この国はどこへ:’17衆院選・富山/下 拉致被害、解決「生殺し」 「政権交代でも約束を」 /富山 | 毎日新聞
毎日新聞の古い記事ですが、「水島慎一」でググったらヒットしたので紹介しておきます。
国内で40人も発見されてる特定失踪者について「荒木ら救う会に好意的な記事」を書くとは毎日新聞は気が狂っています。まさか本気ではなく「荒木ら巣くう会への媚びへつらい」でしょうが。「この国はどこへ」というタイトルですがむしろ「こんなデマ記事」を書いて「毎日新聞はどこへ」ですね。
屋木しのぶさん・水島慎一さん失踪について: 荒木和博BLOG
令和3年6月9日に富山県入善町(屋木しのぶさん、1968年失踪)・朝日町(水島慎一さん、1968年失踪)で行った「現地了解」です。
24分50秒程度の動画です。説明文だけで見る気が失せます。実際、飽きたので途中で見るのは辞めました。
まず第一に屋木さんも水島さんも特定失踪者であり、政府認定拉致ではありません。
第二に「百歩譲って」彼らが北朝鮮拉致だとしても「1968年の失踪から50年も経ってから」捜査の素人の荒木が探偵ごっこなんかしても意味のあることが分かるわけがない。
ちなみに1968年といえば
1968年 - Wikipedia参照
◆1月9日
円谷幸吉が自殺
◆1月21日
青瓦台襲撃未遂事件。
◆1月23日
いわゆるプエブロ号事件。
◆2月20日
いわゆる金嬉老事件
◆3月16日
ベトナム戦争でのソンミ村虐殺事件。
◆4月4日
マーティン・ルーサー・キング暗殺。
◆6月26日
小笠原諸島の日本復帰
◆7月11日
集英社から「少年ジャンプ」が創刊
◆8月20日
ワルシャワ条約機構軍がチェコスロヴァキアに軍事介入
◆10月17日
川端康成がノーベル文学賞受賞
などと言う時代です(赤字が北朝鮮・韓国関係(金嬉老事件のような在日問題を含む))。いかに昔かが実感できるのではないか。
第三に「現地了解(北朝鮮で金日成、金正日、金正恩といった最高指導者の現地視察をこう言うらしい)」などという「一般人には意味不明な言葉」を書いてどや顔してるのが馬鹿すぎますね。
「拉致は一度もやったことがない」と言っていた北朝鮮の嘘(R3.6.12): 荒木和博BLOG
平成14年(2002)9月17日の小泉訪朝で金正日が拉致を認めるまで北朝鮮は「拉致は日本の反動勢力のでっち上げだ」と言ってきました。その後嘘について日本は何の責任追及もしていません。
8分程度の動画です。見る価値は全く無いですね。
なぜならこの動画、以前、俺が「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年5/24分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで批判した北朝鮮の嘘(R3.5.24): 荒木和博BLOGと内容的にほとんど変わらないからです。「5/24にやった動画」とほとんど同じ内容を「約2~3週間後の6/12」にやる。「余程やるネタが無いのか」と心底呆れます。
唯一違うのは今回の動画で
◆荒木が衆院拉致特メンバー・笠井亮衆院議員(共産党)の6/11の衆院拉致特での質問
条件付けず首脳会談「早期帰還要求は変わらず」 北拉致特別委の主なやり取り - 産経ニュース
例えば
◆共産・笠井亮氏*1
「質疑を行わなかった2年1カ月の間、拉致被害者と再会できずに亡くなった家族がいる。質疑を行えない理由を『(ボーガス注:拉致担当相を兼務する加藤官房長官、外交担当である茂木外相、警察を所管する小此木国家公安委員長の)3大臣の日程がそろわないから』としているが、加藤勝信官房長官が率先して調整すべきだったのではないか」
などを「反共右翼の私だが笠井質問を評価してる」と言ったことくらいしか違いが無い。まあ、俺は荒木のこんなお為ごかしを信用なんかしていません。「反共右翼が共産党相手に心にもないおべっか、世辞をいうまで、そこまで追い詰められたか」と鼻で笑うだけです。
とはいえ、笠井氏の名は上げても「渡辺周*2」など、他の拉致特委員(共産党よりもむしろ荒木に思想的に近い右翼議員)について触れなかったので「え?」と多少驚きはしました。荒木も「今まで共産党を敵視したのは失敗だった」「渡辺周とか思ったほど使えない」といった「反省」があるのか。
