今日の中国ニュース(2019年4月10日分)

台湾海峡波高し、中国軍の台湾挑発が危険領域へ 総統選に向けて蔡英文政権は中国との対決姿勢を鮮明に(1/4) | JBpress(日本ビジネスプレス)福島香織
 福島もどこまで落ちぶれるつもりなのか。

 習近平が台湾統一を急ごうとしたことに台湾の若者がノーを突きつけ、「ひまわり運動」が起きて民進党政権が登場した、という流れである。

 「台湾統一を急いだ」なんて事実はどこにもありません。習氏が「中台経済交流を本格化し」、それに「ひまわり運動」など一部の活動家が「台湾統一をたくらむ中国に負けてたまるか」と反発を強めた事実はあるかもしれませんが。ただし「中台経済交流」は統一ではない。

 中国の習近平政権も台湾統一への焦りを見せている。

 「独立宣言を画策している疑いがある蔡英文への反発」は強めてるでしょうが焦りはないでしょう。「独立宣言さえ阻止できれば」中国的には当面問題はないでしょう。焦る必要もない。

 中国の環球時報は「台湾の基地をピンポイントで攻撃する可能性も排除できない」と爆撃の可能性に言及した。

 環球時報の論調が時としてやたら右翼的で「どう見ても中国国内タカ派のガス抜きをやってる」のは有名な話です。アレを中国政府の真意扱いするのはおよそ正気ではない。

 次の総統選で国民党が政権をとれば、おそらくは「中台平和統一」のシナリオが一気に進むことになるからだ。

 台湾民意の主流は「現状維持」なので「統一が進むこと」は「遠い将来」はともかく当面はあり得ません。民進党陳水扁から国民党・馬英九が政権奪取した8年間の国民党政権時代にもそんなことはなかった。
 まあ、中台経済交流は今の蔡英文時代よりは進むかもしれません。
 それを中国は「平和統一へのワンステップ」と宣伝するかもしれないし、国民党政権はそれを黙認するかもしれない。しかしそれは客観的に見て「統一が進んだ」という話ではない。

 「和平協議署名が台湾経済にプラスとなる」と答えたのは59.8%で、反対意見の28.5%を大きく超えた。

 そもそも中台間の戦争状態は「建前では終わっていません」。それを「建前でも終わらせる」のが「和平協議署名」にすぎません。統一という話では全くない。

 「中国の台湾メディアコントロール民進党に対するフェイクニュース攻撃などによって、台湾民意が中国に都合のよいように誘導されている」という民進党側の指摘はまんざら出鱈目ではないだろう。

 「まんざらデタラメでもない」どころか完全なデタラメですね。もし福島が言うようなことを台湾民進党が本当に言ってるのなら自滅行為もいいところでしょう。民進党批判派は必ずしも中国シンパではないのに勝手に「中国シンパor主観的には中国シンパではないが中国に踊らされるバカ」扱いされて腹の立たない人間がどこに居るのか。こんなことを言われれば「民進党の奴ら絶対に許さない」と民進党批判派の怒りをあおってるのも同じです。
 あえて言えば「故・翁長知事を中国の犬扱いしたデマ右翼」と同レベルの行為を民進党はやっています。

 習近平の指示で解放軍海軍が南シナ海の台湾が領有を主張する大平島の実効支配権を力ずくで奪うかもしれない。

 それはないでしょうね。軍事力行使というのは今の国際社会では評判が悪いし、台湾を締め上げる手は「台湾と国交を結んでる国に断交させ中国と国交樹立させる」など他にいくらでもあるからです。


日中ワイン争奪戦!中国は日本の敵か味方か?:未来世紀ジパング|テレ東プラス

天皇家ゆかりの名門温泉宿が倒産...再生したのは香港"ホテルの女王"
 長崎県・平戸。古くから外国との貿易で栄えた港町で昨年、世界遺産にも登録された。しかし現在、城下町を訪れる観光客の姿はまばらで、地元商店街は苦境にあえいでいた。
「平戸はもうだめですよ」
 商店街からはこんなため息まじりの声まで聞かれた。
 平戸を代表するホテル「国際観光ホテル・旗松亭」。昭和天皇をはじめ、今月末に退位を控える天皇皇后両陛下、新天皇に即位される皇太子殿下も宿泊され、「平戸の顔」として人気を博した由緒あるホテルだ。しかし、名門ホテルもバブル期をピークに客足が減少。最盛期に19億円あった売り上げは5億円にまで減り、3年前、ついに経営破綻に至った。
 そこで、旗松亭の再建に名乗りを上げたのが、中国・香港の実業家で"ホテルの女王"と呼ばれるリー・サンディ社長。これまで100以上のホテルを手掛けてきたリーさんはすぐに2億円を投じ、老朽化したホテルの改修に着手。一番人気の部屋には専用の露天風呂を設置したり、リーさんが日本で見つけたお気に入りの壁紙にすべて張り替えたり。
 さらにリーさんは、中国とのパイプを生かし、九州を訪れるツアー客に平戸も組み込んでもらえるよう売り込みをかけた。すると中国・大連からの客が大型バスに乗って続々と訪れるなど大盛況となり、売り上げは倍増。リーさんの狙いがズバリ当たった。
■ワインの聖地で異変...日本と中国の覇権争い
 今年2月から、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)によって、欧州産ワインの関税が撤廃された。スーパーなどが一斉に値下げに踏み切り、良質で格安なワインが店頭に並ぶ。そんな欧州産ワインへの関心が高まる中、ワインの一大生産地、フランス・ボルドーでは、日本も巻き込むワインの一大争奪戦が起きていた。
 街の中心部から車で1時間。ぶどう畑の先に見えてきたのは中国の国旗だ。中国は、10年ほど前からボルドーのワイナリーを買収し、その数現在200を超えるまでに成長。ここで作られたワインは、空前のワインブームに沸く中国にすべて輸出され、その数は年間6500万本にも及ぶ。

 「イヤー、中国って本当にスゴイ、スゴイ、スゴイですね。それではまたお会いしましょうね。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」(小松政夫がものまねする淀川長治風に)