「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年2/25分:荒木和博の巻)

和田佑介さんのお母さんお別れの会について【調査会NEWS2934】(31.2.24) : 荒木和博BLOG

 特定失踪者和田佑介さん(平成14年5月、広島市内のアパートから失踪)のお母さん、とも子さんがさる2月16日、広島市内の病院で逝去されました。

 小泉訪朝が「平成14年(2002年)9月」ですからこの和田さんの失踪が北朝鮮拉致である可能性は常識で考えてまずありません。「小泉訪朝のたった4ヶ月前」に拉致なんかしたら、訪朝がぶち壊しになる。そんな馬鹿なことを北朝鮮がやるわけもないし、一方で、小泉政権や警察もそんなことを易々と実行されるわけもないでしょう。荒木らのデタラメさには改めて呆れます。
 ただし「和田さんのお母さん」も本心でどこまで荒木らの主張「北朝鮮拉致」を信じてたかどうか。
 正直「青森の恐山に行ってイタコの声を聞く」とかそのレベルの扱いじゃなかったか。つまり「馬鹿げてるとは思いながらも何もしない事が不安で仕方がない」つう話です。まあ、とはいえ「ガセネタ確実」なのに、荒木に「政治利用のネタ」を提供したのは明らかに愚かだと思いますが。
 ちなみに和田祐介さんは「2002年の失踪当時で25歳、つまり1977年生まれ」ですので「1970年代後半生まれ*1団塊ジュニアの俺」に近い年齢ですね。和田さんの母親の年齢も当然ながら俺のオフクロに近い年齢です(幸いオフクロは今健康です)。
 つまりは俺が和田さんと同時期に「犯罪か災害・事故か、自発的失踪か」はともかく、謎の失踪をしてオフクロが荒木のところに駆け込めば、「俺の居住地が海なし県の埼玉」でも、確実に「特定失踪者認定してくれるだろう」つう話です。まあインチキ極まりないですね。

 ご遺族の意向により会は和田家と北朝鮮による拉致被害者救出ネットワーク(代表・石原倫理調査会理事)及び特定失踪者問題調査会の共催となりました。

 葬儀ぐらいは和田家だけでやった方がいい気がしますけどねえ。

*1:正確な年数についてはプライバシーの観点から記載を控えておきます