■「領土教育」拡充求める 文科省、高校指導要領の解説書公表
https://www.sankei.com/life/news/180717/lif1807170046-n1.html
教育をウヨのおもちゃにするのも大概にしてほしいですね。そんなことをしても領土問題は解決などしません。領土問題は外交でしか解決しない。
むしろ下手な教え方をすれば「排外主義ナショナリズムの助長」という最悪の結果にしかなりません。この一件、一つだけでも俺的には安倍の退陣が急務です。
■元大阪市特別顧問の野村修也氏*1に業務停止1月 組合活動めぐるアンケート調査で
https://www.sankei.com/affairs/news/180717/afr1807170048-n1.html
処分が甘い気もしますが野村のようなふざけた野郎にペナルティが下されたのは大変いいことです。
できれば、中央大からも懲戒されるとともに、マスコミからもいなくなってほしいもんです。野村がコメンテーターとして出演してる日テレ夕方のnews everyとか。
【追記】
id:Bill_McCrearyさん記事『なかなか興味深い記事だ』
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/e5c7a860bd6f6e69d9febf957f6c9f19で紹介いただきました。いつもご紹介ありがとうございます。
■【米露首脳会談】トランプ外交最大の禍根 露に「弱さ」見せると… ワシントン支局長 黒瀬悦成*2
https://www.sankei.com/world/news/180717/wor1807170045-n1.html
ちなみに、この黒瀬は、
http://scopedog.hatenablog.com/entry/20140111/1389455049
読売新聞記者としてインドネシアやインド、米国などの駐在特派員を務め、2013年12月に産経新聞に移ったばかりのベテラン記者、黒瀬悦成氏
だそうです。日本最大の全国紙・読売からよりによって「自称全国紙」「いつ倒産してもおかしくない三流新聞」産経に移籍とは全く愉快な人です。やはり極右なんですかね?
1979年の旧ソ連によるアフガニスタン侵攻は、ブレジネフ*3政権との「デタント」(緊張緩和)路線を真に受けて急激に軍縮を進めた当時のカーター*4政権の「弱腰外交」が引き起こした側面が強い。
いやいや小生の認識ではむしろ話は逆ですね。当時のアフガン政権が「本気かソ連へのブラフか」はともかく米国に寝返るかのような態度をとり、一方、カーター政権も「本気かソ連へのブラフか」はともかくそれに呼応するかのような態度をとったことに当時のソ連指導層が危機感を抱いたことが侵攻の理由でしょう。
ウィキペディア「アフガニスタン侵攻」にも
・1979年10月19日にはアミーン(当時のアフガン首相)がアメリカと接触するなど、「バランス外交」を志向していると報告があり
・介入決定の大きな要因として、アミーンの政治姿勢が1978年以来のソ連の勢力を失わせる危険があったことがあげられる。
と書かれています。その結果、ソ連はアミン*5打倒のクーデターを実行、アミンを殺害し、反アミン派のカルマル*6を支援することになります。
デタントは少なくとも「米国のアフガン政策」には無縁であり「本気かブラフかはともかく」、アフガン・アミン政権の米国への寝返り工作を仕掛けている疑いのあるカーター政権にソ連は神経をとがらせていました。
したがってアフガン侵攻事件は「米国が甘いからソ連が侵攻した」などという事件ではなく、むしろ「全く逆」であり、トランプの対ロシア外交批判に使えるようなネタではありません。
そういう意味では産経のように米国大統領としてのカーターを「単純な平和主義者であるかのように描き出すこと」は事実とかけ離れており、非常に問題があります。
また、2008年に起きたロシアによるジョージア侵攻は、息子ブッシュ*7大統領(当時)がプーチン氏*8を「率直で信頼できる」などと評し、警戒を解いてしまっていたのも一因だ。
これまた事実はそんな話ではないでしょうね。むしろアフガン紛争(2001年〜)やイラク紛争(2003年〜)で手一杯のアメリカにはジョージア(グルジア)紛争に手を出す余裕などないという判断の方が大きいでしょう。