さて、「拉致は一度もやったことがない」と言っていた北朝鮮の嘘(R3.6.12): 荒木和博BLOGは、俺が「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年5/24分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで批判した北朝鮮の嘘(R3.5.24): 荒木和博BLOGと内容的にほとんど変わらないので「省エネ」として、その時の批判をまた再掲します。改めて「違う批判」をわざわざ書く元気はさすがにありません。
【以下、再掲】
令和3年5月24日月曜日のショートメッセージ(Vol.417)。北朝鮮は平成14年小泉訪朝の前まで「拉致はでっち上げ」と言ってきました。その嘘について日本側からの責任追及がなかったのではないかという話です。
6分40秒程度の動画です。
動画説明文だけでうんざりですね。
小泉訪朝での、北朝鮮の「拉致は末端の連中が勝手にやっていたのであり、政権中枢は知らなかった」「従って、政権中枢にとって主観的には嘘では無かった」という嘘(もちろん俺もそんなことが事実としてあるとは思っていません)を「ああ、そうなんですか?(拉致被害者が帰国できるならその辺りは深く追及しません)」と小泉政権が受け流した(さすがに同意はしていない点に注意)から「5人の拉致被害者」が帰国したんでしょうよ。
それを荒木が言うように「信用できない」「責任者出てこい!(人生幸朗・生恵幸子 - Wikipediaの漫才風に)」と責め立てて何か意味があるのか。拉致被害者帰国という意味では何の意味も無い。むしろ拉致被害者帰国に逆行する。「拉致被害者帰国が遅れても(あるいはできなくても)、拉致の実態を明らかにしたいor拉致実行犯を処罰したい」という立場でない限り、そんな態度は取るべきではない。
さて、この「末端がやった」つう話は米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
林は「日本人拉致は『過去に過激な盲動分子がやったことだ』という程度に認め、遺憾の意を表し、早期の帰還措置を取るのがよい」という「金大中の考え」を伝えて説得したとも回顧録で主張している。ということで「小泉訪朝前」から出ていた話のようです。
小生が思うに「日韓政府どちらが発案者か」はともかく、これは林が「アドリブ」でした話では無いでしょうね。
おそらく「上司である金大統領の了承」を得た上で小泉政権にも「そういう話を訪朝時にするがよろしいか?」と事前に話を通し「構いません」と小泉政権から同意を得た上での話でしょう。さすがに小泉政権の同意もなしにこんなことしないでしょう。まあ、小泉政権関係者(当時の小泉首相、福田官房長官、飯島首相秘書官、田中均外務省アジア大洋州局長など)で「事前に話がありました」という人間は「遠い将来」はともかく近い将来は「家族会の批判を恐れて」出てこないのでしょうが。
さて荒木が「北朝鮮の嘘に比べたら、特定失踪者認定の認定間違いなんか大した問題じゃない。特定失踪者が国内で見つかっても、その失踪理由が自らの意思による自発的失踪(つまり北朝鮮拉致どころか犯罪ですらない)でも大した問題じゃない」「特定失踪者を日朝交渉で持ち出しても何ら問題ない」と平気で居直ってるのに呆れますね。
とはいえ、こういう言い訳をわざわざする辺り、荒木も「特定失踪者が国内で何人も見つかってること」を「何だ、アレは!」と批判されてることを内心気にしてるのでしょうが、こんな詭弁では「荒木はアホか」と呆れられるだけでしかありません。
荒木が「特定失踪者なんてデマじゃ無いか!」「救う会は拉致を解決する気が本当は無いんじゃ無いか!」という疑惑を晴らすために、すべきことは、こんな詭弁では無く、「特定失踪者の認定間違いは『認定がデタラメなことの証明』ではない、これこれこういう理由で間違ってしまったが当時としては仕方が無いことだった。当時としては万全を尽くした」「今後、こうした認定間違いは無いと自信を持って言える」ということですが、そうはしない。
それどころか「我々は全知全能の神のような『無謬の存在』ではないので、今後も認定間違いはあるかもしれない」と平気で言う。
「特定失踪者認定の認定間違いなんか大した問題じゃない」などと馬鹿なことばかりを荒木等、救う会が言う。家族会はそれにダメ出ししない。
