今日の中国ニュース(2019年3月12日分)

【報告記事・動画もあり】アジア自由民主連帯協議会「チベット決起60周年記念講演会」報告 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会

■第一部「兄・ロディ・ギャリの闘い」ペマ・ギャルポ(協議会会長)報告
 3月10日、東京四ツ谷の会議室にて、アジア自由民主連帯協議会主催「チベット決起60周年記念講演会」が開催され、約40名の参加者でほぼ会場は満員となりました。

 「40名で満員(学校の40人教室?)」てどんだけ狭い会場なんでしょうか?。市民、町民、村民会館のホールだって今時はもっと広いでしょうに。広い会場をとればいい、客が多ければいいつう単純な話でもないですが、これで「講演会」といわれても「ペマギャルポ後援会の間違いじゃないの?」といいたくなります。

この講演会に、杉田水脈衆議院議員から以下のメッセージが寄せられました

 もはやチベットがこのように日本ウヨと野合するのは「予想の範囲内」ですが、呆れるほかありませんね。こういうのをなんとも思わないのがI濱女史や弟子のMukke、あるいは阿部治平なのだから「やれやれ」です。欧米はともかく日本においてまともな人間なら「政治センスも良心も常識もない、チベットなんぞと付き合う」など恥ずかしくてできるもんではありません。
 つきあっても「チベットの馬鹿さ」で「自分が不快になったり」「自分の評判が落ちたりする(『あんなあほなチベットと付き合ってあの人、恥ずかしくないのかしら?』など)」だけで何の経済的メリットもないし。
 「チベットキチガイ」Mukkeに至っては俺のそうしたチベット批判に「日本では極右以外がチベットに冷たいのが悪い、チベットは悪くない」と平然と居直るのだから呆れます。

 当協議会は特定の政党や政治家を支持するものではありません

 極右・杉田なんぞとつるみながら随分と悪い冗談です。まあ、そもそも協議会自体が役員紹介 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会でわかるように

副会長:西村幸祐
事務局長:三浦小太郎

という極右団体ですが。

このようにアジアの自由と民族自決の問題に関心を持ってくださる政治家がおられることは大変ありがたい

 杉田なんぞに支持されてもまともな人間なら迷惑としか思わないでしょう。非常識極右の上に政治力もない(自民党国会議員とは言え要職に就いてるわけでもない)わけですから。
 大体こいつらが「アジアの自由と民主主義」だの言うときに出てくるのはほぼ「中国と北朝鮮限定」です。
 「ミャンマーロヒンギャ問題」も「サウジの記者暗殺疑惑」も「タイの軍事独裁」も「ベトナムラオス共産党一党独裁*1」も出てこない。それでアジアの自由と民主主義とは冗談にもほどがあります。

 弱いものいじめは卑怯だと正論を訴え続けること、関心を持ち続けることこそが、何よりも大切なことだと思います。

 LGBT差別と言う弱い者いじめを、新潮45でやったゲスがよくもいったもんです。

■第一部「兄・ロディ・ギャリの闘い」ペマ・ギャルポ(協議会会長)報告
チベットの主権をチベット人に返せ
・(ボーガス注:ダライ亡命後の)この後のチベットは、ペマ会長によれば、「占領下の国家」となります。
・対話を重視するあまり、チベット独立というテーマが少しぼやけ、運動に求心力が失われた
■第二部 「チベットの主権をチベット人に返せ」チュイデンブン講演報告
・中国による植民地的な支配から自立する決意をしなければならないと思います。そして、それは、いままでのように「チベットに自由を」、「チベットに人権を」、「チベットに平和を」のスローガンだけではなく、「チベットの主権をチベット人に返せ」のスローガンで一層団結し、より具体的な政策を立ち上げて前進していくべきです。

 ペマとチュイデンブン、そして協議会には「どういう意味なのか?」と問い詰めたくなります。
 素直に考えれば「主権を返せ=チベット独立」でしょう*2。「主権を返せ」以降も「占領下の国家」「チベット独立というテーマ」「中国による植民地的な支配から自立する決意」云々と「チベット独立希望*3」としか理解できない文章が出てきますし。
 しかしチベット亡命政府自身が「自治権の拡充」を主張し、独立主張などしてないのに非常識にもほどがあります。まあ「日本ウヨの巣窟」の協議会が何言おうとある意味どうでもいい。しかし「元チベット人」「兄貴はダライ猊下の側近だったと自慢してる男」ペマはそれではすまないわけです(なおペマほどの大物ではありませんがチュイデンブンも名前から考えるに元チベット人でしょう)。
 「ペマの主張=チベット亡命政府(ダライ一味)の主張=チベット亡命政府は独立を今も目指してる」と見なされ中国がダライとの対話を拒否してもおかしくありません。

