■音楽『うたごえ運動70周年』(小村公次*68
(内容紹介)
 赤旗記事の紹介で代替。

赤旗『平和の思い 誓いあう、うたごえ運動70周年行事 市田氏あいさつ』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-12/2018021201_04_1.html


■演劇『「臨時病室」(劇団東演)にみる世代交代』(水村武)
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。

https://mainichi.jp/articles/20180308/dde/012/200/008000c
毎日新聞『おもしろいもの観た?:国境線を越えて』(濱田元子)
 2005年初演の作品に新演出・配役で臨んだ劇団東演「臨時病室」(2月9〜18日、東演パラータ、沈虹光作・菱沼彬晁訳・シライケイタ演出)。こちらも舞台は中国。満室のため臨時に作られた病室で相部屋になった農村出身の女性劉大香(腰越夏水)と都市部の元経理マン陳天佑(能登剛)、そして担当看護師の王艶艶(大川綾香)の、出自も価値観も異なる3人の心模様が泣き笑いの中でつづられる。
 翻訳物ではあるが、日本の人情劇を見ているような感覚。シライが丹念に機微を紡ぎ揺さぶる。陳は、劉との間にいったんはついたてで“国境線”を引くが、劉の心根に触れて取り払う。
 対話を重ね、互いを理解する。人と人の間の国境線を消すのは、そう難しいことではないはずだ。


■スポーツ最前線『平昌パラリンピックが示すものとは?』(和泉民郎)
(内容紹介)
 平昌パラリンピックを機に政府が障害者スポーツにきちんと予算をつけるなど、日本社会が障害者スポーツにそれなりの地位、価値を与えることを主張している。

参考

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-19/2018031902_01_1.html
赤旗・主張『平昌パラが閉幕:障害者輝く社会に大きな責任』
 障害者のスポーツの祭典、パラリンピック平昌大会(韓国)が18日、幕を閉じました。
 史上最多の49カ国・地域から約570選手が参加した大会では、一人ひとりのみせるプレーが、私たちの心をとらえました。
■人や国の間に橋かける力
 鍛え抜かれた1本の足で力強くスキーを操るアルペンの選手。激しいぶつかり合いと巧みなスティクさばきに目を奪われたパラアイスホッケーなど、そのたゆまぬ努力と困難に立ち向かう強い心に、思わず目頭が熱くなることもしばしばでした。
 「障害がある人もスポーツを楽しみ、一部の人たちはスーパーヒューマン(超人)だと知ってもらえる。パラリンピックは人や社会の意識を変える大きな力があります」。
 日本選手団の大日方(おびなた)邦子*69団長の言葉です。日本や世界の選手は、この面でも重要な役割を果たしました。
 平昌五輪では「平和」「友情」が大きなテーマでした。スピードスケート女子500メートルの小平奈緒*70選手は金メダルを取った際、2位の韓国・李相花(イ・サンファ)*71選手に「私は今でもあなたを尊敬しているよ」と語りかけました。国を超えて相手を思いやる、五輪精神を発揮した姿はいまも脳裏に焼きついています。
 パラリンピックでも交流、友情の花が咲きました。スキー距離では、初参加の北朝鮮の2選手が大きく遅れてゴールしたものの、そのがんばりをさまざまな国の観客が拍手でたたえました。勝負を争った選手同士で肩を抱き合い心つなぐ光景は、五輪以上に多かったように思います。
 人種、宗教、政治信条の違いを超えて集い、互いを理解し、平和な社会に貢献することは五輪・パラリンピックの大きな意義です。
 1月の大会開催前、緊迫の度を強めていた韓国と北朝鮮の対話が動きだしました。李煕範(イ・ヒボム)・平昌五輪組織委員会会長は、五輪での南北選手の交流を踏まえ、「平昌でまいた平和の種は、それほど遠くない将来に大きな木へと育つだろう」と述べました。五輪運動は政治的に対立している国や人々の間にも橋をかける、素晴らしい力を持っています。現実にこの間の南北間の動きが、平和的な対話の扉を開く一歩につながっています。
 パラリンピックでの日本選手の活躍も光りました。アルペンスキーの村岡桃佳選手の5個を含む10個のメダルは目標を大きく上回りました。この4年で障害者スポーツ厚生労働省からスポーツ庁に移管され、環境が変わりつつあります。予算は35億円(2017年度)と4年前から倍加しているものの、少ないスポーツ予算(約330億円)と合わせ、さらなる拡充は不可欠です。
■支援体制の拡充を急ぎ
 選手は年間約150万円の遠征費用等の自己負担が重くのしかかっています。専任コーチ制度など支援体制の充実も求められます。車いすの体育館での使用が断られるなどの理不尽な現実は一刻も早く変えなくてはなりません。スポーツに親しめる環境を整えることは、障害者にたいする社会の理解を広げ、その権利を拡大するとりくみと一体不可分です。
 障害のある人と共に生き、輝く社会へ―。2年後の東京五輪パラリンピックは大きな責任を担っています。