「特定失踪者なんか国内で何人も発見されてるじゃ無いか。そんなもん北朝鮮拉致として日朝交渉に持ち出せる話じゃない。交渉には政府認定拉致被害者だけ出すべきだ。救う会の主張はおかしい。巣くう会は本当に拉致を解決する気があるのか」「我々、家族会は何でもかんでも救う会の言いなりで良いのか」と蓮池透氏が救う会批判したら、なんと救う会の言いなりに家族会から除名する。
家族会の馬鹿さには心底呆れます。こんなんで拉致が解決するわけもない。そして「特定失踪者なんてデマ流したり、蓮池氏を不当除名したりするような連中を応援できるか」となって拉致が風化するのも当然です。
家族会が本気で拉致を解決したいなら1)蓮池氏の除名を撤回し、彼と和解する、2)そして荒木等救う会と縁切りすることが必要でしょう。とはいえ、俺は家族会にそれが出来るとは思っていませんし、だからこそ「政府が家族会の言いなりでへいこらする限り」拉致は解決しないと思っています。
政府が「家族会が何を言おうと知ったことではない」として制裁解除した上で「日朝国交正常化とのバーター取引」での「拉致解決」に動けば話は別ですが、今のところその見通しもない。
◆荒木の与太に加担するローカル局
拉致問題の風化を防げ 水中スクーター発見場所から生配信/富山(チューリップテレビ) - Yahoo!ニュース
北朝鮮に拉致された可能性を排除できない特定失踪者の救出に取り組む民間団体「特定失踪者問題調査会」の荒木和博(あらき・かずひろ)代表が、20年前に北朝鮮工作員のものとみられる水中スクーターが見つかった黒部市の現場を訪れ、動画投稿サイトでライブ配信しました。
また、9日は、1968年に入善町で忽然と姿を消した特定失踪者*3・屋木しのぶさんに向けたメッセージの収録も行われ、屋木さんの3つ年下の弟・秀夫さんが妹の春美さんが書いたメッセージを読み上げました。
北朝鮮による拉致や特定失踪者問題の発信継続を…調査会の荒木代表が失踪現場でYouTube撮影(石川テレビ) - Yahoo!ニュース
北朝鮮による拉致や特定失踪者の問題について、コロナ禍の中でも発信を続けようと、調査会の荒木代表が石川県内を訪れ、YouTubeの撮影を行いました。
柴垣海岸は1973年、当時21歳だった東京都出身の(ボーガス注:特定失踪者)遠山文子さんが男性とともに消息を絶った場所です。
「荒木の政治活動に加担してるんじゃねえよ」「こんなことにニュースバリューがあるとか、拉致解決に役立つとか思ってるのか?」とチューリップテレビ(富山の地方局、TBS系列)、石川テレビ(石川県の地方局、フジテレビ系列)に心底呆れます。
◆荒木のツイート
https://twitter.com/ARAKI_Kazuhiro/status/1403018192990007297
拉致をはじめとする北朝鮮の工作活動を取り締まってこなかったことは結果的に帰還事業で北に渡った家族を人質に工作活動への協力を強要される「土台人」など、加害者も作ったことになるのではないかというお話しです。
5分35秒の動画です。動画説明文だけで見る気が失せますね。実際見る価値はありませんが。
第一にそんなことが「荒木ら巣くう会の建前上の目的」である拉致被害者の帰国と何の関係があるのか。何の関係もない。
第二に「土台人」なんてのは救う会が根拠レスで放言してる寝言です。何らまともな根拠はない。
第三に仮に「土台人」なんてもんが仮にいたとして、こんなことを荒木が言って何がどうなるのか。何もどうにもならない。
まあ荒木だって「土台人」なんてもんに同情してるわけではなく、それをネタに北朝鮮に悪口してるだけでくだらない話ですが。
まあ、加害者云々つうなら「田中均氏に対する拉致被害者家族会の態度」ですよね。
荒木ら救う会にそそのかされるままに、田中氏に悪口し、彼を途中退官に追い込んだことで家族会は「加害者になってしまった」わけです。荒木ら救う会の言いなりに動いた家族会も愚かですが、家族会を「加害者にしてしまった荒木等救う会の罪」も非常に重いと言うべきでしょう。
もはや俺は「加害者」に転落した家族会には何一つ同情しません。家族会が「自らの犯した罪」を被害者・田中氏に謝罪すれば話は別ですが、彼らにはそんな誠実さはかけらもないでしょう。