■ウヨの面白ツイート
固定されたツイート
百田尚樹
本の売れ行きが減っても、講演が減っても、地上波テレビに出られなくなってもかまわない。言いたいことを言う。私は安倍政権を支持する。
百田の場合、安倍支持・不支持に関係なく「非常識な右翼言動」が問題視されてるわけですがそれはともかく。
「俺は本も売れてるしテレビにも出てる、世間は俺を支持してるんだ。批判派の言うことなんか無視する」と以前いってきた奴がこれです。
「固定ツイート」で「ツイートのトップ」に持ってきてまで「安倍への忠誠アピール」とはいえ「つまりあなたは、最近本も売れてないし、講演にも呼ばれないし、テレビ出演もほとんどない、つうことですね？。あなたの昔の言い分なら、あなたは世間に支持されてないわけですよね？。そんなあなたが支持する安倍総理もあなた同様（以下略）。つうか『本の売れ行き*1が減っても支持する』つうことは実際がどうかはともかく、あなたご自身も安倍支持（特に、自民支持者ですら批判者が多い加計森友関係での無茶苦茶な安倍擁護）が本の売れ行きに悪影響を（以下略）」といわれたらどう反論する気なんですかねえ。まあ、本当に百田もバカな奴です。
【ここから産経です】
■「千葉時代」審査中断 地層データに異議、申請チームは（ボーガス注：異議を事実無根と）全否定
https://www.sankei.com/life/news/180512/lif1805120034-n1.html
真偽のほどは素人には判断できませんのでなんともいえません。そもそも産経の記事も簡単すぎて内容がよくわかりませんし、産経も「異議＆異議への反論」について詳細まで理解してるのか疑問ですが（これは後で紹介する毎日記事も同じですが）。
審査の中断にしても「異議が正しいという評価だ」というよりは「後で疑念を招かないように、念には念を入れてる」つう話でしょう。
不可思議なのは産経が
任意団体会長の楡井（にれい）久・茨城大名誉教授
としており「任意団体」とやらの名前を書かないことですね。
まあ楡井氏の名前でぐぐれば『古関東深海盆ジオパーク認証推進協議会』とわかりますが。
また
■毎日新聞『チバニアン：審査中断 国内別団体が異議 申請側「妨害行為」』
https://mainichi.jp/articles/20180512/ddm/041/040/122000c
は『古関東深海盆ジオパーク認証推進協議会』の名前を出しています。
■【国民民主党結成】玉木雄一郎*2共同代表「立憲民主党を中心とした連立政権構想を」
https://www.sankei.com/politics/news/180512/plt1805120013-n1.html
支持率を考えれば当然の話ですが、ついに玉木ら国民民主側も「最大野党に成り上がり立民に取って代わること」は公式に諦めたわけです。
■【国民民主党結成】新潟知事選、国民民主党が野党統一候補支援へ
https://www.sankei.com/politics/news/180512/plt1805120014-n1.html
野党統一候補が擁立できたのはひとまずは幸いです。これで勝利すれば言うことはないですがどうなることか。
■【トランプ政権】トランプ氏側近「どうせ死ぬ議員の異議は気にするな」 ＣＩＡ長官人事めぐり共和党重鎮のマケイン氏へ暴言
https://www.sankei.com/world/news/180512/wor1805120016-n1.html
悪性脳腫瘍で闘病中の米共和党重鎮、マケイン*3上院議員が次期中央情報局（CIA）長官にハスペルCIA*4長官代行を指名したトランプ政権の人事に反対しているのに対し、トランプ大統領の側近が「彼はどうせ死ぬんだから気にしなくていい」と言い放っていたことが明らかになった。
米メディアによると、問題の発言は政権の広報担当幹部、ケリー・サドラー氏がホワイトハウス内部の会合で述べた。その場にいた政権高官は「冗談のつもりだったようだが誰も笑わなかった」としている。