*1:竹下内閣経済企画庁長官、海部内閣通産相、橋本内閣建設相を歴任。2000年の衆院選落選後、建設相当時にゼネコンから収賄した容疑で逮捕起訴され、2004年に有罪判決が確定。

*2:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*3:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事、維新の会共同代表、次世代の党最高顧問など歴任。

*4:中曽根内閣で労働相。後に背任や業務上横領で逮捕起訴され有罪判決(政界も引退)。

*5:中曽根同様、群馬が選挙区。社会党国対委員長、書記長、村山内閣総務庁長官など歴任

*6:社民連国対委員長、書記長など歴任

*7:日本会議代表委員・東京都本部会長、史実を世界に発信する会代表、「慰安婦の真実」国民運動代表などを歴任するプロ右翼活動家

*8:カデロの非常識右翼ぶりについては■産経『【話の肖像画】駐日サンマリノ大使、マンリオ・カデロ(1) 駐日大使は靖国神社に行ってほしい』(http://www.sankei.com/life/news/170116/lif1701160028-n1.html)、『【話の肖像画】駐日サンマリノ大使・マンリオ・カデロ(2)欧州初の神社建立に尽力』(http://www.sankei.com/life/news/170117/lif1701170014-n1.html)、『「靖国神社のような戦死者追悼の場は世界中にある」終戦の日サンマリノ共和国の駐日大使が講演』(http://www.sankei.com/west/news/170816/wst1708160011-n1.html)参照

*9:科学技術庁原子力局政策課長、文化庁長官官房審議官、文部科学省科学技術・学術政策局長、独立行政法人宇宙航空研究開発機構副理事長など歴任。著書『理科系冷遇社会:沈没する日本の科学技術』(2010年、中公新書ラクレ)、『科学技術大国・中国:有人宇宙飛行から、原子力、iPS細胞まで』(2013年、中公新書)、『北京大学清華大学:歴史、現況、学生生活、優れた点と課題』(2014年、丸善プラネット)、『中国科学院:世界最大の科学技術機関の全容:優れた点と課題』(2017年、丸善プラネット)など

*10:まあこうしたマンガは小生の知ってるのでは他にも『夕凪の街 桜の国』、『この世界の片隅に』(こうの史代)、『紫電改のタカ(ちばてつや)』『はだしのゲン中沢啓治)』『総員玉砕せよ!(水木しげる)』とかいろいろあります。まあ一方では『空母いぶき』(かわぐちかいじ)みたいなふざけたウヨマンガもありますが。

*11:ウィキペ『日本漫画家協会賞』によれば『ブラック・ジャック(1975年、特別優秀賞)』、『現在の漫画文化隆盛の礎を築いた全業績(1990年、文部大臣賞)』。

*12:代表作『ドラえもん』、『パーマン』、『キテレツ大百科』、『エスパー魔美』、『21エモン』など

*13:代表作『おそ松くん』、『ひみつのアッコちゃん』、『天才バカボン』、『もーれつア太郎』、『レッツラゴン

*14:代表作『サイボーグ009』、『佐武と市捕物控』、『人造人間キカイダー』、『仮面ライダー』など

*15:現在、日本漫画家協会理事長、文星芸術大学教授を務める。代表作に『あしたのジョー』、『あした天気になあれ』、『のたり松太郎』など

*16:代表作に『鉄人28号』、『伊賀の影丸』、『仮面の忍者 赤影』、『魔法使いサリー』、『コメットさん』、『バビル2世』、『三国志』など

*17:代表作『忍者ハットリくん』、『怪物くん』、『プロゴルファー猿』、『魔太郎がくる!!』、『笑ゥせぇるすまん』、『まんが道』など

*18:代表作に『野球狂の詩』、『ドカベン』、『あぶさん』など

*19:代表作『ポーの一族』、『トーマの心臓』、『11人いる!』、『残酷な神が支配する』、『バルバラ異界』など

*20:現在、京都精華大学学長、中央教育審議会委員を務める。代表作『風と木の詩』『地球へ…』など。

*21:1975年から赤旗に連載。15000話を超えて日本最長寿新聞掲載4コマ漫画となり、現在も連載中(ウィキペ『オダシゲ』参照)

*22:元外務事務次官

*23:まあなんだかんだ言っても結局は植民地ですが。

*24:著書『日本会議:戦前回帰への情念』(2016年、集英社新書)、『「天皇機関説」事件』(2017年、集英社新書)など

*25:著書『イラク戦争の出撃拠点:在日米軍と「思いやり予算」の検証』(共著、2003年、新日本出版社

*26:著書『統計は暴走する』(2017年、中公新書ラクレ

*27:著書『憲法検証:天皇・安保・政党法』(1990年、花伝社)、『憲法の平和主義と「国際貢献」』(1992年、新日本出版社)、『これがPKOだ:憲法と国際協力を考える50話』(1994年、岩波ジュニア新書)、『憲法のこころに耳をすます』(1997年、かもがわブックレット)、『新版・主権者はきみだ:憲法のわかる50話』(1997年、岩波ジュニア新書)、『国際協力と平和を考える50話』(2004年、岩波ジュニア新書)、『壊憲に向かう安倍政権の暴走と矛盾』(2014年、ほっとブックス新栄)、『大事なことは憲法が教えてくれる:日本国憲法の底力』(2015年、新日本出版社)など

