黒坂真
自民党には、左翼と大差ない方もいますね。
「最強の抑止力は9条」/古賀元自民幹事長が講演/福岡・大牟田
黒坂では予想の範囲内の悪口ではあります。その「大差ない方」は自民党国対委員長(小渕総裁時代)、幹事長(森総裁時代)、選対委員長(福田、麻生総裁時代)を歴任した大幹部ですが。
日中戦争、太平洋戦争など「戦前日本の侵略」批判に「定義ガー」と言い出す黒坂ですが、その理屈だと「ナチドイツのポーランド侵攻」「ソ連のフィンランド侵攻、アフガン侵攻」「ロシアのウクライナ侵攻」など(いずれも黒坂は非難していたと思いますが)も非難できなくなるので全く馬鹿げています。
黒坂真がリツイート
中野顕さん。大久保利通、伊藤博文、山本五十六は大日本帝国の確立と繁栄のために巨大な貢献*1をなさった方々です。安倍晋三さんも、集団的自衛権を部分的ながら行使できる安保法制をつくり、日米軍事同盟を強化して日本国家に貢献なさった。
◆中野顕
【国葬】(ボーガス注:過去の国葬では)大久保利通*2の葬儀は、士族の反乱*3や自由民権運動を抑えるためでした。(ボーガス注:安重根に暗殺された)伊藤博文*4の国葬は、韓国植民地化政策の道具となりました。(ボーガス注:太平洋戦争で戦死した)山本五十六*5の国葬は、国民を戦争に動員するための儀式でした。安倍晋三の国葬は、安保法制とアベノミクスを国民に「賛美」させるためのもの。ダメ、ゼッタイ。
岸田政権ですらここまで平然と「韓国統監」伊藤や「真珠湾攻撃」山本は美化できないし、安倍についても「集団的自衛権」云々などさすがに言わないところ、黒坂は完全に常軌を逸しています。
そもそも「日ソ国交正常化(鳩山)」「沖縄返還や日韓国交正常化(佐藤)」「日中国交正常化(田中)」などと違い、「かなりの批判者がいる」のが「安倍の集団的自衛権」でしょうに。
なお、中野氏は戦前の「国葬」の例として「大久保、伊藤、山本」をあげましたが国葬 - Wikipediaによれば
【大久保と同じ明治維新の功労者】
◆岩倉具視
外務卿、右大臣など歴任
◆三条実美
右大臣、太政大臣、内大臣など歴任
【伊藤と同じ『元首相』で元老】
◆山県有朋
陸軍卿、第一次伊藤内閣内務相、首相、第二次伊藤内閣司法相、枢密院議長など歴任
◆松方正義
第一次伊藤、黒田、第一次山県、第二次伊藤、第二次山県内閣蔵相、首相、内大臣など歴任
◆西園寺公望
第二次、第三次伊藤内閣文相、首相など歴任
【山本と同じ軍高官】
◆有栖川宮熾仁親王
日清戦争時の参謀総長。
◆北白川宮能久親王
近衛師団長として台湾征服戦争に参戦。台湾でマラリアにかかり病死
◆大山巌
第一次伊藤、黒田、第一次山県、第一次松方、第二次伊藤、第二次松方内閣陸軍大臣、参謀総長、内大臣など歴任。元老の一人。
◆東郷平八郎
連合艦隊司令長官、海軍軍令部長など歴任
◆閑院宮載仁親王
1931~1940年まで参謀総長
などが国葬になっています。
というか「先制攻撃能力(専守防衛に反する)」の言い換えが「敵基地攻撃能力」にすぎないでしょう。
「敵基地攻撃能力」についての話は「常に先制攻撃の話」だからです。
その「敵基地攻撃能力」という言い換えも国民に不評だと分かると、岸田政権はついに「反撃能力」にしてしまうから呆れます。「日本共産党が反対しない専守防衛(先制攻撃でも敵基地攻撃でもない)」だって「反撃」なのだからもはや詐欺的な言語使用法です。