・ペマ会長と、兄、ロディ・ギャリが家族と共にインドに亡命した1959年から、(ボーガス注:ニクソンが訪中してCIAのチベットゲリラ支援が打ち切られた)1972年ごろまでは、チベットではまだ、インドのムスタンを拠点にゲリラ活動が行われていました。

 まあそういうことですね。「チベットは平和主義」なんつうのは完全な嘘です。「CIAに見捨てられたから」ゲリラをやめたに過ぎません。

■第二部 「チベットの主権をチベット人に返せ」チュイデンブン講演報告
 中国には「恥」を知る文化がないため、中国の指導者たちは国民や国際社会の反応を気にすることなく、平気で嘘を付くのです。

 せめて「中国共産党には」「中国共産党が支配する今の中国には」といってほしかったところです。「中国には「恥」を知る文化がない」とはどうみても中国人に対するヘイトスピーチでしょう。
 つうか「皮肉で言ってますが」、恥を知る文化がないのは「ダライ一味がオウム真理教から1億円受け取ったこと」について未だに明確に謝罪しないチベットの方じゃないのか。
 あるいは「南京事件否定論者」三浦小太郎や西村幸祐と平然と付き合う「元チベット人」ペマやチュイデンブン、あるいはペマらを黙認する「ダライ一味」の方がよほど「恥知らず」じゃないのか。
 あるいは「中国は天皇の処刑を望んでる」つうデマ本書いたペマこそが「恥知らず」じゃないのか。
 偉そうなことを抜かすのなら「チベット連中はオウムの1億円をとっとわびろ!。日本人をなめるのも大概にしろよ、手前、チベット!」「南京事件否定論者の日本ウヨとつるんでる分際で、ペマのデマ本を容認してる分際で、何が『中国に恥を知る文化がない』だ。恥知らずは手前だろ、チベット!」といいたいですね。

昨年、私は日本の有名な*4政治学者・矢部貞治の『政治学入門』をチベット語に翻訳しました。しかし、残念ながらチベットでは出版してくれませんでした。

 中国側の対応の是非はひとまず置きます(もちろん「チュイデンブンの主張が事実*5ならば」いいとは思いませんが)。
 何で「矢部」なんでしょうか?

■矢部貞治(ウィキペディア参照)
・1955年3月拓殖大学総長。
・1956年10月公安審査委員会委員。
・1957年7月憲法調査会副会長。
・東大教授時代に指導した中曽根康弘*6の相談役であったことで知られる。中曽根も度々「師の一人」であったと公言している。
■著書
・『憲法改正問答:なぜ憲法は改正せねばならぬか』(1956年、総合文化社)

という矢部は明らかに「ウヨ」であり、チュイデンブンの行為は「日本のウヨ連中へのこびではないのか」「あるいは中国側を挑発するための行為ではないのか(むしろ中国側の出版否定行為を喜んでるんじゃないのか)」と疑わざるを得ません。

 日本政府も正々堂々と自由、民主主義など人類普遍的価値観を擁護し、中国の民主化チベット人ウイグル人南モンゴル人の民族自決権を力強く促進し、支えていくべきだと思います。

 「民族自決権を促進」とは「チベットウイグル南モンゴル内モンゴル)の独立を支援しろ」つうことでしょう。安倍ですらそんなことはやらないでしょうね。

*1:これで分かるように「日本ウヨ連中はもちろん反共」ですがなぜか「中国、北朝鮮は敵視」してもベトナムラオスキューバには全く無関心です。

*2:普通「自治権」のことを「主権」とは言わないでしょう。

*3:まあ仮に独立するとしたらそれこそ「隣国中国」と友好関係を築く必要があるのですが。

*4:イヤーぶっちゃけそんなに有名じゃないでしょう。

*5:天皇の処刑を中国は希望してる」というペマのデマがわかりやすいですが、ペマやチュイデンブンのような連中は平気でデマを飛ばすのでうかつに信用できません。

*6:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党総務会長(福田総裁時代)、幹事長(三木総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相