*28:著書『〈自立支援〉の社会保障を問う:生活保護最低賃金ワーキングプア』(2017年、法律文化社

*29:朝日新聞新潟水俣病、9人全員の患者認定を命令 東京高裁判決』https://www.asahi.com/articles/ASKCY52STKCYUTIL035.html、■毎日新聞新潟水俣病:「ニセ患者じゃない」原告ら万感』https://mainichi.jp/articles/20171205/k00/00m/040/089000c、■産経新聞新潟市新潟水俣病で高裁判決受け入れ 患者9人全員を認定へ』http://www.sankei.com/life/news/171204/lif1712040039-n1.html、■時事通信新潟市長が謝罪=水俣病認定訴訟の原告に』https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121800839&g=socなどが報じる判決のこと。

*30:著書『新版・表現活動と法』(2009年、武蔵野美術大学出版局)『文化戦争と憲法理論:アイデンティティの相剋と模索』(2006年、法律文化社)、『表現者のための憲法入門』(2015年、武蔵野美術大学出版局)

*31:レズ(女性同性愛)、ゲイ(男性同性愛)、バイセクシャル(男性、女性共に性的対象)、トランスジェンダー(外見上の性と心理上の性の不一致)でしたっけ

*32:といっても割と最近ですが

*33:現在、第四次安倍内閣農水副大臣

*34:自民党国対委員長、総裁特別補佐(谷垣総裁時代)などを歴任

*35:鳩山内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣など歴任

*36:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)などを経て、現在、希望の党憲法調査会長。

*37:社民党政策審議会長、国会対策委員長鳩山内閣国交副大臣菅内閣首相補佐官(災害ボランティア担当)、民主党政調副会長、幹事長代理、役員室長、民進党幹事長代行、立憲民主党政調会長などを経て現在、立憲民主党国対委員長

*38:現在、第四次安倍内閣文科大臣政務官復興大臣政務官兼務)

*39:社民党幹事長、党首、鳩山内閣少子化等担当相などを経て現在、社民党副党首

*40:ブレア内閣財務相などを経て首相

*41:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮澤内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*42:1988年ソウル五輪100m背泳ぎ金メダル

*43:森内閣文相(科技庁長官兼務)、小泉内閣農水相自民党国対委員長(小泉、第一次安倍、福田、麻生総裁時代)、幹事長、副総裁(谷垣総裁時代)などを経て衆院議長

*44:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理・財務相

*45:三菱化学会長、日本化学工業協会会長など歴任

*46:東レ社長、会長を経て相談役最高顧問。日本化学繊維協会会長などを歴任

*47:新日鐵住金相談役名誉会長

*48:三重県朝日町議会議長

*49:マガジンハウス社長

*50:TBS名誉会長

*51:三菱商事副社長などを経てNHK会長

*52:高松市議会議長

*53:東芝社長、会長を経て相談役

*54:島根県立大学

*55:東北大総長

*56:読売新聞会長

*57:慶應義塾

*58:郡山女子大学短期大学部学長

*59:三重短期大学学長

*60:長野県川上村長

*61:楽天社長

*62:公明党政調会長を経て代表

*63:自治官僚。京都府総務部長、副知事を経て京都府知事

*64:著書『紋切型社会』(2015年、朝日出版社)、『芸能人寛容論』(2016年、青弓社)、『コンプレックス文化論』(2017年、文藝春秋)など

*65:2016年、航思社

*66:著書『セルティック・ファンダム:グラスゴーにおけるサッカー文化と人種』(2017年、せりか書房

*67:著書『寝ながら学べる構造主義』(2002年、文春新書)、『ためらいの倫理学』(2003年、角川文庫)、『街場の現代思想』(2008年、文春文庫)、『日本辺境論』(2009年、新潮新書)、『武道的思考』(2010年、筑摩選書)、『街場のアメリカ論』(2010年、文春文庫)、『街場のメディア論』(2010年、光文社新書)、『他者と死者:ラカンによるレヴィナス』、『レヴィナスと愛の現象学』(2011年、文春文庫)、『街場のマンガ論』(2014年、小学館文庫)、『街場の共同体論』(2016年、潮新書)など

*68:著書『徹底検証・日本の軍歌:戦争の時代と音楽』(2011年、学習の友社)

*69:冬季パラリンピックリレハンメルからバンクーバーまで5大会連続出場し、アルペンスキー競技で合計10個のメダル(金2個、銀3個、銅5個)を獲得。日本パラリンピック委員会運営委員、日本パラリンピアンズ協会副会長、スポーツ庁「オリンピック・パラリンピック教育に関する有識者会議」委員。著書『壁なんて破れる:パラリンピック金メダリストの挑戦』(2006年、NHK出版)

*70:バンクーバー五輪女子団体パシュート銀メダル、平昌五輪女子500m金メダル、1000m銀メダル

*71:バンクーバー五輪ソチ五輪女子500m金メダル、平昌五輪女子500m銀メダル