サンダース*5大統領報道官は１１日、事実関係についての確認*6を避け、現時点でサドラー氏を更迭する動きもないことを示唆した。
ハスペル長官代行は、息子ブッシュ*7元政権下の「テロとの戦い」でテロ容疑者に対する（ボーガス注：水責めなど違法で）「過酷な尋問」に関与したとされ、ベトナム戦争で北ベトナムの捕虜となっていた当時に拷問を受けた経験のあるマケイン氏は「指名を承認できない」と表明していた。
マケイン氏はトランプ氏の政策をたびたび批判。最近は自身の葬儀にトランプ氏の参列を拒否する意向を示したと伝えられ、話題を呼んでいた。
確かにマケインは「81歳という高齢」で「悪性脳腫瘍を患って闘病中」ですが全く酷い暴言がでたもんです。
せめて「彼はベテラン議員で、元共和党幹部でも、今は一線を退いていて幹部とはいえない。そんな人の発言は重要視しない」くらいにできなかったんでしょうか。まあそれでも批判は出たでしょうが、「どうせ死ぬ」に比べたらまだずっとマシです。
■野田聖子*8女性活躍担当相、「３人以上」出産発言を批判 「自民は勉強し直さないといけない」
https://www.sankei.com/politics/news/180512/plt1805120008-n1.html
こうした野田発言の背景にはやはり「加計森友疑惑などによる安倍政権支持率低下→ポスト安倍問題の浮上」が早晩ありうるとの判断があるのでしょう。
世論調査によれば「安倍に干されてる石破」の「株が上がってる」中、「安倍政権閣僚」とはいえ、「なんらかの形で自分をアピールしなければ、安倍内閣閣僚と言うことでポスト安倍ではむしろ干されるかもしれない」という恐怖感があるのでしょう。
であるからこそ「こうした行動でポスト安倍として総裁になれる可能性が高まれば御の字」、そこまでいかなくても「ポスト安倍で何とか生き残りたい」つうことでしょう。
まあ失言者・加藤寛治衆院議員（第三次安倍内閣で農水大臣政務官）ははっきり言って小物ですし、「経緯はともかく」一応謝罪してるので野田が批判しやすいと言うこともあります。
■【主張】柳瀬氏の国会招致 なぜ区切りをつけられぬ
https://www.sankei.com/column/news/180512/clm1805120001-n1.html
疑惑が晴れれば区切りはつくし、晴れなければ区切りがつかないだけの話です。
「安倍に干されてる」とはいえ、自民党幹部の石破*9元幹事長ですら「疑念が晴れてない」「愛媛県関係者も国会に呼ぶべきかもしれない」といってるのに産経も全くふざけています。
浮き彫りになったのは、政権中枢で働く高級官僚が、国会で不誠実な受け答えを重ねていた点である。
獣医学部新設を実現した国家戦略特区は、省庁の岩盤規制に政治主導で穴を開ける制度だ。首相秘書官が、特区を活用したい関係者と会うこと自体に問題はない。
にもかかわらず事態がこじれるのは、隠さなくてもよいことを隠そうとするからだ。ひいては「嘘をついている」とみられる。
と柳瀬批判する産経ですが、「柳瀬氏が嘘をついてる、何かを隠してる」と産経がいうなら「区切りをつけられるわけがない」でしょう。
そして当の安倍自民は「柳瀬氏は誠心誠意答弁したと思う」などと抜かし何ら柳瀬批判しないこと、もちろん柳瀬氏（現在、経済産業審議官）を懲戒処分などしないことをどう思うのか。
産経が「柳瀬は嘘をついてる」つうなら普通に考えて「柳瀬の嘘は安倍をかばうためのものであり、だから自民は柳瀬を批判しないのだ」と見るべきでしょうが、「安倍応援団」産経はそういう理解を絶対にしません。
「もう加計疑惑を、柳瀬を追及するな」と産経が言いたいなら産経も自民のように「柳瀬氏は誠心誠意答弁して疑惑が晴れた」とでもいえば「是非はともかく一応筋は通る」のですが「柳瀬は嘘をついてるが、野党やマスコミはもう加計疑惑や柳瀬を追及するな」というんだから論理的に無茶苦茶です。
