黒坂真
ハン・ヨンスクさん。(ボーガス注:発言の悪質性から桜田前五輪担当相よりも「ナチス発言」などの)麻生*1大臣が先に(ボーガス注:大臣を)辞職すべきだという呟きに申し上げたい。貴方が外国人なら、日本の内政に口出しすべきではない。
いろいろな意味で吹き出しましたし、呆れますね。
まず第一に黒坂は「志位共産党委員長」「福島社民党副党首」など日本人が「麻生辞任論」を主張しても因縁つけるのだから「外国人云々」など全く関係ない。
第二にその黒坂の理屈なら、黒坂や「黒坂のお仲間」の日本ウヨ連中は「北朝鮮の核開発」「中国の軍拡」「中国の一帯一路」「中国のチベット、ウイグル統治」「韓国の太陽政策」「イタリアの一帯一路参加」などについて何も言うべきではないでしょう(実際にはああだこうだ言ってるわけですが)。
吉岡正史
「戦争は、起こそうとして起こるというより、関東大震災時に朝鮮人が殺されたように、あるネガティブな感情が社会全体に蔓延する中で起きるのだと思う」(佐川光晴・作家)
これについて「戦争は国家間の利権争いでおこるのではないのか。日本共産党が評価するレーニンも帝国主義論でそう言ってたはず」「こうした物言いは戦争実行者(例:第二次大戦のヒトラー、太平洋戦争の昭和天皇*2、イラク戦争のブッシュ子など)を免罪し、一億総懺悔にならないか。日本共産党の日頃の主張(イラク戦争問題でのブッシュ子批判など)に反しないか。戦争を容認する国民世論がなければ戦争が起きないのは事実だが」と言う趣旨のツイートをする黒坂です。
まあ一理ありますが、その言い方が完全にけんか腰で、建設的議論をしたいわけでなく単に共産党員・吉岡氏に因縁つけてるだけなのが「反共右翼・黒坂らしいゲスさ」でなんともかんとも。とはいえ「そうした下劣な因縁部分」をあえて無視して「善意に解釈すれば」黒坂の指摘にも一理はあります。
そういえば本多勝一氏も「戦争は起こるものではなく起こすもの」と似たようなことを言ってた記憶がありますね。
菅*3元首相も
戦争は自然災害ではなく、人間の意志で起こる - 菅直人公式サイト
・戦争は自然災害ではありません。人間が起こすもの、起こしたものです。
・特に安倍*4総理は、太平洋戦争の開戦を決めた東条*5内閣の商工大臣であった岸信介*6元総理の孫です。しかし安倍総理の太平洋戦争に対するこれまでの言動からは、先人である日本の政治家が自らの意志で起こした戦争であることに対する真摯な反省が感じられません。何か「自然災害」と同じように人間の責任を超えた出来事であったような表現が目立ちます。戦争はもちろん自然災害ではありません。人間自身が引き起こす「大・人災」です。政治家は特に責任が重い。そのことを肝に銘じて、二度と戦争を起こさないためにはどうするべきかを真摯に考える一日にしたいと思います。
と書いているとおりです。
なお、黒坂がしていない指摘をすると「朝鮮人虐殺だって憲兵や警察の黙認が状況を悪化させた面があり、単純な一般人の犯罪ではない点」に注意が必要でしょう。「権力免罪」の意図が佐川氏にないことは分かりますが佐川発言は「権力の問題」を見えなくする危険性があるかと思います。