もう産経も「柳瀬に責任転嫁してトカゲの尻尾切りで切り捨てたいが下手に柳瀬批判すると、柳瀬をかばう自民党にとばっちり（？）が来るし」と頭がパニック状態なんじゃないか。しかし社説がこのレベルって本当に産経ってアホ新聞ですね。
■【総裁選】安倍晋三首相、札幌で地方票取り込みに奔走 危機感の裏返し（原川貴郎、中村智隆）
https://www.sankei.com/politics/news/180512/plt1805120002-n1.html
こんなことを産経がためらいなく書いちゃうんだから安倍もやはりそれなりに追い込まれてるのでしょう。
なお、安倍の北海道行きのメインはもちろん「李首相との会談」でしょう。
日中両政府が新たに道内の精米工場など計３カ所を中国向けコメ輸出用施設に指定することも紹介された。
ということで日中韓サミットの成果も宣伝されたわけです。
■【産経抄】５月１２日
https://www.sankei.com/column/news/180512/clm1805120003-n1.html
新聞の１面トップ記事は、編集者がその日一番のニュースだと判断したものを充てる。在京各紙の１１日付朝刊は、史上初の米朝首脳会談が６月１２日にシンガポールで開催と決まったことを報じる記事がトップを飾ったが、東京新聞だけは独自性を発揮していた。柳瀬唯夫元首相秘書官の国会参考人招致を取り上げたのである。
柳瀬喚問の1面トップがよほど気にくわないようですが
1）米朝会談が場所と時間が決まっただけでそれ以上のことは不明
2）東京新聞は全国紙ではなく地方紙
ですからねえ。しかし産経も加計疑惑でどこまで無理な安倍擁護すれば気が済むんでしょうか？
*1:「百田の安倍万歳本」ならともかく「百田の小説」について言えば安倍支持云々ではなく単に「才能が枯渇した（映画化された『永遠の0』『海賊とよばれた男』が百田のピーク）」か、「飽きられた」だけだと思いますが。例えば、あの天才・手塚治虫ですら「ブラックジャックが大ヒットして手塚復活と評価される」までは、ブラックジャック連載開始当時は「鉄腕アトム、ジャングル大帝などをヒットさせたが今は、それほどのヒット作は出せず、後輩漫画家たち（藤子不二雄、赤塚不二夫、石森章太郎など）に追い抜かれた過去の漫画家」扱いでした。だからこそ「ブラックジャックの連載は小学館や講談社と言った大手より少し格が落ちる秋田書店の雑誌」だったわけで「才能や人気の維持」は楽な話ではありません（ウィキペ『手塚治虫』『ブラックジャック』参照）。
*2:民主党政調副会長、民進党幹事長代理、希望の党代表などを経て国民民主党共同代表
*3:上院通商科学交通委員会委員長、上院軍事委員長など歴任。2008年大統領選の共和党候補
*4:1985年にCIA入局。キャリアの大半を秘密工作部門で過ごし、CIA副長官に就任するまでの経歴ははっきりしない。2018年、議会で承認されれば史上初の女性CIA長官になる見通し（ウィキペ「ハスペル」参照）
*5:元アーカンソー州知事で2008年共和党大統領予備選挙に出馬したマイク・ハッカビーの娘（なお、2008年共和党共和党大統領予備選挙ではマケイン上院議員が党候補の指名を獲得した（ウィキペ「サラ・エリザベス・ハッカビー・サンダース」参照）。
*6:肯定もしないが否定もしないと言うことは要するにこうした暴言はやはりあったのでしょう。
*7:テキサス州知事を経て大統領。レーガン政権副大統領を経て大統領となったブッシュ父大統領の息子。ブッシュ元フロリダ州知事の兄。
*8:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題等担当相、自民党総務会長（第二次安倍総裁時代）などを経て第四次安倍内閣総務相（女性活躍担当相兼務）
*9:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長（谷垣総裁時代）、幹事長（第二次安倍総裁時代）、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任
